Judy Collins@Blue Note Tokyo (April 1, 2023 / 1st)

感動ライヴ

「青い眼のジュディ」こと Judy Collins♪

2017年には、Stephen Stills♪とのアルバム Everybody Knows、そして2022年は、全曲オリジナルの新作 Spellboundをリリース!!

勢力的にご活躍ですが、なんと1967年以来56年ぶりのの奇蹟の来日公演が実現!!

しかも至近距離のブルーノート東京にて、2日間4公演です。

4月1日(土)ファースト・ステージ、」開演時刻17時を回ってライトダウン!!

先ずはピアノ奏者のRussell Walden♪登場、そして続いて・・・

まさにLiving Legend、Judy Collins♪、12弦のアコースティック・ギターを抱え登場!!

ショート・ヘアーとなって、パンツ・ルックにブーツとアクティヴなスタイル

「ドーモアリガトー」、そしていきなり Both Sides Now♪でスタート!!

その通り、まさに誰もが「青春の光と影」を思い浮かべ、美しい歌声を聴き入っていました。

「1967年以来日本に来れて嬉しい・・・1956年のアメリカン・アイドル出身よ・・・」

笑いを誘い、自分のプロフィールを話し始めます。

元々は、クラシックからスタートで、60年代に師匠といえる指揮者との出逢い、ショー・ビジネスに進むようになって、Bob Dylan♪等の出逢い、少しずつアカペラで歌を交えて話は進みます。

そして歌われたのは、盟友といえる Joan Baez♪のDiamond & Rust♪、悲し気なメロディが美しく響きます。続いてニュー・アルバム Spellbound、全曲書いたとのこと、そこからWhen I Was A Girl In Colorado♪

ここではRussell♪は軽快なピアノ、さらにはコーラスを付けていました。

次はWoody Guthrie♪のThis Land Is Your Land♪、Pete Seeger♪のWhere Have All The Flowers Gone?♪、影響を受けた人の歌、さらにファースト・アルバムのタイトルにもなったトラディショナル・ナンバー Maid Of Constant Sorrow♪・・・続けてアカペラで歌い、ファースト・アルバムの話題に・・・

「好きな歌、レコーディングした時、みんな生まれてないわね・・・」

そこに収録されたトラディショナル John Riley♪、軽快なギターで、物語を語るように歌われました。

話は、1959年のプロ・デビューから、Bob Dylan♪との出逢い、色々話して先ず静かに歌い始めたのは

Mr. Tambourine Man♪、途中からRussellさん♪のピアノが加わりアップ・テンポになっていきます。

後半は、客席にも歌うよう煽っていました。

「1968年、新しいバンドでレコーディング、ギターが、Stephen Stills♪、私とロマンスがあったのは知っているわね。(笑)・・・Fairport Convention♪のSandy Denny♪が書いてくれた曲・・・」

そう言って、静かにピアノをバックに歌い始めたのは・・・

アルバム・タイトルでもある Who Knows Where The Time Goes♪

美しくスキャットも聴かせ、場内静かに聴き入っていました。

次の話題は、Jimmy Webb♪、彼が書いた The Moon Is A Harsh Mistress♪をアカペラで少し歌い、そこから彼の代表曲 Highwayman♪、こちらは力強く歌われ、Russell♪もコーラスを付けていました。

今度は、Leonard Cohen♪について・・・

「最初に知ったのは、1966年、友人が彼のマネージャーだった・・・多くの詩を書いていた、彼のSuzanne♪をレコーディングした・・・これは多くの人が歌っているわね・・・彼に影響されて自分でこの曲を書いた・・・」

そう言って、Russell♪からバトンタッチでピアノについて歌い始めたのは、Since You Asked♪

流れるようなピアノで続いて、The Blizzard♪、美しい歌声、ピアノとともに響き渡りました。

再びステージ前方へ、Russell♪の奏でるピアノから、Send In The Clowns♪

場内は物音も立てずしっかり聴き入って、”Well, Maybe Next Year~♪”、静かにエンディング・・・

「ドーモアリガトー」、いったん終了ですが・・・

アンコールですぐに戻って、「再び迎え入れてくれて有難う・・・」

そして、ピアノとともに歌い始めたのは、Amaging Grace♪

言うまでもない歌ですが、「知っていたら歌ってほしい・・・」と場内に呼びかけ、静かに合唱に!!Judy♪は歌詞の出だしを少し、場内と一体感、静かなる盛り上がり、グランド・フィナーレとなりました。

83歳のJudy Collins♪、まさに奇蹟の来日公演♪でしたが・・・

ステージに上がった彼女は、やはりJudy Collins♪、そのもの!!

これが音楽の力、改めてそれを実感した次第です。

今回、56年ぶりの来日でしたが、これを機に、Send In The Clowns♪の歌詞の通り、是非来年も!!

それも期待したいと思っています。

尚、ファースト・ステージとセカンド・ステージでは、セットリストが大幅に異なるようで、この日のセカンド・ステージの方では、オリジナル曲が増えているようでした。