佐藤直人の今週の洋楽この1曲!(第4回)
私が独断と偏見で毎週1曲ずつご紹介します。
第4回は昔、武道館に見に行ったなあ、それが今年は7/31、8/1に東京国際フォーラムでコンサートを開くクインシー・ジョーンズです。
先月世界最高齢でエベレスト登頂に成功したのが三浦雄一郎さん。1932年生まれで80歳。クインシー・ジョーンズも80歳なんです。他に1933年生まれで80歳の人を探すと、オノ・ヨーコさん、ウィリー・ネルソン、渡辺貞夫さん、高木ブーさん、金田正一さん、黒柳徹子さん、宍戸錠さん、菅原文太さん、浅利慶太さん、そして天皇陛下。
この方々のご活躍を見ると53歳の私なんかまだ序の口の世界です。がんばろう。
クインシー・ジョーンズといえば、当時はNHKでコロンボの後にやっていた『鬼警部アイアンサイド』とか『ルーツ』のテーマソングをやっていたとか、「Stuff Like That」をTOP40で知っていた程度でした。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/a0106049107
そして1981年に発売されたアルバムが『The Dude』。その前にマイケル・ジャクソンの『Off The Wall』をプロデュースしてアルバムが大ヒットしていました。そして『The Dude』。買っちゃいました。ファースト・シングルが「Ai No Corrida」。フュージョンのアルバムがたくさん売れていた時代でした。日本のラジオ局ではこの「愛のコリーダ」が大ヒット。「愛のコリーダ」ってあの「阿部定事件」をモチーフにした大島渚監督の映画(1976年公開)と同じタイトルじゃない。しかも英語の歌で日本語を含んだタイトルかって。
アルバムの中で気にいったのが2曲のバラードでした。「Just Once」、「One Hundred Ways」はともジェームス・イングラムがヴォーカル。その後ともにHOT100でTOP20に入るヒットとなりました。
私は当時よくピアノを弾いていました。聴いて弾く。習っていたのは小学校5年1学期まででしたので、その後は、楽譜を見て一生懸命練習することをせずに、カセットに録音してピアノの前においてそれを聞きながら音を拾って弾いていました。人に聞かせる腕はありませんが、洋楽ばっかり1000曲以上のレパートリーはありました。この曲もその1曲です。とてもきれいなバラードでよく弾きました。もちろん自己満足。今思い起こすとここ10年で10回もピアノを弾いていないなあ。またそういう時間がほしい。
ということで今週の「佐藤直人の今週の洋楽この1曲!」は、私が昔よくピアノで弾いていたこの曲、クインシー・ジョーンズ・フィーチャリング・ジェームス・イングラムの「Just Once」です。
クインシー・ジョーンズの来日は32年ぶり。ということは私が行った武道館以来の来日なんですね。
クインシー・ジョーンズのヒット曲はこちらに詰まっています。
Quincy Jones / Ultimate Collection
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/a0106049105
Quincy Jones / From Q With Love
こちらのアルバムもお勧めです。
これまでの作品から転換。メロウでグルーヴな作品です。多くのアーティストがカバーした「If I Ever Lose This Heaven」収録。
Quincy Jones / Body Heat
「Stuff Like That」収録。リチャード・ティー、エリック・ゲイル、アンソニー・ジャクソン、スティーヴ・ガットなど当時旬のスタジオ・ミュージシャンを起用。
Quincy Jones / Sounds…And Stuff Like That
グラミー賞最優秀アルバムを獲ったのはこちら。
Quincy Jones / Back on the Block