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8/2 最新全米ヒットチャート解説 / 佐藤直人の今週の洋楽この1曲!(第57回)

time 2014/08/05

 

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8/2付。今週の全米アルバムチャートから。

 

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今週の第1位は初登場、ウィアード・アル・ヤンコヴィックの『Mandatory Fun』です。104,000枚売れました。コメディ・アルバムの第1位としては1963年8月31日付から8週連続第1位となったアラン・シャーマンの『My Son, The Nut』以来。チーチ&チョン(『Big Bambu』72年2位、『Los Cochinos』)とかスティーヴ・マーティン(『A Wild And Crazy Guy』78年2位)は1位になってなかったんですね。ヤンコヴィックとしては2006年『Straight Outta Lynwood』(10位)、2011年『Alpocalypse』(9位)に続く3枚目のTOP10入り、初のNo.1となりました。

 
ビデオが好調で「Foil」(ロード「Roylas」のパロディ)は最初の5日間で1100万人、「Word Crimes」(ロビン・シック「Blurred Lines」)は900万人、「Tacky」(ファーレル・ウィリアムス「Happy」)は300万人が視聴したそうです。

 

 

今週はTOP4が初登場。

 

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第2位が、ジェイソン・ムラーズの『Yes!』。前作『Love Is A Four Letter Word』に続く2枚目の2位です。まだ1位はありません。81,000枚のセールスでした。登場週数76週間でしばらくの間HOT100チャートの登場週数最長記録だった「I’m Yours」(現在は歴代3位)が収録されている『We Sing, We Dance, We Steal Things.』(08年3位)は今でも人気です。

 

 

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第3位は、前作となる2011年『Endgame』以来2枚目のロック・アルバム・チャート1位になったライズ・アゲインストの『The Black Market』です。1999年シカゴで結成されました。7枚目のスタジオ・アルバム。

 

 

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第4位にはその時の旬のヒット曲を子供たちが歌っているシリーズCD『Kidz Bop Kids』の『Kidz Bop 26』が入りました。シリーズ40枚目のアルバムで19枚目のTOP10入りです。今回は「Happy」、「Dark Horse」、「Stay Of My Life」などが収録されています。アメリカではかなり人気の高いシリーズもので、昨年は全キッズ・アルバム・セールス560万枚中、100万枚がこのシリーズでした。

 

 

今週の10位にはブレイク・シェルトンの『Based On A True Story …』が先週の63位から急上昇しました。最高位は3位なんですが、一体何が起きたのでしょうか。iTunesでのディスカウント・セールスのおかげです。カントリー・アルバム・チャートでは先週の12位から一気に1位に返り咲きました。昨年6月22日付以来で、この間、13か月と2週間。これだけの期間を置いて1位に返り咲いたのはカントリー・アルバム・チャートでは史上初。これまでは79年から80年に記録されたウェイロン・ジェニングス『Greatest Hits』の6ヶ月3週間でした。さらに12位から1位になったことで、カントリ・アルバム・チャートでサウンドスキャン集計になった91年からでは、1位への最大のジャンプアップとなりました。これまではディクシー・チックス『Taking The Long Way』(2007年3月7日付で11位から1位)でした。現在“Ten Times Crazier”ツアー中。7/19のシカゴ・リグリー・フィールドでは4万人の観客を集めました。8/1にはマジソン・スクエア・ガーデンでライブを行い、ツアーは10/4のロス・アンゼルス・ハリウッドボウルまで続きます。

 

 

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8/2付。今週の全米シングルチャートから。

 

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今週の第1位はMAGIC!の「Rude」。2週連続第1位です。先週デジタル・セールスで2位とお伝えしてしまいましたが、2週目の1位の間違いでした。すいません。今週も1位で3週目の第1位です。これはデジタル・ソングス・チャートの記録。デジタルにはもう一つチャートがあって、デジタル・トラックス・チャートでは6週連続第1位なんです。これはバージョンが複数ある場合、それぞれを1曲とカウントしてチャートにしたのがトラックス・チャートで、複数のバージョンを合計したポイントをチャートにしたのがソングス・チャートなんです。「Rude」がソングス・チャートで1位でなかった週は、イギー・アザリアの「Fancy」が1週とサム・スミスの「Stay With Me」が2週間1位でした。

 
第2位は先週に続いて2週目の2位のイギー・アザリア・フィーチャリング・チャーリーXCXの「Fancy」。HOT100では7週間の1位でしたが、R&Bヒップ・ホップでは今週まで9週、ラップでは14週連続第1位です。また、ストリーミング・ソングス・チャートで10週連続1位となりました。このチャートは昨年1月26日にスタートしたのですが、10週以上の第1位はこれまでマイリー・サイラス(『We Can’t Stop』11週、『Wrecking Ball』13週)しかいませんでした。

 
第3位はサム・スミスの「Stay With Me」が5位からあがりましたが、今週のTOP3はリード・アクトとしてはすべてデビュー・ソングでした。このパターンは調べると結構あると思います。最近では2012年4月28日付。以下のとおりでした。4位もデビュー曲。

 

1位 Somebody That I Used to Know / Gotye Featuring Kimbra
2位 We Are Young / fun. Featuring Janelle Monae
3位 Glad You Came / Wanted
4位 What Makes You Beautiful / One Direction

 
すごいのはこのパターンが年間チャートで現れたことがありました。

 

1967年

1位 To Sir With Love / Lulu (ソロ・デビュー・シングル)
2位 The Letter / Box Tops
3位 Ode To Billie Joe / Bobby Gentry

 

2012年
1位 Somebody That I Used To Know / Gotye Featuring Kimbra
2位 Call Me Maybe / Carly Rae Jepsen
3位 We Are Young / fun. Featuring Janelle Monae

 

オフ会映像

ひたすら・・・歌い出しがタイトル!の全米トップ40ヒットを聴く飲み会

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