1月, 2017年

新旧お宝アルバム!#73「Tracy Nelson」Tracy Nelson (1974)

2017-01-23

2017.1.23

新旧お宝アルバム #73

Tracy NelsonTracy Nelson (Atlantic, 1974)

ワシントンDCに50万人を超える参加者が集結したウーマンズ・マーチなど、混乱のうちに執り行われたトランプ新米国大統領就任式から早数日、まだこれから新政権の下でアメリカがどういう方向に進むかははっきりしませんが、新大統領がどういう行動を今後取って行くのか、まずは見極めたいと思います。1月も早くも後半に突入、これから年度末に向けて何かと忙しい方も多いでしょうが、寒い日が続くここ最近、お互いに体調には充分気を付けて洋楽ライフを楽しみましょうね。

さて今週の「新旧お宝アルバム!」は旧アルバムをご紹介する番ですが、今回は1970年代前半にシーンに登場した多くのシンガーソングライター達の一人ながら、よりカントリー・フォーク系のブルースに根ざした作品を現在に至るまで発表し続け、最近ではブルースシーンへの貢献に対する評価も高い女性シンガーソングライター、トレイシー・ネルソンのソロデビュー作『Tracy Nelson』(1974)をご紹介します。

Tracy Nelson (Front)

このレコードのジャケットは、セピア色のトーンで描かれたトレイシーのポートレイト。裏ジャケはトレイシーがワンちゃんと一緒にニッコリと微笑んでいるもので、若々しさが故の魅力溢れるポートレイトになってます(この作品発表当時彼女は27歳)。

ところがアルバムオープニングの「Slow Fall」の歌い出しの第一声を聴くと、そのやや低めの力強いソウルフルなコントラルト・ヴォイスに「おおっ」と呟いてしまう、そんな意外性にいきなりのめり込んでしまう、このアルバムはそういうアルバム、そしてトレイシーはそういう魅力に溢れたシンガーです。

もともとキャリアのスタートが、1964年に当時住んでいたウィスコンシン州マディソンからほど近いシカゴで録音された、アコースティック・ベースのブルース・アルバム『Deep Are The Roots』という作品で、この時のバックには後にブルース界の大御所となるブルースハーピスト、チャーリー・マッスルホワイトがいたというから、最初から筋金入りのブルース・シンガーだったわけです。ただ彼女のキャリアはブルース一辺倒ではなく、60年代後半はサンフランシスコに移ってマザー・アースというカントリー・ロック・バンドを率いてフィルモア・ウェストに出演、ジェファーソン・エアプレインジャニス・ジョプリンと共演したり、1969年にはソロ名義で『Tracy Nelson Country』というカントリーアルバムをリリースしたりと、フォーク・カントリー中心の広いジャンルで活動を続けていました。

その彼女がマザー・アースと袂を分かってリリースした実質的に最初のソロアルバムがこの今回ご紹介する『Tracy Nelson』。プロデューサーにはサイモン&ガーファンクル、ボブ・ディラン、ジョニー・キャッシュらの大ヒットアルバムの数々を手がけた大御所、ボブ・ジョンストンを迎えて、ブルースやR&Bに強いアトランティック・レーベルからリリースしたこのアルバム、トレイシーの本気度みたいなものが感じられるアルバム。

その本気度は、前述の冒頭「Slow Fall」の力強いソウルフルな歌唱からも充分くみ取れるものです。続く「Love Has No Pride」は後にリンダ・ロンシュタットもアルバム『Don’t Cry Now』(1973)でカバーしたことで有名な、エリック・カズリビー・タイタスのペンによるカントリー・ロック・バラードの名曲。ここでもトレイシーメリー・クレイトンストーンズの「ギミー・シェルター」でのミック・ジャガーとのデュエットが有名な黒人女性シンガー)やジム・ギルストラップといった名うてのシンガー達のコーラスをバックに実に堂々としたソウルフルな歌声でこの曲を歌いきってます。

ジョー・コッカーマッド・ドッグ&イングリッシュメンにも参加して、後にキム・カーンズに「Bette Davis Eyes」の大ヒットを提供することになるドナ・ワイスのペンによるカントリー・バラード「Hold An Old Friend’s Hand」は、トレイシーの力強い歌声がゴスペル・シンガーのような風格。スワンプ風味たっぷりのフェンダー・ローズのイントロで、こちらも南部ゴスペル的なたたずまいで情感たっぷりに聴かせる「Rock Me In Your Cradle」でのトレイシーは若き頃のアレサ・フランクリンをちょっと思わせるような存在感も。この曲はプロデューサーのボブの作品。そしてLPでいうとA面ラストを飾るのは、ホーンセクションやバックコーラス隊をバックに、ベイエリアファンク・ナンバー風のアレンジで思いっきりソウルフルに聴かせるディランの「It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry」のカバーでこれが素晴らしい出来。ホーンアレンジはあのニューオーリンズの大御所、アラン・トゥーサンというのも納得。

後半のスタートは何とカントリーの大御所、ウィリー・ネルソンとのデュエットで、ハーモニー・ボーカルにリンダ・ロンシュタットという豪華な組み合わせでのカントリー・ナンバー「After The Fire Is Gone」。いやいやここでの朗々としたトレイシーのボーカルは明らかにウィリーを圧倒してます。この曲のパフォーマンスが素晴らしかったことは、1975年第17回グラミー賞最優秀カントリー・デュオ/グループ部門でこの曲がノミネートされたことでも明らか。

ビル・ウィザーズの「Lean On Me」のカバーに続いて、黒人女性ブルース・シンガーのアーマ・トーマス1964年の曲「I Wish Someone Would Care」のカバーとここはカバー攻撃ですが、彼女の抜群の歌唱力と声質の力強さからいって、やはり後者のアーマ・トーマスの曲のような、ゆったりとしたゴスペル・バラード風の曲で、より彼女のボーカルの魅力が発揮されている気がします。ちなみにトレイシーは後に1999年第41回グラミー賞最優秀コンテンプラリー・ブルース部門で、そのアーマ、そしてマーシャ・ボールとのトリオでの「Sing It!」がノミネートされることになります。

フェンダー・ローズの音色とバックのホーンセクションがスワンプ風味を盛り上げる「Lay Me Down Easy」に続いて、アルバムラストはトレイシー自らのペンによる、マザー・アース時代の曲のセルフカバー「Down So Low」。この曲もリンダが『風にさらわれた恋 (Hasten Down The Wind)』(1976)でカバーしていましたが、トレイシーのボーカルの魅力が十二分に発揮された、南部の教会で歌われているかのようなこの感動的なゴスペルナンバーでアルバムは幕を閉じます。

Tracy Nelson (Back)

こんなにソウルフルでビックリするくらい魅力的な歌唱パフォーマンス満載で、有名プロデューサーの素晴らしい仕事で作り上げられた作品ですが、残念ながらチャート的には芳しくなく、その後も1980年頃までコンスタントにアルバムを発表するも大きな商業的成功を得ることはできていません。

その後10年以上のブランクの後、1993年にブルーグラス系のレーベル、Rounderからリリースした『In The Here And Now』で復活したトレイシー、その後またコンスタントにアルバムを発表しながら、カントリーやブルースのシーンで活動を続けていて、2013年にはブルース・ミュージック・アウォードで、「ココ・テイラー賞(トラディショナル・ブルースの女性シンガー部門)」にノミネートされるなど、メインストリームの成功には縁がないものの、シーンでの存在感はかなりがっちりと確保しているようです。

このアルバム、他のお宝アルバム同様、ワーナーミュージック・ジャパンさんの「新・名盤探検隊」シリーズで2015年にCD化されてから比較的入手しやすくなっています。寒い気候でほっこりした雰囲気が恋しい今日この頃、トレイシーの熱いソウルフルなボーカルの魅力で暖まってみて下さい。

 <チャートデータ>

ビルボード誌全米アルバムチャート最高位145位(1974.11.2付)


あのヒット曲<1145>Bruce Springsteen

2017-01-23

【季節で想い出す・・・あのヒット曲】《1145》

32年前、1985年のちょうど「今頃」、

全米ヒット・チャートで、11位にダウンしていたのが、

この曲でした。

 

「The Boss」にとって、

「Hungry Heart」(1980年5位)、

「Dancing In The Dark」(1984年2位)、

「Cover Me」(1984年7位)に続く、

4曲目の全米トップ10ヒット!

 

同名アルバムから、

3枚目のシングルとしてカットされたこの曲は、

前週最高位9位を記録しました。

 

さあ!↓をクリックして「あの頃」へ

Flashback!!!

 

https://www.youtube.com/watch?v=lZD4ezDbbu4


2017/1/21 Billboard Chart

2017-01-22

1/21付

★ラジオ・ソングス・チャートに入っていなくても第1位!

★「Closer」ビルボード・タイ記録

★ダンス・クラブ・ソングス・チャートNo.1曲数ランキング

★消えなかったあの曲、ビルボードの見解は?

★クリーン・バンディット、UKで9週連続第1位

★”I’m Your Angel”が初登場1位に認められない理由

★サウンドトラックTOP10に4枚

★91年以降ミュージカル・アルバム・セールス・ランキング

 

 

1/21付。今週のビルボード・シングル・チャートから。

 

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今週の第1位はミーゴス・フィーチャリング・リル・ウージー・ヴァートの「Bad And Boujee」です。先週お伝えしましたとおり「Raindrop, Drop Top」というフレーズの後に面白い文言を付け加えたツィートがどんどん広がって、さらに多くの人が自分もとツィートしてそれがさらに広がっていって、その際にこの曲が使われているのでそれがカウントされて大ヒットに結びつきました。デジタル・セールスで4位から2位、ストリーミングで2週連続第1位ですが、ラジオ・ソングスはまだチャート圏外です。エアプレイではチャート圏外でもストリーミングが膨大であればHOT100で1位になれるのが現在のHOT100チャートなんです。

 

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第3位には4位から再びアップしたチェインスモーカーズ・フィーチャリング・ホールジーの「Closer」が入りました。この曲は昨年の8/20に第9位に初登場。今週まで一度もTOP10を下がることなく初登場以来連続でTOP10入りを果たしてきました。その週数23週。これはなんとビルボード・タイ記録なんです。もう1曲は2015年12月5日から2016年5月7日付まで初登場以来23週連続でTOP10に入ったジャスティン・ビーバーの「Love Yourself」です。チェインスモーカーズは集計期間の関係で昨年のHOT100チャート年間第10位でしたが、ジャスティン・ビーバーは年間第1位でした。

 

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今週の14位には先週の22位からゼイン/テイラー・スウィフトの「I Don’t Wanna Live Forever (Fifty Shades Darker)」が再浮上です。最高位は初登場した週の第6位。1/2にこの曲が使われている映画『Fifty Shades Darker』の公開シアターが全米に拡大されてダウンロードが急上昇。デジタル・セールス・チャートで22位から一気に5位に上がりました。ストリーミングは30位から19位、ラジオ・ソングスも20位から16位へ上昇です。

 

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21位には23位からリアーナの「Love On The Brain」がアップ。最高位は20位です。オリジナルはバラードですが、ダンス・バージョンが今週ダンス・クラブ・ソングス・チャートで1位になりました。通算28曲目の第1位です。このチャートではマドンナが46曲の1位と1位曲数で独走しています。またリアーナは昨年このチャートで4曲の1位を記録しました。1月から12月までのカレンダー・イヤーでの4曲の1位はリアーナは2007年、2010年、2011年に続いて4度目なんです。1年間でのNo.1曲数は4曲が最多記録で、他にレディ・ガガが2009年と2011年、ビヨンセが2009年、ケイティ・ペリーが2014年に記録してます。マドンナは記録していないんですね。マドンナはデビューからずっとコンスタントにヒットを続けているんですね。これはすごいことです。

 
ダンス・クラブ・ソングス・チャートNo.1曲数
1位 46曲 Madonna
2位 28曲 Rihanna
3位 22曲 Beyonce
4位 19曲 Janet Jackson
5位 17曲 Mariah Carey
6位 16曲 Kristine W
6位 16曲 Jennifer Lopez
6位 16曲 Katy Perry
9位 15曲 Donna Summer
10位 14曲 Lady Gaga
10位 14曲 Enrique Iglesias
12位 13曲 Dave Aude
12位 13曲 Whitney Houston
12位 13曲 Pitbull
12位 13曲 Kylie Minogue

 

上位9位まで女性アーティストです。

 

さて、先週登場21週以上で51位以下に下がっても消えなかった曲があったとお伝えしました。リル・ウージー・ヴァートの「You Was Right」は今週42位から上がって40位と登場26週目でTOP40に入りました。この件について私の知り合いでビルボードでチャート・マネージャーをしている知人に問い合わせましたところ、登場21週以上で51位以下でも赤丸もつけずにチャートに留まったのは、先週よりポイントがアップしているけれど、赤丸が付くほどではなかったという回答でした。チャート・ポイントがアップしているのでチャートからは消えなかったとのことです。これでいくと赤丸はチャート・ポイントがある一定以上アップしないと付かないんですね。特殊事情ではないようです。

 

 

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55位から44位にアップして最高位を更新したのがリトル・ビッグ・タウンの「Better Man」です。今週カントリー・エアプレイ・チャートで11位から10位とTOP10に入りました。彼らにとって8曲目のTOP10入りです。この曲を収録したアルバム『The Breaker』は2/24リリース。この曲は昨年の11/3に授賞式があったCMAアワードでパフォーマンスされていますが、その前日までこの曲のライターはシークレット・ライターと発表されていました。そして授賞式前日に実はこの曲のライターはテイラー・スウィフトだと発表されたのです。テイラー・スウィフトにとってカントリー・エアプレイ・チャートで20曲目のTOP10ヒットですが、2009年のケリー・ピックラーが歌った「Best Days Of Your Life」に続く2曲目の自分以外のアーティストによるTOP10ヒットとなりました。

 
51位は63位からアップしたシャキーラ・フィーチャリング・マルーマの「Chantaje」です。この曲はYouTubeでは5週連続第1位なんですが、まだTOP40に入っていません。ラテン・ソングス・チャートでは8週連続第1位です。シャキーラとしては2006年ワイクレフ・ジョンをフィーチャリングした「Hips Don’t Lie」と並ぶシャキーラとして2番目の1位週数となりました。1番長かったのは2005年6月から1位になったアレハンドロ・サンスをフィーチャリングした「La Tortura」の25週です。この曲は当時のラテン・ソングス・チャートで1位最長記録でした。現在は41週が1位最長記録で2014年に1位になったエンリケ・イグレシアス・フィーチャリング・デスセメール・ブエノ&ヘンテ・デ・ソナの「Bailando」です。

 

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今週の61位は先週の78位からアップしたクリーン・バディット・フィーチャリング・ショーン・ポール&アン・マリーの「Rockabye」です。クリーン・バンディットは2009年にイギリスで結成された4人組のエレクトロニック・グループです。2014年には「Rather Be」が大ヒット。UKでは4週間第1位、HOT100では最高位12位を記録しました。今回もUKで大ヒット。11/26から今週まで9週連続第1位なんです。UKシングル・チャートで9週間以上の第1位はこれで18曲となりました。最長1位は91年に16週間第1位を記録したブライアン・アダムスの「(Everything I Do) I Do It For You」です。

 
さてエド・シーランの新曲が各国で初登場1位を記録しているようですが、この初登場1位についてもさきほどのビルボードの知人に聞きました。問題にしたのは98年12月5日付で1位のR.ケリーとセリーヌ・ディオンのデュエット「I’m Your Angel」です。ビルボードではこの曲を初登場1位と認めていません。でも前週までこの曲はHOT100には登場していないのです。なのに初登場1位ではない。何故か。前週まで登場していない曲が初めて登場したのが初登場であって、1位に登場したのだから初登場1位ではないかと問い合わせたのですが、回答は違いました。98年12月5日からHOT100のエントリー・ルールが変わってシングルの発売がなくてもエアプレイのポイントだけでHOT100に入れるようになりました。そのためこの週のHOT100の前週と前々週の欄にはビルボードが30週間さかのぼって社内で発表していたテスト・チャートの順位が掲載されているのです。テスト・チャートは98年12月5日から正式に採用した新しい集計方法に基づいたランキングです。ビルボードとしてはHOT100に入っていなくても、このテスト・チャートに入っていれば、新しい集計方法なので初登場ではなく、”I’m Your Angel”は初登場ではないというのです。”I’m Your Angel”は前週46位、前々週53位と記載されております。ちなみにこの曲はテストチャートに5週間ランキングされていて98年12月5日付では登場6週目となっていました。この曲が最後にチャートインしたのが4月3日付の47位でした。この時登場23週目。しかし実際にはHOT100登場期間は18週間です。通常なら51位を下回ってもあと2週はチャートインできたのですが、これはテスト・チャートでの登場期間も考慮されて51位以下には登場できませんでした。他の曲も同様の措置を取られていて明らかにまだランクインできただろう曲もテストチャートでの週数が考慮されて51位以下にランクインせず消えています。

 

 
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1/21付。今週のビルボード・アルバム・チャートから。

 

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今週の第1位は先週の2位からアップ、12/17の初登場以来の1位となったザ・ウィークエンドの『Starboy』です。実売は18,000枚ながら収録曲のデジタル・セールス、ストリーミング数が換算されて69,000EAUとなり第1位となりました。

 
アルバムチャートは実売のセールスに加えて収録曲のダウンロードやストリーミング回数も加味してランキングされています。EAUは換算枚数をあらわしています。

 

今週もTOP10内初登場はありませんでした。

 
今週はクリスマス・ウィークの後の最初の1週間なので全体的にもセールスが落ち込んでいるため、順位が上昇していても赤丸が付いていないアルバムが目立ちます。このような時期に安定した売り上げがあるのがサウンドトラックのようで、今週はTOP10内に4枚のサウンドトラックがランクインしています。

 

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先週の6位から2位に上がったのが、『Moana(モアナと伝説の海)』。実売44,000枚で64,000EAUのセールスでした。映画は日本では3/10に公開が決まりました。

 

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続いて12/31に113位に初登場。その後70位、21位、そして今週8位に上がったのが『Sing(シング)』です。

 

 

そして10位から9位に上がったのが『Suicide Suquad: The Album(スーサイド・スクワッド)』です。この映画は8月に公開になり、11月に終了しているのですが、12/13にDVDとブルーレイが発売となり、いまだにアルバムも人気です。最高位は第1位

 

10位には14位からドリームワークスの映画のサウンドトラック『Trolls(トロールズ)』が入りました。最高位は第3位です。

 
このようにサウンドトラックがTOP10に4枚同時に入ったのは98年9月5日付以来実に18年4ヵ月ぶりです。その時の4枚は『Armageddon』(4位)、『Dr. Dolittle』(7位)、『How Stella Got Her Groove Back』(8位)、『City Of Angels』(10位)でした。

 

 

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サウンドトラックばかりでなく、ミュージカルのアルバムも人気です。第6位には『Hamilton: An American Musical』(登場67週目、最高位3位)が入っています。ミュージカル・アルバムのチャートであるキャスト・チャートでは66週目の第1位です。今週16,000枚のセールスを記録して100万枚のセールスを突破しました。ミュージカルで100万枚を突破したのは91年に集計方法にサウンドスキャンを導入して以降では9枚目とのことです。以下の通りです。

 
1位 497万枚 The Phantom of the Opera (Highlights)
2位 267万枚 Wicked
3位 171万枚 Mamma Mia!
4位 165万枚 Les Miserables
5位 144万枚 Jersey Boys
6位 128万枚 Rent
7位 104万枚 The Lion King
8位 103万枚 Les Miserables (Highlights)
9位 100万枚 Hamilton: An American Musical

 

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もう1枚注目のミュージカル盤を。12/31に118位に初登場して、先々週95位、先週52位から今週15位に躍進している『La La Land』です。ご存じのとおり、1/8もにビバリー・ヒルトン・ホテルで授賞式が行われた第74回ゴールデン・グローブ賞で7部門にノミネートされ、そのすべてで受賞しました。作品賞(コメディ・ミュージカル)、主演男優賞(コメディ・ミュージカル)、主演女優賞(コメディ・ミュージカル)、監督賞、脚本賞、主題歌賞、作曲賞と7部門の受賞はこれまでの歴代受賞部門数で最多です。

 


あのヒット曲<1144>TOTO

2017-01-20

【季節で想い出す・・・あのヒット曲】《1144》

38年前、1979年のちょうど「今頃」、

全米ヒット・チャートで、5位にランクインしていたのが、

この曲でした。

 

「職人軍団」、

その記念すべきデビュー曲!

 

セルフ・タイトル・デビュー・アルバム

(邦題「宇宙の騎士」)から送り込まれた

「初陣」でしたね!

 

この週を含め、

2週連続最高位5位を記録。

そのスタートをセンセーショナルに

飾りました。

 

さあ!↓をクリックして「あの頃」へ

Flashback!!!

 

https://www.youtube.com/watch?v=htgr3pvBr-I

 


あのヒット曲<1143>Earth,Wind&Fire

2017-01-19

【季節で想い出す・・・あのヒット曲】《1143》

35年前、1982年のちょうど「今頃」、

全米ヒット・チャートで、3位にランクインしていたのが、

この曲でした。

 

彼等にとって、

7曲目の全米トップ10ヒット!

 

アルバム「Raise!」(邦題「天空の女神」)から、

リード・シングルとしてカットされたナンバー

でした。

 

日本のダンス・フロアでも、熱い支持を得た

ディスコ・クラシックスの代表。

この週を含め、

5週連続最高位3位を記録しました!

 

さあ!↓をクリックして「あの頃」へ

Flashback!!!

 

https://www.youtube.com/watch?v=Lrle0x_DHBM

 


あのヒット曲<1142>B.J.Thomas

2017-01-18

【季節で想い出す・・・あのヒット曲】《1142》

47年前、1970年のちょうど「今頃」、

全米ヒット・チャートで、1位に輝いていたのが、

この曲でした。

 

1942年8月7日、オクラホマ生まれの

「声でイカせる」男性シンガー、

その3曲目の全米トップ10ヒット、

かつ、

初の全米NO.1ヒット!

 

ポール・ニューマン&ロバート・レッドフォード主演の

大ヒット映画「Butch Cassidy And The Sundance Kid」

(邦題「明日に向かって撃て」)の主題歌として、

人気を博しました!

 

この週を含め、

4週連続NO.1を快走!

邦題は「???」でした。

 

さあ!↓をクリックして「あの頃」へ

Flashback!!!

 

https://www.youtube.com/watch?v=hziG9Nr6KHU

 


Howard Jones@Billboard Live Tokyo

2017-01-17

’80年代初頭、エレクトリック・ポップの貴公子然と登場!!

ヒット曲もたて続けに放ったHoward Jones♪

5年ぶりの来日公演はBillboard Live Tokyoにて!!

尚、その間には新作Engageも発表!!健在ぶりを示しています。

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2017年1月16日(月)セカンド・ステージ!!

開演時刻21時30分とともに、バックのカーテンが閉まり、ライトダウン!!

キーボードのRobbie Bronnimann、ドラムスのJonathan Atkinsonが登場!!

演奏がスタートして、ショルダー・キーボードを抱えたHoward Jones登場!!

今回、トリオ編成!!

スタジャンを羽織り、かつてのようにスリムではありませんが(苦笑)若々しいスタイル!!

ドラムスを叩く映像もバックのスクリーンに映り、Pearl In The Shell♪でスタート!!

朝の某番組に遣われていることもあってお馴染みのナンバーだけに1曲目から大ノリ!!Howardも左右に動きます。

「コンバンワ、アイニキテクレテ、アリガトウ・・・」

スマホを見ながらの、日本語での挨拶、場内から笑い声が飛びます。

2曲目は、The Prisoner♪、Howardはステージ中央のエレクトリック・ピアノもプレイ!!

続くEagle Will Fly Again♪ではスクリーンに鷲の顔をした人が映されていました。

「アルバムHuman’s Libから好きな曲、エレクトリック・ヴァージョンだよ・・・」

そう言って、曲はHide And Seek♪、リズミカルなナンバーが多いだけにここではしっかり聴かせました。

曲は新作EngageからJoy♪、スクリーンにはJOYの文字、続いてエレクトリック・ポップのインストゥルメンタルから始まるThe Human Touch♪、タイトル通り、前方のお客さんとはタッチ!!

ここで、No One Is To Blame♪

アメリカでは最大のヒットだけに場内から歓声、ピアノもしっかり聴かせます。!!

続いて打ち込み音から、Like To Get To Know You Well♪

当時、12インチで出たナンバーだけに、リフレインが印象的、Howardはショルダー・キーボードのソロも!!

続いてのEverlasting Love♪では、ミイラ(?)のダンスのビデオも効果的、Howardはエレクトリック・ピアノ・ソロ!!

そう、彼はキーボード奏者なのです。!!

この辺りからは圧巻!!お馴染みのイントロから、Life In One Day♪、時計の針の映像もコミカル!!

RobbieとJonathanを紹介して、What Is Love♪

ポップなイントロから盛り上がり、バックには月の画像・・・

そして・・・

サビの部分から歌い始めて・・・New Song♪

イントロが始まったところで、場内ほぼ総立ち!!

Throw Off Your Metal Chains, Woo Hoo Hoo!~♪

場内も歌って、最高潮となりました。・・・

ここでHowardは謝辞を述べ

「物事は良くなるだけさ・・・Oh!, Oh!,Oh!と歌ってほしい!!」

そう、曲は勿論、Things Can Only Get Better♪

ライヴの最後はやはりこれ!!観客もOh!, Oh!, Oh!

後半はアップ・テンポとなり、このBillboard Liveとしては長い、約90分のライヴは大盛況で幕を閉じました。!!

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今回のライヴ♪、後半はまるで’80年代の洋楽ヒット・グラフィティ!!

改めてヒット曲の多さも感じた次第です。

’80年代といえば、その頂点に立っていた一人、George Michaelが先日亡くなったばかり・・・

それだけに今回のHoward Jonesのステージは余計に嬉しく思いました。!!

まだまだ現役で創作活動を続けるHoward Jones!!

これからも期待したいと思っています。!!

 


あのヒット曲<1141>Bobby Brown

2017-01-17

【季節で想い出す・・・あのヒット曲】《1141》

28年前、1989年のちょうど「今頃」、

全米ヒット・チャートで、1位に輝いていたのが、

この曲でした。

 

彼にとって、

2曲目の全米トップ10ヒット、

かつ、

唯一の全米NO.1シングル!

 

アメリカ国内だけでも、1,000万枚以上の

売り上げを記録した、セカンド・ソロ・アルバム

「Don’t Be Cruel」から、

タイトル・トラックに続いてカットされた、

セカンド・シングルでした。

 

この週、

Poison「Every Rose Has Its Thorn」を倒して、

王座奪取。

しかし、翌週には、

Phil Collins「Two Hearts」に、

その座を引きずり降ろされました・・・。

 

さあ!↓をクリックして「あの頃」へ

Flashback!!!

 

https://www.youtube.com/watch?v=5cDLZqe735k

 


Bay City Rollers ㊙日記リターンズ(7)

2017-01-16

1977年

 April 15h  Fri. くもりだがムシ暑い

 

 

今日、学校の帰りに予定通りMAYUKAと一緒に

Tartanを買いに行くコトにした。(西武で)

 

BUT!やっと見つけた生地売り場。
なのに全然Tartanが見当たらないのデス。

 

ところが、ふと見ると生地売り場のレジの方の机の上に

なぜかRollersのPosterが積んであったのデス。

 

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「生地売り場にRollersのPoster・・・・あり?不思議だなア・・・・」

 

そこで店員さんに「Tartanの生地ないのですか?」

などと聞いてみた。

 

そしたら今つくっている所らしく、28日に入荷するらしい。

 

メーター¥1200だそーで、これは安いと思ったので

28日まで待つコトにした。

 

BUT!28日といえば恐怖の英語の実力テスト。

でもRollersやIANのつかっているコトバなんだもん、

がんばらネバ。

 

そのあと気になるPosterのことも聞いてみた。

 

そしたらRollersのLP持ってきて、やはり28日から

ここで一緒にLP買うと、1枚くれるんだそう。

 

買うとしたら「エジンバラの騎士」だけど

そんなにお金があるかどーかが心配! うん。

 

ところでさっき夏物の洋服みてたら、去年カガミで買った

ミッキーマウスのTシャツ。

袖のところがアメリカの国旗みたいなのネ。

そうそれIANやWOODYの着ていたRollerギアに似てんのーーー!♡

 

わーうれし~~~♡

でもIANというよりWOODYだな

袖がホントにおんなじカンジだもん。

 

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わぁ!はやくTシャツ着られる季節になんないカナー!

 

↓↓↓コチラがそのTシャツ♡

 

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あ、そうそう。突然だけどイギリスではもう半分がBusterファン

なんだって~~~~! くやし~~~い!(>_<)

 

しかしもうすぐLPが出ればROLLERSファンはまたきっと

もどってくるさ!!

 

ではGOOD NIGHT!IAN&Rollers

 

 

 

 


新旧お宝アルバム!#72「Building A Beginning」Jamie Lidell (2016)

2017-01-16

2017.1.16.

新旧お宝アルバム #72

Building A BeginningJames Lidell (Jajulin, 2016)

もうすっかり正月気分もどこかに行って忙しい新年をお過ごしの方も多いのでは。ここのところ冷え込みは厳しいものの連日いい天気で、2017年の始まりは気持ちよい限りですが、今週後半にはいよいよトランプ氏のアメリカ大統領就任式が予定されており、そちらについてはドヨーンとした気分の方もこれまた多いのでは察します。ともあれ年も改まって、今年も新しい音、懐かしい音、いろいろご紹介していきますのでよろしくお願いします。

さて今週の「新旧お宝アルバム!」は新しいアルバムご紹介の順番ですが、昨年秋にリリースされた、現在ナッシュヴィル在住、イギリス人のR&B系シンガーソングライター、ジェイミー・リデルの7枚目のアルバムとなる『Building A Beginning』をご紹介します。

Building A Beginning

ジェイミー・リデルという名前をあまり耳にしたことのないリスナーの方も多いと思いますが、彼は90年代の終わり頃に、レディオヘッドらのリミックスの仕事で知られるエレクトロ系のプロデューサー、クリスチャン・ヴォーゲルスーパー・コライダーなるユニットを組み、ちょっと前衛的テクノ・ロック(ケミカル・ブラザーズとかのような)をやったのがキャリアの始まり。ただ、2005年にリリースした2枚目のアルバム『Multiply』からのタイトル曲が、アメリカABCテレビの人気医療ドラマ『Grey’s Anatomy(グレイズ・アナトミー~恋の解剖学)』で使われてその名を知られるようになったのをきっかけに同ユニットから離脱、以来ソロのキャリアを進んでいます。

最初のスーパー・コライダーでの前衛テクノ的スタイルと異なり、彼の基本的スタイルは60年代後半~70年代前半のサザンソウル風のR&Bをベースとした、いわゆる「ブルー・アイド・ソウル」シンガーで、その歌唱スタイルはスティーヴィー・ワンダーオーティス・レディングあたりの強い影響を受けているのがはっきりと分かるものです。

ただしほとんどすべての曲を自作自演、プロデュースするジェイミーのサウンドは、イギリス人らしくエレクトロの要素やヨーロッパのクラブ・ミュージックあたりの影響も伺われ、ジャミロクワイあたりがお好きな向きにはぴったりくるアーティストのように思います。

Jamie Lidell

2008年のアルバム『Jim』では彼本来のR&Bシンガーぶりが炸裂、ポップなフックを持った楽曲が満載のこのアルバムは彼にとって初の(そして現在まで唯一の)全米アルバムチャートイン作品(最高位183位)となりました。その後もヨーロッパでの人気を確保しながら、あのベックとのコラボ曲を含むアルバム『Compass』(2010)、久しぶりに聴いたジャネット・ジャクソンの代表作『Rhythm Nation 1814』(1989)のサウンドに触発されたという前作『Jamie Lidell』(2013)といった作品をコンスタントに発表してきました。

そしてその前作発表の前後に昔からのガールフレンド、リンジー・ロームと結婚してナッシュヴィルに移り住んだジェイミーが、3年ぶりにリリースしたアルバムが、今回ご紹介する『Building A Beginning』です。

真っ赤なジャケットに描かれた暖かいトーンのタンポポの花。前作『Jamie Lidell』のジャケが、ジェイミー自身の顔をコンピュータグラフィックのワイヤフレームで描いた、ある意味無機的なデザインであったのと好対照であり、それはアルバム全体のサウンドに如実に表れています。上記の通り、80年代後半の打ち込みサウンドを主体にした前作とは大きく異なり、今回のアルバムはとてもオーガニックでアコースティックな音を主体にした、とてもポジティヴな感触に満ちている、どちらかというと70年代レトロ的なソウル・アルバムに仕上がっています。

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ちょっとヘナチョコなボーカルで始まっておいおい大丈夫かよ、と思っているとコーラスの部分では紛う方なきスティーヴィー・ワンダーを彷彿とさせる力強いボーカルとメロディでいきなりアルバムへの期待を膨らませてくれるタイトル曲でスタートするアルバムは、軽快なサウンドで終始楽しそうにジェイミーが歌う「Julian」に続いていきます。この曲は昨年1歳の誕生日を迎えたジェイミーリンジーの息子、ジュリアンのことを歌ったもの。この曲も含めて、ジェイミーリンジーはこのアルバム14曲中12曲を共作していて、このアルバム全体を包むポジティヴな雰囲気が、新しい家族というコミュニティをスタートしたジェイミーの充実感から来ていることが如実に分かります。

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ピアノの弾き語りでゆっくりと始まってだんだん盛り上がっていくソウルフルなバラード「I Live To Make You Smile」、ギターとドラムスだけというミニマルなサウンドセッティングで、オーティスの若い時のボーカルスタイルを彷彿させる歌を聴かせる「Me And You」、ちょっとレゲエっぽいシャッフルのリズムでレイドバックなボーカルで愛の喜びを歌う「How Did I Live Before Your Love」、そしてゴスペル風のコーラスをバックに、ジョン・レジェンドかよ!と思うようなソウルフルな歌い回しでアメリカ南部の教会で聖歌隊をバックに歌っているようなイメージを想起させる「Motionless」などなど、このアルバムはそこら中にジェイミーが今人生の充実期の入り口に立っていて、それにを無条件にポジティヴに諸手を広げて受け入れている、そんな感じがひしひしと伝わってくる作品なのです。

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こうした、どの曲も楽曲としてのクオリティが高いアルバムであることを特に実感するのが、アルバム最後の2曲。「Precious Years」はハープの音をバックにジェイミーがソウルフルに歌い、スティーヴィー・ワンダーの『Songs In The Key Of Life』あたりに入っていてもおかしくないという感じの曲ですし、エンディングの「Don’t Let Me Let You Go」は、エレクトロな楽器音を使っていながら、90年代のオーガニック・ソウル・ムーヴメントの頃の楽曲を彷彿とさせ、それでいてドリーミーなサウンドで今のR&B最前線のフランク・オーシャンアンダーソン・パークあたりにもつながるようなスタイルで、終わった後思わずため息が出るような素晴らしいクロージングを演出しています。

Building A Beginning (back)

正直言って前作『Jamie Lidell』は賛否両論で、自分自身も聴いてみてはみたもののちょっと首をかしげざるを得ない内容だっただけに、今回の彼のアルバムの充実度は大変うれしい限り。もともとサウンドの作り込みがうまいだけではなく、ボーカルテクニックも(時々スティーヴィーそのものになっちゃう部分はご愛敬ですが)素晴らしいシンガーであるだけに、今回のように地に足のついた楽曲と組み合わせると、そのパフォーマンスたるや最強です。ナッシュヴィルという今や世界中のあらゆるジャンルのミュージシャン達が集まりつつある環境で、新しい家族に囲まれて作られたことも大きな影響を本作に与えているに間違いないところ。

皆さんも、この心温まるようなサウンドと楽曲、ボーカルを聴かせてくれるジェイミーの新作を聴いて、幸せのお裾分けに預かってみてはいかがでしょうか?

<チャートデータ> チャートインなし


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