James Taylor♪、久々の日本公演(単独公演としては29年ぶり)

4月6日(土)東京ガーデンシアターにて1回限り、An Evening Witn James Taylor & His All-Star Band♪と題されSteve Gadd♪をはじめ、強力なメンバーと2024年のツアーのスタートです。

いつもながら、James Taylor♪のコンサート♪は2部構成、開演予定時刻18時を少し回ったところでライトダウン

James♪先ず1人で登場!!、開口ひと言「イチバン!」

中央に座ってアコースティック・ギターを爪弾き、Something In The Way She Moves♪、優しい彼の歌声をバックアップするコーラス陣は、Kate Marcowitz♪、Drian Hooley♪、ヴァイオリンも担当するAndrea Zonne♪

キーボードは、Kevin Hayes♪、ベースは、近年のJames♪と共演が多いJimmy Johnson♪、ギターはあまりにも多くのレコーディングに参加しているDean Parks♪、そしてドラムスは、お馴染み Steve Gadd♪、ステージ上には、James♪を入れて8人、Dean♪は先ず心地よくペダル・スティール・ギターを奏でています。

「東京に戻って来れて嬉しい、久しぶりだね、来てくれて有難う、1967年に書いた曲で、Beatles♪のAppleレコードから1968年にリリースされたよ・・・」

そう言って、曲は、Rainy Day Man♪、こちらもJames♪の歌を美しいコーラス陣がバックアップ、Kevin♪はエレクトリック・ピアノ、Dean♪はエレクトリック・ギター、Steve Gadd♪の刻むリズムも心地よく感じます。

「友人 John Belushi♪に書いた、彼の死にはショックを受けたよ・・・」

アコースティック・ギターを静かに爪弾き、思いを込めて歌う James♪、コーラスも、エレクトリック・ピアノも、ミディアム・テンポながら物悲しく響きます。ここでJames♪、アコースティック・ギターを交換・・・

「ほとんど同じだよ・・・」と立ち上がって・・・

「リハーサルではやるけどセットに入れなかった曲、オーストラリアのことを歌った・・・」

そう言って、Yellow And Rose♪、一転して力強く歌われ、これはプロテスト・ソング(!?)、エレクトリック・ギターも入り、黄色いライティングも印象的でした。

再び座って「初期のカントリーの曲だよ・・・」と・・・

Dean♪のペダル・スティール・ギターから、Anywhere Like Heaven♪、コーラス、ペダル・スティールも勿論、軽快なピアノもJames♪の歌を盛り上げていきます。

ここでDean Parks♪を紹介、続いて「アルバム・タイトル曲・・・」とNever Die Young♪、Streve♪のカウントから、ややテンポが上がって、ノリもよくなり、ここでもコーラスがJames♪を盛り上げ、Dean♪のギターもフィーチャーされます。

場内の声援にも応えて笑いを誘うJames♪、「スピリチュアルな曲だよ・・・」

ギターを爪弾き始め、聴き馴染みのコード進行へ、そして歌うは、そう、Country Road♪、Steve♪のドラムスが盛り上げていき、そしてAndrea♪はヴァイオリンをプレイ、後半、ドラムスを中心にJames♪も場内を煽って盛り上げていきます。

”Living Legend”とSteve Gadd♪が紹介され、続いて紹介されたAndrea♪が静かにヴァイオリンを奏で、ドラム音が加わり、その流れをJames♪がギターで引き継ぎ、歌うは、Sweet Baby James♪、ペダル・スティールも心地よく、Kevin ♪はアコーディオンをプレイ、優しいムードに溢れます。

再び立ち上がって「知ってる曲だよ」とギターのイントロから、Handy Man♪、James♪の歌とともに場内歓声、”Come-a, Come-a,~♪,Yeah,Yeah ,Yeah~♪“、コーラス陣だけでなく場内も歌っています。

「次の曲は、Mad Slide Slim~から、Joni Mitchell♪の歌の部分をベース奏者のJimmy Johnson♪が引き出してくれたよ・・・」

そう言って、Long Ago And Far Away♪、アコースティック・ギターで静かに歌い始める James♪、そしてコーラス部分は、そう、確かにJoni Mitchell♪の歌声、これは感動の瞬間でした。

ここでJames♪、ステージに置かれたセットリストのボードを見て・・・

「次の曲が終わったら、20分休憩して戻って来るよ・・・」

James♪の動きに場内から笑い声、彼はギターを置いて、歌う3人とステージ前方へ、4人並んで歌うは、Sun On The Moon♪、コーラスのかけ合いでゴスペル調で楽しいムード、ビートも軽快に大盛り上がりでフィナーレ!!

「すぐ戻るよ・・・」いったん終了となりました。

時刻は19時30分を回って、James♪たちが登場、場内の声援に応答、笑いを誘い・・・

「最も多くやっている曲だよ・・・」とギターを爪弾き、Carolina In My Mind♪

最初から息の合ったコーラス・ハーモニーで美しくJames♪をバックアップ、ペダル・スティール、ドラムスと加わってパワフルになっていきます。

ここで、Kate Marcowitz♪、Drian Hooley♪、Andrea Zonne♪を紹介、アコースティック・ギターが軽快に、ドラムスがリズムを刻み、Mexico♪、場内も手拍子、Kate♪とDrian♪が盛り上げ、Andrea♪のヴァイオリンも、Steve♪のドラムスでパワフルにギターもフィーチャーされました。

盛り上がったところで、James♪の手にスカイ・ブルーのエレクトリック・ギター、「スティーム・ギター」とJames♪、ということは勿論、Steamroller♪、ライヴではお馴染みのブルース・ナンバー!!、ギターだけでなく、ブルース・ハープもプレイ、軽快なピアノも、ギター・ソロも盛り上げ、最後は熱唱でエンディング、James♪は最後にギターを寝かせていました。

「ファンタスティックなプレイヤー」とキーボードのKevin Hayes♪を紹介、そこからアコースティック・ギターを奏で、やはり耳馴染みの曲調、そう、Fire And Rain♪、静かに聴かせ、Steve♪のパワフルなドラムス等で盛り上がっていきます。

「The Drifters♪のヒット曲、Carole King♪とGerry Goffin♪が書いたよ、この街はニューヨークと思うよ・・・」

曲は勿論、Up On The Roof♪、アコースティック・ギターで優しく歌い始めるJames♪、ヴァイオリンが叙情的に入り、ドラムスがパワフルに盛り上げ、場内も手拍子、続いてギターとともにJames♪が歌い始めたのは、Shower The People♪、優しいコーラスが歌を包み込むように加わり、暖かいムードが漂い、途中で場内からも手拍子も、後半、Drian♪がパワフルな熱唱も聴かせます。

ここで、「今日のサプライズ・ゲスト」とJames♪が紹介したのは、奥様のCaroline Smedvigさん♪

彼女がコーラスに加わるところで・・・

「もう1つのCarole King♪の曲、初めて彼女がTroubadour♪で歌った時、ギターを弾いた、友情の美しい曲だよ・・・」

ギターが爪弾かれ、優しく歌われるは、勿論、You’ve Got A Friend♪、最初はベース、徐々にコーラスが加わり、美しく響き、満場の場内は静かに聴き入り、後半はコーラスとのかけ合い、James♪は何気に歌詞に”Tokyo”も加え、感動の時間でした。

満場の拍手喝采の中、ドラムスが響いて、How Sweet It Is (To Be Loved By You)♪、場内も手拍子、James♪の歌を盛り上げ、Kate♪とDrian♪は、それぞれステージ前方へ、場内にマイクを向け、”How Sweet It Is To Be Love By You~♪”は場内だけの合唱も、最後はJames♪の熱唱で締められ、グランド・フィナーレ、場内はスタンディングオベーション!!、再びJames♪たちはステージを後にしました。

・・・

アンコールに登場、James♪は勿論、今度はCarolineさん♪も入れて9人、ピアノのイントロから、Shed A Little Light♪、James♪はギターを持たず、ここでもヴォーカルの5人で、美しいコーラス・ハーモニーからややアップ・テンポに、ゴスペル調で、場内も手拍子で盛り上げていきます。

続いてドラムスのカウントから、Your Smiling Face♪、ノリのいナンバーだけに場内も最高潮、Dean♪のギターも軽快にカッティング、そして場内の手拍子に合わせて歌うJames♪、大盛り上がりでエンディング!!

メンバーは、James♪を真ん中に揃って挨拶、1度下がろうとして、「もう1曲」とポーズを取って戻ってきて・・・

「ツアーのオープニングに来てくれて有難う・・・妻のCaroline♪は、長年偉大なる小澤征爾さん♪と仕事をしてきた・・・音楽で繋げてくれた彼に捧げる・・・」

ステージ上にはアコースティック・ギターを爪弾くJames♪とCarolineさん♪を含む歌うメンバー4人、You Can Close Your Eyes♪、美しいコーラス・ハーモニーがJames♪中心に響き渡り、場内は静かに聴き入り、心洗われるような気分でフィナーレ、Carolineさん♪の目には涙・・・

「ドーモアリガトウゴザイマス・・・」

James♪たちはステージを後に、感動の時間は幕を閉じたのでした。

James♪のヒット曲の邦題にあるように、まさに大きな愛に包まれた、暖かさと優しさが満ち溢れた素晴らしいコンサート、またこのバンド・メンバーのチーム・ワークのよさも伝わってきましたが、それはその音楽の帰するものからなのでしょう。

暫くは感動の余韻に浸って、思い出すと自然に笑みがこぼれ、同時に目頭が熱くなってくる・・・

この東京ガーデンシアターにいた8,000人全てが同じ思いをしていることでしょう。

1回だけの公演ですが、またどこかできっと・・・

でも先ずはこんな最高の時間を与えてくれた James Taylorさん♪に心から感謝の意を表したい!!

そのように思っています。

Follow me!