一般公演としては19年ぶりとなるDiana Ross来日公演♪
In The Name Of Love Tourと題されたツアーの一環、1月7日㈬日本武道館です。
今回は武道館2公演だけということで、全国からファンが集結、2階スタンド最上段までお客様がしっかり入っています。
ステージ上には幕が下がっていて、開演予定時間19時を10分くらい過ぎたところで、バック・ミュージシャンが入場する影・・・
そしてライトダウン、オープニングBGMとともに垂れ幕に映像が映し出され、I’m Comin’~と歌が聴こえ幕が降り、ステージ向かって左側から、Diana Ross登場!!
赤い華やかなドレス、お年は知っていますが、以前と変わらないイメージ、勿論オープニングはI’m Coming Out♪
年齢層が高い客席も大ノリ、メンバーはギター、ベース、ドラムス、パーカッション、キーボード、そしてブラスが4人、バック・コーラスが3人(男性2人、女性1人)の大所帯、後半はトロンボーンのソロあり、‘90年代にリリースされたポップなMore Today Than Yesterday♪が続きます。
羽織りものを脱いで、SupremesのMy World Is Empty Without You♪
お馴染みのBaby Love♪
Supremesナンバーはメドレー形式で歌われることが多いのですが、今回はしっかり歌ってくれて嬉しい限り、そして今回のテーマ曲といえるStop! In The Name Of Love♪
数多いSupremesのNo.1ヒットの中でも最もポピュラーなナンバー、Dianaに合わせて客席の多くもStop!と手のひらを上げるポーズを取っていました。
‘60年代モータウン・サウンドの代表と言えそうなYou Can’t Hurry Love♪では場内も大ノリ、そして後期のヒットと言えるLove Child♪
Dianaはここで下がり、その間、ブラス、パーカッション等、インストゥルメンタルがフィーチャー、5曲のSupremesナンバーを堪能できました。
曲は一転してThe Boss♪
Dianaは黄緑色のマントコート(?)を羽織って登場!!
彼女のファッションだけでも見る価値がありそうです。
そしてお馴染み、Touch Me In The Morning♪
ピアノもフィーチャーされ、そして再びノリノリのUpside Down♪
ヒット曲の多さを実感、続いてもNo.1ヒットのLove Hangover♪
彼女の歌に酔った気分から後半のアップ・テンポ部分へ、そしてそれが、‘90年代リリースのTake Me Higher♪へ繋がり・・・
Ease On Down The Road♪、映画The Wizでの彼女とMichael Jacksonのテーマ曲のようなナンバー、ここでMichaelを思い描いている人も多いと思います。Dianaが下がってからは、バック・コーラスの3人が場内を盛り上げていました。
サックスのソロから、The Look Of Love♪
今度は紫色の派手な衣装で登場、本当にビジュアルでも楽しませてくれます。
”Lady Sings The Blues~”と言って、Billie HolidayのDon’t Explain♪
曲は変わるようですが、コンサートではお馴染みのコーナー、バリトン・サックスほか各メンバーのソロもしっかり聴かせてくれました。
このムードから一転、Why Do Fools Fall In Love♪
Beach Boysもカバーしていますが、Dianaも‘81年に大ヒットさせているナンバー!
「若い!」
そして今度は黄色い衣装で、Do You Know~と、これもお馴染みのTheme From Mahogany♪
日本でも多くに親しまれている歌だけに観客は聴き込んでいて、Do You Know~からAh~とコーラスへ・・・
そう、Ain’t No Mountain High Enough♪へ続くお決まりのパターン、ショーもクライマックスです。
Dianaは観客に謝辞をそしてゆっくり歌い始めたのが、I Will Survive♪
勿論、Gloria GaynorのNo.1ヒットですが、Diana自身も‘90年代にカバー、そしてコンサートの定番ソングにしているようです。
日本でも馴染みの曲だけに場内総立ち、Dianaは一足早く下がり、他のメンバーはその後も盛り上げていました。
・・・
アンコールは大きなスカートで登場!!
そしてバブル期の日本で独自にヒットしたIf We Hold On Together♪
やはりやらないわけにはいかないのでしょう。Dianaは客席にマイクを向けて歌わせていました。
そして再びI Will Survive♪のリズムに合わせてこのショーも幕・・・と、思ったら、何とDianaが再び登場!!
観客への謝辞だけかと思ったら、バンド・メンバーも登場して、Reach Out And Touch♪
Dianaがソロとなって初期の代表曲、さらには少しだけ客席へ、予想外のおまけもついたこの日のコンサート、I Will Survive♪のテーマとともに約90分のショーは幕を閉じました。!!
90分というのは決して長くはないですが、その分中味の濃い内容だったように思います。
それと今回、いつもはメドレー形式で歌うSupremesナンバーとか、1曲1曲をしっかり歌ってくれたことを本当に嬉しく思いました。
フォロワーとも言えそうなDonna Summer、Whitney Houstonが逝ってしまい・・・それだけに今回、先輩格のDiana Rossの健在ぶりは嬉しい限りです。
お若くはないでしょうが、これからもお元気で、心から願っている次第です。!!