近年、割と来日しているPeter Cetera
’70年代~’80年代にかけてChicagoとして、そしてソロとして数多くのヒット曲を持つPeterが、Cotton Clubという至近距離の会場で!!何とも贅沢な話です。
6月10日(火)のセカンド・ステージ
開演時刻の21時を回り、お馴染みのBruce Gaitschほか6人のメンバー登場!!
そして最後にアコースティック・ギターを抱えたPeter Cetera登場!!
オープニングが多いRestless Heart♪でスタート!!
70歳に近い筈ですが、イメージは若々しく、声の調子も良さそう!!続いては・・・
「Rocky IVのために書いたけど・・・Karate Kidに使われた・・・」
いつもと同じくそのように紹介して、Glory Of Love♪
ギターを置いて、ポーズを決めて歌っています。
Cherとレコーディングした時の話を面白く伝えて、After All♪
Cher役は、バンドの女性シンガー、Tania Hancheroff、愛想のいい彼女がパワフルに役をこなします。!!
Peterは、「広島平和コンサートの時に、広島カープの試合を見に行った。7回には風船が一斉に舞い上がった・・・」
そんな思い出話をして、ヒット曲、One Good Woman♪
続いては自分が書いた曲の中でも優れた曲と、Happy Man♪
現在のChicagoではJasonがよく歌っているナンバーですが、本家で聴けて感動、やや力強くなっていた気もします。
David Fosterとのコンサートの時も歌う、定番といえるYou’re The Inspiration♪を終えると、Peterは下がって、他のメンバーによるBeatlesナンバー!!
先ずTaniaの歌うOh Darlin’♪、この曲は意外に女性にも合う歌のようです。
続いてはもう一人のギター奏者、Chris Rodriguezが歌うCome Together♪、ハードなギターも聴かせてくれました。
Peterが戻ってメンバー紹介!!
そして日本のファンからのリクエスト!!ということで、何とStay With Me♪
Peter自身、Princess From The Moonと言っていた日本映画「竹取物語」のテーマ曲、Bobby Caldwellとの共作の何ともレアな選曲でしたが・・・その分、短縮版、更には歌詞まで見ていたのはご愛嬌でしょう。(笑)
「Amy GrantとのNo.1ヒット、Amyはいないけど、我々にはTaniaがいる!!・・・」
そう言って、Next Time I Fall♪、デュエット・ナンバーも多いだけにTaniaの役割は重要です。
再びPeterは、ギターを抱え、お待ちかね!!といった感じで、If You Leave Me Now♪
Bruceのギターも心地よく響きます。
ここで再びファンからのリクエスト!!、「故Carl Wilsonと一緒に作った・・・」と言って、ファースト・ソロ・アルバムからのロック・ナンバー、I Can Feel It♪
恐らくライヴでは初めて聴いた、と思います。
この後、キーボード奏者がもう一人加わって、軽快な音を加えてのStay The Night♪
続いて、ギター奏者のChrisがもう一度歌に加わってのHard Habit To Break♪
彼はBill Champlinのパートをしっかり歌っていました。
そして観客にも一緒に歌ってほしい!と、Hard To Say I’m Sorry♪
やはりこれで締めなければ!!
今回はGet Away♪が続き、多くのお客さんも立ち上がり、ライヴも最高潮!!
ブラスはないものの、BruceはPurple Haze♪のフレーズを入れるなど大ノリ!!
Peter、Tania、Chrisの力強いコーラスで、いったん終了となりました。
・・・
アンコールは軽快なイントロから力強く始まるDavid Fosterとの共作、Save Me♪、そして・・・
あのギターから、Waiting For The Break Of The Day~
勿論、25 Or 6 To 4♪、いや「長い夜」と言って良いでしょう。!!最後はこれ!!それは誰もが了承していること!!
場内も総立ちで、手拍子を!!ブラスもギター・ソロもないので、やや短めでしたが、大盛り上がりの熱気の中、Cotton Clubとしてはやや長い80分強のライヴは幕となりました。!!
ヒット曲が多い人は、逆にライヴではいつも同じようなセットリストになりがちなのですが、今回は意外な曲もあり、それが日本のファンのリクエストによるもの、ということで嬉しく思いました。\(^o^)/
Terryの死でどん底だったChicagoが甦れたのは、Peterの歌があったから!!
そしてそのように夢を与えてくれる彼の歌は、それを引き出したDavid Fosterが言う通り、まさに「アメリカの宝」
いつまでもいつまでも若々しく!!そう心から願っている次第です。