11月, 2015年

あのヒット曲<866>Billy Preston

2015-11-20

【季節で想い出す・・・あのヒット曲】《866》

42年前、1973年のちょうど「今頃」、

全米ヒット・チャートで、5位に上昇していたのが、

この曲でした。

 

1946年9月2日、

テキサス州ヒューストン生まれ。

2006年6月6日、

腎不全のため、59歳で亡くなった

「天才」ブラックマン!

 

彼にとって、

3曲目の全米トップ10ヒットとなった

このインスト・ナンバーは、

キーボード奏者としての「本領」を発揮した

サイケデリック・ソウルでした!

 

この翌週から、

2週連続最高位4位を記録。

日本での知名度は、

「悲しいくらい」低い1曲ですね~・・・。

 

さあ!↓をクリックして「あの頃」へ

Flashback!!!

 

https://www.youtube.com/watch?v=MWgb8ydtM2c

 


あのヒット曲<865>Glenn Frey

2015-11-19

【季節で想い出す・・・あのヒット曲】《865》

30年前、1985年のちょうど「今頃」、

全米ヒット・チャートで、2位に上昇していたのが、

この曲でした。

 

彼にとって、

2曲目の全米トップ10ヒット!

 

大ヒット・テレビ・ドラマ「Miami Vice」の

サウンド・トラックからカットされた「哀愁サウンド」は、

この週から、2週連続最高位2位を記録。

王座奪取を阻んだのは、

Starship「We Built This City」

(邦題「シスコはロック・シティー」)

でした・・・。

 

さあ!↓をクリックして「あの頃」へ

Flashback!!!

 

https://www.youtube.com/watch?v=j4ueaD22hg8

 


2015/11/21 Billboard Chart

2015-11-18

11/21付。今週のビルボード・アルバム・チャートから。

 

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今週の第1位はまさにCMA効果!11/4に授賞式が行われ、人気も実力も十分なアーティスト・作品を破って、最優秀アルバム、最優秀男性ヴォーカル、最優秀新人の3冠に輝いたクリス・ステイプルトンのデビュー・アルバム『Traveller』が再登場で1位に輝きました。このアルバム、今年の5/23に14位に初登場。これがこれまでの最高位でした。6/20まで5週連続でチャートインした後、圏外へ。7/18と9/26に1週ずつチャートインしてこれまでの合計セールスが96,000枚でした。それがCMAで3冠&ジャスティン・ティンバーレイクと「Tennessee Whisky」、「Drink You Away」の2曲をパフォーマンスすると一気に人気が沸騰。1週間で153,000枚(177,000EAU)のセールスを記録しました。カントリー・アルバム・チャートでは25位から一気に1位へ。ビルボード200で再登場で1位になったのは史上初めての出来事です。再登場で2位というのはありましたね。

 
クリス・ステイプルトンは1978年4月15日テネシー州ナッシュヴィル生まれ。ソングライターとして150曲以上の作品がアデルやルーク・ブライアン、ケニー・チェズニー、ジョージ・ストレイト、ダリアス・ラッカー、ティム・マックグロウ、ピーター・フランプトン、シェリル・クロウなど様々なアーティストのアルバムに収録され、6曲がカントリーで1位を記録しているとのことです。

 
アルバムチャートは実売のセールスに加えて収録曲のダウンロードやストリーミング回数も加味してランキングされています。EAUは換算枚数をあらわしています。

 
今週のTOP10内初登場は4枚です。

 

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第3位に初登場したのが、エリック・チャーチの『Mr. Misunderstood』です。11/4のCMA授賞式の放送が始まる数時間前に発売されて11/5までの集計締め切りまでで76,000EAU(実売71,000枚)のセールスを記録しました。71,000枚のうち7万枚がデジタル・セールスでした。4枚目のTOP10入りです。1週間フルなら当然1位だったでしょう。

 

 

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4位にはNOWシリーズの『56』が初登場です。テイラー・スウィフトの「Bad Blood」はテイラーのアルバム『1989』はソロ・バージョンしかありませんが、この『NOW 56』にはHOT100で1位になったケンドリック・ラマーとのコラボ・バージョンが収録されています。NOWシリーズとしては数字のアルバムはすべてTOP10入りを続けています。シリーズ通算62枚目のTOP10入りです。

 

 

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第8位には『We Love Disney』が初登場しました。ディズニーのおなじみの歌をアリアナ・グランデやフォール・アウト・ボーイ、ケイシー・マスグレイヴズなどが歌っています。

 

 

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第10位には7枚目のTOP10入りとなったデフ・レパードの『Def Leppard』が入りました。2008年『Songs From The Sparkle Lounge』(最高位5位)以来11枚目のスタジオ・アルバムです。結成から38年。今回はプロデュースもソングライティングもメンバーのみ。メンバーは『Hysteria』以来の名作といっているそうです。スティクスとテスラを従えた全米ツアーを終えて、11/9から11/13まで4年ぶりの日本ツアーを敢行しました。最新作発表後の最初のライブ・ツアーは大好評だったようです。

 
ところでテイラー・スウィフトの『1989』が先週の7位から今週は11位にダウンしました。ということで、初登場以来ずっと続けていた連続TOP10入り記録は歴代単独4位となる53週でストップしました。

 

 

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21位にエルヴィス・プレスリーの声にロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラの演奏をかぶせて録音されたアルバム『If I Can Dream』が初登場しました。今年は『Elvis Forever』(9/5最高位11位)もチャートに入り、エルヴィスが2枚以上のアルバムをTOP40に初登場させたのは『Moody Blue』(最高位3位)と『Elvis In Concert』(最高位5位)がエントリーした、亡くなった年の1977年以来とのことです。

 

アメリカでは21位でしたが、UKでは1位に初登場しました。これでUKでは12枚目のNo.1となり男性ソロ・アーティストではロビー・ウィリアムスを抜いて単独1位となりました。アーティスト別では以下のとおりです。

 
ランク・1位枚数・アーティスト名

1位 15枚 ビートルズ
2位 12枚 エルヴィス・プレスリー
2位 12枚 マドンナ
4位 11枚 ロビー・ウィリアムス
5位 10枚 マイケル・ジャクソン
5位 10枚 ローリング・ストーンズ
5位 10枚 U2
8位  9枚 デヴィッド・ボウイ
8位  9枚 アバ
8位  9枚 クイーン

UKのアルバム・チャートは1956年7月28日にスタートしています。

 

 

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訃報です。
アラン・トゥーサンが亡くなりました。亡くなる前日の11/9にはスペインのマドリッドでライブを行っていました。翌朝ホテルの部屋で亡くなっていたのが発見されたとのことです。77歳でした。死因は心臓発作と伝えられています。アラン・トゥーサンは、1938年ルイジアナ州ニュー・オーリンズで生まれ、50年代にバンド活動をしていましたが、60年代に入るとプロデューサーとしてアーマ・トーマス、リー・ドーシー、ジェシー・ヒル、ミーターズといったニュー・オーリンズ・シーンの数々のアーティストを手がけています。65年にはのちにハーブ・アルパートがカバーした「Whipped Cream」をナオミ・ネヴィルの名前で発表しています。また2006年の中島美嘉のシングル「All Hands Together」にも参加しました。この曲は2005年8月にハリケーン・カトリーナの被害を受けたニュー・オーリンズへのチャリティー・ソングとして発表されました。ご冥福をお祈りします。

 

 

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11/21付。今週のビルボード・シングル・チャートから。

 

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今週も第1位は635,000ダウンロードで91年以降の週間セールス歴代6位の記録となったアデルの「Hello」です。2週連続第1位。この曲、今年の年間チャートの集計期間には来週と合わせて3週間しか入りませんが年間100位以内に入るでしょう。デジタル・セールス、ストリーミングが2週連続第1位。ラジオ・ソングス・チャートは9位から6位にアップしました。

 
第2位にはドレイクの「Hotline Bling」が3位からカムバックしました。通算4週目の第2位です。先週ストリーミングがアップル・ミュージック以外にも広がったことでポイントをアップさせていましたが、1位、2位が強力な初登場曲でしたので3位に後退していました。R&Bヒップホップ・ソングス・チャートでは13曲目の第1位です。このチャートの1位曲数ランキングは以下のとおりです。

 
1位 20曲 Aretha Franklin
1位 20曲 Stevie Wonder
3位 17曲 James Brown
4位 15曲 Janet Jackson
5位 14曲 Temptations
6位 13曲 Drake
6位 13曲 Marvin Gaye
6位 13曲 Michael Jackson

 

HOT100チャート、今週の第7位にはアリアナ・グランデの新曲「Focus」がいきなり初登場しました。来年発売予定のニュー・アルバム『Moonlight』からのファースト・シングルです。6曲目のTOP10ヒットとなりました。初のNo.1になるでしょうか。ジェイミー・フォックスが参加しています。なお、デビュー・アルバムから3作連続でそのファースト・シングルがHOT100でTOP10内に初登場したのは史上初だとか。

 

The Way (2013/4/13 10位初登場) アルバム『Yours Truly』
Problem (2014/5/17 3位初登場) アルバム『My Everything』
Focus (2015/11/21 7位初登場) アルバム『Moonlight』

 
下の方ではアルバム初登場1位のクリス・ステイプルトンのシングル「Tennessee Whisky」が131,000ダウンロードを記録してHOT100の23位に初登場しました。カントリー・ソングス・チャートでは1位に再登場しました。CMAでパフォーマンスしたもう1曲のジャスティン・ティンバーレイクの「Drink You Away」は入りませんでしたが、クリス・ステイプルトンのアルバム『Traveller』からはタイトル・ソングなど4曲がカントリー・ソングス・チャートでは初登場しています。

 
毎年の恒例行事!ハロウィンの時期には必ず1週だけ登場するのがマイケル・ジャクソンの「Thriller」です。2013年は42位、昨年は32位、今年は600万ストリームスと28,000ダウンロードを記録して45位に再登場しました。通算登場週数は17週目。最高位は84年第4位です。通算登場週数は何週まで記録を伸ばすんでしょう。

 

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最後に007シリーズの主題歌がHOT100ではどのくらいヒットしたかとのことで、UKに比べてアメリカではヒットしていないんですね。とりあえず最高位順(下から)ではこうなります。

 
年/最高位
2008/81 Jack White & Alicia Keys / Another Way to Die “Quantum of Solace”
2006/79 Chris Cornell / You Know My Name “Casino Royale”
2015/71 Sam Smith / Writing’s On The Wall “Spectre”
1971/57 Shirley Bassey / Diamonds Are Forever “Diamonds Are Forever”
1967/44 Nancy Sinatra / You Only Live Twice “You Only Live Twice”
1983/36 Rita Coolidge / All Time High “Octopussy”
1965/25 Tom Jones / Thunderball “Thunderball”
1964/ 8 Shirley Bassey / Goldfinger “Goldfinger”
2002/ 8 Madonna / Die Another Day “Die Another Day”
2012/ 8 Adele / Skyfall “Skyfall”
1981/ 4 Sheena Easton / For Your Eyes Only “For Your Eyes Only”
1973/ 2 Paul McCartney & Wings / Live and Let Die “Live and Let Die”
1977/ 2 Carly Simon / Nobody Does It Better “The Spy Who Loved Me”
1985/ 1 Duran Duran / A View to a Kill “A View to a Kill”

 
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2015/11/14 Billboard Chart

2015-11-18

11/14付。今週のビルボード・アルバム・チャートから。

 

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今週の第1位はオーストラリアでも1位になったファイヴ・セカンズ・オブ・サマーの『Sounds Good Feels Good』です。190,000EAU(実売179,000枚)のセールスでした。初めて彼らがアルバム・チャートに登場したのが昨年のEP『She Looks So Perfect』で最高位2位でした。つづけて発売されたデビュー・アルバム『5 Seconds Of Summer』は初登場1位!フル・アルバムとしてはデビューから2作連続初登場1位はバンドとして史上初だそうです。

 
アルバムチャートは実売のセールスに加えて収録曲のダウンロードやストリーミング回数も加味してランキングされています。EAUは換算枚数をあらわしています。

 
今週のTOP10内初登場はあと3枚です。

 

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初登場第2位はキャリー・アンダーウッドの5枚目のスタジオ・アルバム『Storyteller』です。177,000EAU(実売164,000枚)のセールス。これでビルボード200では2005年のデビュー・アルバムが最高位2位の『Some Hearts』でその後の3枚がNo.1。そしてこのアルバムが2位と5枚のスタジオ・アルバムがすべて2位以上という輝かしい成績を収めました。これに昨年の最高位4位の『Greatest Hits: Decade #1』を含めた6枚が、カントリー・アルバム・チャートではすべて初登場1位なのです。カントリー・アルバム・チャートではデビューから5枚連続初登場1位でミランダ・ランバートと並んでいましたが、キャリー・アンダーウッドが一歩リードしました。すごい記録です。カントリー・アルバム・チャートで6枚のNo.1はリーバ・マッキンタイアの12枚、ロレッタ・リンの8枚に続いて、ドリー・パートンと並んで女性アーティストでは歴代3位タイとなりました。

 

 

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第5位はブレイク・シェルトンの2作目のベスト盤『Reloaded: 20 #1 Hits』です。カントリー・エアプレイ・チャートでのNo.1ヒット20曲と新曲「Gonna」が収録されています。2011年に発売されたベスト盤『The Best Of Blake Shelton』は最高位18位でした。

 

 

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第10位には1958年9月22日イタリア・トスカーナ生まれの世界的テノール歌手、アンドレア・ボチェッリの8枚目のTOP10アルバムとなる『Cinema』です。12歳の時に失明し、大学卒業後は弁護士として活躍していましたが、ルチアーノ・パヴァロッティやイタリアの代表的歌手ズッケロから高い評価を受けて1994年に歌手としてデビューしました。同年のサンレモ音楽祭の新人部門で優勝し、その後もトリノ・オリンピック閉会式、ダイアナ元妃の葬儀、上海国際博覧会など世界的イベントでもその歌声を披露しています。今回は『ウエストサイド物語』の「Maria」や『ドクトル・ジバゴ』の「Lala’s Theme」などの映画挿入歌を歌っています。アルバムにはアリアナ・グランデやニコール・シャージンガーなどが参加。スペイン語バージョンのアルバムも同時に発売されました。クラシック・クロスオーバー・アルバム・チャートでは歴代1位となる11枚目のNo.1となっています。ちなみに歴代2位は7枚でイル・ディーヴォとサラ・ブライトマンが続いています。

 

今週のチャートではアデルのアルバム2枚が急上昇しているのが目立ちます。3枚目のアルバム『25』が11/20にいよいよ発売になりますが、それに先駆けてリリースされたシングル「Hello」が驚異的なセールスを記録。シングルのコーナーでじっくり取り上げますが、それに引きずられるように2枚のアルバムもセールスを伸ばしました。前作『21』(最高位1位)は、1100万枚のセールス、245週目のチャートインで先々週114位、先週79位から今週は一気に11位です。またデビュー・アルバム『19』(最高位4位)は189週目のチャートインで36位に再登場しました。

 

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この2枚のアルバムの間、20位に初登場したのが42枚目のエントリーとなるロッド・スチュワートの『Another Country』です。イギリスでは2位に初登場して34枚目のTOP10入りを果たしました。2013年『Time』以来のアルバムですが、ファースト・シングル「Love Is」のビデオはハリウッドにあるキャピトル・レコード本社ビルの屋上でのジャム・セッションでした。またほとんどの楽曲は自宅でレコーディングされているとのことです。

 
さて、キャリー・アンダーウッドとブラッド・ペイズリーが8年連続で司会を務めた第49回CMAアワードの授賞式が11/4テネシー州ナッシュヴィルのブリジストン・アリーナで行われました。受賞結果は以下のとおりです。これで来週のチャートは大異変!

 
Entertainer of the Year: Luke Bryan

 

Album of the Year: Traveller / Chris Stapleton
Single of the Year: Girl Crush / Little Big Town
Song of the Year: Girl Crush / Little Big Town
New Artist of the Year: Chris Stapleton

 

Female Vocalist of the Year: Miranda Lambert
Male Vocalist of the Year: Chris Stapleton
Vocal Duo of the Year: Florida Georgia Line
Vocal Group of the Year: Little Big Town

 

Music Video of the Year: Girl in a Country Song / Maddie & Tae
Musical Event of the Year: Raise ‘Em Up / Keith Urban & Eric Church
Musician of the Year: Mac McAnally, Guitar
新人クリス・ステイプルトンがなんと3部門で受賞。それにしてもミュージシャン・オブ・ザ・イヤーはマック・マカナリーのためにある賞ですね。

 

 
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11/14付。今週のビルボード・シングル・チャートから。

 

 

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今週の第1位はビルボード新記録!発売第1週のデジタル・セールス記録を大幅に塗り替えたアデルの「Hello」です。初登場第1位はHOT100では25曲目の快挙!この曲の登場で今年のチャートの空気が一気に変わってしまったかのような雰囲気さえ感じられます。

 

これまでのデジタル・セールスの記録は2009年2月28日付で記録されたフロー・ライダー「Right Round」の636,000ダウンロードでした。今回はこれを大きく上回る111万2000ダウンロードでデジタル・セールス初登場第1位。またストリーミングも6160万ストリームスを記録してこちらは歴代第2位となりました。こちらの歴代1位は曲を30秒間だけ使っていろいろなビデオがアップされて1週間に合計1億300万回のストリーミングを記録したバウアーの「Harlem Shake」です。アデルの方は完全なミュージック・ビデオですのでバウアーとはちょっと違いますね。ラジオ・ソングスは集計期間の違いで先週45位に初登場していました。今週は第9位です。

 
「Hello」という単語を使ったHOT100のNo.1ソングは5曲目となりました。

Hello, Dolly! / Louis Armstrong (1964/5/9)
Hello Goodbye / Beatles (1967/12/30-1968/1/13)
Hello, I Love You / Doors (1968/8/3-8/10)
Hello / Lionel Richie (1984/5/12-5/19)
Hello / Adele (2015/11/14)

 
またアデルの1位で、今年テイラー・スウィフトの「Bad Blood」しかなかった女性アーティストのNo.1は2曲目となり、男性アーティストの1位は22週連続でストップとなりました。

 
1991年にサウンドスキャンのデータを採用して以降のHOT100の週間セールス・ランキングは以下の通りです。

 

1位 3,446,000 Candle In The Wind 1997/Something About The Way You Look Tonight  / Elton John (1997/10/11)
2位 1,212,000 Candle In The Wind 1997/Something About The Way You Look Tonight  / Elton John (1997/10/18)
3位 1,110,000 Hello / Adele (2015/11/14)
4位   787,000 Candle In The Wind 1997/Something About The Way You Look Tonight  / Elton John (1997/10/25)
5位  636,000 Right Round / Flo Rida (2009/2/28)
6位  632,000 I Will Alwyas Love You / Whitney Houston (1993/1/9)
7位  623,000 We Are Never Ever Getting Back Together / Taylor Swift (2012/9/1)
8位  610,000 TiK ToK / Ke$ha (2010/1/9)
9位  582,000 I Knew You Were Trouble / Taylor Swift (2013/1/12)
10位 577,700 I Will Alwyas Love You / Whitney Houston (1993/1/2)

1、2、4、6、10位はCDシングルのセールス。他はデジタル・セールスの記録です。

 

エルトン・ジョンの「Candle In The Wind 1997/Something About The Way You Look Tonight」は10/11付でいきなりRIAA公認の800万枚のマークが付き、10/18には900万、10/25には1100万枚のマークが付いていました。1997年8月31日に36歳の若さで交通事故で亡くなったイギリス王室ダイアナ元妃の葬儀が9/6に行われ、そこでエルトン・ジョンが73年にリリースしたアルバム『Goodbye Yellow Brick Road』に収録され当時はシングルカットしていなかった「Candle In The Wind」の歌詞を変えて歌いました。この曲のスタジオ・バージョンをジョージ・マーティンのプロデュースで製作して発売し、HOT100では合計14週間の1位を記録。また、集計期間わずか8週間の1位で1997年の年間HOT100シングル第1位となりました。

 

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今週は第2位も初登場です。第2位はジャスティン・ビーバーの「Sorry」。HOT100で1位と2位がともに初登場だったのはアメリカン・アイドル・シーズン2の準優勝クレイ・エイケン「This Is The Night」が1位で初登場し、優勝のルーベン・スタッダードの「Flying Without Wings」が2位に初登場した2003年6月28日以来とのことです。またこの曲は11/13発売のアルバム『Purpose』のセカンド・シングルですが、ファースト・シングルの「What Do You Mean?」は初登場1位でした。1枚のアルバムからHOT100での初登場2位以上が2曲以上あるのは4枚目とのことです。

 
マライア・キャリー (1995-1996)
アルバム『Daydream』
シングル「Fantasy」、「One Sweet Day」ともに初登場1位、「Always Be My Baby」初登場2位。

 

マライア・キャリー (1997-1998)
アルバム『Butterfly』

シングル「Honey」(初登場1位)、「My All」(初登場2位)

 

エミネム (2010)
アルバム『Recovery』
シングル「Not Afraid」(初登場1位)、「Love The Way You Lie」(初登場2位)

 

ジャスティン・ビーバー (2015)
アルバム『Purpose』
シングル「What Do You Mean?」(初登場1位)、「Sorry」(初登場2位)

 
ところで今週の100位はザ・ゲーム・フィーチャリング・ドレイクの「100」です。最高位は82位。このように曲のタイトルが数字でその数字の順位を実際に記録した曲はどれくらいあるのでしょう。いくつかご紹介します。

 
7 / Prince & The New Power Generation 93年最高位7位を記録。
19 / Paul Hardcastle 85年最高位15位。途中で19位にランキング。
23 / Mike Will Made-It Feat. Miley Cyrus, Wiz Khalifa, Juicy J 14年最高位11位のあとに23位にランキング。

また、ピート・ウィングフィールドの「Eighteen With A Bullet」(75年最高位15位)は最高位を付ける前の11/22付で本当に18位赤丸付でした。
なお、ブリトニー・スピアーズ「3」(最高位1位)やテイラー・スウィフト「22」(最高位20位)はその順位を記録しませんでした。

 

 

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あのヒット曲<864>Commodores

2015-11-18

【季節で想い出す・・・あのヒット曲】《864》

36年前、1979年のちょうど「今頃」、

全米ヒット・チャートで、1位に輝いていたのが、

この曲でした。

 

彼等にとって、

前年(1978年)の「Three Times A Lady」

(邦題「永遠の人へ捧げる歌」)に続く、

2曲目の全米NO.1ヒット。

 

アルバム「Midnight Magic」から、

「Sail On」に続いてカットされた、

セカンド・シングルでした。

 

この週、

Eagles「Heartache Tonight」を破り、

王座奪取。

しかし、翌週には、

Barbra Streisand&Donna Summer

「No More Tears(Enough Is Enough)」に

倒されました・・・。

 

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Flashback!!!

 

https://www.youtube.com/watch?v=-oTxaL2NDkc

 


Elton John@大阪城ホール(ネタバレ注意!!)

2015-11-17

Sir Elton John、8年ぶりに日本に上陸、しかもNigel Olsson、Davey Johnstone等、バンドを率いての来日は14年ぶりです。

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11月16日は初日の大阪城ホール

アナウンスがあり、定刻19時を少し回ったあたりでライトダウン!!

メンバーの動く影の中、鐘の音、風の音・・・

ということは、Funeral For A Friend♪

やはりこのGoddbye Yellow Brick Roadのオープニングで始まってくれなければ!と思います。!

重厚な音が響く中、ピアノが入るところでライトアップ!!

Elton John登場!!

Versaceなのか煌びやかなロングのジャケットを羽織っています。

Nigel Olsson、Davey Johnstoneと王道を共にしたメンバー!!

ベースがMatt Bissonett、キーボードがKim Bullard、パーカッションがJohn Mahon、Elton John Bandとして鉄壁のメンバーです。

そのDaveyのギター、白い手袋をはめたNigelの力強いドラムスの中、曲が転調、そしてEltonのピアノをブリッジに・・・

The Rosess In The Window Box~♪とElton

勿論、Love Lies Bleeding♪、何度見ても感動します。

1曲目から10分を超える組曲で、なんとスタンディング・オベーションとなりました。

続いてBennie And The Jets♪

Eltonも早くもノっていて、Bennie!と掛け声を煽ります。

一転してCandle In The Wind♪

彼の最も有名なナンバーの一つとなりましたが・・・

勿論、Goodbye Norma Jean~♪、観客は聴き入っていました。

ここで開口

「Good Evening Osaka!会えて嬉しいよ。Goodbye Yellow Brick Roadから3曲続けたけど、次もそこから・・・」

そんなことを言って、All The Girls Love Alice♪

Eltonらしいナンバー、スローになる部分ではバックのスクリーンに女の子のシルエットが写っていました。

「次はMadman Across The Waterから2曲・・・」

先ず、Levon♪

Eltonの歌は力強く、後半ではピアノとDaveyのギターとの掛け合い

さらにはNigelのドラムスも入り・・・

そしてDaveyはツインネック・ギターに持ち替え、Tiny Dancer♪

Eltonのコンサートでは必ず歌われるだけに場内も盛り上がってきました。

再び開口

「次の曲はBernieが書いた最も好きな歌の一つ、先週末、パリで亡くなった人たちに捧げます・・・彼らの死を無駄にしないよう、憎しみでなく愛がすべてであることを信じます・・・」

そのようなことを言って、Believe♪

以前はElton一人で歌っていましたが、今回はバンドが入り、よりメッセージが力強くなったよう・・・

場内の観客もEltonの言ったことがわかっていて、感動が増したといった感じでした。

一転して軽やかなピアノから、Daniel♪

Daveyはアコースティック・ギターを、そして軽快なビートが響き、Philadelphia Freedom♪

バックのスクリーンには星条旗をアレンジした華やかな映像

かなり多くの人が立ち上がり!!

ピアノのお馴染みのイントロから、Goodbye Yellow Brick Road♪

バックのスクリーンには立体アニメの映像、パーカッションのJohnがコーラスをつけていました。

ここでElton一人にスポットが当たりピアノのソロを・・・

会場の左右のスクリーンにEltonの指使いが写ります。

そして、She Packed My Bags~♪

Rocket Man♪、バックのスクリーンには地球の映像が!!

SFをイメージする歌と思いましたが、今回は地球への愛を感じます。

「Leon Russellと作ったUnionから・・・」

そう言って、Hey Ahab♪

さすがElton、スワンプ風のピアノもお得意!!

今回1番新しい曲かもしれません。

続いてお馴染み、I Guess That’s Why They Call It The Blues♪

Stevie Wonderのハーモニカの音はシンセサイザーによる音でした。

ステージにはElton一人が残り、曲はThe One♪

この曲はソロの時によく歌われますが、近年のツアーでは歌っておらず、今この歌の必要性を感じたのかもしれません。

これに続いては、誰もが知っているイントロ!!

そしてIt’s A Little Bit Funny~♪

勿論、Your Song♪、ここで登場です。

但し今回は途中からバンド演奏が加わりました。!!

ステージは後半へ、静かに始まるBurn Down The Mission♪

バックのスクリーンには炎の映像、アップ・テンポになるところの盛り上がりもEltonのライヴならではです。

ヒット曲の多さを実感させるSad Songs (Say So Much)♪

‘70年代後期から、’80年代初頭まで低迷を続けていたElton

この曲がヒットした時は再びチャートの常連になっていたのですが、それを思わせる内容、Nigelもコーラスをつけていたのが印象に残っています。

ここでNigelとDaveyは下がりますが、他の3人は残り・・・

Sorry Seems To Be The Hardest Word♪、叙情的な音を作っていました。

2人も戻ってメンバー紹介

John、Kim、Matt、そしてNigelには「オリジナル・メンバー!・・・」

Daveyには「43年一緒にやっている!・・・」

やはりこの2人は特別な歓声を浴びていて・・・

ピアノのイントロから、Don’t Let The Sun Go Down On Me♪

Nigelのドラムスが入るところからパワフルに!!

そしてバックのスクリーンには大きな太陽、メンバーもコーラスをつけクライマックス、スタンディング・オベーションとなりました。

さてDaveyはフライングVに持ち替え、Nigelのカウントから、力強いカッティング!!

勿論、The Bitch Is Back♪

ここで場内はほぼ総立ちに!!

バックのスクリーンにはBITCH

Eltonが1番ワルノリしている時の歌、最高潮とはこのこと!!

そのままのノリで、I’m Still Standing♪

そうこの曲で、Eltonは蘇ったのです。

それを示すかのようにバックのスクリーンには色々なEltonの姿が写し出され・・・

曲はYour Sister Can’t Twist (But She Can Rock’n Roll)♪

ノリノリの中、Nigelのドラムスから、Saturday Night’s Alright For Fighting♪

バックのスクリーンも華やかに、まさに絶頂!!

Saturday! Saturday!~♪

この上ないノリの中、Eltonは静かに下がっていきました。・・・

・・・

アンコールは・・・

とその前に、Eltonはスタッフからペンを受け取り、前の方のファンにサイン、これはEltonのコンサートのいつもの光景です。

そしてピアノについて、やはり、Crocodile Rock♪

La, la la la la la~♪の場内合唱もお馴染み!!さらには手拍子も!!

最後は楽しいこの歌で、2時間30分のElton John Worldは幕を閉じました。!!

IMG_4798

本公演の3日前にパリで起きた同時テロ・・・

このコンサートもどうなるか!?と思ったのですが・・・

Eltonは2001年も同時多発テロの2ヶ月後、多くがコンサートをキャンセルする中、来日して素晴らしいステージを見せてくれました。

さらに言えば、1995年には阪神大震災直後に来日公演も行われています。

今回のBelieve♪の前に言ったことが全てを物語っています。

そう、Eltonは「音楽によって憎しみでなく愛を伝える」ことが自分の使命と思っているのでしょう。

そして今回、NigelとDaveyがいて、プレイされた24曲はなんと全曲、EltonとBernieのペンによるもの!!

それにも感動しました。

(The Lion Kingの曲やカバー曲を聴きたかった人もいるでしょうが・・・(^_^;))

これからも、コンスタントに日本に「音楽の愛」を届けに来て欲しいと心から願っている次第です。


あのヒット曲<863>Billy Joel

2015-11-17

【季節で想い出す・・・あのヒット曲】《863》

33年前、1982年のちょうど「今頃」、

全米ヒット・チャートで、20位に上昇していたのが、

この曲でした。

 

アルバム「The Nylon Curtain」から、

ファースト・シングルとしてカットされた

リード曲。

 

しかし、

チャート・アクション的には、まさかの

「失速」・・・。

この週から、3週連続最高位20位に

止まってしまいました・・・。

 

さあ!↓をクリックして「あの頃」へ

Flashback!!!

 

https://www.youtube.com/watch?v=Iyv905Q2omU

 


Bay City Rollers ㊙日記(147)

2015-11-16

November 25th ①  Saturday Fine★

 

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ついにLesのRollers脱退が決定的になって

しまったみたいデス。

 

なんとRollersに新メンバーが入ったんだって。

元ラビットにいたダンカン・フォールという

20歳のコなんだそうでス。

もうすぐロスで記者会見をするんだって。

 

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Shockです・・・・。

 

とうとうLesはRollersのLesでなくなってしまったの

ですネ・・・・・。

 

だいたい予期はしていたものの、やっぱShockです。

 

LesはもうすでにGroupを作っていて

なんかそのGroupの来日の話も出てるとか。

 

うそみたい。まだ信じられません。

 

でもRollersに新メンバーが入るなんて・・・・・

 

新メンバーなんてもう入れてほしくなかったのに・・・・

 

あの4人のままの方が良かったのに・・・・

 

新メンバー入れても長続きしないような気が

するのデス。

 

あのIanやPatの二の舞いはもう二度と

させたくないのに・・・・

 

はたしてダンカンってコは、あの出来上がって

しまったRollersの輪の中に入れるのかなぁ・・・・

 

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こんなこといっちゃいけないんだろうと思うけど

Rollersは・・・・・あの私が好きだったRollersは

もうなくなってしまったカンジです。

 

私はこれから今までと同じようにRollersというGroupを

応援していけるのでしょうか・・・・。

 

あの4人のままだったら、それはまだできたかもしれない。

 

でも新メンバーが入ってしまうとなると・・・・・

 

とにかくBay City RollersLeslie McKeownという

ボーカリストはいなくなってしまったのです。

 

これからRollersはどうなってしまうのでしょう・・・・

心配デス。。。

 

LesはRollersから離れても立派にやっていけるでしょう。

彼は役者だもん。

 

でも私のエゴからいくと、やっぱり・・・・

 

Leslie、Rollersにもどってきて!!

 

これはLesの気持ちも何も考えない、

ただ私の満足心から出た言葉デス。

 

でもやっぱり真実は隠せない。

 

そのために今こうしてこのNoteに書いているのだから。

 

もうここで私たちがゴタゴタ言ってもしょうがない。

 

結果を待つことしかできない私たちFan。

 

そういう意味からFanってさみしいな~と

思ってしまう。

 

さぁ、この話はこれで終わりにします。

いくら書いてもキリがないから・・・・。

 

そういえばIanがRollersを脱退してから

もう2年過ぎましたネ。

 

月日って本当に早いものなのデスネ。

 

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(続く)

 

 

 

 


新旧お宝アルバム!#20「Didn’t It Rain」Amy Helm (2015)

2015-11-16

新旧お宝アルバム #20

Didn’t It RainAmy Helm (eOne, 2015)

秋もいよいよ深まりそろそろ紅葉の季節。一方では蟹を始めとする冬の海の幸が美味しくなるこの季節、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。先週仕事の関係でお休みしてしまった「新旧お宝アルバム!」、今週取り上げる「新」のお宝アルバムは、この秋の雰囲気にも合うアメリカーナ・ロックの素晴らしい作品で、あのザ・バンドの名ドラマー、故リヴォン・ヘルムの娘さん、エイミー・ヘルムのデビュー・ソロ・アルバム『Didn’t It Rain』をご紹介します。

AmyHelm_DidntItRain_Front

エイミーは今年45歳、リヴォン・ヘルムとやはりシンガーであり、リンダ・ロンシュタットのバージョンで有名な「Love Has No Pride」の共作者であるリビー・タイタスとの娘さんです。リヴォンリビーは70年代を通じてパートナーでしたが、80年代に離婚、その後リビーはあのドナルド・フェイゲンと1993年に結婚しています。エイミーはそんなミュージシャンたちに囲まれた幼少時代を過ごしたので当然のごとく若い頃から自らのバンドや、父のリヴォンのバンドに参加して演奏活動を行ってきていたようです。

その父リヴォンは2012年に残念ながら癌で他界したのですが、今回のエイミーのデビュー・アルバムには何と3曲(「Send Our Last Dime」「Sing To Me」「Heat Lightning」)在りし日の父と一緒に録音した曲が含まれているばかりか、エグゼクティブ・プロデューサーとして父リヴォンの名前が誇らしげに掲げられているのです。

またアルバムのインナースリーヴを見ると、母リビーリヴォンの前の夫、バリー・タイタスとの間の息子で、2009年に他界した異父兄のエズラの写真があり、「兄に捧げる」の言葉が。

DidntItRain_Insert2

つまり、このアルバムはエイミーに取ってプロのミュージシャンとして初めてのアルバムというだけでなく、彼女を取り巻くファミリーのために大事に大事に作られた、とてもパーソナルなアルバムであることがわかります。そしてアルバムの全体のサウンドもそういうアルバムの出自を反映するかのように、とても暖かく、聴く者を包み込むような雰囲気でいっぱいのアルバムになっています。

アルバムオープニングのタイトルナンバー「Didn’t It Rain」はアップテンポなグルーヴ満点のドラムスとディストーションの効いたギターリフが印象的な、ニューオーリンズのミーターズを彷彿とさせる、いきなりソウルフルなナンバー。それもそのはずこの曲は有名なゴスペルナンバーを彼女とバンドメイトでこのアルバムのプロデューサーであるバイロン・アイザックスがアレンジしたもの。続く「Rescue Me」もメンフィス・ソウルを彷彿とするようなレイドバックなナンバーで、スーザン・テデスキを思い出させる、ブルーズとブルーアイド・ソウルが程よくミックスされたいい曲。このソウルフルな路線を続けるかのように、「Good News」はサム・クックのカバー。こちらはアップテンポかつソウルフルなエイミーの歌でアルバム全体のトーンをR&B基調に染め上げる本アルバムのキートラックの一つになっています。スライド・ギターが無茶苦茶気分。

DidntItRain_Insert1

アルバム中盤に入ると、ぐっとスロウにエミルー・ハリスあたりを思わせるエイミーの澄み切った歌声が印象的な「Deep Water」、父リヴォンのドラムスをバックにオールド・タイムな味わいのカントリー・シャッフルの「Spend Our Last Dime」、またまたメンフィス・ソウル的なスロウなグルーヴでぐっと聴かせる「Sky’s Falling」と、アルバムを聴き進めるにつけ、エイミーの歌声とバックのソウルフルな演奏が一体となったサウンドがただひたすら気持ちよし。

このアルバム12曲中、エイミーとプロデューサーのバイロンが7曲を書いていてそのどれもが佳曲なのですが、自作曲以外ではゴスペルスタンダードのタイトル曲やサム・クックの曲と並んで印象的なのがベス・ニールセン・チャップマン作の「Gentling Me」。基本的にアコギの弾き語りでアルバムの中で唯一フォーキッシュな歌を聴かせるこの曲は、愛するファミリーを次々に失ったエイミーが「私に優しくして」と切々と訴えているかのように聞こえます。

I Can’t Make You Love Me」のボニー・レイットのような風情のバラード・ブルースナンバーの「Roll Away」、またまた父のドラムスをバックにゴスペル風の自作曲「Sing To Me」、プログレッシヴ・ブルーグラス的なバンドの演奏をバックにこちらもソウルフルに歌う「Roll The Stone」と、アルバム後半は静かな盛り上がりを見せていき、アップテンポなカントリー・ロック・ナンバー「Heat Lightning」で盛り上がった後、エレクトリック・ギター一本をバックにこれもまたブルース・ゴスペル風なエイミーの力強いボーカルによる「Wild Girl」でアルバムは余韻を響かせながら終わります。

AmyHelm_DidntItRain_Back

ボニー・レイットルシンダ・ウィリアムスのようにまだまだアメリカーナとロックサウンドが混然と円熟し切ったような域には達していないけど、エミルー・ハリスアリソン・クラウスのようにブルーグラスやカントリー寄りというよりは明らかにメンフィス、ニューオーリンズといったサザン・ソウルやゴスペルの匂いを強く感じさせてくれる、それでいてシェリル・クロウなどのようにメインストリームでも充分通用する華やかなグルーヴとノリを持った曲やサウンドを聴かせてくれるエイミー

今回のこのアルバムはまだ商業的にはブレイクしていませんが、既にルーツ・ミュージックのファンの間ではかなりの話題になっているとのこと。早くも次の作品が楽しみですが、それまでは、秋の味覚とお酒を楽しみながら、彼女の歌声に酔ってみてはいかがでしょうか。

<チャートデータ> チャートインなし


あのヒット曲<862>The Jackson 5

2015-11-16

【季節で想い出す・・・あのヒット曲】《862》

45年前、1970年のちょうど「今頃」、

全米ヒット・チャートで、1位に輝いていたのが、

この曲でした。

 

衝撃のデビュー4曲連続全米NO.1ヒット!

その「最終章」を飾った、名バラード。

 

この週を含め、

実に5週連続NO.1を独走しました。

 

1992年には、Mariah Careyによるカヴァーも

全米NO.1を獲得!

オリジナル、カヴァー両方NO.1という〇組目の

大記録を打ち立てています・・・。

 

さあ!↓をクリックして「あの頃」へ

Flashback!!!

 

https://www.youtube.com/watch?v=W-apaIOOoAo

 


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