★４０歳にして初の第１位！
★２３週目の第１位は歴代７番目
★ドレイクはＵＫであと１週！
★リオ・オリンピック公式曲初登場１１位
★女性アーティストＨＯＴ１００登場曲数ランキング
★ニードトゥブリーズ、ゴーストバスターズ初登場
★カントリー・アルバム・チャート今週の第１位は来年バンド解散のあの人
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８／６付。今週のビルボード・シングル・チャートから。
今週の第１位はシーア・フィーチャリング・ショーン・ポールの「Cheap Thrills」。ついにドレイクの「One Dance」が１位から落ちました。シーアにとっては初のＮｏ．１。ショーン・ポールは２００６年「Temperature」以来１０年ぶり４曲目のＮｏ．１となりました。デジタル・セールスは２位変わらず、ラジオ・ソングスは３位変わらず、ストリーミングは７位から６位となっています。シーアは１９７５年１２月１８日生まれですから現在４０歳。女性ソロ・アーティストで４０歳以上での第１位となると２０００年に「Music」が１位になった時のマドンナが４２歳とか、１９９９年に「Believe」が１位になった時のシェールが５２歳という記録があるようです。
また、この曲は今週ＨＯＴ１００登場２３週目です。２３週かかっての第１位は女性アーティストではパティ・オースティン・ウィズ・ジェームス・イングラムの「Baby Come To Me」（１９８３年）と並んでのスロー記録なんです。最も遅い記録は３３週目での第１位でロス・デル・リオの「Macarena (Bayside Boys Mix)」（１９９６年）なんですが、これは２０週間チャートインして一度ＨＯＴ１００から消えて再登場して通算３３週目で１位になったというものでした。このようなリエントリーを含めた記録で２３週目の第１位は１位になるまでにかかった週数で歴代７位タイです。この曲は初登場以来連続でＨＯＴ１００に滞在しております。ちなみに１位が今週で１０５６曲目なんですが、１５週以上かかって１位になった曲はたったの８５曲しかありませんでした。今年の１位を見ても、「Sorry」、「Love Yourself」（ともにジャスティン・ビーバー）がそれぞれ１１週目、「Pillowtalk」（ゼイン）が初登場１位、「Work」（リアーナ・フィーチャリング・ドレイク）が４週目、「Panda」（デザイナー）が９週目、「One Dance」（ドレイク・フィーチャリング・ウィズキッド＆カイラ）が５週目、「Can’t Stop The Feeling!」（ジャスティン・ティンバーレイク）が初登場１位となっていました。
そして第２位が１１週目の第１位ならず、ドレイク・フィーチャリング・ウィズキッド＆カイラの「One Dance」が１位からダウンです。ＵＫでは１５週目の第１位となり、ブライアン・アダムスの「(Everything I Do) I Do It For You」（９１年）の１６週に次ぎ、９４年ウェット・ウェット・ウェットの「Love Is All Around」の１５週に並び歴代２位タイまで来ました。ビルボードのオンデマンド・チャートでは今週１４週目の第１位となりこれまでの記録（マックルモア＆ライアン・ルイス・フィーチャリング・ワンズ「Thrift Shop」２０１３年１３週）を抜きました。
１１位にはケイティー・ペリーの「Rise」が初登場です。今週１３７，０００ダウンロードを記録してデジタル・セールスでは初登場第１位でした。ラジオ・ソングス、ストリーミングではまだ圏外でした。デジタル・ソングス・チャートでは１１曲目の第１位で歴代２位の１位曲数です。１位はリアーナの１４曲です。この曲は８／５から８／２１に開催されるリオ・オリンピックのアメリカＮＢＣ－ＴＶで各場面で使用される公式ソングなんです。オーストラリアでは早くも４曲目の第１位となりました。ＨＯＴ１００では２４曲目のＨＯＴ１００ヒット（内ＴＯＰ１０＝１３曲、Ｎｏ．１＝９曲）です。ケイティ・ペリーは１位が９曲ありますが、これは歴代１０位タイ、女性ソロでは歴代６位です。
Ｎｏ．１獲得枚数は以下の通りです。（こちらの記録ではジョージ・マイケルにワム時代の記録を含めていません。含めると１０曲の１位曲数となります。またディオンヌ＆フレンズのメンバーは各アーティストの１位曲数にそれぞれ含まれるとビルボードが認めているためスティーヴィー・ワンダーは１０曲、エルトン・ジョンは９曲の１位となっています。）
１位 ２０枚 ビートルズ
２位 １８ マライア・キャリー
３位 １４ リアーナ
４位 １３ マイケル・ジャクソン
５位 １２ シュープリームス
５位 １２ マドンナ
７位 １１ ホィットニー・ヒューストン
８位 １０ ジャネット・ジャクソン
８位 １０ スティーヴィー・ワンダー
１０位 ９ アッシャー
１０位 ９ ポール・マッカートニー
１０位 ９ ビー・ジーズ
１０位 ９ ケイティ・ペリー
１０位 ９ エルトン・ジョン
リアーナの１位曲数はまだまだ伸びそうです。今週９７位に「Sex With Me」が初登場してこれでＨＯＴ１００登場曲数が５７曲目となりました。女性アーティストではマドンナと並んで歴代４位タイです。また「Kiss It Better」が今週ダンス／クラブ・プレイ・ソングス・チャートで１位となり、こちらでは２６曲目の第１位となりました。これはマドンナの４６曲に次いで歴代２位です。今年は「Work」、「This Is What You Came For」に続いて早くも３曲目の第１位が誕生しました。
女性アーティストＨＯＴ１００登場曲数ランキング
１位 ７３曲 Aretha Franklin
２位 ６９曲 Taylor Swift
３位 ６６曲 Nicki Minaj
４位 ５７曲 Madonna
４位 ５７曲 Rihanna
６位 ５６曲 Dionne Warwick
７位 ５３曲 Beyonce
７位 ５３曲 Connie Francis
９位 ４８曲 Brenda Lee
１０位 ４７曲 Mariah Carey
１１位 ４３曲 Miley Cyrus
１２位 ４１曲 Barbra Streisand
１３位 ４０曲 Mary J. Blige
１３位 ４０曲 Janet Jackson
１３位 ４０曲 Diana Ross
フィーチャリングで登場することが多いニッキー・ミナージュがいずれ歴代１位になるんじゃないかと思います。
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８／６付。今週のビルボード・アルバム・チャートから。
今週の第１位はドレイクの『Views』です。これで１１週目の第１位。８９，０００ＥＡＵのセールスです。実はロック・アルバム・チャートでは３／１２から毎週初登場１位が続いているのですが、総合チャートであるビルボード２００ではなかなか１位になれないんですね。やはりデジタル・セールスで寄与するトラックがあることと、その曲のストリーミングが多大であることが、現在のアルバム・チャートのランキングのルールのもと、アルバム・チャートでの１位を獲る条件になっているということだと思われます。ロックではなかなかストリーミングを含むトラック・セールスがアルバム・チャートでの順位に大きく寄与するものが少ないため、このようにドレイクの第１位が続いているのでしょう。
アルバムチャートは実売のセールスに加えて収録曲のダウンロードやストリーミング回数も加味してランキングされています。ＥＡＵは換算枚数をあらわしています。
今週のＴＯＰ１０内初登場は２枚です。
第２位に初登場したのが、ロック・アルバム、オルタナティヴ・アルバム・チャートで初登場第１位のニードトゥブリーズの『HARDLOVE』です。２０００年にサウスカロライナ州で結成されたクリスチャン・ロック・バンドです。２００６年に『Daylight』でメジャー・デビューしました。このアルバムは２０１１年の４枚目のアルバム『The Reckoning』、２０１４年の『Rivers In The Wasteland』と３枚連続でロック、クリスチャン・アルバム・チャートの両方で第１位。ビルボード２００では３枚連続ＴＯＰ１０入りを果たし、このアルバムで過去最高順位を更新しました。バンジョーを使ったり、きれいなメロディ・ラインで安らぎのロックといった印象です。
第９位には、初チャートインが２００１年１０月。『Volume 1』は最高位７６位でした。『Volume 7』で初のＴＯＰ１０入り（最高位７位）となり、今作が通算２４枚目のＴＯＰ１０入りとなったキッズ・バップ・キッズの『Kidz Bop 32』です。子供たちが旬のヒット曲をコーラスで歌っています。
第１８位にはサウンドトラック『Ghostbusters』がニュー・エントリーしました。シリーズ３作目です。第１作目は１９８４年。サウンドトラックは最高位６位でしたが、映画の興行成績は全米年間第１位（当時歴代第７位）でした。今作は前作『Ghostbusters II』（１９８９年）とは連続しない新しいストーリーとなっています。２０１６年版のサウンドトラックには１９８４年にＨＯＴ１００で第１位になったレイ・パーカー・ジュニアのバージョンも収録されています。
第１９位にはカントリー・アルバム・チャートで初登場第１位のスティーヴン・タイラー『We’re All Somebody From Somewhere』が入りました。ソロ・デビュー・アルバムです。１５曲中１２曲でソングライターで参加しています。プロデューサーには、スティーヴン・タイラーとＴボーン・バーネット、ダン・ハフらの名前がありました。すでにこの中からカントリー・ソングス・チャートで「Love Is Your Name」が１９位、「Red, White & You」が２９位を記録しています。７／２からこのアルバムのプロモーション・ツアーを行っていて全米１９都市を回る予定です。それから来年にエアロスミスの解散ツアーを行うことが発表されています。
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