Richard Carpenter@Billboard Live Tokyo (April 1, 2023)

感動ライヴ

’70年代前半、日本で最もポピュラーな海外アーティストは・・・

The Carpenters音譜

残念ながら、Karen Carpenter♪は、1983年2月に・・・

しかし、Carpenters♪の音楽は永遠!!

そして、Richard Carpenter♪

ソロでの来日公演♪が決定!!

15周年記念というBillboard Live♪、3会場にて!!

至近距離の公演♪です。!!

4月1日(土)セカンド・ステージ!!

ソロ・ピアノ公演ですが、来日直前にお嬢さんたち3人がヴォーカルで参加することも決定、Karen♪の血を引く人たちだけに大いに期待も集まります。!!

ステージ上にはスタインウェイのグランド・ピアノ、ウーリッツァーのエレクトリック・ピアノ、向かって右側にはソファーがあって、リビングルームのムードです。

開演時刻20時を回ったら、中央のスクリーンに映像、Carpenters♪のミニ・ドキュメンタリーといった内容、ナレーションは彼らを見出したといえるHerb Alpert♪

上映が終わったら、”Ladies And Gentlemen~”、アナウンスとともに・・・

Richard Carpenter♪登場!!

グレーのトレーナー(!?)、動きやすそうなスタイルです。

ピアノに着いて、ウォーミングアップといった感じに弾いて、そこから曲は・・・

(They Long To Be) Close To You♪、美しい音色に場内は聴き入り、そう、まさに Karen♪の歌も聴こえてくるようです。

Richard♪が開口

「有難うございます。・・・今日は時系列で、エピソードを交えながら行こうと思っています。・・・」

今回は、同時通訳の人がステージ端におられます。

曲の方は、One Love♪、流れるようなピアノ、美しいメロディも奏でられます。

「1967年、ディズニーランドのカフェで、出会った可愛いウェイトレス、彼女のことを歌った”Candy”という歌を作りました。・・・3枚目のアルバムに入れるのですが、Karen♪が歌うのに、女性名ではおかしいので、”One Love”に変えました。・・・3枚目のアルバムから続けます。・・・」

そう言って、Superstar♪、続けて、Rainy Days And Mondays♪、お馴染みのメロディが響きます。・・・

「John Bettis♪とAlbert Hammond♪と1976年に書いた歌、もっと売れると思いましたが・・・約20年後、レコード会社の国際部から連絡がきて、日本のドラマが曲を使いたいと言ってきた、と・・・1曲は、Top Of The World♪、もう1曲がその曲、それがきっかけで人気曲に、そしてアルバムも発売、Karen♪が好きな曲だったので、知らせたかった。・・・」

そう言って、I Need To Be In Love♪、ここでも静かに場内、聴き入っています。

続いて、Richard♪の話の方は・・・

「カナダで空いた時間に映画を見に行って、その映画に使われた曲のトロンボーンのフレーズが気に入りました。・・・」

そう言って、トロンボーンの音を真似て・・・

「映画のウェディングのシーンで台詞がなく、この曲だけが流れていて、このシーンを見て、Karen♪と次にやりたいと思いました。・・・」

そのように言って、勿論、For All We Know♪

軽快なイントロから、優しいメロディ・ライン、映画のシーンも思い出されます。

ここで、Richard♪も楽しみにしているという、質問のコーナー・・・

先ずは、Richard♪のソロ・アルバム Timeについて、「参加している3人の女性シンガーはどうして選んだのか!?・・・」「3人ともよく知っている仲で、Herb Alpert♪も参加してくれたので素晴らしい出来となった・・・」とのこと・・・

続いてタイから来たという男性、こちらは質問というよりは、「Carpenters♪の歌に救われた・・・」と感謝の気持ちを伝え、美しい歌声を聴かせていました。

さらなる質問は、「かつてのT.V.ショーとか、公式に出ないのか!?・・・」と、それに対しては、「Youtubeで見れる。・・・公式には、画像が悪いし。それだけニーズがないので、難しい。・・・」とのこと・・・

最後の人の質問は、「1番よくできたと思った曲は何か!?・・・」と、これには、即座に “Yesterday Once More!!”と答えられていました。

「ショーに戻るよ!!・・・」とRichard♪

「1966年、インディーズ時代にやっていた曲、娘たちがやりたいといったので・・・」

ここで、Richard♪のお嬢さん、Traciさん♪とMindiさん♪が登場!!

曲は、I’ll Be Yours♪、Richard♪は、エレクトリック・ピアノに移って・・・

2人は交互に歌い、声質は違うものの、息は合っていて、時にKaren♪を思わせるところも!!

そしてウーリッツァーのエレクトリック・ピアノと言えば、やはりこの曲!!

そう Top Of The World♪、客席側も手拍子、盛り上がりました。!!

ここでもう1人お嬢さん、末娘のTaylorさん♪も登場!!

「カラオケCDを作った・・・歌える人は歌ってほしい!!」

Richard♪はそう言って、客席には歌詞カードも配布され、Jambalaya♪

ここではピアノだけでなく、バックには、カラオケが流れ、3人が交互に歌い、Richard♪もコーラス、場内も手拍子と歌、大いに盛り上がりました。!!

楽しい時間を過ごし、お嬢さん3人は、Richard ♪とハグ、ステージを後に・・・

1人残った Richard♪、「飲んでいるのは酒でなくてアイスティー・・・」と笑いを誘い、再びピアノで奏でたのは、Only Yesterday♪

そう、まさに「つい昨日」のように思い出が蘇ってきます。

「もう1曲、皆さんご存知の”Yesterday”がありますよね。・・・」

そう言って、Traciさん♪、Mindiさん♪が再登場!!、バックにはカーテンが開いて夜景が・・・Richard♪がピアノで奏でたのは・・・

勿論、Yesterday Once More♪、2人で交互に歌い、そしてRichard♪、途中で場内に声をかけ、大盛り上がりに!!

“All My Best Memories Come Back Clearly To Me~ It’s Yesterday Once More~♪”

この歌の通りの思い!!、あまりにも大きな感動にフィナーレとなりました。

今回は、ほとんどRichard♪のピアノだけですが、まるでフル・オーケストラを楽しんでいるような壮大な世界観を感じました。

お嬢さん3人も好感の持てる人たち、でも3人ともKaren♪亡き後に生まれた人たちで、「偉大なる叔母様」には会ったことがないわけです。・・・

にも関わらずこのように引き継がれている・・・ここには、確かに笑っているKaren♪の姿も見えたのでした。!!

「本物」であるCarpenters♪の音楽は、永遠である!!

それが立証された感動の一夜でした。!!