全米ヒットをお探しなら是非あめりかん☆ぱいへ。
全米ヒットじゃなくてもお探しします。
共同通信社刊 あめりかん☆ぱい佐藤直人編・著『ビルボード年間チャート60年の記録 1955-2014』は、4月上旬発売予定です。表紙画像や中身についてはすでに決定していて、現在最終チェックの段階ですので正式発売日が決まり次第ご紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1/31付。今週のビルボード・アルバム・チャートから。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/epic504691
今週の第1位は初登場でメーガン・トレイナーの『Title』です。セールスは、238,000EAU(換算枚数)でした。実売は195,000枚です。これでメーガン・トレーナーはデビュー・シングル、デビュー・アルバムともに1位になりました。これは女性アーティストでは13組目です。ご紹介します。
The Singing Nun (1963) / アルバム『The Singing Nun』、シングル「Dominique」
Tiffany (1987-88) / 『Tiffany』、「I Think We’re Alone Now」
Mariah Carey (1990-91) / 『Mariah Carey』、「Vision of Love」
Lauryn Hill (1998) / 『The Miseducation of Lauryn Hill』、「Doo Wop (That Thing)」
Britney Spears (1999) / 『…Baby One More Time』、「…Baby One More Time」
Christina Aguilera (1999) / 『Christina Aguilera』、「Genie in a Bottle」
Alicia Keys (2001) / 『Songs in A Minor』、「Fallin’」
Ashanti (2002) / 『Ashanti』、「Foolish」
Kelly Clarkson (2002-03) / 『Thankful』、「A Moment Like This」
Beyonce (2003) / 『Dangerously in Love』、「Crazy in Love」
Leona Lewis (2008) / 『Spirit』、「Bleeding Love」
Ke$ha (2010) / 『Animal』、「TiK ToK」
Meghan Trainor (2014-15) / 『Title』、「All About That Bass」
なお、メーガン・トレイナーはセカンド・シングル「Lips Are Movin」が最高位4位を記録してTOP5に入りました。この13組の中でセカンド・シングルがTOP5に入ったアーティストはたった5人しかいません。他の4人はティファニー(セカンド・シングル「Could’ve Been」1位)、マライア・キャリー(「Love Takes Time」1位)、クリスティーナ・アギレラ(「What A Girl Wants」1位)、ビヨンセ(「Baby Baby」1位)で、すべてセカンド・シングルは1位を記録していました。
先週1位のテイラー・スウィフト『1989』は2位にダウンしました。今週は実売92,000枚で合計403万6000枚となり、デビューからスタジオ・アルバムは5枚連続で400万枚のセールスを記録しました。5枚は次の通りです。
1位 690万枚 Fearless (2008)
2位 550万枚 Taylor Swift (2006)
3位 450万枚 Speak Now (2010)
4位 410万枚 Red (2012)
5位 403万枚 1989 (2014)
他のアルバムも含めるとテイラー・スウィフトは全米だけで2710万枚のアルバム・セールスを記録しています。
今週はTOP10内にあと2枚初登場がありました。
3位に初登場したのは子供たちが旬のヒット曲を歌っているシリーズ、キッズ・バップ・キッズの『Kidz Bop 27』です。2005年の『7』で初めてTOP10入りしてから20枚目のTOP10アルバムとなりました。まだ1位はありません。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/rca505310
続いて5位に初登場したのが、シングル「Uptwon Funk!」がすでに大ヒットしているマーク・ロンソンの『Uptown Special』です。これまでのアルバムの最高順位は2010年の『Record Collection』の81位でした。今回はシングルのヒットの影響で5位に初登場しています。
今週は81位に下がっていますが、このアルバムでビルボード史上初となる6ディケード連続で1位を記録したバーブラ・ストライサンドの『Partners』ですが、今週100万枚のセールスを突破しました。バーブラ・ストライサンドにとって31枚目となるミリオン・セラー・アルバムです。女性アーティストでは歴代1位です。2位はリーバ・マッキンタイアで19枚です。
/////////////////////////
1/31付。今週のビルボード・シングル・チャートから。
今週も第1位はマーク・ロンソン・フィーチャリング・ブルーノ・マーズの「Uptown Funk!」です。3週目の第1位です。ストリーミング・ソングスは2位にダウンしましたが、デジタル・セールスは40万ダウンロードで4週目の第1位、エアプレイは6位から2位に上がりました。
今週はストリーミングの影響でテイラー・スウィフトの「Shake It Off」がTOP5に返り咲きました。まず「Blank Space」は2位から3位に下がり、「Shake It Off」は9位から5位にアップしました。何が起きたのでしょうか。日本でも情報バラエティ番組やニュース番組で一部取り上げていましたのでご存じの方も多いかと思いますが、この曲に合わせてデラウェア州ドーバー警察の警官ジェフ・デイビス氏がパトカーの中で運転中にノリノリで歌う動画がもの凄い人気となっているのです。すでに2000万回以上も再生されているとか。まあ、すべて演出だったとのことですが、それにしても体格がよくてスキンヘッドの警官が、身体を揺らし、かなりノリノリで歌いまくっています。これにはテイラー自身も大受けだったとか。ビルボードの集計ではオリジナルの曲を使ったビデオの再生回数が集計対象になるため、ストリーミング・ソングス・チャートで「Shake It Off」が先週の8位から今週は11/22以来となる1位に返り咲きました。
メーガン・トレイナーの「Lips Are Movin」は最高位4位のあと今週は6位ですが、もう1曲、デビュー曲で8週間第1位を記録した「All About That Bass」は今週まだ10位にあります。これでTOP10週数が25週となりました。TOP10を25週以上記録した曲は10曲しかありません。歴代1位は32週でリアン・ライムスの「How Do I Live」(97年最高位2位)です。
カントリーのデータを2つほど。最高位24位で今週41位がキャリー・アンダーウッドの「Somehting In The Water」です。これはカントリー・ソングス・チャートでは7週目の第1位となりました。このチャートの1位週数記録で女性アーティストでは歴代3位の記録です。
1位 10週 We Are Never Ever Getting Back Together / Taylor Swift (2012)
2位 8週 Once A Day / Connie Smith (1964)
3位 7週 Something In The Water / Carrie Underwood (2014)
4位 6週 Jesus, Take The Wheel / Carrie Underwood (2006)
4位 6週 Breathe / Faith Hill (1999)
4位 6週 Our Song / Taylor Swift (2007)
62位から60位にアップしたのがケニー・チェズニーの「Til It’s Gone」ですが、1990年1月20日にスタートしたカントリー・エアプレイ・チャートでは24曲目の1位となりました。
1位週数:すべて男性アーティストです。
1位 27週 Tim McGraw
2位 26週 Alan Jackson, George Strait
4位 24週 Kenny Chesney
5位 20週 Brooks & Dunn, Toby Keith
TOP10週数:男性アーティスト
1位 61週 George Strait
2位 52週 Tim McGraw
3位 51週 Alan Jackson
4位 47週 Kenny Chesney
5位 42週 Toby Keith
1位週数:女性アーティスト
1位 13週 Carrie Underwood
2位 11週 Reba McEntire
3位 9週 Faith Hill
4位 7週 Taylor Swift, Shania Twain
TOP10週数:女性アーティスト
1位 36週 Reba McEntire
2位 23週 Faith Hill
3位 20週 Carrie Underwood, Martina McBride
5位 19週 Trisha Yearwood
1位週数:デュオあるいはグループ
1位 20週 Brooks & Dunn
2位 12週 Rascal Flatts
3位 10週 Zac Brown Band
4位 9週 Lady Antebellum, Lonestar
TOP10週数:デュオあるいはグループ
1位 41週 Brooks & Dunn
2位 29週 Rascal Flatts
3位 24週 Alabama
4位 19週 Diamond Rio
5位 18週 Lonestar