佐藤直人の今週の洋楽この1曲!(第27回)
私が独断と偏見で毎週1曲ずつご紹介します。
クリスマス・アルバムの季節ですね。今回は私が毎年欠かさず聴いているクリスマス・アルバムとその中に収録された曲をとりあげて発表したピアノ・ガイズをご紹介します。
私が毎年聴いているクリスマス・アルバム、それはヴィンス・ガラルディの『A Charlie Brown Christmas』です。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/fan34760
このアルバムは1965年アメリカCBS-TVのクリスマス・スペシャル番組『A Charlie Brown Christmas』のサウンドトラックとして発売されました。演奏者はヴィンス・ガラルディ・トリオ。当初は12曲入りで発売されましたが、2012年に14曲入りで再発売されています。ジャケットデザインはそのままです。
ジャズです。ヴィンス・ガラルディのピアノにフレッド・マーシャルのベース、ジェリー・グランネリのドラムス。そして子供たちのコーラスも出てきます。でもクリスマスの曲って切ない曲が多いですね。明るくてもちょっと切なさが入っている。それがいいですね。この中ではジャズ・シンガー、メル・トーメの作曲で本当に多くのアーティストがカバーしている「The Christmas Song」がとてもいいです。華やかなクリスマスなのに切ない。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/mswk372303
このアルバムに入っている「Linus And Lucy」などヴィンス・ガラルディの曲をメドレーで取り上げてアルバムに収録したのがピアノ・ガイズです。「Charlie Brown Medley」というタイトルで『Piano Gus 2』に収録されています。
ユタ州セント・ジョージでピアノ店を経営していたポール・アンダーソンがコンサートの練習のために場所を提供してほしいといってきたジョン・シュミットと出会い、その後仲間を集めて彼のビデオを制作。さらにピアノとチェロというスタイルで完成したミュージック・ビデオをYouTubeに投稿するとこれが大反響を呼んでCDデビューとなったのです。YouTubeでは彼らの作品は今年の10月末でおよそ3億回再生されているそうです。
なお、彼らのアルバムは3枚発売されており、2012年に発売された『Piano Guys』はビルボード・ニュー・エイジ・アルバム・チャートで44週間1位。今年発売の『Piano Guys 2』は9週間1位を記録。また10/22に発売されたばかりのクリスマス・アルバムの『A Family Christmas』も2週間1位を記録しています。
Piano Guys
それでは今週の「佐藤直人の今週の洋楽この1曲!」は、是非今年のクリスマスにお勧めのアルバム『A Charlie Brown Christmas』からヴィス・ガラルディの演奏で「The Christmas Song」。
Vince Guaraldi (Soundtrack) / A Charlie Brown Chrismas
『チャーリー・ブラウン』関連のアルバムをまとめたボックス『A Charlie Brown Collection』も発売されました。
Vince Guaraldi / A Charlie Brown Collection
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/fan33253