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2016/5/14 Billboard Chart

time 2016/05/11

★今週はビヨンセ、プリンス一色

★その中でジャスティン・ビーバー、遂に!!!

★ビヨンセ、プリンスTOP40内にともに8曲チャートインは新記録

★ビヨンセはアルバム収録曲全曲チャートイン

★女性アーティストHOT100登場曲数ランキングTOP15。ビヨンセは何位?

★ビヨンセ、アルバムチャートでも新記録

★エイサップ・ファーグ初登場

★プリンス、アルバムTOP10に5枚!過去には?マイケルは?ビートルズは?

 

 

5/14付。今週のビルボード・シングル・チャートから。

 

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今週のHOT100は、プリンスの死後最初の1週間が経過して集計された週ということでアルバム、シングルともにプリンスの作品が軒並み上昇しています。またビヨンセの新譜が初登場してそれに伴ってシングルが全曲HOT100に登場するなど、今週も記録づくめの週となりました。
HOT100第1位は先週に引き続いてデザイナーの「Panda」。2週連続で第1位です。今週もオーディオのストリーミングとファンが作ったビデオのストリーミングで3660万ストリームスを記録して、チャートポイントの2/3をストリーミングで稼ぎました。まだオフィシャルのビデオはリリースされていません。ストリーミングは2週連続1位でしたが、デジタル・セールスが2位から13位に急落。ラジオ・ソングスは27位から19位へアップしています。デジタル・セールスは前週比10%ダウンの102,000ダウンロードでしたが、プリンスの楽曲が軒並みデジタル・セールスを伸ばしたため、順位が大きく下がりました。

 

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http://item.rakuten.co.jp/americanpie/rpblb002510202

第2位はドレイク・フィーチャリング・ウィズキッド&カイラの「One Dance」が3位からアップ。ストリーミング2位、ラジオ・ソングス16位から12位、デジタル・セールスは7位から10位でした。来週のチャートでニュー・アルバム『View』が入ってきますので、この曲もそれに伴ってデジタル・セールス中心に伸びそうです。ドレイクはこれまで2曲のHOT100でのNo.1があるのですが、いずれもリアーナがメインでフィーチャリング・アーティストとしての1位でした。2010年の「What’ My Name?」と今年の「Work」です。これまでリード・アクトとしては2009年の「Best I Ever Had」、昨年の「Hotline Bling」に並んで3曲目の最高位2位となっています。

 

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今週のジャスティン・ビーバー。お伝えしますよ!!先週ちょっとお伝えしましたが、今週はプリンスとビヨンセのデジタル・セールスが急伸しましたので、「Love Yourself」は先週の9位から15位にダウンしました。これで初登場以来続いていたTOP10滞在週数は23週でストップしました。もちろん、ビルボード記録です。これに次ぐ記録が21週ですが、その4曲中2曲がジャスティン・ビーバーの「What Do You Mean?」と「Sorry」。この曲も含めてアルバム『Purpose』は大ヒット曲3曲も入っているアルバムとなりました。また、「What Do You Mean?」がTOP10に初登場してから先週まで、ジャスティンは34週連続でTOP10入りしていました。また「Love Yourself」は先週までに1位から9位までの全ポジションを記録していましたが、今週は15位。でも先週予測しましたが、ビヨンセとプリンスの曲が来週まで続かないかもしれない、そうすれば来週は10位も夢じゃないと。そして来週5/21付で「Love Yourself」は第10位に戻り、史上5曲目のTOP10全ポジション記録曲となりました。
さて、プリンスとビヨンセですが、今週のTOP40を見てみるとともに8曲ずつTOP40入りしました。実はこれは記録で、これまではTOP40内に7曲同時チャートインが記録でした。今週新記録、それも2人!以下の通りです。

 

TOP40内同一アーティスト、同時チャートイン曲数:
8曲:
Beyonce(1週): 2016/5/14
Prince(1週): 2016/5/14

7曲:
Beatles(2週):1964/4/11, 1964/4/25
Lil Wayne(3週):2008/9/27, 2008/10/4, 2008/10/25
Taylor Swift(1週):2009/11/14
まず、プリンス。TOP10内には、17位から4位に「Purple Rain」、20位から8位に「When Doves Cry」が入りました。プリンスのTOP10入りは94年6月18日の「The Most Beautiful Girl In The World」以来22年ぶりです。

 

「Purple Rain」は今週282,000ダウンロードでデジタル・セールス・チャート第1位。このチャートでは2位が198,000ダウンロードで「When Doves Cry」。1位2位が同一アーティストは2014年11月1日、1位「Out Of The Woods」、2位「Shake It Off」のテイラー・スウィフト以来です。またデジタル・セールス・チャートTOP10にプリンスの曲が7曲入りましたが、これは新記録。これまでは6曲同時が最高で、2009年7月11日付のマイケル・ジャクソンでした。この年の6月25日にマイケルが亡くなり、最初のチャート・ウィークでした。「Purple Rain」は今週ロック・ソングス・チャートでも第1位です。このチャートでもTOP5で4曲をプリンスが占めました。これも新記録。これまでは3曲が最高で、デヴィット・ボウイ、コールドプレイと先週のプリンスでした。
今度はビヨンセ。アルバム『Lemonade』が今週アルバム・チャートで初登場1位なのですが、それに伴って12曲全曲のデジタル・セールスがリリースされ、なんと12曲すべてHOT100に入りました。HOT100での同一アーティスト同時チャートインはジャシティン・ビーバーのアルバム『Purpose』リリース時の17曲です。この時はアルバムのデラックス・エディション収録の18曲中17曲が同時にチャートインしました。昨年の12月5日付ですね。女性アーティストではビヨンセが新記録です。これまではアルバム『Speak Now』リリース時の2010年11月13日付でテイラー・スウィフトが11曲当時にHOT100に入りました。今回12曲がHOT100に初登場したことで、ビヨンセのHOT100登場曲数は一気に53曲となり、女性アーティストでは歴代6位タイとなりました。なおデスティニーズ・チャイルド時代の14曲はこれに含まれておりません。歴代TOP15は以下の通りです。
1位 73曲 Aretha Franklin
2位 69曲 Taylor Swift
3位 66曲 Nicki Minaj
4位 57曲 Madonna
5位 56曲 Dionne Warwick
6位 53曲 Beyonce
6位 53曲 Connie Francis
8位 52曲 Rihanna
9位 48曲 Brenda Lee
10位 47曲 Mariah Carey
11位 43曲 Miley Cyrus
12位 41曲 Barbra Streisand
13位 40曲 Mary J. Blige
13位 40曲 Janet Jackson
13位 40曲 Diana Ross
ちなみに、今週ビヨンセの曲で28位に「Don’t Hurt Yourself」が初登場しているのですが、フィーチャリング・ジャック・ホワイトとなっております。元ホワイト・ストライプスで、ソロではアリシア・キーズ・フィーチャリング・ジャック・ホワイトで2008年に「Another Way To Die」が81位を記録しました。この曲は007シリーズの『Quantum Of Solace(慰めの報酬)』のテーマ・ソングで、今回はそれ以来の登場です。しかも初のソロTOP40ヒットとなりました。
ビヨンセが放った12曲の初登場で一番上に登場したのが第10位に初登場した「Formation」です。16曲目のTOP10ヒットとなりました。174,000ダウンロードでした。この曲はR&Bヒップ・ホップ・ソングス・チャートでは6位に再登場しました。再登場なんです。実はこの曲は2/6にビヨンセも共同オーナーのTIDAL限定でリリースされていました。しかし今週までこの曲に関しては、TIDALはセールスを集計しているニールセンにその集計結果を報告しなかったため、この曲はHOT100チャートには入りませんでした。R&Bヒップホップ・ソングス・チャートではエアプレイのみで最高位33位(3/19)を記録しています。

 

「Formation」は、2/7に行われ、1億1190万人が見たという第50回NFLスーパーボウル、そのハーフタイムショーでパフォーマンスされた曲です。マイケル・ジャクソンの93年のハーフタイム・ショーでの衣装を思わせるような格好で、バックダンサーも同様のスタイルでパフォーマンスしていました。これはここ最近起きている白人警官による黒人への差別や暴力に対抗して、『我々は黒人であることを誇りに思っている』という意思表示だとのことです。

 

ビヨンセは4/27から『The Formation World Tour』をスタートしていますが、4/27のツアー初日、マイアミ・マーリンズ・パークではこの曲はオープニングで歌われていました。6/14まで全米各地を回り、その後ヨーロッパ11ヶ国でコンサート。9/7から再びアメリカに戻って10/2までの全126公演が発表されています。前回の2013-14年の『Mrs. Carter World Tour』では2億1200万ドルというとてつもない興行成績でしたが、今回も2億ドル以上に上るだろうと予想されています。アジア、オセアニアのツアーは10月以降にあるのでしょうか。日本は?

 

 

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5/14付。今週のビルボード・アルバム・チャートから。

 

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今週の第1位は653,000EAU、実売485,000枚のセールスでビヨンセの『Lemonade』が初登場第1位です。これでビヨンセはソロになってから6枚連続でスタジオ・アルバムが初登場1位となり新記録を作りました。スタジオ・アルバムで、デビューから5枚連続初登場1位はこれまでDMXと並んでいました。また初登場でなくデビューから5枚連続第1位はキングストン・トリオも記録しています。言ってみればDMXが並ぶまでデビューから5枚連続第1位はなかったわけで、現在の集計方法とは違う時代に、しかも下から上がってきてデビューから5枚連続で1位になったキングストン・トリオの記録は凄いの一言です。スタジオ・アルバム以外も含めた場合、ドレイクも5枚連続第1位です。内訳はスタジオ・アルバム3枚、ミックステープ2枚ですが、最初の1位のアルバムの前にEPが6位を記録しています。したがってドレイクは、スタジオ・アルバムではデビューから3枚連続初登場1位となっています。

 

アルバムチャートは実売のセールスに加えて収録曲のダウンロードやストリーミング回数も加味してランキングされています。EAUは換算枚数をあらわしています。

 

今週のTOP10内初登場はあと1枚です。

 

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第8位に初登場したのが、ラッパー、エイサップ・ファーグのセカンド・アルバム『Always Strive And Prosper』です。1988年10月20日ニュー・ヨーク・ハーレム生まれの27歳。ハーレムのラップ・グループ、エイサップ・モブのメンバーに見いだされてグループに加入。2013年に『Trap Lord』でデビューし、ビルボード200で最高位9位を記録しました。今回のセカンド・アルバムも連続でTOP10に入りました。父親はアパレル・ショップを経営し、パフ・ダディのバッド・ボーイ・エンターテインメントのロゴをデザインしたことがあるとのことです。今回のアルバムには母親と、グループのメンバーで昨年1月に26歳の若さで急死したエイサップ・ヤムスの母親が、彼に捧げる曲「Yammy Gang」で参加しています。他にもミッシー・エリオット、リック・ロス、チャックD、フューチャー、ビッグ・ショーン、スクールボーイQといった名だたるラッパーやクリス・ブラウン、タイ・ダラー・サインもゲスト参加している豪華アルバムとなっています。

 

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さて、シングル同様、アルバム・チャートでもプリンスのアルバムはものすごいセールスを記録しました。死後1週間でアルバム、シングル(ダウンロード)は全部で441万枚売れたとのことです。その前の1週間はアルバムが合計5000枚、シングルは14,000ダウンロードでした。
今週のプリンスはTOP10に5枚、200位内に19枚が同時にランクインしています。先週1位の『Very Best』は391,000EAUと先週の179,000EAUから大幅にセールスを伸ばしたものの、ビヨンセに阻まれて今週は第2位です。実売は216,000枚でした。

 

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他にプリンスのTOP10入りしたアルバムをご紹介しますと、第3位には2位からダウンした『Purple Rain』が入っています。15万EAU(実売133,000枚)でした。第4位が『The Hits/The B-Sides』が6位からアップ。6位には『Ultimate』が61位からアップして19枚目のTOP10アルバムになりました。7位は31位から『1999』がアップ。4位、6位、7位ともに今週の順位で過去最高位を更新しました。『Ultimate』は55位、『1999』は9位がこれまでの最高位でした。
1963年8月17日にアルバム・チャートが統一されて以来、TOP10に同一アーティストのアルバムが5枚入ったのは初めての出来事です。
ここでちょっとアルバム・チャートの変遷を語らなければならないのですが、現在のアルバム・チャート、ビルボード200は2009年12月5日から現在のようなスタイル、つまり、発売されている全アルバムが集計対象となっております。その前までは、『Top Comprehensive Albums』というチャートが全アルバムが集計対象でした。その当時の『Billboard 200』は新譜中心のチャートで、発売から18ヶ月たって100位以下のポイントになると『Billboard 200』から消えてカタログ・アルバムのチャートに移行していました。こうなったのは1991年3月25日付からです。
現在のスタイルであった『Top Comprehensive Albums』ではTOP10に同一アーティストが6枚同時チャートインということがあったのです。おわかりですね。マイケル・ジャクソンです。2009年7月25日付では1位『Number Ones』、3位『Thriller』、4位『Essential』、6位『Off The Wall』、8位『Bad』、そして9位に『Dangerous』が入りました。この翌週も順位を変えてこの6枚がTOP10に入っていました。またこの年の9月26日付ではビートルズがアルバムをリマスター盤で再発売して5枚同時にTOP10に入りました。3位『Abbey Road』、5位『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』、7位『The Beatles』、8位『Rubber Soul』、そして10位が『Revolver』でした。ちなみに、今週5/14付のカタログ・アルバム・チャートはTOP10すべて、さらに13位までがすべてプリンスです。これも初めての出来事です。

 

★新刊書籍のお知らせ:

 

tps2015
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/tps2015
お待ちどお様でした。チャートマニアのバイブル、TOP POP SINGELS 2015が6月下旬に発売予定(税込・送料込12900円)です。

今回から、UKシングルチャート、キャッシュボックス、ミュージック・ベンダー、レコード・ワールドで1位になった曲はそれぞれの曲名の後にその記号とその週数が記載されています。現在ご予約受付中です。詳しくは画像をクリックしてください。中身の画像もあります。

 

その他にもTOP10チャートを掲載した以下の2冊も発売になります。

 

agh4015

http://item.rakuten.co.jp/americanpie/agh4015

☆ America’s Greatest Hits TOP10 Charts 1940-2015 (HARDCOVER)【限定生産】
8290円

1940年から2015年までのベスト・セラーズ・チャートとHOT100チャートのTOP10チャートが毎週すべて収録されています。

 

 

aga5615

http://item.rakuten.co.jp/americanpie/aga4015

☆ America’s Greatest Albums 1956-2015 (HARDCOVER)【限定生産】【6月下旬発売】
7590円

* 1956年から2015年までのアルバム・チャートのTOP10チャートがすべて収録されています。
当店取扱いのヒットチャート関連書籍はこちらでご案内しております。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/c/0000000102/

 

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