いくつかののイベントに出演のために来日したPatti Smith♪
シンプルな編成での単独公演も決定し、6月7日はBillboard Live Tokyoにて!!
セカンド・ステージは20時30分開演です。
開演予定時刻となり、オープニングアクトとしてチベット出身のミュージシャン、Tenzin ChoegyalとPattiの娘Jesse Paris Smithが登場!!
先ずJesseがピアノを弾き、Tenzinが歌ってスタート!!
続いてTenzinがダライラマ6世からのインスパイアを話してフルート曲♪
3曲目はチベットの弦楽器をTenzinが奏でて歌を、Jesseのピアノとトークも交えてスピリチュアルな25分でした。
数分のセット・チェンジの後、再びJesseがピアノ
そして長年に渡ってPattiの音楽パートナーであるLenny Kayeがアコースティック・ギターを抱え登場!!
シンプルな編成で、Patti Smith登場!!
かつての「パンクの女王」も余裕の笑顔、Dancing Barefoot♪でスタートです。
「3月11日だけじゃない、地震には多くの人が苦しんでいる・・・」
そのような人に捧げたWing♪が続きます。
「Lennyとは45年やっている、12月に彼は70歳になるし、3日後には私も70歳・・・」
そんな話をしてファースト・アルバムHorsesからRedondo Beach♪
Lennyのレゲエ風なカッティングも印象的です。!!
今回のPhilip GlassとAllen Ginsbergのイベントの話をして、ここでも詩の朗読・・・
Holy! Holy!~とGinsberg調でFootnote To Howl
途中、「東京の魚市場」と入れ、笑いを誘っていました。
再び曲に、どこかで聴いた曲と思っていたら、PrinceのWhen Doves Cry♪
カバーも歌うPatti、彼亡き後歌っているようです。
今度は彼女自身もギターを抱え、詩人William Blakeからの影響を話して、My Blakean Year♪
何とここでPattiが間違える(?)というハプニング!!
Pattiは笑いながら客席に催眠術をかけるポーズで・・・
「あなたは眠くなる、ここであったことは何もなかったことに・・・」
そう言って、何げに歌を再開し、お客さんからも笑いを誘っていました。
亡くなったばかりのMuhammad Aliのことは「彼は世界の友人・・・」
Beneath The Southern Cross♪を彼に捧げて歌い・・・
続いては故Amy Winehouseのために書いたThis Is The Girl♪
Lennyのアコースティック・ギターも力強く、初期のPissing In A River♪を歌ったところで・・・
「これが最後の曲、でもまた戻ってくるけど・・・Fred “Sonic” Smithはパートナーで、結婚してJesseが生まれた、この曲を歌う時はいつもボーイフレンドとしてのFredを思い出す・・・」
そう言って、Jesseが奏でるピアノのイントロ!!
場内歓喜、Because The Night♪
Bruce Springsteenとの共作で彼女の最大のヒット曲!!
Because The Night!!と場内も合わせて絶叫!!
素晴らしい一体感、ここでいったん引き下がりました。・・・
アンコールにはTenzin、そして友人の息子(?)という日本人の少年もギターを抱えて登場!!
さらには女性のお客さんを一人ステージに上げてギターを持たせ、彷徨える犬の話をしてBango♪
シンプルな曲ですがパワーを感じ、女性のお客さんと少年をBeautyとFutureと言っていました。
さてライヴのクライマックス!!
「世界は一人一人の力で変えることができる、そう、あなたです・・・」
そう言って、Lennyが力強くギターを奏で、People Have The Power♪
Pattiのテーマ曲と言えるナンバー!!
観客の拳を振り上げ、場内は最高潮!!
最後はステージ中央で挨拶、感動の70分はここに幕を閉じました。
Patti Smithといえば、どちらかといえばアングラなイメージがあったのですが、休止期間を経て(その間に今回のJesseたちも誕生・・・)‘80年代後期にカムバックをしてからは、ヒットとは無縁であるものの一回りも二回りも大きな存在になったように思います。
本当に素晴らしかったこの日のライヴ!!
次回は70歳になっているかもしれません。・・・
いくつになっても”People Have The Power”・・・心からそう訴えたいと思っています。!!