Bay City Rollers ㊙日記リターンズ(63)

ベイシティーローラーズ

1978年

January 19th Thursday ②

 

(続き)

 

先に制服で来てたmayukaの話によると

IanとTerryが下に降りてきて手を振っていたんだってェ~~!!

mayukaはTerryのうしろ姿を見たって言ってたケド。
あ~~ん、見たかったナァ・・・・

 

 

でもその時は、それよりもチケットのことがあったので

まだ探しに行ったのです。

 

例のおじさんの方も「チケット余ってたら売ってやるよ」

なんて言うほうで、まるでダメ!

 

1人チケット持ってるおじさん見つけたんだけど

なんと、驚くなかれ!

その値段、本当は4000yenなのに

2万yen なんですヨォ~~~!!

もう信じられるぅ???

 

4000yen → 2万yen だなんてひどすぎる!!!

 

さすがに警察に訴えたい気分になってきた・・・

それでもその券も、すでに電話での予約済みなんだって。。。

 

ファンの子は渋谷の方にわりと出て行ったので

私らも負けじと少し出て行きました。

ビルの所に立ってファンらしい子を色々と聞いてみたけど・・・

ぜ~~んぜんダメ。。。

 

そのうち3人とも聞く気力が無くなって

ビルの影に雨宿りをしながら

なが~~い、ながい沈黙が続いたのデス。。。

本当にこの時はつらかった。

さっきまで「なんとかなるさ」という甘い気持ちで

考えていた自分に、ものすごく腹が立って泣けてきた・・・。

そのうえすごく寒かったし・・・

 

本当に本当に悪い考えなんだけど

Concertなんて中止になっちゃえばいいと思った。

 

彼らがもう早くイギリスに帰っちゃえばいいとさえ思った。

(今はそんな気持ち毛頭ナイけど)

 

でもこれほんとにいけない考えなんだよネ。

Concertが中止になって一番悲しむのは

誰よりもRosetta Stoneのメンバーなんだもんネ

 

あぁ、例え一時でもこんな考えを持った私。

反省します!

ゴメンナサイ。。。

Damian、Terry、Colin、AndyそしてIan

 

 

さてずーーとこんなことをしていてもファンの子は

ずーと私たちより先に行って行動しているので

少しまた移動することにしました。

 

今度の位置は西武の近くの信号を渡ったところ。

信号待ちしているファンの子に聞いても返って来る

答えは同じ。

 

なんとなくまた沈黙が続き、ボケーとしていたら

みっちゃんが私服で来ました。

みっちゃんはtabuに頼んでチケットを買ったとか。

いいナァ・・・・見れて。

 

またここにいてもしょうがないので、私たちは

渋谷駅付近まで移動しました。

でもここも私たちと同じような子がいっぱい・・・・

 

 

だんだん私、いつもの自分から例のConcert前の私に

変わっていくのを感じました。

 

すっかり元気が無くなって無口人間になっているのデス・・・

(私、こういう状態の自分が、いっちばんキライなのデス。

だからすごく嫌だった)

 

そして少々諦めながら、渋谷公会堂に戻ることに

したのです。

でも戻ってみても依然として状況は変わらないのデス

 

「券、1枚でもいいですから売ってくださ~い」

と口々に叫ぶ女の子たち。

中には「6万円まで出しますから、売ってください」

なんて子もいた。

さすがにびっくりしちゃった。

ざっと見たところ入れない子の方が多いといった

雰囲気なのデス。

そんなことをしているうちに6:00ちょっと前くらいになって

開場し始めたのデス。

 

やっぱり雪ということもあって

(この頃は小雨に変わってきました)

ぎりぎりに入ってくる子がたくさん・・・・。

 

(続く)