2018/6/9 Billboard Chart

6/9付

★ドレイク、MJに並ぶ

★初登場以来連続TOP3週数記録

★ドレイク、こちらでも歴代単独1位

★TOP20に同一アーティストが6曲以上同時にエントリー

★カントリー・エアプレイでデビュー・シングルから3曲連続第1位

★15曲連続TOP40入り、現在記録更新中

★3枚目のNo.1アルバムが3番目の若さで達成

★チャーチズ、今回はグレッグ・カースティンを起用

★ロック・チャートで65週中60週間第1位!

★2018CMTミュージック・アワード受賞作品

 

6/9付。今週のビルボード・シングル・チャートから。

 

今週の第1位は先週に引き続きドレイクの「Nice For What」です。6週目の第1位。ストリーミングで3位から2位、デジタル・セールスで10位から5位、ラジオ・ソングスでは7位変わらずと今週も3部門1位なしでのHOT100=1位となりました。またドレイクの1位通算週数が37週となって男性ソロ・アーティストではアッシャーの47週に次いで、マイケル・ジャクソンと並んで歴代2位タイとなりました。

 

 


https://item.rakuten.co.jp/americanpie/rpblb002821802

第2位は2度目の最高位2位返り咲きとなったポスト・マローン・フィーチャリング・タイ・ダラー・サインの「Psycho」です。先週の4位からアップしました。通算3週目の第2位です。3/10の第2位初登場以来14週連続でTOP5にとどまっています。この曲も年間チャートでは上位に入るでしょうね。デジタル・セールス・チャートでは36,000ダウンロードながら3/10の初登場の週以来、2週目の第1位になりました。

 

第3位は2/3の第1位初登場から11週間1位を続け、その後3週連続第2位、そして今週まで5週連続第3位というとてつもない大ヒットになったドレイクの「God’s Plan」です。初登場以来連続TOP3週数は19週となって記録更新中です。以下の通りです。
初登場以来連続TOP3週数記録:

 

1位 19週 God’s Plan / Drake (2018 継続中)
2位 16週 Shape Of You / Ed Sheeran (2017)
2位 16週 I Gotta Feeling / Black Eyed Peas (2009)
2位 16週 One Sweet Day / Mariah Carey & Boyz II Men (1995-96)

 

ドレイクの大きなサポートでデビュー・シングルが先週登場2週目で49位から一気に第6位にジャンプアップしたリル・ベイビーですが今週も第6位をキープしました。リル・ベイビー&ドレイクの「Yes Indeed」は3760万ストリームスを記録して今週ストリーミング・チャートで1位になりました。デビュー曲がストリーミング・チャートで1位になったのは昨年9/30付で「Bodak Yellow (Money Moves)」が1位になったカーディB以来とのことです。ドレイクは歴代単独1位の5曲目の第1位です。そのうち3曲(「God’s Plan」、「Nice For What」)が今年ですね。2位はジャスティン・ビーバーの4曲です。

 
さらにドレイク!今週19位に「I’m Upset」が初登場しました。HOT100登場が164曲目となりました。(歴代2位、1位はグリー・キャストの207曲)。さらにTOP40ヒット曲数は74曲目(歴代1位はエルヴィス・プレスリー80曲)、TOP20ヒット曲数は46曲目(歴代1位はエルヴィス・プレスリー48曲)なんです。この曲でドレイクは今週TOP20に6曲同時にエントリーしています。TOP20に同一アーティストが6曲以上同時にエントリーしたのは5回目です。以下の通りです。

 

* 2018/6/9  Drake 6曲
* 2018/5/12 Post Malone  9曲
* 2018/5/5  J. Cole  6曲
* 1964/4/18 Beatles  6曲
* 1964/4/11 Beatles  6曲

 

ラップ・ソングス・チャートでは第10位に初登場しました。68曲目のTOP10入りでTOP10曲数の歴代1位を独走中です。2位はリル・ウェインの45曲です。近日中にリリースされるプロジェクト「Scorpion」に収録予定とのことですが、タイトルが「Scorpion」かどうかはまだ決まっていないようですし、フル・アルバムなのか、曲数限定のEPなのか、2曲入りなのかもわかっていません。

 

先週の7位から今週は9位に下がっているのがビービー・レクサ&フロリダ・ジョージア・ラインの「Meant To Be」。カントリー・ソングス・チャートでは初登場以来27週連続第1位と全然1位からダウンする気配はありません。1位週数記録は昨年記録されたサム・ハント「Body Like A Back Road」の34週間です。まさか...それはいくら何でもないか。

 


https://item.rakuten.co.jp/americanpie/sny538883

カントリー・エアプレイ・チャートでは今週ルーク・コムズの「One Number Away」が第1位になりました。HOT100では38位から今週最高位を更新して34位にランクされています。この曲は昨年6/24付でカントリー・アルバム・チャートで初登場1位を記録したデビュー・アルバム『This One’s For You』に収録されています。こちらからデビュー・シングル「When It Rains It Pours」、セカンド・シングル「Hurricane」がともに昨年1位になり、この曲で3曲連続第1位なんです。デビュー・シングルから3曲連続第1位は以下のアーティストがいました。

 

* ケルシー・バレリーニ:アルバム『The First Time』2015-2016
* Love Me Like You Meant It/Dibs/Peter Pan

 

* サム・ハント:アルバム『Montevallo』2014-2015
* Leave The Night On/Take Your Time/House Party

 

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38位には46位からセレーナ・ゴメスの「Back To You」がアップしました。サウンドトラック『13 Reasons Why: Season 2』に収録されています。これで20曲目のTOP40ヒットとなりましたが、なんと2011年最高位22位の「Love You Like A Love Song」から15曲連続TOP40入りなんです。この間TOP10に7曲入りました。最高順位はエイソップ・ロッキーがフィーチャリング・アーティストで参加した2015年「Good For You」と2016年「Same Old Love」の5位です。現在更新中のTOP40入り連続記録で15曲連続はトップです。

 
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6/9付。今週のビルボード・アルバム・チャートから。

 

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今週の第1位は初登場でショーン・メンデスの3枚目のスタジオ・アルバム『Shawn Mendes』です。3枚目のNo.1です。182,000EAU、実売は142,000枚のセールスでした。スタジオ・アルバムはすべて1位になりました。3枚目のNo.1アルバムが19歳10ヶ月での記録は3番目に若い記録です。以下の通りです。

 

3枚目のNo.1アルバム記録時の年齢:
1位 15歳8ヶ月 マイリー・サイラス『Breakout』(2008年)
2位 17歳8ヶ月 ジャスティン・ビーバー『Under The Mistletoe』(2011年)

 

アルバムチャートは実売のセールスに加えて収録曲のダウンロードやストリーミング回数も加味してランキングされています。EAUは換算枚数をあらわしています。

 
今週のTOP10内初登場はあと2枚あります。

 

第3位に初登場したのが、プシャTの『DAYTONA』です。1977年5月13日バージニア州バージニア・ビーチ生まれの41歳です。兄弟ラップ・デュオ、ザ・クリプスとしてアルバム・チャートに3枚、HOT100には5曲エントリーがあります。2002年のアルバム『Lord Willin』は最高位4位を記録。シングル「When The Last Time」は最高位19位を記録しました。ジャスティン・ティンバーレイクの「Like I Love You」(2002年最高位11位)にはフィーチャリング・アーティストとして参加しています。ソロではこのアルバムが3枚目のアルバムです。ソロ・デビューとなった2013年の『My Name Is My Name』(最高位4位)以来のTOP10入りとなりました。プシャTはこれまでHOT100にソロで4曲チャートインしていましたが、このアルバムのリリースで今週7曲のアルバム収録曲のうち4曲が新たにHOT100入りしました。カニエ・ウエストのレーベルG.O.O.D.と契約しています。

 

第4位にはエイサップ・ロッキーの『Testing』が初登場しました。前2作が初登場1位でしたので3作連続が期待されていたのですが、こちらは4位初登場です。アルバムには旬のラッパーが多数参加しています。フランク・オーシャン、コダック・ブラック、弟のジューシーJ、フレンチ・モンタナ、スケプタ、キッド・カディなど。ファースト・シングル「ASAP Forever」はモービーがフィーチャリングされました。モービーは2001年「South Side」(フィーチャリング・グウェン・ステファニー、最高位14位)以来のHOT100入りとなりました。この曲はモービーの「Porcelain」がサンプリングされているのでモービーの名前がクレジットされています。「ASAP Forever」はHOT100で今週63位に再登場して最高位を更新しています。

 
第8位には15位からジュース・ワールドのデビュー・アルバム『Goodbye & Good Riddance』が登場2週目でTOP10に入りました。5/23にリリースされたので先週は2日間の集計で15位にチャートインしていました。1998年12月2日シカゴ生まれの19歳のラッパーです。英語表記は Juice WRLD となっています。昨年自費製作したミックステープ『9 9 9』に収録されている「Lucid Dreams」がHOT100に入り最高位15位を記録しました。スティングの「Shape of My Heart」をサンプリングしています。この曲はこのデビュー・アルバムにも収録されています。

 

 


https://item.rakuten.co.jp/americanpie/gn2310

第11位にはチャーチズの3枚目のアルバム『Love Is Dead』が初登場しました。ロック・アルバム、オルタナティヴ・アルバム・チャートではともに2枚目の第1位です。イギリス・グラスゴー出身の3人組エレクトロ・ポップ・バンド。3人ともシンセサイザーを扱います。英語表記は CHVRCHES で CHURCHES ではありません。ネット検索で「u」を使うと実際の教会が検索されてしまうのでわざと「v」にしたとのこと。2013年にデビュー・アルバム『The Bones of What You Believe』をリリース。アメリカでは最高位12位を記録しました。前作まで自らのプロデュースで作品を発表しましたが、今回は2017年、18年と2年連続でグラミー賞最優秀プロデューサーを受賞したグレッグ・カースティンが手掛けています。

 

 


https://item.rakuten.co.jp/americanpie/iscb002688502

20位から17位に上がったのがイマジン・ドラゴンズの『Evolve』です。登場49週目で最高位は第2位。これまで170万EAU、実売セールス585,000枚を記録しています。初登場以来49週連続TOP20入りを果たしています。アルバムがランクダウンしないのはリリースされるシングルがことごとく大ヒットしているからです。ロック・ソングス・チャートで見ると、「Believer」が昨年3/25から10/7まで29週連続第1位。その後ポルトガル・ザ・マンの「Feel It Still」が5週1位になった後、11/18から今年の3/31まで「Thunder」が21週連続第1位。そして4/7からは「Thunder」に代わって3枚目のシングル「Whatever It Takes」が今週まで10週連続第1位なんです。昨年の3/25から65週間中60週間でイマジン・ドラゴンズが1位を独占しています。そのためこのアルバムはロック・アルバム・チャートで20週間、オルタナティヴ・アルバム・チャートでは25週間の第1位を記録しました。ちなみに、ロック・ソングス・チャートで「Believer」が1位になる前はトゥエンティ・ワン・パイロッツが16年1/9から17年3/18まで3曲で合計62週間第1位を記録しました。ただし1週だけ彼らは1位を明け渡しています。それは16年5/14付。プリンスの死後「Purple Rain」が1位になりました。

 

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61位にはサウンドトラック『Solo: A Star Wars Story』が初登場。映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(全米公開5/25、日本公開6/29)のサウンドトラックです。『スター・ウォーズ』シリーズのスピン・オフ作品です。クラシカル・アルバム・チャートで初登場第1位。こちらはスピン・オフですが、本シリーズ8作品のサウンドトラックはすべてTOP20入りしています。以下のとおりです。

 

* Star Wars (77年最高位2位)
* The Empire Strikes Back (80/4)
* Return of the Jedi (83/20)
* Star Wars Episode I: The Phantom Menace (99/3)
* Star Wars Episode II: Attack of the Clones (02/6)
* Star Wars Episode III: Revenge of the Sith (05/6)
* Star Wars: The Force Awakens (16/5)
* Rogue One: A Star Wars Story (17/29)
* Star Wars: The Last Jedi (18/12)
* Solo: A Star Wars Story (18/61)

 

この1年間にリリースされたカントリー・ミュージック・ビデオやCMTで放送されたパフォーマンスから優秀作品を選ぶCMTミュージック・アワードの授賞式がテネシー州ナッシュヴィルのブリジストン・アリーナで6/6に行われました。ホストはリトル・ビッグ・タウン。ノミネート作品の中からファン投票で選ばれています。以下のとおりです。

 

* Video of the Year: Blake Shelton / I’ll Name The Dogs

 

* Male Video of the Year: Blake Shelton / I’ll Name The Dogs
* Female Video of the Year: Carrie Underwood Feat. Ludacris / The Champion
* Duo Video of the Year: Dan + Shay / Tequila
* Group Video of the Year: Little Big Town / When Someone Stops Loving You

 

* Breakthrough Video of the Year: Carly Pearce / Every Little Thing
* Collaborative Video of the Year: Kane Brown Feat. Lauren Alaina / What Ifs
* CMT Performance of the Year: From CMT Crossroads: Backstreet Boys and Florida Georgia Line / Everybody