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2016/4/30 Billboard Chart

time 2016/04/28

★リアーナ、ビートルズを抜いて60週目の第1位

★ジャスティン・ビーバー、遂に新記録

★リアーナ、新曲がTOP40入り。歴代11位の曲数に

★訃報:プリンス

★死の直前は

★ベスト盤が数時間のセールスで全米1位へ

★プリンスのオールタイムTOP40ヒット

 

 

4/30付。今週のビルボード・シングル・チャートから。

 
全米ではプリンスの急死にオバマ大統領をはじめ、多くのアーティスト、著名人から追悼のメッセージが寄せられ、TV、ラジオとも多くの特番が組まれでいます。また店頭にあったCDはあっという間に売り切れ、卸の在庫も1日でなくなったそうです。現在レコード会社では急遽プリンスのCDを生産中で大量注文に応えるとのことでした。このコーナー最後の部分で追悼します。

 

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今週の第1位はリアーナ・フィーチャリング・ドレイクの「Work」で9週連続第1位です。R&Bヒップホップ・ソングス・チャートでは11週目の第1位。ただ、デジタル・セールスは12位から13位、ラジオ・ソングスは3位から6位、そして8週連続1位だったストリーミングも2位へダウンしてしまい、集計3部門で1位がないのに足し算するとポイントで今週1位でした。リアーナの1位週数はこれで合計60週となり、ビートルズを抜き、マライア・キャリーの79週に次いで歴代単独2位となりました。またアメリカ出身アーティスト以外のHOT100の1位独占は新記録を更新中ですが、連続41週となりました。

 

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第2位は先週の5位から絶好調、今週一気に2位に上がったニュー・ヨーク出身のラッパー、デザイナーの「Panda」です。ストリーミングで今週1位、デジタル・セールスで9位から4位とこの2部門では1位のリアーナを上回っているのですが、ラジオ・ソングスが今週ようやく32位に初登場。これで今週はHOT100で2位です。ラップ・ソングス・チャートでは2週連続1位となっています。

 
今週のジャスティン・ビーバー。「Love Yourself」は今週6位から8位にダウン。ということは、昨年12/5に4位に初登場して以来の、TOP10内初登場以来連続滞在週数が22週となり、ビルボード新記録を達成いたしました。ラジオ・ソングス・チャートでは今週も1位でこれで10週連続1位となりました。また、まだ気が早いですが、この曲は1位から8位までの全ポジションを記録しています。あと9位と10位。記録するでしょうか。

 

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今週の第4位はメーガン・トレーナーの「No」です。先週の最高位3位からダウン。ところで、彼女はシーア同様ソングライターとしても活躍しています。この曲もそうですが、他のアーティストにも提供していて、今週2曲HOT100に入っています。

 

まず、59位から52位に上昇中のラスカル・フラッツ「I Like The Sound Of That」。3人のソングライターの一人が彼女です。この曲はカントリー・エアプレイ・チャートで今週通算13曲目の1位となり、彼らはザック・ブラウン・バンドと並んで3人以上のグループでの最多1位ホルダーとなりました。アルバム『Rewind』から4曲目のシングルなんですが、1位は「Banjo」(2012年5月12日付)以来ほぼ4年ぶりとのことです。

 

もう1曲は今週92位に初登場したジェニファー・ロペスの新曲「Ain’t Your Mama」です。これはソングライターが6人クレジットされていて、そのうちの一人がメーガン・トレーナーでした。

 
さて、アデルの「Hello」はHOT100では今週25位から27位にゆっくりダウンしていますが、アダルト・コンテンポラリー・チャートでも遂に1位からダウンしました。先週まで21週間の1位は歴代3位、女性アーティストでは1位タイという記録になりました。そのアデル「Hello」に代わって今週アダルト・コンテンポラリー・チャートで1位になったのが、HOT100では今週は26位(先週27位)にランクされているショーン・メンデスの「Stitches」です。6秒動画アプリVINESで当時250万人以上のフォロワーを集めてデビュー。テイラー・スウィフトの『1989 Tour』ではオープニング・アクトを務めました。「Stitches」はHOT100ではすでに最高位4位を記録して登場週数が47週の大ヒットとなっています。

 
「Work」が9週連続第1位のリアーナですが、次のシングル「Needed Me」が先週の47位から今週は33位にアップしてきました。これでリアーナはHOT100チャートで43曲目のTOP40ヒットを記録しました。これは歴代11位タイ。歴代上位は以下の通りです。

 
1位 80曲 Elvis Presley
2位 68曲 Lil Wayne
3位 57曲 Elton John
4位 51曲 Glee Cast
5位 50曲 Beatles
6位 49曲 Madonna
6位 49曲 Taylor Swift
8位 47曲 Drake
9位 46曲 Stevie Wonder
10位 44曲 James Brown
11位 43曲 Aretha Franklin
11位 43曲 Jay Z
11位 43曲 Rihanna

 
テイラー・スウィフトは「New Romantic」が62位から今週46位へアップ。この曲がTOP40に入ればビートルズに並びます。またドレイクはニュー・アルバムの発売ということもあって今後エルトンに迫るところまで行くかもしれません。

 

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ダークス・ベントリーの「Somewhere On A Beach」が39位から35位へアップしています。この曲を収録したニュー・アルバム『Black』は5/27発売です。アルバムにはエル・キングやマーレン・モリスも参加しているそうです。また今週カントリー・ソングス・チャートで1位になりました。彼の1位は2012年8月4日「5-1-5-0」が1位になって以来約3年9ヶ月ぶりです。通算11曲目のNo.1となりました。アルバム発売に伴って夏まで全米ツアーの予定です。

 

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72位から63位にアップしているのが、ケリー・クラークソンの「Piece By Piece」です。3月にアメリカン・アイドルに出演してこの歌をバラード・バージョンで披露して、そのバージョン(Idol Version)を急遽レコーディングしてデジタルで発売したところ、HOT100でいきなり8位に初登場しました。その後は82位まで下がりましたが、今週アダルト・ポップ・ソングス・チャートで12位から9位に上がるなどラジオ・ステーションで人気がじわじわ広がって、HOT100でも再浮上してきました。アダルト・ポップ・ソングス・チャートでは15曲目のTOP10となり、テイラー・スウィフトを抜いて女性アーティストでは歴代1位の曲数となりました。アイドル・バージョンは4/29に発売になる『Now 58』に収録されています。

 
最後に今週70位に初登場したのがピットブル・フィーチャリング・エンリケ・イグレシアスの「Messin’ Around」です。ソングライターに8人もクレジットされていて、その中にREOスピードワゴンのギタリスト、ゲイリー・リッチラスの名前がありました。そう、この曲はREOスピードワゴンの81年最高位5位の大ヒット「Take It On The Run」を使っています。その作者がゲイリー・リッチラスなんです。ご存知の方も多いかと思いますが、残念なことに彼は昨年の9月13日に65年の生涯を閉じました。

 
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4/30付。今週のビルボード・アルバム・チャートから。

 

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今週の第1位はルミニアーズの『Cleopatra』です。125,000EAU(実売は108,000枚)のセールスでした。2012年のデビュー・アルバム『Lumineers』は最高位2位を記録して2013年年間13位。これまで170万枚を売り上げた大ヒットアルバムになりました。このアルバムから大ヒットしたのが「Ho Hey」でした。HOT100では最高位3位で2013年年間12位でした。それ以来のアルバムということもあって、前作同様、ロック・アルバム、フォーク・アルバムの両方のチャートで初登場1位となっています。前作はフォーク・アルバム・チャートでは18週間第1位を記録しました。4/14イギリスのブリストルを皮切りにツアーがスタートしています。アメリカにわたり、6月以降再びヨーロッパに戻ってツアーを続けるとのことです。

 
アルバムチャートは実売のセールスに加えて収録曲のダウンロードやストリーミング回数も加味してランキングされています。EAUは換算枚数をあらわしています。

 

今週のTOP10内初登場はあと1枚です。

 

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第2位にデフトーンズの『Gore』が初登場。ハード・ロック・アルバム・チャートでは初登場1位でした。71,000EAU(実売69,000枚)のセールス。1988年にカリフォルニア州サクラメントで結成されたオルタナティヴ・ロック・バンドです。メジャー・デビューまで7年かかって発表された『Adrenaline』はチャートに入りませんでしたが、その後の彼らのアルバムのヒットで『Adrenaline』が見直され100万枚以上のセールスを記録しています。『Gore』は8枚目のスタジオ・アルバムで5枚目のTOP10入りとなりました。2位という順位は2003年に発売された4枚目のアルバム『Deftones』と並ぶ過去最高順位です。また、ロック・ソングス・チャートに収録されている11曲すべてが今週チャートインしました。

 

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スーパースター、プリンスが亡くなりました。

 

4月21日ミネソタ州ミネアポリス近郊にある、スタジオも併設されている広大な自宅のエレベーターの中で倒れているのが発見され、死亡が確認されたとのことです。

 
インフルエンザにかかったため、7日のアトランタでのコンサートはキャンセルして、その代替日となった14日のコンサートでは、2回公演を決行。それぞれ25曲、19曲をパフォーマンスしたとのことです。このコンサートは昨年11月ウィーンからスタートしてヨーロッパ各地を回り、アメリカでも各地で開催してきたピアノ弾き語りツアー『Piano And a Microphone Tour』です。

 
15日にプライベート・ジェットで移動中、機内で体調が悪化し、イリノイ州モリーンに緊急着陸して病院へ搬送されその後自宅で療養していたそうです。一部では薬物の過剰摂取で体調不良となり、搬送された病院では入院を勧められましたが、個室がなかったため3時間後に再び離陸して自宅へ連れ帰ったとも伝えられています。

 

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16日には自宅内のスタジオで200人を招待してのダンス・パーティが行われたそうで、始まる前にはプリンス自身が(パーティとは直接関係ないかもしれませんが)スティーヴィー・ワンダーやジョニ・ミッチェル、サンタナなど6枚のCDを購入しているところが目撃されたとの情報もあります。

 
21日朝に医師と面会の予定だったにもかかわらず現れなかったため、スタッフに連絡がいき、スタッフが自宅内でプリンスを探したところ、エレベーター内で倒れているのを発見。すぐに救急車を呼ぶも、救急隊員によって午前10時7分に死亡が確認されたとのことです。あまりにも突然の訃報でした。

 
亡くなった日に地元のラジオ局は「虹が完璧な形でプリンスの自宅兼スタジオであるペイズリー・パークの上にかかっていた」と伝えていました。私もSNSに投稿されたファンが撮ったとみられる虹の写真を見ました。

 
アメリカのTV局では『マイケル・ジャクソン以来の衝撃的な死』と伝えられ、特別番組を流しているとのことです。

 
日本でも多くの報道番組で伝えられ、ラジオでは多くの特集も組まれ、さらに5/8にはNHK-BSプレミアムでの追悼番組が決まりました。

 

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アメリカでは映画『パープル・レイン』がAMCシアターズの87の映画館で4/23から4/28まで上映されたり、亡くなった4/21から4/29まで衛星デジタル・ラジオのシリウスXMラジオでプリンス・トリビュート・チャンネルを開設して、初期のころから亡くなる前までに発表されたアルバム『HITnRUN Phase One』までのプリンスの曲をかけて追悼するとのことです。

 
オバマ大統領をはじめ、多くの著名人、アーティストから追悼のメッセージが寄せられています。また多くの建物や橋などを紫の光でライトアップするなどでプリンスの死を悼んでいます。

 
ビルボードのチャートのセールスの集計は金曜日から木曜日までなのですが、21日木曜日に亡くなり、それが伝わるとプリンスの曲やアルバムのダウンロードが急激に増え、店頭にあったCDの在庫はあっという間に売り切れ、さらに卸の在庫にあった分も1日で売り切れたそうです。レコード会社では現在大量の注文に応えるため急遽生産して対応しているそうです。

 

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その結果2001年にリリースされた『Very Best』が、当時最高位66位でしたが、5/7付のビルボード200では1位に再登場します。他にもTOP10内に『Purple Rain』が2位、『The Hits/The B-Sides』が6位に再登場。こちらのデータについては来週もう一度ご案内します。

 
『Purple Rain』は1984年8月4日にそれまで1位だったブルース・スプリングスティーンの『Born In The U.S.A.』を2位に落として1位になり、その後85年1月12日まで24週連続で1位を続け、84年24位、85年9位と2年にわたって年間チャートに入りました。84年は新しく1位になったアルバムがたった4枚しかなく、これはその年に初めて1位になったアルバム数の年間最少記録になっています。アメリカン・ミュージック・アワードでは84年年間1位の『Thriller』を抑えて、『Favorite Pop/Rock Album』に選ばれました。第27回グラミー賞では最優秀ロック・グループと最優秀オリジナル・スコア・アルバムを受賞。アカデミー賞でも最優秀歌曲・編曲賞を受賞しました。プリンスは32回グラミー賞にノミネートされ合計7回受賞しています。

 
ポップ・チャートで、アルバムはTOP10入りが16枚あり、そのうち4枚がNo.1に、シングルは19枚のTOP10ヒットのうち5曲が第1位に輝いています。

 

 

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また、ちょうど30年前の1986年4月19日付のHOT100チャートではプリンス&ザ・レヴォリューションの「Kiss」が1位、バングルスの「Manic Monday」が2位ということでプリンスの作品が1位2位を独占しました。「Manic Monday」はプリンスという名前ではなくクリストファーという名前でソングライターとしてクレジットされました。

 

ここでビルボードが発表したHOT100チャートでのプリンスのオール・タイムTOP40ヒットをご紹介します。

 
1. When Doves Cry (1984年最高位1位)
2. Kiss (86/1)
3. Let’s Go Crazy (84/1)
4. Cream (91/1)
5. Batdance (89/1)
6. Raspberry Beret (85/2)
7. U Got the Look (87/2)
8. Purple Rain (84/2)
9. The Most Beautiful Girl in the World (94/3)
10. Sign ‘O’ the Times (87/3)

 

11. Little Red Corvette (83/6)
12. Diamonds and Pearls (92/3)
13. Thieves in the Temple (90/6)
14. Pop Life (85/7)
15. Delirious (83/8)
16. I Would Die 4 U (85/8)
17. 7 (93/7)
18. Alphabet St. (88/8)
19. I Could Never Take the Place of Your Man (88/10)
20. 1999 (83/12)

 

21. I Wanna Be Your Lover (80/11)
22. Partyman (89/18)
23. Gett Off (91/21)
24. Mountains (86/23)
25. Take Me With You (85/25)
26. The Arms of Orion (89/36)
27. Money Don’t Matter 2 Night (92/23)
28. I Hate U (95/12)
29. LetItGo (94/31)
30. America (85/46)

 

31. The Morning Papers (93/44)
32. Anotherloverholenyohead (86/63)
33. Let’s Pretend We’re Married/Irresistible Bitch (84/52)
34. My Name Is Prince (92/36)
35. Hot Thing (88/63)
36. Pink Cashmere (93/50)
37. Controversy (81/70)
38. Call My Name (04/75)
39. The Greatest Romance Ever Sold (00/63)
40. New Power Generation (90/64)

 

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プリンス・ロジャース・ネルソン。

 

その独創的な音楽性、カリスマ性は世界中のアーティストに多大な影響を与えました。ギター、ドラム、ベース、キーボードなど20種類以上の楽器を演奏し、作詞作曲、編曲にプロデュースまでこなすマルチアーティストでした。

 
私たちにたくさんのものを残してくれてありがとう。
今でも亡くなったなんて信じられません。享年57歳。ご冥福をお祈りします。

 

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