8/9 最新全米ヒットチャート解説 / 佐藤直人の今週の洋楽この1曲!(第58回)

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8/9付。今週の全米アルバムチャートから。

 

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今週の第1位は初登場でオーストラリア出身の4人組、5セカンズ・オブ・サマーのデビュー・アルバム『5 Seconds Of Summer』です。オーストラリア出身アーティストの1位といえばつい最近、2週間前にシーアが『1000 Forms Of Fear』で1位を記録(今週は28位)しましたが、グループとなると2008年11月のAC/DC『Black Ice』以来。さらにオーストラリア出身グループのデビュー・アルバムでの初登場1位となると何と初めてとのことでした。259,000枚のセールスは発売第1週目のセールスとしては今年3番目に多いセールスでした。今年初めに4曲入りのEP『She Looks So Perfect』が発売されましたが、こちらは最高位2位を記録しています。ちなみに、グループのデビュー・アルバム初登場1位のセールスとしては2006年のドートリー『Daughtry』(304,000枚)以来の枚数だそうです。

 

 

第2位にはまた5位から上がったサウンドトラック『Frozen』。CDが売れない中、今年1月からのセールスで唯一200万枚以上を記録しています。これでTOP5に連続31週間チャートインしています。最近ではアデル『21』が39週連続TOP5入りというのがありましたが、どこまでいくでしょうか。サウンドトラック・アルバムチャートでは初登場以来35週連続第1位です。

 

 

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第3位には先週1位のウィアード・アル・ヤンコヴィックの『Mandatory Fun』です。やはりこの人はビデオを見なきゃ。このアルバムのビデオはまだDVDなどで発売されていませんが、あの名作「Fat」や「Eat It」、「Like a Surgeon」、「Ricky」など全24曲を収録したDVDが発売中です。
今週はTOP10内にあと2枚が初登場。

 

 

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第5位が、1972年3月13日シカゴ生まれのベテラン・ラッパー、コモンの11枚目のアルバム『Nobodys Smiling』です。R&Bヒップホップ、ラップ・アルバム・チャートで初登場1位です。ポップでは2007年に1位になった『Finding Forever』以来、3枚目のTOP10入りとなりました。92年にラッパーとしてデビューしていますが、『アメリカン・ギャングスター』や『ターミネーター4』など映画にも数多く出演しています。

 

 

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第7位は、2010年テキサス州ダラスで結成された6人組ロックバンド、クラウン・ジ・エンパイアの2枚目のアルバム『The Resistance: Rise Of The Runaways』です。2012年のデビュー・アルバム『The Fallout』は、まだBILLBOARD200に入ったことがないアルバムをランキングしているヒートシーカーズ・アルバム・チャートで1位を獲りましたが、その後BILLBOARD200には入りませんでした。今回は数多くのロック・バンドと一緒にライブをたくさんこなしたのが功を奏したのでしょう。

 

 

下の方では、20位に初登場したのがラ・ルーのセカンド・アルバム『Trouble In Paradise』です。ダンス・エレクトロニック・アルバム・チャートで初登場1位でした。デビュー時はプロデューサーのベン・ラングメイドとの2人組でしたが、現在はエリー・ジャクソンのソロ・プロジェクトになっています。

 

26位にはイエスの新作『Heaven & Earth』が入りました。91年『Union』(最高位15位)以来のハイ・ポジションです。今回は、2012年2月に病気で脱退したベノワ・ディヴィッドの後任として加入したジョン・デイヴィソンのヴォーカルの最初のアルバムです。
アデルが今年の年末までにはニュー・アルバムを出すそうです。『19』、『21』と発売した時の年齢ではなく、録音した時の年齢がタイトルになっていますが、1988年5月生まれなので、これでいくと『26』になるのでしょうか。今週『21』はまだ101位とチャートに入っていて、これで179週目なんですが、セールスが1097万枚になったそうです。現在毎週約3000枚程度売れているそうなので、これでいくとあと3ヶ月で1100万枚に乗る計算です。1991年サウンドスキャン集計になってから12枚目の1100万枚アルバムの誕生はもうすぐです。

 

 

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8/9付。今週の全米シングルチャートから。

 

 

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今週も第1位はMAGIC!の「Rude」。3週目の第1位です。デジタル・セールス、ラジオ・ソングス、ストリーミング・ソングスの各チャートは2位なんですが合計すると1位なんです。

 
その各部門の1位をみてみると、ストリーミングで今週11週連続の1位となったのがHOT100では7週連続1位のあと3週連続2位にとどまっているイギー・アザリア・フィーチャリング・チャーリーXCXの「Fancy」です。

 
ラジオ・ソング・チャート今週の1位はこれで4週連続1位となったニコ&ヴィンスの「Am I Wrong」。HOT100では5位から再び最高位の4位に戻りました。ラジオ・ソングス・チャートでデュオで4週以上の1位は2003年から4年にかけて9週連続1位だったアウトキャストの「Hey Ya!」以来です。

 
デジタル・セールス1位に行く前に、今週のHOT100で8位に留まっているのがジョン・レジェンドのバラード、「All Of Me」。今週TOP10=23週目となって、「Happy」、「Dark Horse」の22週を抜き今年最長となりました。これまでのところこの3曲に「Fancy」を加えた4曲が年間1位を争っているんでしょうね。(今年は年間チャート予想クイズはできそうにありません。ごめんなさい。)

 
さて、デジタル・セールスの1位はHOT100では12位に初登場したジェイソン・アルディーンの「Burnin’ It Down」です。184,000ダウンロードでした。ジェイソン・アルディーンの6枚目のスタジオ・アルバムはアデル同様年末までに発売されるとのことですが、そのアルバムに収録される曲です。カントリー・ソングス・チャートでは、先週2日間のエアプレイ・ポイントだけで42位に初登場していました。今週は1週間分のエアプレイ、スポティファイ中心のストリーミングにデジタル・セールスが加わって一気に1位になりました。9曲目の1位です。つい最近、カントリー・ソングス・チャートでは1位へのジャンプアップ記録が誕生したばかりでしたね。フロリダ・ジョージア・ラインの「Dirt」でした。この曲が40位から1位。この記録、早々に更新してしまいました。

 
HOT100では最高位23位から今週25位へダウン、でもまだ赤丸が付いていて再上昇しそうなのがケニー・チェズニーの「American Kids」です。この曲はカントリー・エアプレイ・チャートでは今週11位から9位に入りました。46曲目のTOP10入りなんです。カントリー・エアプレイ・チャートは1990年にスタートしているんですが、歴代4位のTOP10曲数です。1位が61曲でジョージ・ストレイト、2位が51曲でアラン・ジャクソンとティム・マックグロウ、5位が42曲でトビー・キースとなっております。

 

 

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最後にアルバム・チャートでの話なんですが、今週カントリー・アルバム・チャートのデビュー一番人気が19位に初登場した『Amazing Grace: 14 Treasured Hymns』。アーティスト名を見てびっくり、テネシー・アーニー・フォードとあります。このアルバム、クリスチャン・アルバム・チャートではなんと9位に初登場しました。カントリー・アルバム・チャートでは1975年35位の『Make A Joyful Noise』以来。そしてポップ・アルバム・チャートであるBILLBOARD200にも初登場していました。159位。1970年192位を記録した『America The Beautiful』以来、実に44年ぶり、12枚目のチャートインです。テネシー・アーニー・フォードといえば、1955年TOP100では6週(ジュークボックスでは8週)、またカントリーでは10週間1位になった「Sixteen Tons」が有名です。彼は1991年に72歳の生涯を閉じていますので、今回は亡くなってから23年たってアルバムが登場したんですね。

 

 

 

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佐藤直人の今週の洋楽この1曲!(第58回)
私が独断と偏見で毎週1曲ずつご紹介します。

 

 

まだ、自分の周りのだれも注目していないアーティストをみんなにすすめて、それが大ヒットしたなんて経験ありますか?

 
私は高校3年の時にそれを経験しました。

 

 

 

うれしかったですね。久しぶりの日本でのアルバムを予約して発売日(日本発売は1978年1月21日、アメリカ発売は1977年9月)に隣の大学の生協で買いました。それを買って帰りに日吉の駅で高校のトランプ仲間の8人に、「これ、絶対日本で売れるから、今からきいておけよ、絶対大ヒットするよ。」って。

 

 

 

1977年12月10日にこの曲はビルボードHOT100で47位から32位へ入りました。この週にこの曲を初めて聴いた時から、この今の瞬間、そして次の1秒も彼の大ファンです。

 
彼としては5曲目のチャートヒットでしたがまだTOP20に入ったことがない。

 
この曲もその後31位、28位とゆっくり上昇するのですが1/7付で18位。その後2/18、2/25に最高位3位の大ヒットとなり、彼の代表曲となりました。おまけに翌年の第21回グラミー賞では最優秀ソング、最優秀レコードの2冠に輝きました。

 
その前に1978年の夏にアルバム・タイトル・ソングが日本だけでシングル・カットされて、これは空前の大ヒットとなります。ディスコでもかかっちゃったくらいの大ヒットでした。

 
うれしかったな。まだ誰も知らない時に、友達にすすめて、それがその後に日本中で大ヒット。いや、もっと言えば世界中でこの曲、このアルバムでの大ヒットでトップスターの仲間入りを果たしました。勧めた友達からも「本当に売れたな」って。

 
このアルバムは5枚目のアルバムでしたので、その前に出ていたアルバムはもちろんすべて買いました。その後もこのアーティストのアルバムはすべて買っています。すでに持っているアルバムで30周年記念とか出ても買っちゃう。東京ドームでのエルトン・ジョンとのコンサートCDもなぜかあって、これは知人からもらいました。

 
話を元に戻しますが、この曲は売れない時からずっと一緒に苦労した最初の奥さんのエリザベスにプレゼントした曲なんです。

 
アルバムは全米で1000万枚を超えるセールスを記録することになるのですが、最高位は6週間の第2位でした。これよりもっとすごかった『Saturday Night Fever』を抜けなかった。

 
この曲のアルバム収録時の最初の邦題は「そのままの君が好き」でしたが、シングル盤として発売された時は「素顔のままで」になっていました。

 
大ヒットアルバム『ニューヨーク52番街』に収録されていた「ロザリンダの瞳」のモデルでもあったお母さんを最近亡くしました。92歳だったとのことです。ご冥福をお祈りします。でも彼自身はその約1週間後のワシントンDCのナショナル・パークでコンサートを行い、38487席を完売。たった1日、420万ドルの興行成績で週間1位になっていました。

 
また日本に来たら必ず見に行きます。来てほしい!

 
ということで「佐藤直人の今週の洋楽この1曲!」は、私が2番目に好きな全米TOP40ヒット、ビリー・ジョエルの大ヒットアルバム『ザ・ストレンジャー』からのファースト・シングル「Just The Way You Are」(「素顔のままで」)です。 ]

 

 

こちらに収録されています。

 

Billy Joel / The Stranger

 

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30周年記念盤(ボックス)はこちら。
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http://item.rakuten.co.jp/americanpie/snyl730801

 

 
ベスト盤はこちらをお勧めします。

 

Billy Joel / Essential

 

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