自分が洋楽を聴き始めた’72~’73年頃、日本で最も多く聴かれていたのは、CarpentersとGilbert O’Sullivan
’90年代以降、割りとコンスタントに日本公演を行っていて、2年ぶりの来日公演は、前回同様、Billboad Live Tokyo、8月15日のファースト・ステージです。
開演予定時刻18時とほぼ同時にカーテンが閉まりメンバー登場!!
女性シンガー2人を含む7人、ギターの音から演奏がスタート!!
そしてGilbert O’Sullivan登場!!
中央に位置した小型のローランドのエレクトリック・ピアノについて、軽快にYou Got Me Going♪でスタート
70歳に近いと思いますが、かつてと変わらないイメージ、後半はサックスもフィーチャー、続いてミディアム・テンポのA Friend Of Mine♪、こちらはフルートがフィーチャーされます。
「(日本語で)ヨーコソ・・・外は暑いけど中も暑くなるよ・・・」
そんなことを言って、初期のNothing Rhymed♪、こちらもフルートが効果的、ここで曲順を間違えた(?)ようで、歌われたのは、Out Of The Question♪、ポップな歌声は健在です。
「イギリスでは我々は行く先々で紅茶を飲むけど、日本では緑茶だよね・・・」
そんなことを言って、Where Would We Be (Without Tea)♪、歌詞のTeaをGreen Teaに変えて歌っていました。
曲はお馴染みNo Matter How I Try♪
ピアノを離れ、Who Was It♪、女性コーラスもパワフルに、ガラスの割れる音、動物の声とかの効果音も響きます。
再びピアノについてロック色の濃いStick In The Mud♪
歌もサックスも力強く響き続くHoudini Said♪、Beatlesを思わせるナンバー、女性2人だけでなく他のメンバーもコーラスをつけているのが強みと言えるでしょう。
「スペインのミュージシャンと録音した新作Latin Ala G!から・・・」
そう言ってラテン色の濃いMade In Love♪
続いて女性の歌もフィーチャーしたI Guess I’ll Always Love You♪、こちらはポップなナンバー!!
ライヴも半ば、お馴染みマウスハープとピアノのイントロからClair♪
場内では大喝采、後半のハーモニカも哀愁漂うムードになります。
一転してキーボード奏者のMichaelがアコーディオンを抱え、カントリー調のHold On To What You Got♪、
シンプルに、Ooh-Wakka-Doo-Wakka-Day♪、ここでは歌詞にTokyoを入れていて、
続くThe Niceness Of It All♪でもフルートの音色が印象的!!
ここでメンバー紹介、そのままハンド・マイクでYou Are You♪
’74年だったか、シングルのみリリースのポップなナンバー、ただこの頃から全米チャートに顔を出さなくなったので、レアなナンバーと思いました。
まだまだ続くといった感じで新作から、Hablando Del Rey De Roma♪
よりラテン色の濃いナンバー、熱くなってきたところでややクールダウン・・・
ヒット曲の一つ、Why, Oh Why, Oh Why♪
近年レゲエ風にアレンジされているようです。
そしてポップな曲調で、What’s In A Kiss♪
’80年頃、「そよ風のキッス」という邦題で日本でもよくかかっていただけに場内も大歓声、ストリングス、アコースティック・ギターの音色も心地よく、いったん終了となりました。
Gilbertだけ下がりますが、時間を置かず戻ってきて・・・
「何をやるかわかっていると思う・・・時間がなくてもやるよ・・・」
そんなことを言って、勿論お馴染みのイントロ、Alone Again(Naturally)♪
そう、この時を待っていました。
「今の時代もこのようなことを考えるべき歌なのだろう・・・Gilbert自身が65歳を過ぎても歌っているとは思わなかっただろうな・・・」
そんな思いも巡らしていました。
ただまだ終わりではなくMatrimony♪、リズミカルなナンバーだけに盛り上がり、後半の掛け声も楽しい雰囲気に!!
そして軽快なピアノからGet Down♪
場内も最高潮、Gilbertは立ち上がり、Get Down~♪と場内を煽り、Once Upon A Time~♪の部分はメンバー全員で、やはりこの曲で幕!!
最後はメンバー全員で整列、なんと全22曲90分!!
全体的に大人しかった満場の客席もスタンディング・オベーションとなっていました。
Alone Again(Naturally)♪はこれからもずっと聴き継がれていく永遠の名曲!!
しかもそれだけでない名曲の数々、それがこのような身近な会場で!!
特に熱狂的なファンの方は至福の時を過ごされていたことと思います。
65歳も過ぎてしまったGilbert O’Sullivanですが、いつまでも元気で、そしてまた次回も日本でこのステージを!!
心から願うばかりです。!!