Daryl Hall with Todd Rundgren@すみだトリフォニーホール

感動ライヴ

2022年にセルフ・カバーを中心としたアルバムBefor Afterをリリースした・・・

Daryl Hall♪

本作♪を引っ下げて、盟友といえる Todd Rundgren♪も交えてDaryl’s House♪といったアット・ホームなライヴ活動を行っていますが、それが日本へ・・・

Daryl Hall And The Daryl’s House Band With Special Guest Todd Rundgren♪として

なんと日本公演♪が決定!!、3公演♪の初日は・・・

11月19日(日)すみだトリフォニーホール♪

錦糸町駅の近く、東京スカイツリーもよく見える会場です。

ステージの方ですが、元々は、Daryl Hall♪が、今回のTodd Rundgren♪をはじめとして、毎回ゲストを迎えて行っている配信ライヴ Live From Daryl’s House♪、そこからですが、それを思わせるステージ・セット!!、電光で、”DARYL’S HOUSE”と表示されています。

この日は3部構成、日曜ですが、開演時刻は、18時とさほど早くなく、先ず Todd Rundgren♪のライヴ♪

定刻を回ってライトダウン!!、メンバー登場!!

ギター Shane Theriot♪、ドラムス Brian Dunn♪、パーカッション Porter Carroll♪、ベース Klyde Jones♪

そしてサックスとキーボード、Hall & Oates♪ではお馴染みのMr. Casual!!、Charlie DeChant♪

そう、この5人は、近年のDaryl Hall & John Oates♪のバンド・メンバー!!

さらにもう1人キーボードが、Greg Mayo♪、彼の父親は、Peter Frampton♪の片腕といえる存在で、Hall & Oates♪やForeigner♪にも参加していた故Bob Mayo♪、演奏がスタート!!、そして・・・

Todd Rundgren♪登場!!

サングラスをかけ、長袖のTシャツ姿、ステージ中央へ、Real Man♪でスタート!!、パワフルに歌う Todd♪、メンバーはコーラスでもバックアップ!!、Charlie♪のサックスをブリッジに曲は、Love Of The Common Man♪、こちらはミディアム・テンポのロック・ナンバー、ファンには人気ナンバーだけに盛り上がり、ここでもメンバーのコーラス、そしてShane♪のギターもフィーチャーされます。!!

「ドーモアリガトウ・・・」曲の方は静かになって、It Wouldn’t Have Made Any Difference♪、代表作Something/Anything?からソウルフルに聴かせるバラード・ナンバー、じっくり聴かせ、軽快なキーボード音から、ポップに We Gotta Get You A Woman♪、場内も手拍子、ノリよく、時にシャウト気味にTodd♪が歌います。

ここで、Todd♪、ギターを抱え、「これは、日本生まれなんだ・・・」とピッキングから始まったのは、Buffalo Grass♪、徐々にパワフルに盛り上がっていくロック・ナンバー!!、Todd♪自身、ギター・ソロも聴かせます。

尚、ここからCharlie♪はステージから下がり、続いては、I Saw The Light♪、場内歓声!!、そう、Ringo Starr♪との来日公演♪でも歌われた「瞳の中の愛」♪の邦題で日本でもお馴染みのナンバー、Shane♪のギターもフィーチャー!!、続いても泣きのギターから Black Maria♪、こちらは、ハードに熱唱、かけ合うようにギターが全面フィーチャーされていました。

Charlie♪がステージに戻って、ドラムスが響き、軽快なリズムに合わせて、Unloved Children♪、ここでもギターがフィーチャー!!、後半、Charlie♪のサックスもフィーチャーされます。

静まったところで、Todd♪がギターを置き、ややスローなイントロから、場内歓声、そう、Hello It’s Me♪、Todd♪の最大のヒット曲、ここではじっくり聴かせ、そして場内にも歌わせ、メンバーのコーラス、Charlie♪のサックスが盛り上げていきます。続いてはピアノ音が響き、コーラスから、Sometimes I Don’t Know What To Feel♪、メロディアスなナンバーですが、ハードに、パーカションのPorter♪も歌います。

ここで一転、サックスから、I’m So Proud♪、そう、Curtis Mayfield♪の作品、The Impressions♪としてのヒット曲、Beck, Bogert & Appice♪等もカバーしているナンバー、ここでは、メンバーのコーラスもキマってソウルフルに聴かせ、続いて Ooh Baby Baby♪、言うまでもなく Smokey Robinson & The Miracles♪のナンバー、Linda Ronstadt♪等多くの人がカバーしているいわばスタンダード・ナンバーです。ややハイトーンで歌い、コーラスも然り、そしてドラムスが刻むビートからやや熱いムードに・・・曲は、I Want You♪、そう、Marvin Gaye♪でお馴染みのナンバー、こちらはコーラスとのかけ合い、ややパワフルに、R&Bカバーが3曲続きました。

そして、いきなりコーラスから、The Want Of A Nail♪、1989年のアルバム Nearly Humanから、今回の中では新しい方のナンバー、徐々にアップ・テンポなロックとなり、メンバーとの歌のかけ合いで盛り上げていき、Charlie♪のサックスもフィーチャー、最後はパワフルにフィナーレ!!

“Thank You~”、Todd♪たちはステージを後に・・・

1時間強のTodd Rundgren♪のステージを終え、休憩時間となりました。・・・

約20分の休憩の後、BGMとして、Chicago♪のStreet Player♪が大音響でかかる中、ライトダウン!!

同じバンド・メンバー6人登場!!、聴き馴染みのあるノリのいいイントロがスタートして・・・

Daryl Hall♪登場!!、テレキャスター(?)を抱え、Dreamtime♪でスタート!!、場内総立ちに!!、力強く歌い、メンバーもコーラス!!、早くも大盛り上がりです。

「東京、久しぶりだね・・・みんなの笑顔、見せてよ・・・」とDaryl♪

ギターを変えて、「アルバム Before Afterから・・・」と、Foolish Pride♪、キーボード音が軽快に刻まれ、ノリよく歌う Daryl♪、場内も手拍子、メンバーのコーラスも印象的、ギター・ソロもフィーチャーされます。

「次の曲は知ってるよね・・・」ドラムスのカウントから、ギターのカッティング音が刻まれ、お馴染みの曲調に・・・そう、Out Of Touch♪、やはり場内も盛り上がって、歌い、そしてウェイヴも・・・Shane♪のギターもフィーチャーされます。

「みんな、ハッピーかい!?・・・僕はハッピーだよ・・・ここに戻ってきたからね・・・」

ギターのカッティングから Say It Isn’t So♪、軽快に歌い、メンバーもコーラス、そして Charlie♪のサックス・ソロ!!、これは Hall & Oates♪でもお馴染みの光景、後半、Shane♪とDaryl♪のギターのかけ合い、Charlie♪はカウベルも叩いていました。

Daryl♪は、Shane♪とCharlie♪を改めて紹介、ギターを置いて・・・

「好きなアルバム Soul Aloneから、僕はPhiladelpnia出身だよ!!」

曲は、I’m In A Philly Mood♪、ベース音が響いて、ソウルフルに歌い出すDaryl♪、バックのコーラスの入り方も、フィリー・ソウル風でキマっていて、最後はドラマチックにフィナーレです。

ここで Daryl♪は、ピアノへ移動、少し奏でて、「この歌は、自分が書いたけど、友人のPaul Young♪が歌ったよ・・・彼のヴァージョンは知っているだろうけど・・・僕のヴァージョンだよ・・・」

そう言って、リズムが刻まれ、オルガンが響き、Daryl♪が歌い始めたのは・・・勿論・・・

Everytime You Go Away♪、スローにじっくり歌い始める Daryl♪、場内も静かに聴き入り、所々一緒に歌います。Paul Young♪のヒット以降は、Hall & Oates♪としてもそちらに近いヴァージョンでやっていましたが、今回は、アルバム Voicesに収録のオリジナルに近いゴスペル調に、Charlie♪はステージ中央に来て熱演です。

「Before Afterは、コンピレーション・アルバム・・・自分の最初のアルバムから、友人、Robert Fripp♪との共作・・・最近、Live From Daryl’s House に登場、Youtubeにアップしているよ。・・・」

ストリングスから、力強くリズムが響いて、Babs And Babs♪、力強く歌われ、後半、サックスもフィーチャー!!、熱いプレイとなり、最後はピアノで静かにエンディングです。

「Live From Daryl’s House について、知っているよね・・・次のシーズンにも登場する Dave Stewart♪の作品、アルバムBefore Afterにも収録しているよ・・・」

ステージ上は、アコースティック・ギターを抱えたShane♪とDaryl♪だけになり・・・ピアノを奏で歌うのは、Eurythimics♪のナンバー、Here Comes The Rain Again♪、ここではアコースティック・ヴァージョンとして静かに歌われ、そこからDaryl♪自身のピアノ・ソロ、それをブリッジにバンド・メンバーが戻って、Sara Smile♪、こちらはいつものHall & Oates♪の時と同様、メロウに聴かせ、後半、Shane♪のギターがフィーチャーされ、最後はピアノで静かに・・・そこへリズム音が響いて、曲は、そう、I Can’t Go For That (No Can Do)♪、Daryl♪の歌に合わせて、場内も手拍子で大ノリ、Daryl♪も場内に声をかけ盛り上げ・・・Hall & Oates♪とはほぼ同じメンバーということもあって息の合ったプレイ、Charlie♪のサックスもフィーチャー、Shane♪のギターとのかけ合いも、そしてフィナーレ、”Thank You!” Hall & Oates♪と同じくこの曲で、いったん終了となりました。・・・

少しの間をおいて、Daryl♪、そしてメンバー登場!!

「古くからの友人も来たよ・・・Todd Rundgren♪!!・・・」

大歓声の中、Todd Rundgren♪登場!!

Daryl♪、今度はステージ前方のエレクトリック・ピアノ、Todd♪はその横に座って・・・曲は、Wait For Me♪、Daryl♪が奏でるピアノで、先ず Todd♪が歌い、続いて Daryl♪、その後のコーラス部分では他のメンバーも!!、そしてバックの音も加わって、従来のHall & Oates♪のサウンドへ!!、一気に盛り上がり、2人の歌のかけ合いでエンディング、続いて、カウントから、Can We Still Be Friends♪、勿論、Todd Rundgren♪の代表曲ですが、Daryl♪が先に歌い、そしてTodd♪、コーラス部分はメンバー、そして場内も、多くのアーティストがカバーしているメロディアスなナンバーだけにここでも大盛り上がりです。

ここで2人とも、フィラデルフィア出身ということで、曲は、フィリー・ソウルの代表曲と言える  The Delfonics♪のDidn’t I (Blow Your Mind This Time)♪、こちらはDaryl♪とTodd♪、息の合ったデュエットで聴かせ、Shane♪のギターもフィーチャー!!、まさにフィラデルフィア・サウンドにどっぷり浸かった感じでフィナーレ!!

“Thank You!” Daryl♪、Todd♪、バンド・メンバーはステージを後にしました。・・・

・・・

アンコールに登場!!、但し今度はTodd♪の姿はなし・・・「素晴しい夜だった・・・」とDaryl♪、そして再度、メンバー紹介、やはりCharlie♪に対する声援が大きいよう、そしてDaryl♪がピアノ音を奏で始まったのは・・・

Private Eyes♪、それで場内絶叫!!、手拍子で場内最高潮!!

“Private Eyes, They’re Watching You, They See Your Every Move~♪”、場内一斉の手拍子!!、いつもの光景!!

この一体感、何の言葉も要らないでしょう。

実は、昨今のアンコールは、You Make My Dreams♪だったようですが、(特に日本では)これで良かったと思います。!!

最高潮でグランド・フィナーレ!!”Thank You!, See You Next Time, Good Night!” Daryl♪はステージを後に・・・

残ったメンバー6人は、ステージ前方で並んで挨拶!!

この夜のThe Daryl’s House♪は、大盛況で幕を閉じたのでした。・・・

’80年代初頭から、幾度に渡る日本公演♪で、日本にもお馴染みのHall & Oates♪

Daryl Hall♪のソロとしては、本当に久しぶりの日本公演になり、ここでしか聴けないレアなナンバーも多く聴かれ、さらに今回はその前に、Hall & Oates♪のブレイク前のプロデューサーでもあったTodd Rundgren♪が登場!!。しかもほぼフル・ライヴを満喫させていただき・・・何とも贅沢な時間でした。・・・

ただ気になることとして、Daryl Hall♪も、John Oates♪も、もうHall & Oates♪としての活動はしない、それを示唆するような発言をしています。

とはいえ、今回の最後のPrivate Eyes♪が示す通り、Hall & Oates♪としての一世風靡があったからこそ、今回のDaryl♪のライヴ♪もより素晴らしいものになった、それは間違いないでしょう。!!

尚、11月23日には当会場の約5倍のキャパシティの東京ガーデンシアター♪にて、さらなるゲストとして日本のCornelius♪も迎えての公演♪も行われたのでした。・・・