9/21 最新全米ヒットチャート解説

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最近流行りの洋楽アルバムはこちらにまとめました。全19ジャンルあります。

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9/21付。今週の全米アルバムチャートから。

 

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今週の第1位は、人気TV番組『ビクトリアス』、『アイ・カーリー』でおなじみ。今年20歳の女優、アリアナ・グランデのデビュー・アルバム『Yours Truly』です。1993年6月26日フロリダ州ボカラトン生まれ。アルバムに先行して発売されたシングル「The Way」はマック・ミラーをフィーチャリングして最高位9位を記録しています。今回は彼女の公式サイトからアルバムをダウンロードで購入すると、今年開かれる彼女のイベントのチケットがもらえるとのことで138,000枚のセールスのうち108,000がダウンロードによる売上でした。女性ソロ・アーティストのデビュー・アルバムが初登場1位なのは15人目。この中にはグループから離れてソロ・デビューした人も含まれます。

 

 

今週のTOP10内初登場はあと4枚。

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第2位がR&Bヒップホップ・アルバム・チャートで初登場1位のテイマー・ブラクストンの『Love And War』。114,000枚のセールスでした。こちらは3ドル99セントでデジタル・セールスをしましたが、アリアナ・グランデにはあと一歩及びませんでした。「Un-Break My Heart」がHOT100で96年に11週間1位になったトニ・ブラクストンの妹です。1977年3月17日生まれ。彼女は5人姉妹の末っ子で姉妹で結成したブラクストンズで活動していました。トニとトレイシーがそれぞれソロ・デビューを飾り、テイマーも2000年にデビュー・アルバム『Tamar』を発表していますが、商業的には成功せず、再びトニのバックコーラスやブラクストンズで活動していました。デスティニーズ・チャイルドのプロデューサーをしたり、レディ・ガガを世に送りだしたヴィンセント・ハーバートと2008年に結婚。そして2011年4月からブラクストン・ファミリーの番組が放送されると、迷言やマイ・ペースぶりで「おバカ」タレントとして人気を浴びていました。今回は夫のレーベルから13年ぶりのアルバム発売です。

 

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第3位はロック・アルバム・チャート初登場1位のナイン・インチ・ネイルズ『Hesitation Marks』です。2008年『The Slip』以来のスタジオ・アルバムです。107,000枚売れました。6枚目のTOP10入り。

 

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第4位はこのほどスーパーモデルのクリッシー・テイゲンとイタリアで結婚式をあげたジョン・レジェンドの『Love In The Future』です。こちらはデビューから6枚連続TOP10入り。

 

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そしてもう1枚が6位に初登場したジャヒームの『Appreciation Day』です。こちらは2010年最高位3位の『Another Round』以来5枚目のTOP10入りとなりました。

 

ところで日本でも大人気のKポップ・アーティスト、BIGBANGのリーダーのG-DRAGONのEP『Coup D’etat, Pt. 1』が今週182位に初登場しました。2000枚ぐらいのセールスだそうです。BIGBANGも2012年3月に『Alive』が最高位150位を記録しています。ビルボード200で韓国人アーティストのアルバム最高順位は、2012年5月に9人組女性グループのガールズ・ジェネレーション、少女時代のことですが、彼女たちのアルバム『Twinkle』が記録した126位です。

 

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全米だけで400万枚以上のセールスを記録している大ヒットアルバム『Red』が今週まだ52位に入っているテイラー・スウィフトとケイシー・マスグローヴが最多の6部門に入った第47回CMAアワードのノミネートが発表になりました。すべてご紹介します。

 
* Entertainer of the Year:
Jason Aldean
Luke Bryan
Blake Shelton
George Strait
Taylor Swift

* Male Vocalist of the Year:
Jason Aldean
Luke Bryan
Eric Church
Blake Shelton
Keith Urban

* Female Vocalist of the Year:
Kelly Clarkson
Miranda Lambert
Kacey Musgraves
Taylor Swift
Carrie Underwood

+Entertainer of the Year
Jason Aldean
Luke Bryan
Blake Shelton
George Strait
Taylor Swift

Male Vocalist of the Year
Jason Aldean
Luke Bryan
Eric Church
Blake Shelton
Keith Urban

Female Vocalist of the Year
Kelly Clarkson
Miranda Lambert
Kacey Musgraves
Taylor Swift
Carrie Underwood

* Vocal Group of the Year:
The Band Perry
Zac Brown Band
Lady Antebellum
Little Big Town
Eli Young Band

* Vocal Duo of the Year:
Big & Rich
Florida Georgia Line
Love and Theft
Sugarland
The Civil Wars
Thompson Square

* New Artist Of The Year:
Lee Brice
Brett Eldredge
Florida Georgia Line
Kip Moore
Kacey Musgraves

* Album of the Year:
Blake Shelton / Based on a True Story
Carrie Underwood / Blown Away
Taylor Swift / Red
Kacey Musgraves / Same Trailer Different Park
Little Big Town / Tornado

* Single of the Year:
Florida Georgia Line / Cruise
Tim McGraw With Taylor Swift & Keith Urban / Highway Don’t Care
Miranda Lambert / Mama’s Broken Heart
Kacey Musgraves / Merry Go ‘Round
Darius Rucker / Wagon Wheel

* Song of the Year — award goes to songwriter(s):
“I Drive Your Truck” – Jessi Alexander, Connie Harrington, and Jimmy Yeary
“Mama’s Broken Heart” – Brandy Clark, Shane McAnally, and Kacey Musgraves
“Merry Go ‘Round” – Kacey Musgraves, Josh Osborne, and Shane McAnally
“Pontoon” – Natalie Hemby, Luke Laird, and Barry Dean
“Wagon Wheel” – Bob Dylan and Ketch Secor

* Musical Event of the Year:
Blake Shelton Feat. Pistol Annies, “Boys ‘Round Here”
Florida Georgia Line Feat. Nelly, “Cruise”
Kelly Clarkson Feat. Vince Gill, “Don’t Rush”
Tim McGraw With Taylor Swift & Keith Urban, “Highway Don’t Care”
Jason Aldean With Luke Bryan and Eric Church, “The Only Way I Know”

* Music Video of the Year:
Carrie Underwood, “Blown Away”
Blake Shelton Feat. Pistol Annies, “Boys ‘Round Here”
Lady Antebellum, “Downtown”
Tim McGraw, “Highway Don’t Care”
Miranda Lambert, “Mama’s Broken Heart
Little Big Town, “Tornado”

* Musician of the Year:
Brent Mason
Dann Huff
Mac McAnally
Paul Franklin
Sam Bush

司会は6年連続でブラッド・ペイズリーとキャリー・アンダーウッド。豪華なパフォーマンスとともに行われる授賞式は11/6、ナッシュヴィルのブリジストン・アリーナで。今年もABC系列で午後8時から3時間全米に生中継されます。

 

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9/21付。今週の全米シングルチャートから。

今週の第1位はケイティ・ペリーの「Roar」です。2週目の第1位。ストリーミングで3位から1位、オンデマンドは2週連続、デジタル・セールスは4週連続1位です。エアプレイは推定聴取者数1億2300万人で6位から2位にあがりました。しばらく上位にいそうですね。アルバム『Prism』は10/22発売です。

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続いて先週とかわらず2位にとどまったのが来年全米ツアーが決まったロビン・シックの「Blurred Lines」です。エアプレイは1週間に全米でまだ1億9400万人の人がこの曲をラジオから聴いていて10週連続第1位となりました。男性ソロ・アーティストでエアプレイチャートの最長1位に並びました。もう一人は2008年「Lollipop」が10週間1位を記録したリル・ウェインです。このチャートのオール・アーティストでの記録は1998年「Iris」で18週間1位を記録したグー・グー・ドールズです。

 

 

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3位は8位から一気に上がった、ニュー・ジーランド出身の16歳、ロードの「Royals」です。今週開設から25周年となったオルタナティヴ・ソング ス・チャートで5週連続第1位となりました。1位週数で、女性ソロ・アーティストとしては1995年のアラニス・モリセット「You Oughta Know」と並んで歴代1位タイです。

 

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下の方では先週14位から今週22位に下がったのがマイリー・サイラスの「Wrecking Ball」です。この曲、実はこの後衝撃的なプロモーション・ビデオが公開されて、40万以上のダウンロードと24時間の視聴記録1930万人という史上最高記録を作りましたので来週は一気に上位に上がります。そのマイリーですが、プライベートでは恋愛映画『ラスト・ソング』で共演して、昨年6月に婚約したリアム・へムズワースと破局してしまったそうです。

 
続いて24位に上がったのがエイウォルネイションの「Sail」です。今週登場53週目。そうです。今週24位に上がったことで、この曲が記録していたHOT100最高位更新スロー記録をまたまた更新しました。ダウンロードは300万を超えています。

 

そして今週いきなり29位に初登場したのが、イルヴィスの「The Fox」。ノルウェーの男性2人組コメディアンです。バカバカしいビデオが受けているみたいです。歌詞は...バカバカしいですが、こういう歌が1位を獲っちゃったりするかもしれないなあ。3位までは行ってほしい。

 

もう1曲、先週の44位から今週37位に上がったのがJコール・フィーチャリング・TLCの「Crooked Smile」です。TLCのリサ・レフトアイ・ロペスが亡くなったのが2002年。それ以来のTOP40入りなんです。先日のVH1でのパフォーマンスではリル・キムが入ってパフォーマンスしていました。

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さて、ビルボードではオルタナティヴ・ソングス・チャート25周年を記念してオールタイムTOP100を発表していました。その一部をご紹介します。チャートは1988年9月10日に「モダン・ロック・チャート」としてスタート。最初の1位はスージー&バンシーズの「Peek-A-Boo」。最も1位を獲得したアーティストは12曲でレッド・ホット・チリ・ペッパーズ。TOP10でも24曲でレッド・ホット・チリ・ペッパーズが歴代1位となっています。チャートインした曲すべてを集計してはじき出されたTOPアーティストはフー・ファイターズでした。それではオールタイムTOP10ソングをご紹介します。

 
10位 When I Come Around / Green Day (1995年最高位1位(7 weeks))
9位 Sex And Candy / Marcy Playground (97/1 – 15 weeks)
8位 Drive / Incubus (01/1 – 8 weeks)
7位 Cuts You Up / Peter Murphy (90/1 – 7 weeks)
6位 Hemorrhage (In My Hands) / Fuel (00/1 – 12 weeks)
5位 Radioactive / Imagine Dragons (13/1 – 13 weeks)
4位 The Pretender / Foo Fighters (07/1 – 18 weeks)
3位 Madness / Muse (12/1 – 19 weeks)
2位 Savior / Rise Against (09/3)
1位 Uprising / Muse (09/1 – 17 weeks)