Jeff “Skunk” Baxter@Billboard Live Tokyo

Steely Dan♪、Doobie Brothers♪、そして数多くのレコーディング、プロデューサーとして、まさに伝説のミュージシャンといえるギタリスト!!

さらには、米国国防総省の軍事顧問も務めていた・・・

Jeff  “Skunk” Baxter♪

今年になって、初のソロ名義のアルバム Speed Of Heatをリリース!!

Steely Dan♪のセルフ・カバーも含めた、音楽パートナーのCJ Vanston♪との共同制作によるこの新作とともに来日公演、会場は、Billboard Live Tokyo♪

2022年8月15日(月)セカンド・ステージ♪

開演予定時刻21時を回ってライトダウン、Jeff  “Skunk” Baxter♪を含むメンバー4人、階上から登場、ステージに上がって、演奏をスタートする前に・・・

「先ず、メンバー紹介をするよ・・・」とJeff♪

ベースとヴォーカルは、Hank Horton♪。ドラムスとヴォーカルは、Mark Damian♪、そして、キーボード、それでキーボード、シンセサイザーは、共同プロデューサーで、37年の付き合いという、CJ Vanston♪、今度はそのCJ♪が・・・

「音楽パートナーで、本物のレジェンド!!」とJeff “Skunk” Baxter♪を紹介!!

「ニュー・アルバムから、スコットランドの旅に連れて行くよ・・・」

Jeff♪は、そう言って、CJ♪の奏でるシンセサイザーによるバグパイプの音から、Ladies From Hell♪でスタート!!、新作1曲目のインストゥルメンタル・ナンバー!!

お馴染み座ってのプレイ、一見、普通のストラトキャスターに見えますが、実はギター・シンセサイザーとなっていて、様々な音に変化!!

パワフルに盛り上がり、後半はマーチ風のリズムになります。

「Steely Dan♪の昔の曲、もっとロックして、ハードになっているよ、楽しんでくれ!!」

そう言って、ハードな演奏となり、なんとJeff♪自ら歌う・・・My Old School♪

よりパワフルに!!、そしてギターのパートは、まるで水を得た魚といった感じでギター・シンセサイザーを自由に操り!!、ベースのHank♪とドラムスのMike♪も歌い、早くも最高潮!!です。

「Billboard Live は、スタッフもみんな素晴らしいよ・・・CJ♪とは、リズムマシンを使って曲を作る・・・次は、フランス映画のサウンドトラックだよ・・・」

新作に収録の Gissele♪、先ずギターが奏でられ、リズムが加わり、キーボード類も入ってきて、Jeff♪のギター、CJ♪はピアノ音、美しいインストゥルメンタル・ナンバーです。

「スタジオでCJ♪とスリー・コードで作った・・・」

新作のタイトル曲 Speed Of Heat♪、これもインストゥルメンタル・ナンバー、シンプルでハードなサウンドをバックに、速弾きのギター・プレイも聴かせてくれました。

この日は客席に友人のミュージシャンも来ているとのこと、新作には、Michael McDonald♪も参加してくれて、CJ♪と3人で曲が作れて「ラッキーだった」と、ストリングスをバックに始まるその My Place In The Sun♪、Michael McDonald♪のパートを歌うのは、ベースのHank♪、途中からドラムスが入り、ロック・サウンドに!!、後半は歌とかけ合うように、Jeff♪の泣きのギターが聴かれました。

「自分の音楽のルーツは、Ventures♪・・・」とJeff♪

「サーフ・ミュージックとは少し違うよ」とCJ♪

曲の方は、Apache♪、新作にも収録されているShadows♪等でもお馴染みのインストゥルメンタル・ヒット!!、ここでも熱いプレイを聴かせてくれました。

「続いてもSteely Dan♪の曲、歌を外した・・・」とJeff♪、「逆だよね・・・」とCJ♪

ということで、Do It Again♪、その通り、スローなブルース調のインストゥルメンタル・ナンバーに、CJ♪のキーボードをバックに、ここではJeff♪はタイトなギター音を奏で、原曲とは違うイメージと言えるでしょう。

「Johnny Lang♪は、素晴らしいシンガーでギタリスト、もし知らないなら聴くべきだよ・・・CJ♪と自分は感銘を受けたよ・・・」

そんなことを言って、新作でその彼が歌とギターと曲作りで参加した I Can Do Without♪、ややスローに始まって、Hank♪が味のある歌を聴かせ、途中テンポが変わって、Jeff♪のギター・ソロ!!、後半には、Hank♪のベース・ソロも!!、それに続いて彼は。Beatles♪のBlackbird♪を歌って静かな盛り上がり・・・ギターとシンセサイザーが入り、最後は力強く終わりました。・・・

次もCJ♪と一緒に書いた曲で、スローに始まる Juliet♪、アコースティックなサウンド、パワフルなナンバーが多い中、安らぎを感じさせるナンバー、Bach♪のJesu, Joy Of Man’s Desiring♪のフレーズで締められ・・・ステージも後半へ、Clint Black♪というSteely Dan♪好きのカントリー・シンガーが共作、ギター、歌で参加したBad Move♪、ここでの歌は、Hank♪、シャッフル調でどことなくSteely Dan♪を思わせるナンバー、Jeff♪はギター・シンセサイザーを駆使、CJ♪のオルガンとのかけ合いも聴かせます。

ここで、Hank♪が奏でるファンキーなベース、曲は新作収録のInsecurity♪、リード・ヴォーカルは、ドラマーのMike♪、ファンキー・サウンドをバックに、ソウルフルな歌声!!、勿論、Jeff♪もノリにノったプレイ!!、最後は大いに盛り上がり!!ここでいったん終了となりました。

アンコールに登場!!、その前にステージ後方のカーテンが開いてバックは夜景に・・・

「感謝している・・・あと2曲、CJ♪と何をやろうか話していたけど・・・」とJeff♪

「(カーテンが開いて)まるで別世界だね・・・」とCJ♪

そのCJ♪が奏でるストリングスに合わせて美しい音色を爪弾くJeff♪

そこから一転、あのピアノのリズム、そう、Rikki Don’t Lose That Number♪、リード・ヴォーカルは、Hank♪、他のメンバーも歌い、そしてJeff♪のギター・ソロ!!、これはSteely Dan♪の時と同じで感動!!、最後は静かに締められ、やはりJeff “Skunk” Baxter♪関連では、絶対外せないナンバーでしょう。

最後は、Jeff♪の奏でるギターで、何とChina Grove♪・・・ですが、イントロでストップ!!

「チャリティーイベントで、ギター1本で、China Grove♪をやってくれ!と言われたことがある・・・その時のやり方で・・・」

Jeff♪のギターで、ロカビリー風の楽曲が始まったと思いきや、Hank♪の歌は・・・

明らかにChina Grove♪!!(笑)、CJ♪のオルガンも効果的に、場内のお客さんは、肩透かしをくらった気分もあるでしょうが(笑)大いに盛り上がり、楽しくフィナーレ!!

Billboard Live ♪では長丁場といえる90分を超えるこの日のライヴ♪は幕を閉じました。

凄腕ギタリストであることは勿論、’70年代は人気バンドのメンバーとして、’80年代以降は、プロデューサー業としても多くのレコーディング、ライヴに関わってきた・・・・それだけにあらゆる音楽を取り入れ、最後のChina Grove♪も然りと言った感じで、ユーモアのセンスに溢れた!!

そんなJeff  “Skunk” Baxter♪

音楽パートナー、CJ Vanston♪の力も得て、最高に楽しめるライヴ♪が遂行された!!

東京ミッドタウンの熱い夏の夜でした。・・・