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12/14 最新全米ヒットチャート解説

time 2013/12/14

全米ヒットをお探しなら是非あめりかん☆ぱいへ。
全米ヒットじゃなくてもお探しします。
http://www.rakuten.co.jp/americanpie/

 

最近流行りの洋楽アルバムはこちらにまとめました。全20ジャンルあります。

http://www.rakuten.ne.jp/gold/americanpie/now/album.html

 

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12/14付。今週の全米アルバムチャートから。

 

今年も当店の年末恒例年間チャート予想クイズにたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。
ビルボードが発表後、1週間以内に以下のページで今年の結果を発表します。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/billboard2013/

 

 

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http://item.rakuten.co.jp/americanpie/sny377406
さて今週のアルバム・チャート第1位は、グループとしては史上初!デビューから3枚連続で初登場1位となったワン・ダイレクションの『Midnight Memories』です。初登場ではなくデビューから3枚連続1位を記録したグループとしては、1967-68年にデビューから4枚連続で1位を記録したモンキーズ以来とのことです。

 

また、今週は546,000枚のセールスを記録して第1位に登場したわけですが、前作『Take Me Home』も発売第1週は54万枚でした。ということで1週間で50万枚以上のセールスを2回記録したアーティストは、ポップ・グループではイン・シンク、バックストリート・ボーイズに続いて3組目だそうです。ちなみにイン・シンクは3枚のアルバムで1週間に50万枚以上のセールスを7回、バックストリート・ボーイズは2枚のアルバムで9回記録しました。

 

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http://item.rakuten.co.jp/americanpie/garth2013
そして、久々の登場、今週の第3位に初登場したのが、ガース・ブルックスのボックス・セット『Blame It All On My Roots: Five Decades Of Influences』です。11/28のサンクスギヴィング・デーに発売されて12/1までの4日間の集計で164,000セット売れました。相変わらず凄い人気です。これまでのオリジナル・アルバムがほとんど廃盤で、なかなか新作が発表されないところで、こちらはファンにとっては待ちに待った作品となったのでしょう。ただし、ウォールマート限定発売です。CD6枚とDVD2枚のセットです。CD6枚のうち2枚は『Greatest Hits』。あとの4枚はカバー曲が収められているようです。11/29にCBS-TVで放送されたガース・ブルックスのコンサート・スペシャルも好影響でした。

 

カントリー・アルバム・チャートでは初登場1位です。こちらではこれまで16枚のアルバムのうち、デビュー・アルバム『Garth Brooks』(最高位2位)と2枚のクリスマス・アルバム『Beyond The Season』(最高位2位)、『The Magic Of Christmas: Songs From Call Me Claus』(最高位8位)以外の13枚はすべて1位を記録しています。

 

1991年以降のサウンドスキャン集計では、全米でアルバムを最も売ったのがガース・ブルックスです。6880万枚。第2位がビートルズで6490万枚。3位はマライア・キャリーで5410万枚。ガース・ブルックス、一般的には日本じゃ全然知られていませんね。残念ながら。私はファンなのでこれまでのCDはすべて持っています。これも買っちゃおう!かつてはガースの7インチ・アナログまで買っていました。

 

今週のTOP10内初登場はこの2作品だけです。

 

ただ、今週はサンクスギヴィング・ウィークで行われたセールのお陰でその対象のアルバムは順位を上げています。

ケイティ・ペリーの『Prism』が前週比127%増で11位から5位、新婚のケリー・クラークソンのクリスマス・アルバム『Wrapped In Red』は、195%アップで9位から6位、ルーク・ブライアンの『Crash My Party』が318%アップで15位から8位、マイリー・サイラスの『Bangerz』が228%アップで16位から9位など。

 

 

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このケリー・クラークソンですが、このアルバムに収録されている「Underneath The Tree」がアダルト・コンテンポラリー・チャートで、16位から一気に第1位になりました。この季節、これから1ヶ月ほどこのチャートはクリスマス・ソングで一色になります。2001年のニューソングの「The Christmas Song」からこの曲までクリスマス・ソングは15曲1位になりました。

 
先週8位から154%アップで7位に戻ったのがレディ・ガガの『ARTPOP』です。このほど来年5/4のフロリダ州フォート・ローダーデールを皮切りに全米25都市公演のコンサート・スケジュールが発表になりました。この“ARTPOP Ball Tour”は7/21のカリフォルニア州ロス・アンゼルスのステープルズ・センターが最終日です。2012年4月からスタートした“Born This Way Ball Tour”は65公演がソールド・アウトとなり1億2400万ドルの興行成績をあげました。

 

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下の方では、『The Voice Season 4』で優勝したダニエル・ブラッドベリーのデビュー・アルバム『Danielle Bradberry』が19位に初登場。また、先週ご紹介した、フィリピンを襲った台風で被災した人たちへのチャリティ・アルバム『Songs For The Philippines』が28位に初登場しました。

 
また、当時17歳だったテイラー・スウィフトの2007年に発表されたクリスマス・アルバム『Sounds Of The Season: The Taylor Swift Holiday Collection』が113位に再登場していますが、これまで985,000枚のセールスを記録しています。あと15,000枚売ると、彼女にとって5枚目のミリオン・セラー・アルバムとなります。

 
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12/14付。今週の全米シングルチャートから。

 

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http://item.rakuten.co.jp/americanpie/rca374523

 

ロードの「Royals」、なんと今週は1位からダウンしました。10週目の1位はならず、今週は3位へ後退です。

 

代わって1位になったのが、なんとマイリー・サイラスの「Wrecking Ball」なんです。そうなんです、新記録が誕生しました。この曲、9/28と10/5に1位を記録した後、ロードの「Royals」が9週間1位で、その下でずっとTOP3にいたんです。そして中9週あけての1位返り咲きです。1位返り咲きでこれだけの週を空けた曲はこの曲が最長期間となりました。これまではこれも今年の記録なんですが、バウアーの「Harlem Shake」の前まで1位だったマックルモア&ライアン・ルイス・フィーチャリング・ワンズの「Thrift Shop」が、バウアーの1位の下で5週連続2位にとどまり、バウアーが1位を落ちた後再び1位に返り咲きました。その間、中5週。これがこれまでの最長記録でした。今回はそれを大幅に塗り替えました。これは、どうでしょう、今後当分破られない記録になったのではないかと思います。もちろん、その曲が連続でチャートインしている間に誕生した記録としてです。1度チャートから消えて再び1位になったチャビー・チェッカーの「The Twist」(1960年9/19と1962年1/13、1/20に1位)というのがありますが、これはこれで相当凄い記録です。このようなケースは1958年にHOT100がスタートしてからこの曲しかありません。

HOT100第2位は4週連続で2位となったエミネム・フィーチャリング・リアーナの「The Monster」。エアプレイで6位から4位、オンデマンド3週連続1位、ストリーミング3位から4位、デジタル・セールスは1位から2位です。

 
今週は11/24の第41回アメリカン・ミュージック・アワードでのパフォーマンスや受賞したアーティストの作品の上昇が目立ちます。マイリーもそうでしたが、他には、ピットブル・フィーチャリング・ケシャの「Timber」が8位から4位、グレート・ビッグ・ワールド&クリスティーナ・アギレラの「Say Something」が18位から10位に上がりました。

ところで、ビルボードでは集計方法、特に各要因の集計比率をその時々の状況で変更するのですが、どうやらストリーミングの比率を上げたようです。これからも昔の曲が、個人で作られたビデオのバックにかかっていて、それが何かのきっかけで1週間に500万ぐらいのストリーミングを稼ぐと、カニエ・ウエストやボン・ジョヴィ、エンヤみたいにHOT100に再登場するというパターンが増えるんでしょうね。

 

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http://item.rakuten.co.jp/americanpie/rca545242

さて、ビルボードは毎年その年に活躍した女性アーティストを表彰していますが、今年の“The Woman Of The Year”はピンクです。これを記念してピンクのオール・タイムTOP20が紹介されていました。

 
20位 Glitter In The Air (2010年最高位18位)
19   You Make Me Sick (01/33)
18   Stupid Girls (06/13)
17   Family Portrait (02/20)
16   Please Don’t Leave Me (09/17)
15   Sober (08/15)
14   Try (12/9)
13   U + Ur Hand (07/9)
12   Don’t Let Me Get Me (02/8)
11   Who Knew (07/9)

10   Just Like A Pill (02/8)
9   Blow Me (One Last Kiss) (12/5)
8   There You Go (00/7)
7   Most Girls (00/4)
6   F**ckin’ Perfect (11/2)
5   Get The Party Started (01/4)
4   Lady Marmalade (Christina Aguilera, Lil Kim, Mya, P!nk) (01/1)
3   Raise Your Glass (10/1)
2   Just Give Me A Reason (Feat. Nate Ruess) (13/1)
1   So What (08/1)

 
もうひとつ。来年1/26にロス・アンゼルス・ステープルズ・センターで授賞式が行われる第56回グラミー賞のノミネートが発表されましたのでおもな部門をご紹介します。最多ノミネートは9部門にノミネートされたジェイZでした。

 

Album Of The Year:
“The Blessed Unrest” ― Sara Bareilles
“Random Access Memories” ― Daft Punk
“Good Kid, M.A.A.D City” ― Kendrick Lamar
“The Heist” ― Macklemore & Ryan Lewis
“Red” ― Taylor Swift

Record Of The Year:
“Get Lucky” ― Daft Punk & Pharrell Williams
“Radioactive” ― Imagine Dragons
“Royals” ― Lorde
“Locked Out Of Heaven” ― Bruno Mars
“Blurred Lines” ― Robin Thicke Featuring T.I. & Pharrell Williams

Song Of The Year:
“Just Give Me A Reason” ― Jeff Bhasker, Pink & Nate Ruess, songwriters (Pink Featuring Nate Ruess)
“Locked Out Of Heaven” ― Philip Lawrence, Ari Levine & Bruno Mars, songwriters (Bruno Mars)
“Roar” ― Lukasz Gottwald, Max Martin, Bonnie McKee, Katy Perry & Henry Walter, songwriters (Katy Perry)
“Royals” ― Joel Little & Ella Yelich O’Connor, songwriters (Lorde)
“Same Love” ― Ben Haggerty, Mary Lambert & Ryan Lewis, songwriters (Macklemore & Ryan Lewis Featuring Mary Lambert)

Best New Artist:
James Blake
Kendrick Lamar
Macklemore & Ryan Lewis
Kacey Musgraves
Ed Sheeran

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