Jeff Beck@Zepp Tokyo

日本でも常に大人気のJeff Beck!!

今年はBlue Note Jazz Festivalに出演のため来日!!

それ以外に、一般公演も東京と大阪で決定!!

その初日に当たる9月25日(金)Zepp Tokyo♪

1階はオール・スタンディングです。

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開演予定時刻、19時30分を10分くらい回ったところでライトダウン!!

ドラムスのJonathan Joseph、ギターのNicolas Meier、そして女性ベース奏者のRhonda Smith、昨年と同じメンバーが揃い演奏がスタート!!

そして、白いストラトキャスターを抱えて、Jeff Beck登場!!1曲目は、アルバムWho Else!収録のEven Odds♪

71歳のJeff Beck、ハードに弾きまくります。

1曲目が終わったところで、ジャケットを脱ぎ、お馴染みのタンクトップのスタイル!!曲はアルバムEmotion And Comotion収録のHammerhead♪

力強いナンバーが続き、Jonathanのドラムスから、Mahavishnu OrchestraのYou Know You Know♪、途中でRhondaのベースもフィーチャー、続いては2000年代のコンサートではいつもセットリストに入っていたBilly CobhamのStratus♪

これらのナンバーからインスパイアされて、あのBlow By Blowは完成したと言われています。

ここでもう1人登場!!サザン・ロックバンド、Wet Willieのリード・シンガー、Jimmy Hall♪、’85年のJeffのアルバムFlash以降、日本にも何度か一緒に来ています。

その彼の歌でMorning Dew♪、Jeff Beck GroupでRod Stewartが歌っていたナンバーを力強く熱唱!!

「トーキョーに戻ってこれて嬉しい、次はSam Cookeのナンバー・・・」

そう言って、ステージ狭しと動いて、A Change Is Gonna Come♪を熱唱!!

勿論、Jeffのギターも後半にしっかり入っています。

Jimmyが下がり、もう1人のギター奏者、Nicolasが奏でるアコースティック・ギターを中心とした、Yemin♪、続いてカントリー調で、Lonnie On The Move♪、軽快な演奏の中、Jeffは指で奏で、そしてJimmyもハープで加わります。

近年プレイされているPlan 9♪が続き、これらのナンバーは次のアルバムに収録予定かもしれません。

ここでスローダウン、Jeffはギターのネックをスライドさせ、人気曲の一つNadia♪

ハードなライヴの中で、清涼感を感じる時間です。

Jeffが静かに弾き始めたと思ったら、ロック・ファンが大好きなコード進行に!!

そうJimi HendrixのLittle Wing♪、今回はJimmyの歌が入り、Jimiにも影響を受けているJeffだけにここでは思いが込められているようです。

さてギターを持ち替えないJeffですが、ここで初めてギターを換えて・・・

やはりストラトキャスターなのですが、ファンは何が始まるか分かっていて絶叫!!

Cause We’ve Ended As Lovers♪

Stevie Wonder作のSyreetaのナンバー、Jeff Beckの1番の人気曲!!

泣きのギターに場内は聴き入って、後半の早弾きに感動!!

但しいつも短めにプレイされ、ドラムスのビートが響き、同じくStevie Wonder作の、Superstition♪

今回はBBAでなくStevie Wonderに近いアレンジ、歌は勿論、Jimmy Hall♪

そしてライヴでは定番といえる、重量感のある、Big Block♪が続き、そして、静かにお馴染みのメロディ・ラインが・・・

A Day In The Life♪

Geoege Martinとレコーディングしただけに、シンプルに思える中、物凄く深いものを感じます。いつの間にか、Cause We’ve Ended~同様、ステージで最も感動する時間となってしまったようです。

この後、JeffはEmotion And Comotionの最初に収録していたCorpus Christ Carol♪を静かにプレイして、再びハードなRollin’ And Tumblin’♪へ、勿論、Jimmyのヴォーカル、そして第2期Jeff Beck Group時代でお馴染みのGoing Down♪

Jeffは水を得た魚のように弾きまくり、ここでメンバー紹介をして、いったん引き下がりました。

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アンコールはメンバー3人が登場、そしてJeffも登場して、Danny Boy♪

今回は歌は無いのですが、その分、Jeffのギターを堪能できました。

そして、Jimmyが加わり、「今年、B.B.Kingが逝ってしまった・・・」

そう言って、Thrill Is Gone♪、Jeff自身、勿論影響を受けているでしょうから、その分、ギターにも思いが込められている気がしました。

ここで終了、最後はメンバー5人全員がステージに整列、Jeffはおどけたポーズ!!

(この人、かつては気難しいイメージだったのに・・・(笑))

Jeff Beckの集大成とも言えそうなセットリストの1時間50分のコンサートはここに幕を閉じました。・・・

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先述の通り、71歳のJeff Beck、年を経た分、丸くもなられたのでしょうか。?

近年のライヴでは、かつてはやらなかったような曲も多くやってくれていますし、日本へ来る回数も増えています。

彼の音楽はいくつになってもプレイできる音楽であると思うし、いつまでも元気で、そしてこれからも感動を与えてほしいと思っています。!!