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2017/7/1 Billboard Chart

time 2017/07/03

7/1付

★ラテン・ソングス・チャートで20週目の第1位!20週以上の1位他には?

★ジャスティン・ビーバーにまた記録

★シャナイア、久しぶりのアルバム

★あのドラマーがツアー引退を発表。今週のあめりかん☆ぱいHOT100オールタイム・ランキングはこのドラマーがいたグループとソロのヒット曲ランキングです

★ケイティ・ペリーの凄い記録、スロー記録、史上初の記録、惜しい出来事

★アルバム・チャート、エントリー・ルール一部変更

 

 

7/1付。今週のビルボード・シングル・チャートから。

 

https://item.rakuten.co.jp/americanpie/umlb002650302

今週の第1位はルイス・フォンシ&ダディ・ヤンキー・フィーチャリング・ジャスティン・ビーバーの「Despacito」。6週連続第1位となりました。ストリーミングが6940万ストリームスで6週連続第1位。デジタル・セールスは140,000ダウンロードで7週目の第1位。ラジオ・ソングスは3位にアップと絶好調です。ラテン・ソングス・チャートでは20週目の第1位となりました。1984年にスタートしたこのチャートで20週以上のNo.1ソングは8曲目です。以下のとおりです。

 
1位 41週 Bailando / Enrique Iglesias Featuring Descemer Bueno & Gente de Zona (2014-2015)
2位 30週 El Perdon / Nicky Jam & Enrique Iglesias (2015)
3位 25週 La Tortura / Shakira Featuring Alejandro Sanz (2005)
4位 22週 Ginza / J Balvin (2015-2016)
5位 20週 Despacito / Luis Fonsi & Daddy Yankee Featuring Justin Bieber (2017)
5位 20週 Te Quiero / Flex (2008)
5位 20週 Me Enamora / Juanes (2007)
5位 20週 A Puro Dolor / Son By Four (2000)

 

 

https://item.rakuten.co.jp/americanpie/epic544665

今週の第2位は初登場第1位のあと5週連続で3位に留まっていたDJキャレド・フィーチャリング・ジャスティン・ビーバー、クアヴォ、チャンス・ザ・ラッパー&リル・ウェインの「I’m The One」です。ところで、この曲はデジタル・ソングス・チャートでも第2位です。デジタル・ソングス・チャートの第3位が初登場でデヴィッド・ゲッタ・フィーチャリング・ジャスティン・ビーバーの「2U」なんです。この曲はHOT100では今週16位に初登場しました。そうなんです。デジタル・ソングス・チャートで史上初の出来事が起きました。TOP3すべてにジャスティン・ビーバーが入っています。同一アーティストのTOP3同時ランクインは史上初となりました。

 
今週のエド・シーランとチェインスモーカーズ。

 

まず、エド・シーランの「Shape Of You」は今週も4位かわらずということで歴代1位を更新中の初登場以来連続TOP5週数記録は「23」に伸びました。

また、チェインスモーカーズの連続TOP10週数ですが、今週もコールドプレイとのコラボ、「Something Just Like This」は8位から7位とTOP10を

キープして「59」に伸びました。歴代1位のケイティ・ペリーまであと10週!

 

HOT100には入っていないのですが3曲をご紹介します。

 

まず、クリーン・バンディット・フィーチャリング・ザラ・ラーソンの「Symphony」が第1位のダンス・クラブ・ソングス・チャートで、今週登場3週目で42位から29位にアップしたのが「I Am Peaceman」。アーティストは60年代、70年代のピース・ソングをリメイクしてきた61歳のサー・アイヴァンなんですが、フィーチャリングされているのが1970年8月31日生まれ、46歳のデビー・ギブソンなんです。彼女にとってみればこのチャートでは91年「One Step Ahead」の18位以来のポジションとなりました。

 
9枚目のスタジオ・アルバム『Concrete And Gold』のリリースが9/15に決まったフー・ファイターズですが、このアルバムに収録予定の「Run」がメインストリーム・ロック・チャートで11位から4位にアップしました。このチャートは1981年3/21にスタートしていますが、フー・ファイターズは23曲目のTOP10入りとなりました。TOP10曲数では1位が28曲でトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ、2位が26曲でヴァン・ヘイレン、3位が24曲でエアロスミス。フー・ファイターズはジョン・メレンキャンプと並んで歴代4位タイです。

 
9/29に5枚目のスタジオ・アルバム『Now』の発売が決まったシャナイア・トゥエイン。「Life’s About To Get Good」が今週カントリー・エアプレイ・チャートで36位に初登場しました。1965年8月28日生まれでいつの間にか51歳。ニュー・アルバムは2002年『Up!』以来15年ぶりです。カントリー・エアプレイ・チャートでは34曲目のエントリーで、そのうちTOP10=16曲。No.1は7曲が記録されています。

 

https://item.rakuten.co.jp/americanpie/mryb001174602

さて、あのドラマーがツアー引退を発表しました。1945年12月20日生まれ、71歳だったんですね、ピーター・クリス。ジーン・シモンズ、ポール・スタンレーのバンドに加わって、さらにエース・フレーリーを加えて『キッス』を結成したのが1973年でした。薬物依存などの理由でキッスを解雇されたのが1980年。その後96年再結成時に改めて加わりました。04年にキッスを脱退。2007年には13年ぶりのソロ・アルバム『One For All』をリリース。09年には乳がん克服を発表しています。キッスのメンバー4人がそれぞれの名前のソロ・アルバムを発表したのが1978年でしたが、ピーター・クリスだけはシングルがHOT100に入りませんでした。今週のあめりかん☆ぱい集計、オールタイム・ランキングはキッスとそのメンバーのHOT100ヒット・オールタイム・ランキングです。

 
1. Beth (76/7)
2. New York Groove / Ace Frehley (79/13)
3. Rock And Roll All Nite (Live Version) (76/12)
4. I Was Made For Lovin’ You (79/11)
5. Forever (90/8)
6. Hard Luck Woman (77/15)
7. Calling Dr. Love (77/16)
8. Christine Sixteen (77/25)
9. Shout It Out Loud (76/31)
10. Hold Me, Touch Me / Paul Stanley (78/46)

 

11. Sure Know Something (79/47)
12. Tears Are Falling (85/51)
13. Rocket Ride (78/39)
14. Shandi (80/47)
15. Lick It Up (83/66)
16. Reason To Live (88/64)
17. Heaven’s On Fire (84/49)
18. Radioactive / Gene Simmons (79/47)
19. A World Without Heroes (82/56)
20. Hide Your Heart (89/66)
21. Love Gun (77/61)
22. Rock And Roll All Nite (75/68)
23. Crazy Crazy Nights (87/65)
24. Shout It Out Loud (Live Version) (78/54)
25. Kissin’ Time (74/83)
26. Rise To It (90/81)
27. Flaming Youth (76/74)
28. Detroit Rock City (76/44 Flip)
29. Let’s Put The X In Sex (89/97)

 

 
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7/1付。今週のビルボード・アルバム・チャートから。

 

https://item.rakuten.co.jp/americanpie/capb002688902

今週の第1位は先週に引き続き女性アーティスト、ケイティ・ペリーの5枚目のアルバム『Witness』です。180,000EAU、実売は162,000枚のセールスでした。マイケル・ジャクソン『Bad』と並んでHOT100でのNo.1ソングを5曲出した『Teenage Dream』(2010年)と、『Prism』(2013年)に続いて3作連続第1位となりました。異なる女性アーティストの2週連続1位は珍しく、2016年4/2のリアーナ『Anti』、4/9グウェン・ステファニーの『This Is What The Truth Feels Like』以来でした。

 
今週はケイティ・ペリーについて記録があります。

 

まず、ツィッターのフォロワー数なんですが、史上初の1億人を超えました。ちなみにジャスティン・ビーバーは9670万、オバマ前大統領が9080万、テイラー・スウィフトが8510万、リアーナが7410万だそうです。

 

それからアルバム・セールスやトラック・セールス、エアプレイなどをポイント化して合計し、アーティスト別にランキングしている『アーティスト100』チャートですが、今週ケイティ・ペリーが初めて1位になりました。このチャートは2014年7/19にスタートして今週155週目なんですが、ケイティ・ペリーはチャート登場149週目にして初の第1位なんです。これまでのスロー記録はブルーノ・マーズの119週でした。

 

さらに2013年に第1位になった「Roar」ですが、今週RIAAによって1000万ユニット・セールスとなるダイアモンド・ソングの認定を受けました。ユニット・セールスとは純粋なフィジカル、デジタルのセールスに加え、ストリーミング数を換算して加えて算出されています。1000万ユニット・セールス・ソングは14枚目です。そのうちレディ・ガガは「Poker Face」と「Bad Romance」で、エミネムは「Not Afraid」と「Love The Way You Lie」の2曲のダイアモンド・ソングを持っています。ケイティ・ペリーはすでに「Dark Horse」と「Fireworks」がダイアモンドでしたので、史上初の3曲のダイアモンド・ソングを記録したアーティストとなりました。

 

HOT100チャートのジャンプアップ記録はケリー・クラークソンの「My Life Would Suck Without You」で2009年2/7付の97位から第1位です。ところがこれを塗り替えたかもしれない曲がありました。それがケイティ・ペリーの「Part Of Me」だったんです。この曲は2012年3/3に初登場1位でした。この曲はその前週が101位だったのです。HOT100チャートでは初登場1位なのでジャンプアップ記録になりません。それがなぜ惜しいかというと、その前週の2/25付はホイットニー・ヒューストンが亡くなった後の集計最初のチャートでした。HOT100には「I Will Always Love You」が7位、「I Wanna Dance With Somebody (Who Loves Me)」が35位、「Greatest Love Of All」が41位に再登場しました。もしホイットニーが亡くならなければ「Part Of Me」は98位に初登場していたかもしれないんです。またホイットニーの曲のポイントによっては99位か100位に初登場していたかもしれないのです。そして翌週第1位で1位へのジャンプアップ記録を作ったかもしれませんでした。惜しかった。

 

今週のTOP10内にはあと3枚が初登場しました。

 

https://item.rakuten.co.jp/americanpie/rca544919

第3位にはSZAの『Ctrl』が初登場。アーティスト名はシーザ、アルバム名はコントロールです。1990年11月8日ミズーリ州セント・ルイス生れのR&Bシンガー・ソングライターです。これまで2012年からミックステープ、EPをリリース。このアルバムは彼女にとってのデビュー・アルバムとなりました。アルバムにはケンドリック・ラマーやトラヴィス・スコットなどが参加しています。60,000EAU、実売は25,000枚のセールスでした。

 

https://item.rakuten.co.jp/americanpie/capnb002638602

第4位には7枚目のTOP10入りとなったレディ・アンテベラムの『Heart Break』が初登場しました。53,000EAU、実売は47,000枚でした。2014年『747』以来のリリースです。カントリー・アルバム・チャートでは5枚目の第1位となりました。前作リリース以来、3人のメンバーはソロ活動をしてきました。チャールズ・ケリーはソロ・アルバム『The Driver』をリリース。昨年2/27付のカントリー・アルバム・チャートで第2位を記録しました。ヒラリー・スコットはスコット・ファミリーとしてアルバム『Love Remains』をリリース。昨年8/20付でカントリー、クリスチャンの各アルバム・チャートで第2位を記録。今年のグラミー賞でベスト・クリスチャン・アルバムを受賞しました。もう1人のデイヴ・ヘイウッドは女性カントリー・トリオ、ポスト・モンローのデビューEPをプロデュースしています。

 

https://item.rakuten.co.jp/americanpie/virb002678602

第9位には1999年シカゴで結成された4人組メロコアバンド、ライズ・アゲインストの『Wolves』です。8枚目のスタジオ・アルバムで5作連続5枚目のTOP10入りとなりました。

 
今週は以前オールタイム・ランキングでご紹介したグレン・キャンベルとチャック・ベリーのアルバムがエントリーしました。

 

 

https://item.rakuten.co.jp/americanpie/duat1793

今年3月に90歳で亡くなったチャック・ベリーは49位に『Chuck』で初登場。1979年『Rock It』以来の新曲が収録されています。また49位というポジションは1972年にHOT100で第1位を記録した「My Ding-A-Ling」が収録されているアルバム『The London Chuck Berry Sessions』の最高位8位以来の順位となりました。

 

https://item.rakuten.co.jp/americanpie/umeb002650202

40位にはグレン・キャンベルのラスト・アルバムとされる『Adios』が初登場です。2011年にアルツハイマーと診断されました。このアルバムは2012-13年に録音されました。現在は周りの人も判断できないと報じられています。アルバムにはジミー・ウェブ、ボブ・ディラン、ウィリー・ネルソンが参加しています。16枚目のTOP40入りですが、カントリー・アルバム・チャートでは第7位に初登場し、こちらでは19枚目のTOP10入りとなりました。

 

また今週はストリーミング・リリースとなったテイラー・スウィフトのアルバムが4枚再登場しました。すべて最高位は第1位です。31位に『1989』、88位に『Red』、119位に『Fearless』、133位に『Speak Now』が再登場しました。

 

今週からアルバム・チャートの集計ルールの一部が変わりました。

 

コンピレーション・アルバムについてです。

コンピレーション・アルバムは今週から収録曲のトラック・セールスやストリーミング・セールスは集計対象外となり、実売のみが集計対象となりました。

 

サウンドトラックやオリジナル・キャストのアルバムは従来通り、実売に加え、トラック・セールス、ストリーミング・セールスを換算したポイントを加えた集計とのことです。
また、コンピレーション・アルバムでも、『The Hamilton Mix Tape』、『We Love Disney』、『Cover Stories』などテーマ性のあるものについては従来通りの集計方法のままだそうです。

 

この改正によって先週第3位の『The Epic AF』と第8位の『Summer Latin Hits 2017』は200位圏外に去りました。ちなみに先週第9位のオール・タイム・ロー『Last Young Renagade』は今週のセールスが4000EAUで200位に入れませんでした。

 

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