2018/4/28 Billboard Chart

4/28付

★ドレイク、R&Bヒップホップ、ラップのエアプレイ・チャートでTOP3独占!

★各年代&オールタイム1位週数ランキング

★カントリー・アーティストがTOP5に2組はいつ以来?

★おめでたでツアー・キャンセルを発表

★92位からの大ジャンプアップ記録

★デビューから27曲連続TOP10!

★久しぶりのカントリー・エアプレイ・チャートに登場。今後に注目

★Entertainer Of The Year ジェイソン・アルディーン、貫禄の第1位

★ジョン・プライン、大健闘の第5位

★TOP POP ALBUMS 2016発売

★R&Bアルバム・チャート歴代TOP10週数

★今週のあめりかん☆ぱい集計オールタイム・ランキングは35年ぶりの新曲を録音したあのグループとメンバーのHOT100ランキングです。

 

4/28付。今週のビルボード・シングル・チャートから。

 

今週も第1位はドレイク「Nice For What」です。2週連続第1位。5930万ストリームスでストリーミング・チャート2週連続第1位。デジタル・セールスは2位へダウン。ラジオ・ソングスは34位から27位へアップしました。この曲で30曲のHOT100初登場1位の曲のうち2週以上連続で1位になった曲が15曲になりました。2位が「God’s Plan」で2週以上同一アーティストが1位2位にエントリーしたのは16組目とのことです。R&Bヒップ・ホップ・エアプレイ・チャートとラップ・エアプレイ・チャートでは1位「God’s Plan」、2位がHOT100では今週6位のブロックボーイ・JB・フィーチャリング・ドレイク「Look Alive」、3位に「Nice For What」が上がってきてともにTOP3をドレイクが占めています。

 

また、今週の第1位でドレイクはHOT100の1位通算週数が33週となってブルーノ・マーズを抜いて2010年代の男性ソロ・アーティストで第1位になりました。2010年代のオール・アーティストの1位週数第1位はリアーナの41週です。各年代の1位は以下の通りです。HOT100での記録ですので50年代は1958年8/4から1959年12/28までの記録です。

 

2010年代:41週 リアーナ
2000年代:41週 アッシャー
1990年代:60週 マライア・キャリー
1980年代:27週 マイケル・ジャクソン
1970年代:27週 ビー・ジーズ
1960年代:55週 ビートルズ
1950年代: 9週 ボビー・ダーリン

 
通算ですとこうなります。

 

1位 79週 Mariah Carey
2位 60週 Rihanna
3位 59週 Beatles
4位 50州 Boyz II Men
5位 47週 Usher
6位 42週 Beyonce
7位 37週 Michael Jackson
8位 34週 Elton John
9位 33週 Drake
9位 33週 Janet Jackson
9位 33週 Katy Perry
12位 32週 Madonna
12位 32週 Bruno Mars
14位 31週 Whitney Houston
15位 30週 Paul McCartney

 

第5位にはゼッド、マレン・モリス&グレイの「The Middle」が6位からアップしました。5位が最高位です。この曲はカントリー・アーティスト、マレン・モリスが参加していますがダンス・ソングです。ダンス/エレクトロニック・ソングス・チャートでは12週目の第1位となりました。ただ、3位のフロリダ・ジョージア・ラインと5位のマレン・モリスという2組のカントリー・アーティストがHOT100のTOP5に入ったことは18年ぶりとなりました。前回は2000年4/15付で3位「Breathe」フェイス・ヒル、5位「Amazed」ローンスターでした。

 

第9位には8位からダウンしたカーディB、バッド・バニー&Jバルヴィンの「I Like IT」、そして12位には10位からダウンしたブルーノ・マーズ&カーディBの「Finesse」が入っています。この度、カーディBがサマー・ツアーのキャンセルを発表しました。婚約者であるミーゴスのオフセットとの間に赤ちゃんできていると発表されました。おめでとうございます。7月誕生の予定で、今週末のブロッコリー・シティ・フェスティバルが最後の出演とのことです。9月のブルーノ・マーズの24Kマジック・ツアーには復帰したいとのことで、この間のテキサス、フロリダ、ノルウェー、アイルランドなどでのコンサートがキャンセルになりました。

 

第10位には先週の92位からニッキー・ミナージュの「Chun-Li」が大ジャンプ・アップです。もう1曲先週83位に初登場した「Berbie Tingz」も25位へジャンプ・アップしました。ともに4/12リリースのため先週はセールスが1日、エアプレイが4日間の集計でエントリーしていました。「Chun-Li」はデジタル・セールスで16位から4位、ストリーミングで14位初登場となっています。さらに今週89位にヤング・サグ・フィーチャリング・ニッキー・ミナージュの「Anybody」が初登場しました。ニッキー・ミナージュ87曲目のHOT100ヒットです。

 

92位からのジャンプアップ記録:
18-4-28 92 → 10 Chun-Li / Nicki Minaj
11-6-11 92 → 18 Don’t Wanna Go Home / Jason Derulo
08-3-29 92 → 19 Shawty Get Loose / Lil Mama Featuring Chris Brown & T-Pain
58-5-26 92 → 27 Jennie Lee / Jan And Arnie
17-8-5  92 → 27 Fetish Selena Gomez Featuring Gucci Mane

 
10位へのジャンプアップ記録:
18-4-28 92 → 10 Chun-Li / Nicki Minaj
15-4-18 84 → 10 See You Again / Wiz Khalifa Featuring Charlie Puth
11-6-11 78 → 10 I’m On One / DJ Khaled Featuring Drake, Rick Ross & Lil Wayne
08-7-5  70 → 10 7 Things / Miley Cyrus
58-7-28 64 → 10 Little Star / Elegants
17-6-3  64 → 10 Malibu / Miley Cyrus
13-3-2  63 → 10 Started From The Bottom / Drake
64-8-15 60 → 10 The House Of The Rising Sun / Animals
99-10-2 56 → 10 I Need To Know / Marc Anthony
01-4-14 53 → 10 Stranger In My House / Tamia

 

今週48位に初登場したのがキャリー・アンダーウッドの「Cry Pretty」です。4/15に授賞式が行われた第53回ACMアワードでこの曲をパフォーマンスしました。デジタル・セールス・チャートでは54,000ダウンロードで第1位なんです。このチャートでのカントリー・アーティストの1位は2014年8/9のジェイソン・アルディーン「Burnin’ It Down」以来。女性のカントリー・アーティストでは2012年10/13のテイラー・スウィフト「Begin Again」以来です。テイラー・スウィフトがカントリー・アーティストとしてカウントされているのはアルバム『Red』までです。テイラーは「Begain Again」のあとに10曲が第1位になっています。カントリー・ソングス・チャートでは先週の20位から今週は第5位へジャンプ・アップしました。これでホリディ・ソングを除いて2006年の「Jesus, Take The Wheel」(カントリー・ソングス・チャート最高位1位)でデビュー以来27曲連続TOP10入りを果たしました。この記録の歴代2位はトレイシー・ローレンスが92年から97年で記録した19曲ですが、すでに途絶えております。

 

さて、アルバム『Red』までしかカントリー・アーティストとして認識されずその後の曲はことごとくカントリー・ステーションではかけてもらえないテイラー・スウィフトですが、全然カントリー・エアプレイ・チャートに入らなかったかというとそうでもありません。3曲だけ入りました。まず、「Shake It Off」が2014年58位に1週間だけ。今年の1/6には最高位41位をつけて「New Year’s Day」がヒットしました。テイラー・スウィフトは2006年から13年まではTOP10に18曲も入り、そのうち7曲が第1位となっています。今回再結成したシュガーランドとのコラボ(シュガーランド・フィーチャリング・テイラー・スウィフト)で「Babe」という曲でカントリー・エアプレイ・チャートの27位に初登場しました。TOP40に入ったのは2013年最高位7位を記録した「Red」以来です。強力なコラボだけにこの先どこまで上がるか注目です。そしてHOT100ではどうか?

 

 

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4/28付。今週のビルボード・アルバム・チャートから。

 

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今週の第1位は今年初めてのカントリー・アーティストのNo.1です。ジェイソン・アリディーンの『Rearview Town』が183,000EAU、実売162,000枚のセールスで第1位に初登場しました。2012年の『Night Train』から連続4枚目の第1位です。カントリー・アルバム・チャートでは2007年の『Relentless』と2010年『My Kinda Party』からの5枚連続で合計6枚目の第1位となりました。ジェイソン・アルディーンはまだライブとかクリスマスとかベスト盤などがなくリリースしたアルバムはすべてスタジオ・アルバムです。2005年のデビュー・アルバム『Jason Aldean』のみ最高位37位とTOP10に入りませんでしたが、その後の7枚はすべてTOP10入りとなりました。カントリー・アルバム・チャートでは8枚ともすべてTOP10入りを果たしています。スタジオ・アルバムの4枚連続1位はカントリーではラスカル・フラッツ(2004-2009)がありました。第53回ACMアワードでの『Entertainer Of The Year』受賞と5/10にスタートするツアーのチケットにこのアルバムの購入権がついていて、それが行使されたこともセールスをアップさせました。

 
アルバムチャートは実売のセールスに加えて収録曲のダウンロードやストリーミング回数も加味してランキングされています。EAUは換算枚数をあらわしています。

 
今週のTOP10内初登場はあと3枚あります。

 

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第3位に初登場したのが、ロック・バンド、ブレイキング・ベンジャミンの4枚目のTOP10入りとなった『Ember』です。88,000EAU、実売は80,000枚でした。前作『Dark Before Dawn』は2015年に第1位を記録しています。今回はロック、オルタナティヴ、ハード・ロックの各アルバム・チャートですべて初登場第1位でした。3チャート同時初登場1位は2017年10/7のフー・ファイターズ『Concrete And Gold』以来です。アルバム収録曲12曲中9曲が今週ロック・ソングス・チャートにエントリーしています。このアルバムもツアー・チケットとのセット販売でセールスをアップさせています。

 

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第5位にはアメリカーナ/フォーク・アルバム・チャートで第1位のジョン・プライン『The Tree Of Forgiveness』が初登場しました。54,000EAU、実売は53,000枚でした。1946年10月10日生まれでアルバム・チャートには1972年からエントリーしています。新曲でのリリースは2005年『Fair And Square』以来です。初のTOP10入りです。このアルバムもツアー・チケットにこのアルバム購入権が付いていてセールスを押し上げましたが、ジョン・プラインの過去のアルバム・ランクからすると第5位はすごい順位です。過去14枚のエントリーで100位以内が5枚。TOP40は前作『For Better, Or Worse』(2016年30位)のみでした。

 

https://item.rakuten.co.jp/americanpie/booktpa2016

レコード・リサーチ社から新しい『TOP POP ALBUMS 2016』が発売されましたが、今回は前回掲載されなかったアルバム収録曲もすべて掲載されたため、ページ数が1500ページを超えて非常に重いです。ジョン・プラインのデータもこの書籍から調べました。

 

 


https://item.rakuten.co.jp/americanpie/rca583647

第10位にはペンタトニックスの8枚目のTOP10入りとなった『PTX Presents: Top Pop, Vol.1』が入りました。これもチケット/アルバムのセット販売です。

 

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今週9位から12位へダウン、R&Bヒップホップ・アルバム・チャートでは7位変わらずのポスト・マローン『Stoney』ですが、ある記録を打ち立てました。1965年にスタートしたR&Bアルバム・チャートで今週64週目のTOP10入りなんです。これはなんと歴代2位タイ!以下のとおりです。

 

R&Bアルバム・チャート歴代TOP10週数:

 

1位 74週 Thriller / Michael Jackson

2位 64週 Whitney Houston / Whitney Houston
2位 64週 Stoney / Post Malone
4位 63週 The E.N.D. / The Black Eyed Peas
5位 59週 The Heist / Macklemore & Ryan Lewis
6位 58週 Recovery / Eminem
6位 58週 Can’t Slow Down / Lionel Richie
8位 56週 Control / Janet Jackson
9位 55週 Rapture / Anita Baker
10位 54週 24K Magic / Bruno Mars

 

https://item.rakuten.co.jp/americanpie/a0101077112

さてNHKの夜7時のニュースでも何分かにわたって取り上げられるなど、世界にこのニュースが駆け巡っているようですが、アバが35年ぶりに新曲を録音したとのことです。12月のイギリスBBCとアメリカNBCの特番『デジタル・アバ』で披露されるそうですが、まだ4月なのに12月まで聴けないの?って思ってしまいました。1曲はタイトルが「I Still Have Faith In You」。アバは2年前にサイモン・フラー、ユニバーサル・ミュージックとの共同事業として、『アバ・アバター・ツアー・プロジェクト』を立ち上げています。最新のデジタル、VR技術を使う革新的なプロジェクトとのことですが、具体的にはどのようなことを見せてくれるのか楽しみです。ビルボードのアルバム・チャートでは13枚エントリー。最高位は78年の『The Album』の14位。シングルではHOT100に20曲エントリー。TOP40=14曲、TOP10=4曲、No.1=1曲。全世界で3億7000万枚のレコードを売ったとニュースで言っていました。今週のあめりかん☆ぱい集計オールタイム・ランキングはアバとメンバーのソロ・ヒットを含めたHOT100オールタイム・ランキングです。

 
1. Dancing Queen (77/1)
2. Take A Chance On Me (78/3)
3. The Winner Takes It All (81/8)
4. I Know There’s Something Going On / Frida (83/13)
5. Waterloo (74/6)
6. Fernando (76/13)
7. SOS (75/15)
8. I Do, I Do, I Do, I Do, I Do (76/15)
9. Knowing Me, Knowing You (77/14)
10. The Name Of The Game (78/12)

 

11. Does Your Mother Know (79/19)
12. Can’t Shake Loose / Agnetha Faltskog (83/29)
13. When All Is Said And Done (82/27)
14. Chiquitita (80/29)
15. Mamma Mia (76/32)
16. Honey, Honey (74/27)
17. Super Trouper (81/45)
18. Money, Money, Money (77/56)
19. The Visitors (82/63)
20. Angel Eyes (79/64)
21. On And On And On (81/90)
22. Voulez-Vous (79/80)
23. I Wasn’t The One (Who Said Goodbye) / Agnetha Faltskog & Peter Cetera (88/93)