1968年にThe Temptationsに加入、全盛期のリード・シンガーだったDennis Edwards!
唯一生き残っているオリジナル・メンバー!Otis Williamsとの関係でThe Temptationsとは名乗れないようですが、The Temptations Review Featuring Dennis Edwardsとして、Temptationsと同じ形で、’90年代より活動を続け、コンスタントに来日公演も行っています。
今年は、8月にBillboard Live Tokyo公演です。
8月6日(水)セカンド・ステージ、開演時間21時30分より前バンド・メンバー入場
キーボード2人、ギター、ドラムス、ベース、そしてブラスが何と4人!!
このような大所帯のバンド、開演時刻となり演奏がスタート!!
ベース奏者(JamesMcKay)の紹介でメンバー登場!!
David Sea、Mike Pattillo、Chris Arnold、そしてオリジナル・メンバー故Paul Williamsの息子であるPaul Williams Jr.
最後にDennis Edwards登場です。!!
オープニングはStanding On The Top♪、Rick Jamesの作品!!7人編成となったTempsの時のヒット曲、オープニングに相応しいナンバーです。
Dennisが「ドーモアリガトー・・・1968年に・・・」
そんなことを言って、エフェクターの効いたギターの音から、Cloud Nine♪
メンバーが交互に歌うTempsの中では、My Girlや~Rolling Stoneと並ぶ特大のヒット曲、I Can’t Get Next To You♪、印象的なベース・ラインのBall Of Confusion(That’s What The World Is Today)♪・・・Tempsの世界に圧倒されます。
Dennisが「女性に捧ぐ・・・」と、低音担当のMikeが歌う、Right Night In Georgia♪、Tony Joe White作のBrook Bentonの大ヒット曲!カントリーとR & Bは昔から繋がっているのですね。
時代は’60年代へ、Get Ready♪、Eddie Kendricksの歌を歌うはChris、Tempsとしての振りもお馴染み、軽快にStonesもカバーしたAin’t Too Proud To Beg♪が続きます。ブラスもフィーチャー、交互に歌うのもTempsならでは・・・割と新しい方のLady Soul♪、そして’60年代のDon’t Look Back♪が続きます。
と、ここでお馴染みのエフェクターの効いたギターとシンセサイザーの音、それにブラスが加わってきて・・・
Papa Was A Rollin’ Stone♪
場内大歓声!!Dennisの力強い歌は健在!!嬉しくなります。ディスコが台頭してきた´72年頃にタイムスリップです。
・・・ということで、一転してバラードに、Never Let Never Never Let Her Go~というコーラスが印象的な、Some Enchanted Evening♪
2010年に亡くなったTempsのシンガーの一人、Ali Ollie Woodsonの名唱で知られるナンバー、Aliの死後、彼へのトリビュートも兼ねて取り上げているようで、しっかり聴かせました。
またしても時代は逆行、Beauty Is Only Skin Deep♪、人形のようなメンバーのポーズも印象的なポップなナンバー、ここでDennisは客席に立ち上がるように言って、The Way You Do The Things You Do♪、そして、Girl(Why You Make Me Blue)♪、My Baby♪、続くようにYou’re My Everything♪、ヒット曲の多さも実感します。!!
ステージにはDavidだけが残り、歌うは、I Wish It Would Rain♪、実はここがライヴの見せ場の一つ、彼が観客にマイクを向け、Let It Rain~と歌わせるのですが、ここでお客さんのリアクションが様々で、本当に楽しい時間でした。
そして、Treat Her Like A Lady♪、Standing~と並んでTempsの′80年代の代表曲!!ともにライヴには欠かせない曲!!大盛り上がりでメンバーは一度下がりました。
・・・が、まもなく戻ってきて、メンバー紹介、Paul Williams Jr.に対しては、自分の一緒に歌っていた人の息子であることを強調しています。そして「全ての時代のTemptationsの一番の曲だ!!・・・」と言って、勿論・・・
My Girl♪
誰もが馴染んでいるナンバー、そしてもう1曲のNo.1ヒット、Just My Imagination(Running Away With Me)♪が挿入されます。
最後はこの感謝のメッセージを歌に、5人はステージを後に、約1時間40分のステージは幕を閉じました。
あまりにも多くのヒット曲を持つTemptationsですが、5人のメンバー、色々変わってはいるものの、既に数名の方は亡くなられています。
そんな中、全盛期のリード・シンガー、Dennis Edwardsのこのグループ、オリジナルの故Paul Williamsの息子や、ソロとしても名のあるDavid Seaも加えたりで、現存する一番のTemptationsではと思います。
ただ唯一のオリジナル・メンバーOtis WilliamsもTemptationsのフォーマットをやっているわけで・・・合体すればいいのに!!いや、今のDennisのこのメンバーの結束は固そうだなぁ・・・色々問題はあるでしょう。
でもそのようなことを全く忘れさせてくれる!!本当に本当に楽しいTemptationsの世界でした。!!