1984年、黄金期のメンバーで再結成を果たしたDeep Purple♪
1993年にRitchie Blackmoreが脱退、そして2002年に闘病のためJon Lordがリタイア・・・
その2大巨頭が去ってからもコンスタントに活動を続けていましたが、2012年にそのJon Lordが逝去・・・
しかしそれがメンバーに奮起を促し勢力的な活動を再開!!
そして2年ぶりの来日公演!!
1972年、その名を世界に知らしめた聖地日本武道館!!
Deep Purpleが戻ってきました。!!
5月15日、日曜ということで17時と早い開演時間
定刻にライトダウン!!
HolstのMars, The Bringer Of War♪が大音響でかかり、気分も高まる中、メンバーが登場!!
Don Airelyのオルガンの音、Ian Paiceのドラムス、そしてRoger Gloverのベースが響き、Steve Morseのギターが加わってお馴染みのイントロへ・・・
ステージ後方からIan Gillanが登場してHighway Star♪でスタート!!
Made In Japanの時代と同じオープニング、Ian Gillanは髪は短くなり、確かに年はとりましたが、あの声は健在、音楽的リーダー格のRoger Gloverはお馴染みのバンダナを巻いて黙々とベースを刻み、そしてDon AirelyとSteve Morseのソロが続きます。
バスドラのヘッドに!?とプリントされたIan Paiceのドラムスから続いて、Bloodsucker♪
そしてスピード感溢れるHard Lovin’ Man♪
In Rockからのナンバーが続き、Ian Gillanは途中で小さなゴングを鳴らし、満場のファンは大喜び!!
ドライヴ感あふれるイントロからStrange Kind Of Woman♪
44年前にここにいた人はどのくらい来ているのでしょうか。?ラストの方ではIanの歌とSteveのギターのかけあい、但しMade In Japanの時代ほど長くはありませんでした。(笑)
「コンニチワ、ファンタスティックなブドーカンに戻ってこれて嬉しいよ・・・」
Ian Gillanが開口、そしてホラーの話をして曲はVincent Price♪
日本ではMichael JacksonのThrillerでのナレーションで名を知られましたが、欧米では一般に馴染みのホラー映画のスター!!
バックのスクリーンにはドクロ・マーク、ミステリアスなこのナンバーは現時点での最新作Now What!?に収録、PVも作られて、今でも現役であることを示していいます。
IanはSteveを紹介、彼のギターをフィーチャーしたインストゥルメンタルContact Lost♪
SantanaのEurope♪を思わせる叙情的なナンバー!!
Steveの多彩なプレイの中、Ian Gillanが戻ってきて、新作収録のUncommon Man♪
再びインストゥルメンタルのThe Well-Dressed Guitar♪
こちらはハードなプレイ、SteveとDonのオルガンとの掛け合い、2000年代のDeep Purpleといえる時間でした。
Ian Paiceのドラムスからお馴染みのThe Mule♪
Ian Gillanの歌が少し入り、やはりここではIan Paiceのドラム・ソロ!!
シンプルなセットながらパワフル、後半は暗くなって、光るスティックによるプレイ!!
Made In Japanの再現!?
といった感じでお馴染みのキーボードのイントロからLazy♪
Steveのギターが入り、場内熱狂!!
Ian Gillanが戻ってきてお馴染みのハーモニカも!!
アルバムFireballからのDemon’s Eye♪が続きました。
曲は新作からのHell To Pay♪
全盛期を思わせるナンバー!!
IanのマイクにRogerとSteveが両側からコーラスをつけるスタイルも昔からのロック・バンドならでは!!
Ian Gillanは今度はDon Airelyを紹介!!
彼のキーボード・ソロ、主にオルガンを弾いているのですが、ここではあらゆるキーボードを操作!!
先月亡くなったKeith Emersonを思わせます。
そしてエレクトリック・ピアノを弾いている時、聴き覚えのあるメロディ・ラインが・・・
何といきものがかりのSAKURA♪
静かに聴いていた会場から大喝采!!
感動的なソロ・パートでした。・・・
Donはオルガンの方に戻り、メンバーも戻ってPerfect Strangers♪
Deep Purple復活時のナンバーだけに思い入れもあるのでしょう。
そしてRogerがステージ中央へ・・・
会場を盛り上げ、お馴染みのイントロからSpace Truckin’♪
Come On!と会場内一斉に手をふり上げます。
但しかつてのような長い演奏ではなく、Steveのギターがお馴染みのフレーズを!!
そう勿論、Smoke On The Water♪
どれだけ多くのギター少年がこれを弾いたことでしょう・・・
ドラムス、ベース、キーボードと順次入っていくところももうお馴染み、そしてIan Gillanの歌!!
44年の月日がタイムスリップ!!
バックのスクリーンには水と炎の映像・・・
Smoke On The Water, A Fire In The Sky~♪
場内も大合唱、エンディングをばっちり決め!!
最高潮に達していったん終了となりました。
アンコールはDonのオルガンを中心にGreen Onions♪
そしてハードなイントロとなり、Hush♪
Ian Gillan加入前のヒット曲ですが、再結成後は彼が歌っているようです。
バックのスクリーンの映像も華やかに・・・
そしてRogerがベース・ソロ!!
音楽的にはリーダー格である彼もステージではスポットを浴びることは少ないでしょう。
そしてお馴染みのイントロにつながって、Black Night♪
やはり最後はこれ!!場内もまたも最高潮!!
後半、Steveのソロもフィーチャー!!
エンディングも決め、絶頂の中、約2時間のライヴは終演となりました。
メンバー挨拶の後、Roger Glover一人残り、客席にピックを投げていました。・・・
この日もプレイされたHighway Star♪、Smoke On The Water♪、Black Night♪等はCMにも使われ、ハード・ロックの中でも一般に浸透しています。
今回もRitchie BlackmoreとJon Lordがいないことにこだわらなければ最高のコンサートであったと断言できるでしょうし、2012年にJon Lordが他界したことで、よりメンバーの結束が固まったことによるものでもあるしょう。!!
1972年のMade In Japanが作られた初来日公演からずっと来ておられる方もおられることと思います。
今は60代でもこの日は頭の中は青春時代へ・・・
勿論、当時コンサートに行っていない自分も然りです。
フロントマンのIan Gillanと音楽的リーダー格のRoger Gloverは70代、一番若いSteve Morseも60代・・・
でも元気ならこれからもずっと続けて欲しいと願っています。!!