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2016/3/5 Billboard Chart

time 2016/03/03

3/5付。今週のビルボード・シングル・チャートから。

 

★ついにリアーナ、マイケルを超える!次はマライア!

★静かに進行していた大記録!9曲33週連続!

★アデルの珍記録は?

★ジョー・ジョナスTOP10入り

★カントリー・チャートで女性アーティストとして5人目の快挙

★ラテン・ソングス・チャート21週連続1位は「銀座」?

★訃報:ソニー・ジェームス

★グラミー賞でランキング大幅アップ

★延命治療を断った夫妻がカントリーで1位

★ブリット・アワード受賞結果

 

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http://item.rakuten.co.jp/americanpie/defb002466302

もっと早く1位になるのではと思われていましたが、意外とエアプレイが伸びず登場から4週目にして今週第1位になったのが、2/26で28歳になったリアーナ・フィーチャリング・ドレイクの「Work」です。ストリーミングで今週4位から1位、デジタル・セールスは2位変わらず、しかしラジオ・ソングスは13位からまだ10位です。エアプレイ・チャートは1990年12月にスタートしましたが、これでリアーナは24曲目のTOP10入りとなり、23曲で並んでいたマライア・キャリーを抜いて歴代単独1位となりました。またHOT100での1位は14曲目となってこれも単独3位のシングル枚数です。上位は以下のとおりです。

 

1位 20枚 Beatles
2位 18枚 Mariah Carey
3位 14枚 Rihanna
4位 13枚 Michael Jackson
5位 12枚 Madonna
5位 12枚 Supremes
7位 11枚 Whitney Houston
8位 10枚 Janet Jackson
8位 10枚 Stevie Wonder

 

ドレイクは2曲目ですが、いずれもフィーチャリング・アーティストとしてです。初の第1位もリード・アクトはリアーナで2010年の「What’s My Name?」でした。

 

ここで静かな大記録が進行していました。全然気づきませんでした。昨年7/25から続いている記録なんですが、HOT100ではこれで9曲連続でアメリカ生まれ以外のアーティストが1位を独占しているのです。33週連続は記録更新中とのことで、9曲連続も1985年の8曲連続を抜いて新記録とのことです。以下の通りです。

 
2015/7/25-8/15, 8/29-9/5 Cheerleader / OMI (Jamaica)
8/22, 9/12, 9/26 Can’t Feel My Face / The Weeknd (Canada)
9/19 What Do You Mean? / Justin Bieber (Canada)
10/3-11/7 The Hills / The Weeknd (Canada)
11/14-2016/1/16 Hello / Adele (England)
1/23-2/6 Sorry / Justin Bieber (Canada)
2/13, 2/27 Love Yourself / Justin Bieber (Canada)
2/20 Pillowtalk / Zayn (England)
3/5 Work / Rihanna (Barbados) Featuring Drake (Canada)

 
1985年の時はこうでした。14週連続でUK出身アーティスト8組が1位を独占しました。

 

5/18 Don’t You (Forget About Me) / Simple Minds
5/25-6/1 Everything She Wants / Wham!
6/8-6/15 Everybody Wants To Rule The World / Tears For Fears
6/22-6/29 Human / Human League
7/6 Sussudio / Phil Collins
7/13-7/20 A View To A Kill / Duran Duran
7/27 Everytime You Go Away / Paul Young
8/3 Shout / Tears For Fears

 

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http://item.rakuten.co.jp/americanpie/a0115201102

ティアーズ・フォー・フィアーズが2曲入っていましたが、ティアーズ・フォー・フィアーズといえば、2/20にロス・アンゼルスのザ・フォーラムで行われた『iHeart 80s Party』に出演しました。80年代に活躍したアーティストが出演してTV収録も行われたようです。他にビリー・アイドル、ボーイ・ジョージ、リック・スプリングフィールド、ラヴァーボーイなどが出演。3/18夜9時にDirecTVで放送されるとのことです。

 

第2位は1位からダウンしたジャスティン・ビーバーの「Love Yourself」です。ラジオ・ソングスで2週連続1位、デジタル・セールスで4位から3位、ストリーミングで2位から4位で、1位のリアーナとは僅差で今週は2位とのことです。

 

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アデルの「Hello」は今週7位です。こちらは面白い記録ができないかと期待しているのですが、一つが初登場1位以来これで17週連続TOP10にいます。TOP10内初登場で、連続TOP10週数記録は21週。2/6にジャスティン・ビーバーが「What Do You Mean?」で達成しました。このTOP10内初登場以来21週連続TOP10は3曲が達成しています。もうひとつが、この曲、初登場1位で10週連続1位の後、2位、2位、3位、4位、5位、6位、そして今週7位なんです。このまま8位、9位、10位とすべてのポジションを記録しないか、それも順番に、という珍記録。これはどうでしょう?

 
第10位にはDNCEの「Cake By The Ocean」が11位からアップ。DNCEはジョー・ジョナス中心に結成された男性3人組です。ジョー・ジョナスといえばジョナス・ブラザーズですね。これでジョー・ジョナスはソロと2つのグループすべてでTOP10ヒットを記録しました。他は2008年ジョナス・ブラザーズで2曲、同じく2008年デミ・ロヴァートとのコラボで1曲です。ジミー・ペイジはソロと所属した3つのグループすべてでTOP10ヒットを記録しています。ソロではパフ・ダディとのコラボで1998年4位を記録した「Come With Me」で、また所属したヤードバーズ、レッド・ツェッペリン、ハニードリッパーズでTOP10ヒットを記録しました。

 
下の方では、UKシングル・チャートで2週連続1位のルーカス・グラハムがアメリカでも人気急上昇中です。「7 Years」が先週の35位から今週は20位にアップしました。デンマーク生まれのルーカス・グラハム・ホルヒハマー中心に幼馴染と結成した4人組バンドです。コペンハーゲン少年合唱団に所属していた頃からヒップ・ホップに夢中だったそうで2011年に結成。2013年メジャー・デビューを果たし、ストリーミングで大成功して遂にUKで1位、アメリカでもTOP10を伺える勢いでHOT100チャート上昇中なのです。

 
今週はグラミー賞授賞式の放送がチャートにも影響を与えていて、マーク・ロンソン・フィーチャリング・ブルーノ・マーズの「Uptown Funk!」が22位に再登場したり、ザ・ウィークエンドの「Can’t Feel My Face」が42位から32位に再上昇したり、最優秀新人にノミネートされたジェームス・ベイの「Let It Go」が75位から一気に38位に急上昇しました。

 

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http://item.rakuten.co.jp/americanpie/blri2015

カントリー・シングル・チャートから分かれて現在のカントリー・エアプレイ・チャートがあるのですが、分かれる前のカントリー・シングル・チャート時代からも含めてこれまで女性でたった4人しか達成していない記録が今週達成されました。1993年9月12日アメリカ・テネシー州生まれのケルシー・バレリーニの「Dibs」が今週カントリー・エアプレイ・チャートで第1位になりました。これはデビュー・シングルに続いて2曲連続第1位です。女性アーティストでデビューから2曲連続で1位になったのは彼女が5人目とのことです。デビュー・シングル「Love Me Like You Mean It」は2014年にリリースされましたが、昨年の7月に1位になっています。またデビューから3曲連続1位を達成したのがワイノーナでした。以下のとおりです。

 

3曲連続1位:ワイノーナ (1992)
She Is His Only Need, I Saw The Light, No One Else On Earth

 

2曲連続1位:
フェイス・ヒル (1994): Wild One, Piece Of My Heart
ディアナ・カーター (1996-97): Strawberry Wine, We Danced Anyway
ジェイミー・オニール (2001): There Is No Arizona, When I Think About Angels
ケルシー・バレリーニ (2015-16): Love Me Like You Mean It, Dibs

 
HOT100では昨年最高位84位を記録した後、すでに圏外へ去ってしまったのですが、コロンビアのレゲトン・シンガー、J.バルヴィンの「Ginza」(ジンザ)が今週ラテン・ソングス・チャートで21週連続第1位になり、コラボを除くソロ・アーティストとして歴代単独1位の1位週数を記録しました。タイトルは日本の「銀座」からとったとインタビューで答えていました。歴代の1位週数上位曲は以下の通りです。なお、このチャートは1986年にスタートしました。

 

1位 41週 Bailando / Enrique Iglesias Featuring Descemer Bueno and Gente de Zona (2014-15)
2位 31週 El Paerdon / Nicky Jam and Enrique Iglesias (2015)
3位 25週 La Tortura / Shakira Featuring Alejandro Sanz (2005)
4位 21週 Ginza / J. Balvin (2016継続中)
5位 20週 Flex / Te Quiero (2008)
5位 20週 Juanes / Me Enamora (2007-08)
5位 20週 Son by Four / A Puro Dolor (2000).

 

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訃報です。カントリー・チャートで16曲連続1位など数々の大ヒットを記録したソニー・ジェームスが2/22に亡くなりました。87歳でした。50年代から80年代にかけて活躍し、67年から71年までカントリー・シングル・チャートで16曲連続第1位を達成しました。この記録(季節物を除く)は1985年アラバマに抜かれるまで歴代1位の連続1位曲数の記録でした。2006年にはカントリー・ホール・オブ・フェイム入りも果たしています。

 

ソニー・ジェームスは1929年5月1日アラバマ州ハックルバーグ生まれ。家族とラジオ・ショーに出演して歌っていました。活動の範囲を広げている最中の1950年にアラバマ州兵として朝鮮戦争に加わりました。1年後に帰国してからは元ルームメイトのチェット・アトキンスの助言もあってナッシュヴィルでキャピトル・レコードと契約しました。デビュー・シングル「Short Cut」はチャートインしませんでしたが、「That’s Me Without You」がカントリー・ディスク・ジョッキー・チャートで53年に最高位9位を記録。6曲目にチャートインした「Young Love」は9週間第1位(ポップのディスク・ジョッキー・チャートでも第1位)の大ヒットとなります。その後大きなヒットには恵まれませんでしたが1964年「You’re The Only World I Know」がカントリー・シングル・チャートで1位になると1972年「When The Snow Is On The Roses」までチャートに入った25曲中21曲が第1位、他の4曲も2位3曲、3位1曲という大人気ぶりでした。映画出演やマリー・オズモンドの「Paper Roses」(73年カントリー=1位、HOT100=5位)をプロデュースするなど活躍の範囲を広げ、最後のヒットとなる83年最高位58位の「A Free Roamin’ Mind」まで実にカントリー・チャートに71曲を送り込みました。ご冥福をお祈りします。

 

 
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3/5付。今週のビルボード・アルバム・チャートから。

 

今週の第1位はアデルの『25』です。151,000EAU(実売125,000枚)で1位に返り咲きました。通算9週目の第1位です。

 

今週はグラミー賞授賞式でのパフォーマンスやトリビュート、受賞したアーティストの作品が軒並み上昇しました。一例ですが以下のチャート・アクションが目立ちました。

 
2 ← 5 Justin Bieber / Purpose
5 ← 11 Chris Stapleton / Traveller
6 ← 12 The Weeknd / Beauty Behind The Madness
8 ← 20 Taylor Swift / 1989
16 ← 60 Kendrick Lamar / To Pimp A Butterfly
17 ← 37 Various Artists / 2016 Grammy Nominees
22 ← 42 David Bowie / Black Star
23 ← 99 James Bay / Chaos And The Calm
28 ← 148 Alabama Shakes / Sound & Color

 

アルバムチャートは実売のセールスに加えて収録曲のダウンロードやストリーミング回数も加味してランキングされています。EAUは換算枚数をあらわしています。
今週のTOP10内初登場は1枚です。

 

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第4位に初登場したのがカントリー・デュオのジョーイ&ローリー『Hymns That Are Important to Us』です。ジョーイ・マーティン・フィークとローリー・リー・フィーク夫妻です。奥さんのジョーイがリード・ヴォーカル。ローリーがバック・ヴォーカルを務めています。7枚目のスタジオ・アルバムです。カントリー・アルバム・チャートでは初登場第1位。カントリー・チャートでは2008年のデビュー・アルバム『The Life Of A Song』、2010年のセカンド・アルバム『Album Number Two』以来のTOP10入り、ビルボード200では初のTOP10入りとなりました。このアルバムはクリスチャン・アルバム・チャートでも1位を獲得しました。このようにカントリー、クリスチャンの両方のチャートで1位になったアルバムはこの20年間で4枚目とのことです。

 

LeAnn Rimes / You Light Up My Life – Inspirational Songs (97年カントリー9週、クリスチャン35週1位)
Alan Jackson / Precious Memories (06年カントリー2週、クリスチャン22週)
Alabama / Songs Of Inspiration (06年カントリー1週、クリスチャン2週)

 
ジョーイとローリーは2002年に結婚して現在2歳になる娘がいます。そしてジョーイは現在病気療養中です。病名は子宮頸がん。娘が生まれて4ヶ月後の2014年6月に癌と診断されました。その後闘病生活を送っていたのですが、昨年10月に延命治療を打ち切ると発表しました。現在ステージ4で、自宅でホスピス・ケアを受けて過ごしているとのことです。娘と夫とできるだけ長い時間を一緒に過ごしたいというジョーイの希望でした。

 
2016年2月24日第36回ブリット・アワードの授賞式がロンドン02アリーナで行われました。受賞作品・アーティストをご紹介します。

 
MasterCard British Album of the Year: Adele / 25
British Single: Adele / Hello
British Artist Video of the Year: One Direction / Drag Me Down

 

British Female Solo Artist: Adele
British Male Solo Artist: James Bay
British Group: Coldplay
British Breakthrough Act: Catfish & the Bottlemen

 

International Female Solo Artist: Bjork
International Male Solo Artist: Justin Bieber
International Group: Tame Impala

 

Critics’ Choice: Jack Garratt
British Producer of the Year: Charlie Andrew
Global Success Award: Adele

 

 

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