何と20回目の来日公演のEric Clapton
2月20日は今回の2日目、そして201回目の日本公演!!
場所は勿論、日本武道館です。
大人しく開演を待つ満場の観客の皆さん、そして19時10分頃・・・
ライトダウンと同時に大喝采!!
御大Eric Clapton、バンド・メンバーとともに登場!!
グレイのストラトキャスターを抱え、Pretending♪でスタート!!
オープニングも多いナンバー、1曲目からパワフルです。
今回メンバーは、5弦ベースのNathan East、ドラムスにSteve Gadd、キーボードにChris Stainton
と割と日本公演ではお馴染みのメンバーに、なんともう一人のキーボード奏者が・・・
帽子を深々と被った・・・Paul Carrack!!
そう、Ace、Squeeze!!、Mike+The Mechanicsのメンバーとして、そしてソロでもいくつかのヒットを持つ、あのPaul Carrackです。
尚、彼は主にオルガンのパート、Chrisの方は主にピアノのパートのようです。
そして女性シンガー2名(Michelle John、Shar White)
但しギターは、Eric Clapton一人です。
「コンバンワ・・・」
と第一声、ややミディアム・テンポとなったKey To The Highway♪が続きます。
3曲目はTell The Truth♪、最近割と取り上げられ、この曲に関してはギター1本はやや寂しい気もしますが、その分、女性シンガーがパワフルに補っていたようです。
重量感のあるHoochie Coohie Man♪、こちらもすっかりEric Claptonの定番ソングに!!
続いては今回から登場(?)のHonest Man♪
故Lowell Georgeの作品、歌うはPaul Carrack
Steve Gaddのドラムスも強力!!ECのギターも冴え渡っていました。
珍しくギターをジャカジャカ、ストロークしたと思ったら、そこからお馴染みのコード進行に!!
Wonderful Tonight♪
ECの歌が入るところでの拍手喝采はお馴染みの光景!!
そしてこの曲に関しては、女性シンガー2人の存在が大きく思います。
ジャーンとお馴染みの音から、After Midnight♪
昨年、J.J. Caleが亡くなったことで絶対に外せないナンバーでしょう。
メンバーもノリにノった演奏、ECって’70年代、こんなにパワフルやらなかったのでは!?(^_^;)
まあ今がよければ良いでしょう。(笑)
・・・
ステージ上は一転して、アンプラグドのセットに!!
ECはブルーのマーチンのオリジナル・モデル!!
Nathan Eastはウッド・ベース、ECは座って、Driftin’♪
アコースティック・ギターの音も冴え渡っています。
Unpluggedでもお馴染みになったNobody Knows You When You’re Down And Out♪
くつろいだ雰囲気にもなる中、Chrisの軽快なピアノから・・・
Alabama Woman Blues♪
1920年代のナンバー!こんな昔の曲まで・・・音楽は永遠です。
そしてアコースティック版のLayla♪
こちらでやってしまうということは、オリジナル版は!?・・・
たまには良いでしょう。(笑)
条件反射のように満場の客席から手拍子が起っていました。
Unpluggedの締めは・・・やはり、Tears In Heaven♪
場内大喝采!!ただ今回はキーボードがフィーチャー、さらにはSteve Gaddの叩くリズムも・・・いつもと少し違う感じでした。
・・・
再び、エレクトリックのセットに、ストラトキャスターを抱えたEC
ハードに弾き始めて、それが耳馴染みのある曲に!!
How Long♪
Paul Carrackの歌は途中から入ります。
TOP40ファンには言うまでもありませんが、彼が在籍したバンドAceの1975年の全米3位の大ヒット曲!!謂わばPaul Carrackの出世作!!
今回はEric ClaptonヴァージョンにPaul Carrackが歌とキーボードで参加、といった形なのかもしれませんが、個人的に大好きな歌だけに大感激!!
満場のECのファンの中には馴染みがうすい人もいるかもしれませんが、楽曲が良いだけに、歌を終え大喝采を浴びていました。
この辺りから、テンションもさらに高まって、シャッフル調にBefore You Accuse Me♪
ECといえば、これ!!そう、Crossroads♪、ECのお年は知っていますが、実にパワフル!!
続いて同じくRobert JohnsonのLittle Queen Of Spades♪
ここではChrisのソロ、Paul Carrackのソロに続いて、ECのソロ!!
まさに水を得た魚といったプレイでした。
そして・・・終盤、メンバーを見合わせてお馴染みのイントロ!!
勿論、Cocaine♪
お決まりと言った感じで、満場の観衆は総立ちに!!そして手を振り上げています。
やはり故J.J. Caleのナンバーだけにいつもより気合が入って、ECのソロ、Chrisのソロ
「コカイン!!・・・」
お馴染みの観客の声とともにエンディングとなりました。
・・・
アンコールは、Joe Cockerのヒット曲、High Time We Went♪
しかもメインで歌うはPaul Carrack、ECは少しだけ歌いますが、ギターに徹しています。
この曲をJoeと共作しているChris Staintonがメンバーにいるからでしょうか。!?
昨年からこの曲がアンコールのようで、ECなりの意図があるのでしょう。
立ったままの観客、そのままのノリでフィナーレ!!
最後はステージ中央にメンバー勢揃い!!
1時間50分のコンサートは幕となりました。
70歳での引退(?)も示唆したEric Clapton
ゆえに今回が最後の来日では!?とも言われています。
でもそのお年とは思えない指の動き!!30年前よりずっと元気!!まだまだいけそうですし、まだまだ聴きたい!!
そう、まだまだ期待したいと思っています。!!
・・・
それにしても武道館に来ている満場のファンの皆さん・・・
一見大人しく座っているのですが、ライトダウンと同時に大喝采!!
ギター・ソロや、人気曲の歌が入るところでは満場の拍手!!
Cocaineや(今回はなかったですが)エレクトリック版のLaylaでは総立ちに!!
そして最後は自然にスタンディング・・・日本のECファンは良い意味で紳士です。!!\(^o^)/
「これでは、Eric Clapton先生、日本に来る筈だよな!!・・・」
そんなことも微笑ましく思った次第です。!!