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8/30 最新全米ヒットチャート解説 / 佐藤直人の今週の洋楽この1曲!(第61回)

time 2014/08/29

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8/30付。今週の全米アルバムチャートから。

 

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今週の第1位は、先週に引き続き、サウンドトラック『Guardians Of The Galaxy: Awesome Mix Vol. 1』です。セールスも先週とあまり変わらず93,000枚売れました。映画の方は、8/1公開以降今週まで、週間興行成績で1位か2位と大ヒット中です。サウンドトラックは70年代のTOP40ヒット曲(9曲)を中心に構成されています。

 

 
今週のTOP10内初登場は2枚です。

 

 

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第4位は、2006年にニュー・ジャージー州のニューブランズウィックで結成された4人組パンク・ロック・バンド、ガスライト・アンセムの5枚目のアルバム『Get Hurt』です。2012年の前作『Handwritten』(最高位3位)に続いて2枚連続でTOP10に入りました。

 

 
第5位は1995年6月5日生まれの19歳、トロイ・シヴァンの『TRXYE (EP)』です。現在のところダウンロードのみでの販売になっています。南アフリカで生まれて、2歳の時に家族全員でオーストラリア・パースに移住。歌っているところをYouTubeへ投稿したことがきっかけで映画『X-MEN ZERO』のウルヴァリンの少年期の役に抜擢されました。歌唱力も評価されて今回シンガーとしてデビューEPの発表となりました。

 

 

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下の方では、24位に初登場したのが今年の『アメリカン・アイドル』の優勝者であるカレブ・ジョンソンのデビュー・アルバム『Testify』です。11,000枚のセールスでした。これまでの『アメリカン・アイドル』優勝者のデビュー・アルバムとしては、残念ながら順位では2010年のリー・デワイズ『Live It Up』の19位を下回り、セールスでは2013年のキャンディス・グローヴァー『Music Speaks』(最高位14位)の19,000枚を下回りともに最低記録を更新してしまいました。ちなみに今週80位には2009年優勝のクリス・アレン『Horizons』が初登場しております。

 

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8/11に亡くなったコメディアンで俳優のロビン・ウィリアムスはグラミー賞を過去5回受賞しています。そのうちのひとつで1987年にベスト・コメディ・レコーディングを獲ったライブ・アルバム『A Night At The Met』が69位に初登場しました。さらにもう1枚、これもライブなんですが、『Weapons Of Self Destruction』が前週比84倍のセールスを記録して63位にリエントリー(最高位59位)しています。

 
先週10位に初登場したUKのバンド、ヴァンプス『Somebody To You EP』ですが、セールスが先週の10%しかなく、今週はなんと192位まで落ちてしまいました。TOP10内初登場で、翌週のダウン記録を作ってしまいました。

 

 

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8/16に女児を出産したクリスティーナ・アギレラですが、アルバム『Christina Aguilera』がアルバム・チャートに初登場したのが1999年9月11日。リリースは8月24日でした。デビュー15周年を記念してビルボードが発表した彼女のHOT100ヒットのオールタイムTOP20をご紹介します。

 
20位 Not Myself Tonight (2010年最高位23位)
19   Dirrty (02/48)
18   The Voice Within (04/33)
17   Candyman (07/25)
16   Tell Me / Diddy Feat. Christina Aguilera (06/47)
15   Fighter (03/20)
14   Keeps Gettin’ Better (08/7)
13   Hurt (06/19)
12   Nobody Wants To Be Lonely / Ricky Martin Feat. Christina Aguilera (01/13)
11   Can’t Hold Us Down (Feat. Lil Kim) (03/12)

 

10   I Turn To You (00/3)
9   Feel This Moment / Pitbull Feat. Christina Aguiera (13/8)
8   Ain’t No Other Man (06/6)
7   What A Girl Wants (00/1)
6   Come On Over Baby (All I Want Is You) (00/1)
5   Say Something / A Great Big World Feat. Christina Aguilera (10/4)
4   Beautiful (03/2)
3   Lady Marmalade (w/Pink, Lil Kim & Mya) (01/1)
2   Genie In A Bottle (99/1)
1   Moves Like Jagger / Maroon 5 Feat. Christina Aguilera (11/1)

 

 

 

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8/30付。今週の全米シングルチャートから。

 

 

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なんと今週も第1位はMAGIC!の「Rude」。これで6週目の第1位となりましたが、今週もデジタル・セールス(7位)、ラジオ・ソングス(2位)、ストリーミング・ソングス(4位)、オンデマンド(2位)の主要4部門ですべて1位ではありませんでした。カナダ人のアーティストでHOT100で5週間以上1位を記録したのは以下の通りです。

 

12週 Blurred Lines / Robin Thicke feat. Pharrell + T.I. (2013)
(ロビン・シックはロス・アンゼルス(アメリカ)生まれですが、現在ヴァンクーヴァー(カナダ)在住でアメリカとカナダの国籍を持っています。)
9週 Theme from “A Summer Place” / Percy Faith (1960)
9週 Call Me Maybe / Carly Rae Jepsen (2012)
7週 (Everything I Do) I Do It for You / Bryan Adams (1991)
7週 Informer / Snow (1993)
6週 Because You Loved Me / Celine Dion (1996)
6週 I’m Your Angel / R. Kelly & Dion (1998-99) (R.ケリーはアメリカ人)
6週 Promiscuous / Nelly Furtado feat. Timbaland (2006)
6週 Rude / MAGIC! (2014)
5週 Have You Ever Really Loved a Woman / Bryan Adams (1995)
5週 Bad Day / Daniel Powter (2006)

 

 

第2位は先週の4位から上がったミーガン・トレイナーの「All About That Bass」です。デジタル・セールスで1位、ストリーミングも5位から1位になりました。エアプレイが45位から24位と、これが今後上昇することで上位をキープできそうです。

 
第3位は2位からダウンしましたが、ラジオ・ソングで2週目、オンデマンドでは3週目の1位のサム・スミス「Stay With Me」です。他にもポップ・ソングス、アダルト・コンテンポラリーでも今週1位です。

 
今週はTOP10内に3曲ランキングされているアーティストが2人もいます。

 

 

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1人がアリアナ・グランデ。18位から一気に4位にあがったのが「Breaking Free」(フィーチャリング・ゼッド)。この曲は今週のダンス/エレクトロニック・ソングス・チャートで1位になりました。8/12にオフィシャル・ビデオが公開されて、ストリーミングで28位から3位にあがりました。あと、最高位2位を記録した「Problem」(フィーチャリング・イギー・アザリア)が7位、「Bang Bang」(ジェシーJ、アリアナ・グランデ&ニッキー・ミナージュ)が10位に入っています。

 

 
もう1人がイギー・アザリア。アリアナ・グランデとの「Problem」(7位)の他に、「Fancy」(フィーチャリング・チャーリーXCX)が5位。この曲、ラップ・ソングス・チャートで18週連続1位となりミッシー・エリオットの「Hot Boyz」と並んで歴代1位の1位週数になりました。なお、ストリーミングは13週目の1位で歴代1位タイとなったとお伝えしましたが、今週は2位にダウンしています。そしてもう1曲が、先週の15位から8位に上がった「Black Widow」(フィーチャリング・リタ・オラ)です。こちらも8/13にビデオが公開されてストリーミングで40位から7位と躍進しました。

 
女性アーティストでTOP10に同時に3曲ランクインさせたのは、アシャンティ、アデルに次いで3人目(イギー・アザリア)、4人目(アリアナ・グランデ)になります。アデルは2012年3月13日付で「Set Fire To The Rain」、「Rolling In The Deep」、「Someone Like You」が、アシャンティは2002年3月30日付と4月6日付で「Foolish」、「Always On Time」(Ja Rule Feat. Ashanti)、「What’s Luv」(Fat Joe Feat. Ashanti)の3曲が同時にTOP10に入っています。

 
女性では4人しかいない記録ですが、オール・アーティストでみると他にはこんな人たちがすごいことをやっていました。ビートルズは5曲同時TOP10ランクインです。

 
5曲 ビートルズ (1964/4/4, 1964/4/11)
4曲 50セント、Tペイン
3曲 エイコン、ビー・ジーズ、クリス・ブラウン、リル・ウェイン、アッシャー

 
なお、今週のTOP20で2曲以上同時にランクインしているのは、2人の他にサム・スミス(3位、13位「Latch」(ディスクロージャー・フィーチャリング・サム・スミス))、チャーリーXCX(5位「Fancy」、11位「Boom Clap」)の4組のアーティストがいますが、過去の例では8組が2曲以上TOP20に同時にランクインしていたのが最高だそうです。2005年1月15日付で、50セント、アシャンティ、シアラ、デスティニーズ・チャイルド、リル・ジョン、リュダクリス、T.I.、アッシャー。

 
ところで、テイラー・スウィフトの5枚目のアルバム『1989』が10/27発売となりました。相当売れることが予想されますが、果たして年間チャート締切の週までに『Frozen』を抜くことができるでしょうか。1ヶ月で300万以上は無理かな。このアルバム発売に先立って8/18にファースト・シングル「Shake It Off」がリリースされています。ビルボードの集計期間が、デジタル・セールスとストリーミングが月曜から日曜までの集計に対し、エアプレイが水曜から火曜の集計のため、8/30付のラジオ・ソングス・チャートでこの曲が45位に初登場していました。HOT100の100位に足りるポイントじゃなかったので8/30付のHOT100には登場していません。もうご存知の方も多いと思いますので発表しちゃいますが、9/6付で初登場1位です。詳しいデータは次週のこのコーナーでご紹介します。これを記念してビルボードがテイラー・スウィフトのオールタイムTOP20を発表していましたのでご紹介します。

 
20 Everything Has Changed (Feat. Ed Sheeran) (13/32)
19 Tim McGraw (07/40)
18 Eyes Open (12/19)
17 Red (12/6)
16 Ours (11/13)
15 Mean (10/11)
14 Highway Don’t Care (13/22)
13 Fifteen (09/23)
12 22 (13/20)
11 White Horse (08/13)

 

10 Today Was A Fairytale (10/2)
9 Two Is Better Than One / Boys Like Girls Feat. Taylor Swift (10/18)
8 Back To December (10/6)
7 Our Song (08/16)
6 Teardrops On My Guitar (08/13)
5 Mine (10/3)
4 We Are Never Ever Getting Back Together (12/1)
3 I Knew You Were Trouble. (13/2)
2 Love Story (09/4)
1 You Belong With Me (09/2)

 

 

 

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佐藤直人の今週の洋楽この1曲!(第61回)

 
私が独断と偏見で毎週1曲ずつご紹介します。

 

 

大学3年の春休みに私は生まれて初めて飛行機に乗りました。

 
行先はロス・アンゼルス。

 
「ロス・アンゼルスでホームステイ」という文句に釣られて申し込んだのですが、行ってみたらロスからずっと離れたアナハイム、ブレア、プラセンティアといったオレンジ・カウンティでのホームステイでした。

 
男11人、女19人で年齢は19歳から23歳。

 
たった24日間のホームステイでしが、彼らとは今でも付き合いがあって、帰ってきてからずっと毎年飲み会をやっています。大体男性はほとんど、女性は4-5人集まってくれます。

 
ここでの生活は日本では想像もつかない、とてもすばらしい世界でした。

 
当時21歳の私には考えられないもの、知らないことばかりでした。

 
ハイウェイは無料。ホームステイ先では家と家の仕切りが芝生。塀なんてない。
町を歩いている人がいない。商店街がない。車はすべての家にあって、2台ある家がほとんど。プールがある家もある。そして部屋にはピアノがある。
他にも大きい冷蔵庫とか、そりゃ、そうです。商店街がないので買い物は車で近くのショッピングモールへ。雨がちょっと降ったくらいで傘なんかさしません。そこで何日か分の食料の調達をするから冷蔵庫も大きくなきゃだめです。

 
私はホームステイ先のおかあさんに頼んでレコードショップめぐりをさせてもらって、7インチ・シングルをかなり買いました。

 
午前中はプラセンティアの図書館がコースセンターになっていて、そこでいろいろと生活習慣など学んでいました。基本的に午後はフリー。

 
私はけっこういろいろな家にお邪魔させてもらいました。

 
そこでコミュニケーションに役立ったのがピアノだったんです。

 
小学校1年からピアノを習い始めて5年の1学期まで習っていました。中学受験に失敗して中学の3年間は家では一切ピアノに触りませんでした。

 
高校に入ってからまた弾き始めましたが、もう楽譜をみるのが面倒で、特に、洋楽に目覚めたのでラジオから流れる洋楽を聴いて、自分なりに弾いていました。

 
これがアメリカで役に立ったのです。

 
1981年当時のヒット曲はもちろん、70年代後半にTOP40に入った曲を弾いては行った先の家の人たちに「なんでこの曲をの日本人の君が弾けるの?」とか「この曲、何だっけ」とか言われて、結構面白かったです。

 
腕は決して上手とはいえませんが、さよならパーティでも「You Light Up My Life」と「You May Be Right」を弾いて喜ばれました。

 

 

ということで「佐藤直人の今週の洋楽この1曲!」は、ホームステイ先で私が弾いた曲の中で一番人気があった曲、1977年HOT100で最高位10位を記録したバリー・マニロウの「Weekend In New England」(「恋のウィークエンド」)です。

 

 

こちらに収録されています。

 

Barry Manilow / This One’s For You

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Barry Manilow / Essential

 

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http://item.rakuten.co.jp/americanpie/a0117107100

 
そして、こちらのページで私がこの曲を弾いています。

 

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http://item.rakuten.co.jp/americanpie/c/0000000699/
ついでに「My Life」、「Honesty」、「Falling」、「Lost Withour Your Love」も弾いちゃいました。

 

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