Sir Elton John、8年ぶりに日本に上陸、しかもNigel Olsson、Davey Johnstone等、バンドを率いての来日は14年ぶりです。
11月16日は初日の大阪城ホール
アナウンスがあり、定刻19時を少し回ったあたりでライトダウン!!
メンバーの動く影の中、鐘の音、風の音・・・
ということは、Funeral For A Friend♪
やはりこのGoddbye Yellow Brick Roadのオープニングで始まってくれなければ!と思います。!
重厚な音が響く中、ピアノが入るところでライトアップ!!
Elton John登場!!
Versaceなのか煌びやかなロングのジャケットを羽織っています。
Nigel Olsson、Davey Johnstoneと王道を共にしたメンバー!!
ベースがMatt Bissonett、キーボードがKim Bullard、パーカッションがJohn Mahon、Elton John Bandとして鉄壁のメンバーです。
そのDaveyのギター、白い手袋をはめたNigelの力強いドラムスの中、曲が転調、そしてEltonのピアノをブリッジに・・・
The Rosess In The Window Box~♪とElton
勿論、Love Lies Bleeding♪、何度見ても感動します。
1曲目から10分を超える組曲で、なんとスタンディング・オベーションとなりました。
続いてBennie And The Jets♪
Eltonも早くもノっていて、Bennie!と掛け声を煽ります。
一転してCandle In The Wind♪
彼の最も有名なナンバーの一つとなりましたが・・・
勿論、Goodbye Norma Jean~♪、観客は聴き入っていました。
ここで開口
「Good Evening Osaka!会えて嬉しいよ。Goodbye Yellow Brick Roadから3曲続けたけど、次もそこから・・・」
そんなことを言って、All The Girls Love Alice♪
Eltonらしいナンバー、スローになる部分ではバックのスクリーンに女の子のシルエットが写っていました。
「次はMadman Across The Waterから2曲・・・」
先ず、Levon♪
Eltonの歌は力強く、後半ではピアノとDaveyのギターとの掛け合い
さらにはNigelのドラムスも入り・・・
そしてDaveyはツインネック・ギターに持ち替え、Tiny Dancer♪
Eltonのコンサートでは必ず歌われるだけに場内も盛り上がってきました。
再び開口
「次の曲はBernieが書いた最も好きな歌の一つ、先週末、パリで亡くなった人たちに捧げます・・・彼らの死を無駄にしないよう、憎しみでなく愛がすべてであることを信じます・・・」
そのようなことを言って、Believe♪
以前はElton一人で歌っていましたが、今回はバンドが入り、よりメッセージが力強くなったよう・・・
場内の観客もEltonの言ったことがわかっていて、感動が増したといった感じでした。
一転して軽やかなピアノから、Daniel♪
Daveyはアコースティック・ギターを、そして軽快なビートが響き、Philadelphia Freedom♪
バックのスクリーンには星条旗をアレンジした華やかな映像
かなり多くの人が立ち上がり!!
ピアノのお馴染みのイントロから、Goodbye Yellow Brick Road♪
バックのスクリーンには立体アニメの映像、パーカッションのJohnがコーラスをつけていました。
ここでElton一人にスポットが当たりピアノのソロを・・・
会場の左右のスクリーンにEltonの指使いが写ります。
そして、She Packed My Bags~♪
Rocket Man♪、バックのスクリーンには地球の映像が!!
SFをイメージする歌と思いましたが、今回は地球への愛を感じます。
「Leon Russellと作ったUnionから・・・」
そう言って、Hey Ahab♪
さすがElton、スワンプ風のピアノもお得意!!
今回1番新しい曲かもしれません。
続いてお馴染み、I Guess That’s Why They Call It The Blues♪
Stevie Wonderのハーモニカの音はシンセサイザーによる音でした。
ステージにはElton一人が残り、曲はThe One♪
この曲はソロの時によく歌われますが、近年のツアーでは歌っておらず、今この歌の必要性を感じたのかもしれません。
これに続いては、誰もが知っているイントロ!!
そしてIt’s A Little Bit Funny~♪
勿論、Your Song♪、ここで登場です。
但し今回は途中からバンド演奏が加わりました。!!
ステージは後半へ、静かに始まるBurn Down The Mission♪
バックのスクリーンには炎の映像、アップ・テンポになるところの盛り上がりもEltonのライヴならではです。
ヒット曲の多さを実感させるSad Songs (Say So Much)♪
‘70年代後期から、’80年代初頭まで低迷を続けていたElton
この曲がヒットした時は再びチャートの常連になっていたのですが、それを思わせる内容、Nigelもコーラスをつけていたのが印象に残っています。
ここでNigelとDaveyは下がりますが、他の3人は残り・・・
Sorry Seems To Be The Hardest Word♪、叙情的な音を作っていました。
2人も戻ってメンバー紹介
John、Kim、Matt、そしてNigelには「オリジナル・メンバー!・・・」
Daveyには「43年一緒にやっている!・・・」
やはりこの2人は特別な歓声を浴びていて・・・
ピアノのイントロから、Don’t Let The Sun Go Down On Me♪
Nigelのドラムスが入るところからパワフルに!!
そしてバックのスクリーンには大きな太陽、メンバーもコーラスをつけクライマックス、スタンディング・オベーションとなりました。
さてDaveyはフライングVに持ち替え、Nigelのカウントから、力強いカッティング!!
勿論、The Bitch Is Back♪
ここで場内はほぼ総立ちに!!
バックのスクリーンにはBITCH
Eltonが1番ワルノリしている時の歌、最高潮とはこのこと!!
そのままのノリで、I’m Still Standing♪
そうこの曲で、Eltonは蘇ったのです。
それを示すかのようにバックのスクリーンには色々なEltonの姿が写し出され・・・
曲はYour Sister Can’t Twist (But She Can Rock’n Roll)♪
ノリノリの中、Nigelのドラムスから、Saturday Night’s Alright For Fighting♪
バックのスクリーンも華やかに、まさに絶頂!!
Saturday! Saturday!~♪
この上ないノリの中、Eltonは静かに下がっていきました。・・・
・・・
アンコールは・・・
とその前に、Eltonはスタッフからペンを受け取り、前の方のファンにサイン、これはEltonのコンサートのいつもの光景です。
そしてピアノについて、やはり、Crocodile Rock♪
La, la la la la la~♪の場内合唱もお馴染み!!さらには手拍子も!!
最後は楽しいこの歌で、2時間30分のElton John Worldは幕を閉じました。!!
本公演の3日前にパリで起きた同時テロ・・・
このコンサートもどうなるか!?と思ったのですが・・・
Eltonは2001年も同時多発テロの2ヶ月後、多くがコンサートをキャンセルする中、来日して素晴らしいステージを見せてくれました。
さらに言えば、1995年には阪神大震災直後に来日公演も行われています。
今回のBelieve♪の前に言ったことが全てを物語っています。
そう、Eltonは「音楽によって憎しみでなく愛を伝える」ことが自分の使命と思っているのでしょう。
そして今回、NigelとDaveyがいて、プレイされた24曲はなんと全曲、EltonとBernieのペンによるもの!!
それにも感動しました。
(The Lion Kingの曲やカバー曲を聴きたかった人もいるでしょうが・・・(^_^;))
これからも、コンスタントに日本に「音楽の愛」を届けに来て欲しいと心から願っている次第です。