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3/30付。今週の全米アルバムチャートから。
UKではデヴィッド・ボウイ、オーストラリアと日本ではボン・ジョヴィがアルバム・チャート1位でしたが、アメリカではどうだったか?今週の第1位は通算12枚目のTOP10で、5枚目のNo.1となったボン・ジョヴィの『What About Now』が初登場1位でした。101,000枚のセールスはちょっと物足りないですが、スタジオ・アルバムとしては1986年の『Slippery When Wet』以降すべてTOP10入りを果たし、3枚連続の第1位です。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/sny546192
そして第2位はデヴィット・ボウイの『The Next Day』が初登場。85,000枚のセールスで、通算7枚目のTOP10入りです。UKでは1週間に9万枚以上が売れて第1位でしたので、人口を考えるとUKでの人気、いまだにすごいです。アメリカでもデヴィッド・ボウイとしては76年の『Station To Station』の3位を上回る過去最高順位でした。2003年『Reality』(最高位29位)以来10年ぶりのニュー・アルバムです。
今週はTOP10内にあと4枚が初登場。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/ccm802902
4位に初登場したのが今年1月にジョージア州アトランタで開催されたパッション・カンファレンスのライヴ・アルバム『Let The Future Begin』。クリスチャン・アルバム・チャートで初登場1位です。パッションは、18歳から25歳を参加資格にして全世界に「キリストの名をその地で有名にすること」を目的とした活動を行っていて、1997年にスタートしています。このアルバムは、クリス・トムリンやクリスチャン・スタンフィルなどのアーティストが参加しています。1/26付ではこのイヴェントの直後に発売されたクリス・トムリンのアルバム『Burning Lights』がこのビルボード200で初登場1位でした。
6位に初登場したのは、R&Bグループ、マイドレス・ビヘイヴィアのセカンド・アルバム『All Around The World』。プリンストン、プロディジー、レイ・レイ、ロック・ロイヤルという13歳の4人組男性グループです。R&Bヒップ・ホップ・アルバム・チャートでは初登場1位。2011年のデビュー・アルバム『#1 Girl』は最高位2位でした。シングルのビッグ・ヒットはこれからですが、今人気急上昇中のグループです。
7位にはエリック・クラプトン『Old Sock』が初登場。30年間在籍したワーナー/リプリーズ・レコードを離れ、ワーナー傘下ではありますが自らのレーベル=ブッシュブランチ・レコードからの第1弾アルバムです。新曲2曲を含むカバー・アルバムで、ポール・マッカートニーや、一緒に日本にもツアーで来たスティーヴ・ウィンウッド、J.J.ケイル、チャカ・カーンなどが参加しています。
8位にはニルヴァーナ、フー・ファイターズで活躍したデイヴ・グロールの初監督作品のドキュメンタリー映画『Sound City』のサウンドトラック『Sound City – Real To Reel』が初登場。1969年にオープン以来数多くのロック・アーティストが使ってきたレコーディング・スタジオ、サウンド・シティの栄光と衰退を通してアナログ・レコーディングにスポットを当てたドキュメンタリー作品です。サウンドトラックにはデイヴ・グロールのほかにポール・マッカートニー、リック・ニールセン、リック・スプリングフィールド、スティーヴィー・ニックスなどが参加しています。
ところで今週199位に、50年代、60年代に大活躍したR&Bヴォーカル・グループ、ドリフターズの『All-Time Greatest Hits』が初登場しました。このベスト盤自体は2003年に発売されていたのですが、今回ツアーもしていてチャートに入っちゃったみたいです。ドリフターズといえば、「Save The Last Dance」がHOT100で60年1位を記録するなどポップ・チャートでも5曲のTOP10ヒット、33曲のHOT100ヒットを記録しています。61年にベン・E.キングが抜けた後メンバー・チェンジを繰り返して現在も4人組で活動しているとのことですが、ドリフターズに在籍したアーティストは60人以上だとか。なお、ドリフターズがポップ・アルバムチャートに登場したのは1968年最高位122位の『The Drefters’ Golden Hits』以来実に45年ぶりのチャート・インでした。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/rca547850
ところで先週もお伝えしたジャスティン・ティンバーレイクのニュー・アルバム『The 20/20 Experience』ですが、先週は50万枚を超える勢いとお伝えしましたが、1週間で様相が一変しました。100万枚を超えるかもしれないとのことです。ビルボードでは2005年以降でファースト・ウィーク・セールスが85万枚以上のアルバムを挙げていましたのでご紹介します。
2005/3/19 1,140,000枚 50 Cent / The Massacre
2005/9/17 860,000枚 Kanye West / Late Registration
2007/9/29 957,000枚 Kanye West / Graduation
2008/6/28 1,010,000枚 Lil Wayne / Tha Carter III
2008/11/13 1,050,000枚 Taylor Swift / Speak Now
2010/6/11 1,110,000枚 Lady Gaga / Born This Way
2011/9/17 964,000枚 Lil Wayne / Tha Carter IV
2012/11/10 1,210,000枚 Taylor Swift / Red
さあ、どのくらいのセールスを記録するのでしょう。4/9付で入ってきます。
UKでは106,000枚のセールスで3/24付で初登場1位でした。
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3/30付。今週の全米シングルチャートから。
今週も第1位は5週連続でバウアーの「Harlem Shake」。先週まで2位とのポイント差が2倍開いていましたが、今週は2位の1.29倍まで縮まってきました。依然としてエアプレイ・チャートではポイントが足らずTOP75圏外です。ダウンロードは6位、オンデマンドは19位へそれぞれダウンしています。ストリーミング数によってはエアプレイ・ポイントがないため、1位からダウンしたらTOP40圏外へ去るのは早いかもしれません。ストリーミング数は2800万で1位ですが先週は4800万、4週間前は1億100万でした。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/mkmr52229
そしてバウアーがこの先何週間HOT100にチャートインするかによって年間1位の可能性もまだあるのが、今週2位のマックルモア&ライアン・ルイス・フィーチャリング・ワンズの「Thrift Shop」。ストリーミングが先週から上がって950万で2位。オンデマンドは11週連続第1位。デジタル・セールスは10週連続第1位。エアプレイは2週連続第1位です。こんなに輝かしい成績でもHOT100では2位。R&Bヒップホップ・ソングス・チャートでも10週連続1位となって、ラップ・ソングの最多No.1週数となりました。デジタル・セールスの10週以上の1位はこれまで3曲しかありません。記録はフロー・ライダー・フィーチャリング・Tペインの「Low」(2007-08年)の13週。後の2曲はいずれもブラック・アイド・ピーズの10週で「Boom Boom Pow」と「I Gotta Feeling」です。
3位は、これで4週間変わらずとなったブルーノ・マーズの「When I Was Your Man」。この曲バラードでいい曲ですね。エアプレイもぐんぐん伸びて、6週間連続で週間伸び率1位を記録しました。これは過去に2曲しかなく、昨年のファン・フィーチャリング・ジャネル・モネイの「We Are Young」と2008年のT.I.フィーチャリング・リアーナの「Live Your Life」だけだそうです。今週エアプレイ・チャートでは2位。ただ上が堅いのでなかなかHOT100で1位を望めません。
下の方では20位のリアーナ「Pour It Up」。R&Bヒップホップ・エアプレイチャート(昔のR&Bヒップホップ・ソングス・チャート)では5週目の第1位です。この曲のリミックス・バージョンが出ました!フィーチャリングされているのは、ヤング・ジージー、リック・ロス、ジューシーJとT.I.です。こちらのポイントがオリジナル・バージョンを上回るとこの曲のアーティスト表記に今の方々のお名前が加わりそれぞれの方々のチャートヒット曲が1曲増えることになります。
カントリーの話題を2つほど。
4/7にラス・ヴェガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで授賞式が行われるACMアワード。すでにキャリー・アンダーウッド、テイラー・スウィフト、バンド・ペリー、ルーク・ブライアン、ケリー・クラークソンが歌うことが発表されています。司会はブレイク・シェルトンとルーク・ブライアンで生中継されます。もちろん全米だけで。それにアメリカで有名なパーソナリティで昨年亡くなったディック・クラーク氏へのトリビュート・パフォーマンスが行われることになりました。そしてそこに登場するのがカントリー・ソングス・チャートで19曲のNo.1、カントリー・アルバム・チャートでは12枚のNo.1を持つGBと44曲のNo.1ソング、24枚のNo.1アルバムを持つGSなんです。この二人のGは初共演。夢のステージが実現します。これだけでこの二人が誰だかわかった人はカントリー通。GBはガース・ブルックス、GSはジョージ・ストレイト。ジョージ・ストレイトは今週「Give It All We Got Tonight」がHOT100で71位、カントリー・ソングスでは16位上昇中です。
もう一人、HOT100で今週93位初登場、カントリーでは27位上昇中なのがジェイソン・アルディーンの「1994」。1994年当時の人気カントリー・シンガー、ジョー・ディフィーが彼のあこがれで、楽しかった94年に一緒にタイムトリップしようという軽快な曲なんですが、このミュージック・ビデオにルーク・ブライアン、レディ・アンテベラム、フロリダ・ジョージア・ライン、ヘイデン・パネッティーア、ダークス・ベントリー、ジェイク・オーウェン、リトル・ビッグ・タウン、作曲者のトーマス・レットが出演しています。年号の歌、集めてみました。
1901 / Phoenix (2010年/最高位84位)
1941 / Tom Northcott (68/88)
1973 / James Blunt (07/73)
1979 / Smashing Pumpkins (96/12)
1984 / Spirit (70/69)
1985 / Bowling For Soup (04/23)
1999 / Prince (83/12)
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今週のおまけ。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/plyk3722013
☆UKの5人組人気女性グループ、ガールズ・アラウドは、結成10周年の再結成ツアーを行っていましたが、3/20のリヴァプールでの最終公演終了後に解散を発表しました。2002年にUKオーディション番組“Popstars: The Rivals”で優勝したアーティストを集めて結成されたグループです。2009年に一旦活動を停止してそれぞれソロ活動をスタートさせました。4人がアルバムを発表してチャートイン。もう一人もサウンドトラックで2曲登場しています。2012年11月に結成10周年を記念してチャリティ・シングル「Something New」をリリース、最高位2位を記録しました。10年間で20曲連続、合計21曲のTOP10ヒットを放ち、そのうちデビュー・シングル「Sound Of The Underground」など4曲が1位。「The Promise」はブリット・アワードを獲得しています。アルバムは5枚のスタジオ・アルバムと2枚のベスト盤でそのうち6枚がTOP10に入りました。アメリカでは契約がないのでチャート記録はありません。UKではアルバム・セールス合計400万枚、シングル・セールス合計430万枚です。メンバーは、ソロ活動に戻るとのことです。2009年のイギリス女性雑誌でベスト・ドレッサー・ランキング1位、男性雑誌で最もセクシーな女性に選ばれ、ソロ・アルバムはNo.1にもなったシェリル・コール、2枚目のソロ・アルバムが近いネイディン・コイル、有名下着メーカーのモデルとして契約したことでも話題になったサラ・ハーディング、ファッション関係の仕事も多いニコラ・ロバーツ、そして女優としてすでに活躍し、ソロ・アルバム発売が決まったキンバリー・ウォルシュの5人です。
☆ジャスティン・ティンバーレイクの『The 20/20 Experience』が何万枚のセールスで1位になるか話題騒然?ですが、このアルバムのスーパーセールを記念してビルボードがプロデューサー、ディンバランドのプロデュース作品のHOT100チャートでのオールタイムTOP20を発表していましたのでご紹介します。
20位 Oops (Oh My) / Tweet (02/7)
19位 Summer Love / Justin Timberlake (07/6)
18位 Make It Hot / Nicole Feat. Missy “Misdemeanor” Elliott & Mocha (98/5)
17位 Make Me Better / Fabolous Feat. Ne-Yo (07/8)
16位 Get Ur Freak On / Missy “Misdemeanor” Elliott (01/7)
15位 Pony / Ginuwine (96/6)
14位 Dirt Off Your Shoulder / Jay-Z (04/5)
13位 Cry Me A River / Justin Timberlake (03/3)
12位 Give It To Me / Timbaland Feat. Nelly Furtado & Justin Timberlake (07/1)
11位 4 Minutes / Madonna Feat. Justin Timberlake & Timbaland (08/3)
10位 Hot Boyz / Missy “Misdemeanor” Elliott Feat. Nas, Eve & Q-Tip (00/5)
9位 What Goes Around…Comes Around / Justin Timberlake (07/1)
8位 Say It Right / Nelly Furtado (07/1)
7位 My Love / Justin Timberlake Feat. T.I. (06/1)
6位 Try Again / Aaliyah (00/1)
5位 Work It / Missy “Misdemeanor” Elliott (02/2)
4位 Sexyback / Justin Timberlake (06/1)
3位 The Way I Are / Timbaland Feat. Keri Hilson (07/3)
2位 Promiscuous / Nelly Furtado Feat. Timbaland (06/1)
1位 Apologize / Timbaland Feat. OneRepublic (07/2)