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6/29付。今週の全米アルバムチャートから。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/rpblb001853872
今週はTOP10内に5枚が初登場。
まず第1位は先週お伝えしたとおり、ブラック・サバスの『13』が初登場で1位を獲りました。155,000枚のセールスで、オジー・オズボーンのソロも含め、サウンドスキャン集計となった1991年以降では最高のファースト・ウィーク・セールスとのことです。そしてグループとしてはTOP10はなんと『Master Of Reality』(71年8位)以来2枚目!デビュー・アルバム『Black Sabbath』がアルバム・チャートに初めて登場したのが1970年8月29日。初めてチャートインした日から1位アルバムが出た日までのスパンでみると42年10ヶ月。長かった。でもこの記録には上がいて、トニー・ベネットはアルバム『Tony』が初登場したのが1957年2月23日。そして初めて1位になったアルバムが『Duets II』で2011年10月8日。それまでに54年7ヶ月2週間かかりました。なお、UKでも『13』は初登場1位で、こちらは1971年のセカンド・アルバム『Paranoid』以来42年8ヶ月ぶりの1位とのことです。次の1位のアルバムまでの期間では、UKチャートでは、これまでのボブ・ディランの『New Morning』(70年)から『Together Through Life』(09年)の約38年が最長でしたので記録を更新しました。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/sny372986
続いて4位に初登場したのがビッグ・タイム・ラッシュの『24/Seven (Soundtrack)』。
アメリカMTV系ティーン向けチャンネル、ニコロデオンで放送されている人気コメディ・ドラマ『Big Time Rush』のシーズン4のサウンドトラックです。お気づきのようにこのグループはこのドラマから出た4人組のボーイズ・バンド。彼らにとっては3枚目のアルバムです。2010年のこのドラマのサウンドトラックが彼らのデビュー・アルバムで最高位は3位でした。それ以来のTOP10入りです。
8位にはおなじみ、グー・グー・ドールズの『Magnetic』。4枚目のTOP10入りです。
9位はハンス・ジマーのサウンドトラック『Man Of Steel』。6/14全米公開で日本は8/30公開だそうです。クラーク・ケント(どこかで聞いたことのある名前)が活躍するスーパーヒーローものです。
10位にはコメディ・アルバム・チャートとラップ・アルバム・チャートで初登場1位のロンリー・アイランドのサード・アルバム『The Wack Album』が入りました。
カントリー・アルバム関係の話を2つほど。
ポップの方で今週8位から5位に上がったのがフロリダ・ジョージア・ラインの『Here’s To The Good Times』。この度、カントリー・アルバム・チャートで初めて1位になりました。この6年間で、ヴァイオレーションではなく、これ説明必要ですね。発売日以前に入荷した分を売ってしまって、それがカウントされてチャートに入ってしまうことがあります。これをストリート・デート・ヴァイオレーションと呼んでいますが、そういう例とシーズン的なアルバムを除いて、2週間以上かかって1位になったアルバムがカントリー・チャートではこの6年間でたった3枚しかないんです。2007年のテイラー・スウィフト『Taylor Swift』。そしてもう1枚が2011年のジェイソン・アルディーン『My Kinda Party』でした。じわじわ人気が出てアルバムが1位になる。その後のこれらのアーティストの活躍をみれば、彼らも十分期待できますね。
もうひとつは、2000年代後半からの5年間のカントリーのヒット曲をとりあえず聴いてみたいという方におすすめなのが、NOWシリーズのカントリー版、『Now What That’s I Call Country』です。2008年から毎年発売されて今回が『Volume 6』。ポップ・チャートでは16位に初登場しました。カントリーでは4位に初登場です。
過去のランキングは次の通りです。
Volume 1 ポップ 7位 カントリー 1位
Volume 2 ポップ 10位 カントリー 4位
Volume 3 ポップ 22位 カントリー 3位
Volume 4 ポップ 14位 カントリー 3位
Volume 5 ポップ 13位 カントリー 4位
Volume 6 ポップ 16位 カントリー 4位
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6/29付。今週の全米シングルチャートから。
今週の第1位はロビン・シック・フィーチャリング・T.I.+ファーレルの「Blurred Lines」。2週連続でアメリカ、そしてイギリスでも1位です。デジタル・セールスは3週連続1位ですが、エアプレイが8位から4位、ストリーミングが8位から5位でこちらはまだまだ伸びそうです。ということはまだまだ1位が続くかも。ニュー・アルバムは7/30発売。
そして3位からじわっと2位に上がったのが、ダフト・パンク・フィーチャリング・ファーレル・ウィリアムスの「Get Lucky」。ファーレル・ウィリアムスが1位、2位に登場していますが、1位、2位に同一アーティストが登場している例は結構あります。最近では、2009年6月27日から7月18日までブラック・アイド・ピーズの「Boom Boom Pow」と「I Gotta Feeling」が1位と2位を独占(最初の2週間が「Boom Boom Pow」が1位)しました。その前はT.I.の「Whatever You Like」と「Live Your Life」が交互に1位になった2008年で10/18と11/1から11/29まで合計6週間で(11/1、8が「Whatever You Like」が1位)T.I.が1位、2位を独占しました。この記録はビートルズとかビー・ジーズとかアウトキャストとか探せば結構出てくると思います。
4位にはまたまた最高位更新のスロー記録を更新したイマジン・ドラゴンズ「Radioactive」。TOP5入りのスロー記録も今週登場42週目で更新(これまではフロリダ・ジョージア・ライン「Cruise」の34週)しました。どこまでヒットするのでしょう。この曲昨年の12/1の2013年年間チャート集計第1週目には登場12週目で71位上昇中でした。ちなみにその時マックルモア&ライアン・ルイスの「Thrift Shop」が42位上昇中で、「Cruise」は登場14週目で16位でした。「Cruise」はこの後一回チャートから消えて、再登場して今週登場37週目です。「Radioactive」、「Cruise」ともにこの後もかなりのロングラン・ヒットとなりそうです。「Radioactive」はロック・ソングス・チャートで13週連続1位、「Cruise」はカントリー・ソングス・チャートで16週目の1位です。なお、HOT100登場最長記録は2008年から翌年にかけてヒットしたジェイソン・ムラーズ「I’m Yours」(最高位6位)の76週です。
今年からHOT100の集計対象になったのが、オーディオとビデオのストリーミングです。このファクターはチャート上位にいくためには侮ることができないファクターです。いまだにバウアーとかPSYの「Gentleman」はこのストリーミング・ソングスしかチャートインしていないのにHOT100にいます。そんな中でこのファクターもうまく活用しているのがリアーナとジャスティン・ビーバー。YouTubeで最も再生回数が多いアーティストが発表されましたが、今週リアーナがジャスティンを抜いて1位になったそうです。リアーナがオフィシャルのビデオが合計77本でこれまでの再生回数合計が37億8400万回。ジャスティンは合計79本でリアーナより200万回少ないそうです。
今週はNBC-TVで人気のオーディション番組『The Voice Season 4』の優勝が決まりました。優勝したのは、ブレイク・シェルトンがコーチだったテキサス出身で16歳の女性シンガー、ダニエル・ブラッドベリー。2位がミシェル・シャムエル、3位がスウォン・ブラザーズでした。今週のHOT100には、スウォン・ブラザーズが、66位にアン・マレイ73年最高位7位の「Danny’s Song」と、90位にボブ・シーガーの「Turn The Page」を歌って初登場。優勝したダニエル・ブラドベリーはというと、こちらは78位にジェシカ・アンドリュース2001年28位の「Who I Am」と、ティム・マックグロウ99年最高位10位の「Please Remember Me」のカバーで初登場しました。
さて、6/21は「夏至」。ということでビルボードが「長い」曲やアルバムを紹介していました。以下の通りです。
☆ HOT100最長1位:
One Sweet Day / Mariah Carey & Boyz II Men
16週間 (1995/12/2 – 1996/3/16)
☆ アルバム・チャート最長1位:
Soundtrack / West Side Story
54週 (ステレオ・チャート53週+モノラルでの5/5付の1週)
ステレオ・チャート: 1962/5/12 – 8/4, 8/18 – 1963/3/2, 3/16 – 5/25
モノラル・チャート: 1962/5/5 – 6/16, 9/29 – 10/13, 1963/4/20 – 4/27
☆ HOT100登場最長記録:
I’m Yours / Jason Mraz
76週 (2008/5/3 – 2009/10/10)
☆ アルバム・チャート登場最長記録:
Pink Floyd / Dark Side Of The Moon
840週 初登場: 1973/3/17 最高位1位
☆ 最も時間がかかってHOT100で1位になった曲:
Macarena (Bayside Boys Mix) / Los Del Rio
33週 1996/8/3
☆ 最も時間がかかってアルバム・チャートで1位になったアルバム:
Paula Abdul / Forever Your Girl
64週 1989/10/7
☆ HOT100で最も長い(単語数が多い)タイトルのNo.1ソング:
41単語
Medley: Intro Venus/Sugar Sugar/No Reply/I’ll Be Back/Drive My Car/Do You Want to Know a Secret/We Can Work It Out/I Should Have Known Better/Nowhere Man/You’re Going to Lose That Girl/Stars on 45 / Stars On 45 1981/6/20
☆ アルバム・チャートで最も長い(単語数が多い)タイトルのアルバム:
90単語
Fiona Apple / When the pawn hits the conflicts he thinks like a king What he knows throws the blows when he goes to the fight And he’ll win the whole thing ‘fore he enters the ring There’s no body to batter when your mind is your might So when you go solo, you hold your own hand And remember that depth is the greatest of heights And if you know where you stand, then you know where to land And if you fall it won’t matter, cause you’ll know that you’re right
初登場 1999/11/27 最高位 13位
☆ HOT100で次の1位まで最も時間がかかったアーティスト:
Cher 24年11ヶ月3週間
Dark Lady (1974/3/23) – Believe (1999/3/13)
☆ 最長No.1アルバム(女性アーティスト):
Adele / 21 24週間 2011-12
☆ 最長No.1アルバム(男性アーティスト):
Michael Jackson / Thriller 37週間 1983-84
☆ 初のNo.1ソングから最後のNo.1ソングまでの期間が一番長いアーティスト:Cher 33年7ヶ月3週間
I Got You Babe / Sonny & Cher (1965/8/14) – Believe (1999/4/3)
☆ 初のNo.1アルバムから最後のNo.1アルバムまでの期間が一番長いアーティスト:
Elvis Presley 46年5ヶ月3週間
Elvis Presley (1956/5/5) – ELVIS: 30 #1 Hits (2002/10/26)
☆ HOT100で最初のヒットからNo.1ヒットが出るまでに最も時間がかかったアーティスト:
Santana 30年
Jingo (初登場:1969/10/25) – Smooth (No.1:1999/10/23)
☆ アルバム・チャートで最初のチャートインからNo.1アルバムが出るまでに最も時間がかかったアーティスト:
Tony Bennett 54年
Tony (初登場:1957/2/23) – Duets II (No.1:2011/10/8)
☆ ”Longest” という単語が入っているHOT100ヒット:
The Longest Time / Billy Joel 84年最高位14位