コロナ禍となってから、初の大物アーティストの来日公演といえる
King Crimson♪
各地区で感動の嵐!!
そして、12月5日(日)は、新しく出来た
立川ステージ・ガーデン♪にて!!
恐らく海外ロック・ミュージシャンとしては初めてと思います。
来場者全てが、ダウンロードした「来場者情報シート」を表示、そして検温の後、入場、いつもより厳しい手荷物チェックを経て客席へ・・・
場内では、BGMとして、Introductory Soundscape♪が流れる中
この日の開演予定時刻18:00が近づいたところで、注意事項のアナウンス、続いて、King Crimson側のスタッフによる英語のアナウンス
「写真撮影、録音、録画、一切禁止だが、演奏終了後、Tony Levin♪がカメラを持った時だけ、静止画撮影OKとのこと・・・」
そしてライトダウン、メンバー登場!!
ステージ下段、左から、かつてはMr. Mister♪のメンバーでもあったドラムスのPat Mastelotto♪、ドラムス、キーボードのJeremy Stacey♪、ドラムスの Gavin Harrison♪
ステージ上段、左から、初期のメンバーだったサックス、フルートの Mel Collins♪、1981年に復活以降主要メンバーである ベースの Tony Levin♪、元はKing Crimson♪のトリビュート・バンドで、メンバーとの付き合いも長いギター、ヴォーカルの Jakko Jakszyk♪
そして、創始者であるレジェンド Robert Fripp♪
以上7人が定位置に・・・メンバーのウォーミングアップに続き・・・
Gavin♪からスタートして、Jeremy♪、Pat♪、トリプル・ドラムスによる
The Hell Hounds Of Krim♪がスタート!!
ドラムスだけのインストゥルメンタルですが大迫力!!
そのドラマー3人が、シンセサイザー・ドラムで奏でる音から・・・
Robert Fripp♪の奏でるギターがフェイドイン!!、場内大歓声!!
そう、Lark’s Tongues In Aspic, Part One♪
ギターのリード・パートは、Jakko♪、Tony♪はスティック・ベース
パワフルなプレイに圧倒!!、途中静寂の部分も、楽曲をリードするのは。勿論、Robert Fripp♪
大作が静まったところで、Jeremy♪が奏でるピアノをバックにJakko♪
Peace: A Beginning♪、優しく歌われ、続いて一転してハードに!!
Pictures Of A City♪、オリジナルにも参加している Mel♪のサックスをフィーチャー!!、そんなこともあってか、現King Crimson♪では、すっかりライヴの定番曲に、Greg Lake♪にも似た声のJakko♪が、ジャジーに歌い、途中、インストゥルメンタル・パートではアップ・テンポに!!、また Mel♪のサックスは、前衛ジャズ風のプレイに!!
尚、初期のナンバーでは、Tony♪は普通のエレクトリック・ベースを弾いています。
続いては、Gavin♪のドラムスから、なんとあのイントロ!!
The Court Of The Crimson King♪
ギターを奏で叙情的に歌う Jakko♪、Robert Fripp♪はキーボードを操作、ドラムスは、Pat♪とGavin♪のコンビネーション!!
そして静かになったところで、Mel♪のフルート!!
Tony♪がベースでバックアップ、ドラムスのシンバル音が印象的!!
ドラマチックに終わったと思いきや、そこへ、Jeremy♪のキーボード、それはオリジナルに忠実に、大作の再現でした。
・・・でなんと続いては、Red♪、こちらもパワフルなプレイに圧倒!!
間奏部のTony♪とRobert Fripp♪のかけ合いも感動的!!
さらに続いてハードなイントロから、One More Red Nightmare♪
Jakko♪が熱唱!!、Tony♪がコーラスを付けます。
Tony♪がアップ・ライト・ベースを奏でてのTony’s Cadenza♪に続き・・・ドラマチックなイントロが、そう・・・
Epitaph♪、Jakko♪が静かに歌うところでは静止しているRobert Fripp♪が印象的!!、サビの部分ではキーボードを操作、これもオリジナルに忠実に再現です。!!
前半もクライマックスへ、といったところで機械音のイントロ!!
ということは、そう、21st Century Schizoid Man♪
エフェクターをかけたJakko♪の歌、そしてMel♪、彼のソロがフィーチャー!!、その中に Take The A Train♪のフレーズも・・・
そして、Gavin♪、大迫力のドラム・ソロを聴かせ・・・
最後は音の洪水のような感じで、パワフルにフィナーレ!!
場内は自然に、全員、スタンディングオベーション!!
観客全員静かに聴いていたものの、その内側では感動と興奮の極致だったことでしょう。
ここで第1部終了、それにしても、初期の代表曲を一気にやってしまって・・・第2部はどうなるのだろう!?・・・そのように思いました。
約15分の休憩を経て、ライトダウン!!、メンバー7人登場!!
やはりフロントの3人によるドラム合戦でスタート!!
Drumzilla♪と題されたインストゥルメンタル・ナンバー!!
続いてRobert Fripp♪が奏でるギターのピッキング!!
Discipline♪、Tony♪はお馴染みスティック・ベース、そうここで。King Crimson♪は復活したのでした。
今回はさらにMel♪がバリトンサックスを加え、おまけにドラムス強化でパワーアップです。!!
この後、Robert Fripp♪がエフェクターを調整、何が始まると思いきや・・・Lark’s Tongues In Aspic, Part Two♪
そう、これは1981年に復活以降もずっとプレイされ続けたナンバー!!
こちらもドラムスが強化されパワーアップ!!
この迫力の演奏の後、静かに、そしてJeremy♪が奏でるキーボードをバックに、静かにJakko♪が歌い始める Islands♪
彼の優しい歌声に続くのは、Mel♪のサックス!!
ここでは、管楽器を使い分け、そう、Mel♪の代表的プレイといえるナンバー!!、そして後半、他にメンバーも加わりハードなプレイに!!
今回、しっかり聴かせてくれました。
また一転して、Tony♪のスティック・ベースとRobert Fripp♪のギターで・・・Indiscipline♪、単調なリズムで不思議な世界へ・・・
後半の歌は、Jakko♪、Tony♪もコーラスを付けています。
Jakko♪が静かに Peace: An End♪を歌った後で、ハードなロックへ・・・
Radical Action II♪、Adrian Blew♪在籍時のナンバーもトリプル・ドラムス、サックスで新たに蘇ります。
続いては、Level Five♪、近年のライヴ♪では定番!!
Red♪にも共通する緊迫感のあるインストゥルメンタル・ナンバー!!
高度でさらには熱いプレイが繰り広げられフィナーレ!!
ここで第2部終了、再びスタンディングオベーションとなりました。
アンコールに7人登場!!
定位置に付いて、Robert Fripp♪が奏で始めたのは・・・
何と、Discipline♪、この日2度目の登場です。
ほぼフル・ヴァージョンでプレイ、この後、Tony♪がスティック・ベースからエレクトリック・ベースに持ちかえ、ドラマチックなイントロ
Starless♪、やはりここで登場!!
叙情的に歌うJakko♪を盛り上げるMel♪のソプラノ・サックス!!
そう、これはオリジナルの音、そしてドラムスが刻むビートでインストゥルメンタル・パートへ、ここでは、Mel♪がサックスを持ち替え、前衛的なプレイ、そしてギターもJakko♪中心から、Robert Fripp♪の音へ・・・、曲が進行するに連れ、照明がレッドライト!!
真っ赤なステージ、これが、King Crimson♪の世界です。!!
Mel♪のサックスがもう一度フィーチャーされ・・・
お馴染みのグレーズが再び、そしてグランド・フィナーレ!!
場内スタンディングオベーションでの大喝采となりました。!!
そしてTony♪がカメラを取り出しての撮影タイム!!
ここでは、撮影OKということではなく、大仕事を終えた後のメンバーのリラックスした笑顔!!、それが最高に嬉しく思いました。
ステージ上には1番最後まで、カメラを持った大親分 Robert Fripp♪
気難しいイメージの彼も、この時は穏やかな笑顔の初老の紳士!!
彼がステージを去った後も、あまりにも大きな感動の余韻が残っていました。
今回5か所で計8公演、足を運んだ人は、ほとんどがKing Crimson♪ファン、往年のプログレッシヴ・ロック・ファンと思います。兎に角、多くの人にとって、ライヴの感動を改めて実感させられたことと思いますし、増してや期待以上の素晴らしい内容でした。
まだまだコロナ禍も収束とはいかない中、このような最高の感動を与えてくれたKing Crimson♪、心から感謝の意を表したいと思っています。