2015/10/24 Billboard Chart

10/24付。今週のビルボード・アルバム・チャートから。

 

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http://item.rakuten.co.jp/americanpie/bmgr538158342

今週の第1位は11/19インテックス大阪5号館、11/21、22さいたまスーパーアリーナ、14年ぶりに日本にやってきます!ジャネット・ジャクソン。ジャネットの『Unbreakable』が今週第1位。116,000EAUで実売は109,000枚のセールスでした。前回1位になった2008年『Discipline』以来の7年ぶりのスタジオ・アルバムです。『Unbreakable』は7枚目の全米No.1で女性アーティストではバーブラ・ストライサンドの10枚、マドンナの8枚に次ぐ歴代3位のNo.1枚数となりました。さらに80年代からの4ディケード連続でNo.1アルバムを記録しました。これは史上3人目で、これまでブルース・スプリングスティーンと、60年代から6ディケード連続でNo.1アルバムを記録したバーブラ・ストライサンドしかいません。ツアーは8/31にすでにスタートしていてカナダ、アメリカで37公演を行った後の最初の海外コンサートが日本なんです。1月からは再びアメリカで28公演を行い、3月終わりからはヨーロッパで17公演。そして5/14から6/25まで全米23公演が決まっています。

 

アルバムチャートは実売のセールスに加えて収録曲のダウンロードやストリーミング回数も加味してランキングされています。EAUは換算枚数をあらわしています。
今週のTOP10内初登場はあと1枚です。

 

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第5位に初登場したのが、テイマー・ブラクストンの『Calling All Lovers』です。2013年『Love & War』(最高位2位)以来の3枚目のスタジオ・アルバムです。今週は2位がザ・ウィークエンドの『Beauty Behind The Madness』、3位がドレイク&フューチャー『What A Time To Be Alive』、4位がフェティ・ワップの『Fetty Wap』(いずれも最高位1位)とTOP5がR&Bアーティストで占められました。これは2007年1月13日付以来で、この時は1位オマリオン『21』、2位エイコン『Konvicted』、3位サウンドトラック『Dreamgirls』、4位NAS『Hip Hop Is Dead』、5位ヤング・ジージー『The Inspiration』となっておりました。
先週4位に初登場したジョージ・ストレイトの『Cold Beer Conversation』、ポップでは今週8位へダウンしましたがカントリーでは1位に上がりました。初めてカントリー・アルバム・チャートで1位になったのが84年の『Right Or Wrong』。このアルバムは2013年の『Love Is Everything』以来通算26枚目の第1位となりました。

 

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11位には結成25年でロック・アルバム・チャートで初めて1位になったクラッチの『Psychic Warfare』が初登場しました。1990年にアメリカ・メイランド州ジャーマンタウンで彼らが高校生の時に結成。2013年の前作『Earth Rocker』はポップで15位、ロック・アルバムでは最高位6位でしたが、ハード・ロック・アルバム・チャートで1位となりました。今作もハード・ロック・アルバム・チャートで1位となっています。
そろそろ音楽賞の季節です。ノミネートとか授賞式とか。
今週は2015BETアワードの授賞式があり、さらにアメリカン・ミュージック・アワードのノミネートが発表されましたのでご紹介します。

 

まずは10/13に放送された2015BETアワードの受賞作品はこちら。

 

2015 BET Hip Hop Awards:

 

Best Hip-Hop Video: Kendrick Lamar / Alright
Best Collabo, Duo or Group: Big Sean feat. Drake and Kanye West / Blessings
Best Live Performer: J. Cole
Lyricist of the Year: Kendrick Lamar
Video Director of the Year: Benny Boom
DJ of the Year: DJ Mustard
Producer of the Year: DJ Mustard
MVP of the Year: Drake
Track of the Year: Trap Queen / Produced by Tony Fadd (Fetty Wap)
Album of the Year: J. Cole  2014 Forest Hills Drive
Who Blew Up Award: Fetty Wap
Hustler of the Year: Dr. Dre
Made-You-Look Award (Best Hip-Hop Style): DeJ Loaf
Best Club Banger: Big Sean feat. E-40 / IDFWU (Produced by Dj Dahi, Dj Mustard, Kanye West and Key Wane)
Best Mixtape: Future / 56 Nights
Sweet 16: Best Featured Verse: Drake / My Way (Remix) (Fetty Wap feat. Drake)
Impact Track: Kendrick Lamar / Alright
People’s Champ Award: Big Sean feat. Drake and Kanye West / Blessings
2015 American Music Awards:
11/22にロス・アンゼルス・マイクロソフト・シアターで授賞式が行われます。司会は初のAMA司会となるジェニファー・ロペス。以下のリストの中からファン投票で受賞者、作品が決まります。テイラー・スウィフトが最多の6部門にノミネートされました。
ARTIST OF THE YEAR
* Luke Bryan
* Ariana Grande
* Maroon 5
* Nicki Minaj
* One Direction
* Ed Sheeran
* Sam Smith
* Taylor Swift
* Meghan Trainor
* The Weeknd

 

NEW ARTIST OF THE YEAR PRESENTED BY KOHL’S
* Fetty Wap
* Sam Hunt
* Tove Lo
* Walk The Moon
* The Weeknd

 

SONG OF THE YEAR
* Wiz Khalifa Featuring Charlie Puth “See You Again”
* Mark Ronson Featuring Bruno Mars “Uptown Funk!”
* Ed Sheeran “Thinking Out Loud”
* Taylor Swift “Blank Space”
* The Weeknd “Can’t Feel My Face”

 

COLLABORATION OF THE YEAR UN-LEASHED BY T-MOBILE
* Wiz Khalifa Featuring Charlie Puth “See You Again”
* Rihanna & Kanye West Featuring Paul McCartney “FourFiveSeconds”
* Mark Ronson Featuring Bruno Mars “Uptown Funk!”
* Skrillex & Diplo Featuring Justin Bieber “Where Are U Now”
* Taylor Swift Featuring Kendrick Lamar “Bad Blood”

 

FAVORITE MALE ARTIST:  POP/ROCK
* Nick Jonas
* Ed Sheeran
* Sam Smith

 

FAVORITE FEMALE ARTIST:  POP/ROCK
* Ariana Grande
* Taylor Swift
* Meghan Trainor

 

FAVORITE DUO OR GROUP: POP/ROCK
* Maroon 5
* One Direction
* Walk The Moon

 

FAVORITE ALBUM: POP/ROCK
* Ed Sheeran x
* Sam Smith In The Lonely Hour
* Taylor Swift 1989

 

FAVORITE MALE ARTIST: COUNTRY
* Jason Aldean
* Luke Bryan
* Sam Hunt

 

FAVORITE FEMALE ARTIST: COUNTRY
* Kelsea Ballerini
* Miranda Lambert
* Carrie Underwood

 

FAVORITE DUO or GROUP: COUNTRY
* Zac Brown Band
* Florida Georgia Line
* Little Big Town

 

FAVORITE ALBUM: COUNTRY
* Jason Aldean Old Boots, New Dirt
* Florida Georgia Line Anything Goes
* Sam Hunt Montevallo

 

FAVORITE ARTIST: RAP/HIP-HOP
* Drake
* Fetty Wap
* Nicki Minaj

 

FAVORITE ALBUM: RAP/HIP-HOP
* J. Cole 2014 Forest Hills Drive
* Drake If You’re Reading This It’s Too Late
* Nicki Minaj The Pinkprint

 

FAVORITE MALE ARTIST: SOUL/R&B
* Chris Brown
* Trey Songz
* The Weeknd

 

FAVORITE FEMALE ARTIST: SOUL/R&B
* Beyonce
* Mary J.  Blige
* Rihanna

 

FAVORITE ALBUM: SOUL/R&B
* Chris Brown X
* D’Angelo and The Vanguard Black Messiah
* The Weeknd Beauty Behind the Madness

 

FAVORITE ARTIST: ALTERNATIVE ROCK
* Fall Out Boy
* Hozier
* Walk The Moon

 

FAVORITE ARTIST: ADULT CONTEMPORARY
* Ed Sheeran
* Taylor Swift
* Meghan Trainor

 

FAVORITE ARTIST: LATIN
* Enrique Iglesias
* Ricky Martin
* Romeo Santos

 

FAVORITE ARTIST: CONTEMPORARY INSPIRATIONAL
* Casting Crowns
* Hillsong United
* MercyMe

 

FAVORITE ARTIST: ELECTRONIC DANCE MUSIC (EDM)
* Calvin Harris
* David Guetta
* Zedd

 

TOP SOUNDTRACK
* Fifty Shades of Grey
* Empire: Original Soundtrack from Season 1
* Pitch Perfect 2

 

 

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10/24付。今週のビルボード・シングル・チャートから。

 

 

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今週も第1位はザ・ウィークエンドの「The Hills」で、これで4週連続第1位となりました。今週はラジオ・ソングスでは3週目の第1位でしたが、デジタル・セールスとストリーミングは2位にダウンしました。またリミックス・バージョンが2曲リリースされています。1曲は『サタデー・ナイト・ライヴ』でのパフォーマンスでニッキー・ミナージュがフィーチャリングされています。もう1曲はエミネムをフィーチャリングしています。この2曲のデジタル・セールスやストリーミング、エアプレイでのポイントも一緒にカウントされています。
第2位にはドレイクの「Hotline Bling」が3位からアップしました。リード・アクトではまだNo.1ソングがないドレイクにとって2009年のデビュー・ソング「Best I Ever Had」と並ぶ最高順位になりました。フィーチャリングではリアーナの「What’s My Name」で2010年に1位を記録しています。

 

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下の方では48位にブレット・エルドリッジの「Lose My Mind」がアップしています。今週カントリー・エアプレイ・チャートで1位になりました。通算4曲目の第1位です。この曲は2006年HOT100=2位のナールズ・バークレー「Crazy」がサンプリングされています。
ところで、HOT100のエントリー・ルールのひとつに21週以上経過した曲は51位以下にはチャートインできないという足切りルールがあります。ただしこのルールには特例があって赤丸が付いている間は21週以上も連続してチャートインできます。そのルールを使って20週をこえているにもかかわらず、まだ51位以下にチャートインしている曲があります。

 

今週58位にチャートインしているニッキー・ジャム&エンリケ・イグレシアスの「El Perdon (Forgiveness)」です。この曲はすでにラテン・ソングス・チャートで30週第1位というこのチャートでの歴代2位の1位週数を記録しました。(歴代1位は41週でエンリケ・イングレシアス・フィーチャリング・ディスセメール・ブエノ&ヘンテ・デ・ソナの「Bailando」)

 

この曲が20週目の時は75位にいました。それから73、72、68、65、56(最高位)、57、58、60、そして今週58位。この間下がっている時も含めてすべて赤丸が付いていたためチャートから消えずに今週も58位赤丸付です。最高位51位以下で最長何週チャートインしたのが記録なのかと気になりますが、最長記録は29週間です。そう、この曲!そしてもう1曲ありました。TOP100ではビング・クロスビーの「Around The World」が最高位54位でTOP100に31週間チャートインというのがありました。この曲、最初の2週はAB両面ヒットとして扱われたんです。TOP100はソングス・チャートですから、一つの順位に2曲のランキングはありえないのです。非常に珍しい例というかミスプリントというかなんですが途中から2曲別々にランキングされるようになりました。「El Perdon (Forgiveness)」はまだ赤丸付ですからこの記録も破るかもしれません。

 

最高位51位以下でのHOT100登場週数ランキング(順位は最高位)

 

1位 29週 53位 HeadBand / B.o.B feat. 2 Chainz (2014)
1位 29週 56位 El Perdon (Forgiveness) / Nicky Jam & Enrique Iglesias (2015)
3位 27週 76位 The Rockafeller Skank / Fatboy Slim (2000)
4位 23週 81位 Cold / Crossfade (2004)
5位 22週 51位 Like a Wrecking Ball / Eric Church (2015)
5位 22週 53位 Drinking Class / Lee Brice (2015)
5位 22週 59位 Someday / Rob Thomas (2010)
5位 22週 84位 Take a Walk / Passion Pit (2013)