2010年3月、なんと東京、大阪、名古屋でライヴ・ハウス・ツアーを行った・・・
Bob Dylan
再び4年の月日を経て、今回は札幌、福岡も・・・
東京公演はZepp Diver City、3日目にあたる4月3日です。
ライヴハウスといっても1階のスタンディングの方は、ぎっしりお客さんが入っていて、恐らくちょっとしたホールよりは動員していると思います。
開演時間19時を回ったところで、アコースティック・ギターの音が・・・場内絶叫、そしてライトダウン!!
メンバー登場!!
そして、Bob Dylan登場!!
白っぽいジャケットを着て、お馴染みのハット!!
今回もギターは持たず、中央に立ち、曲は、Things Have Changed♪
Dylanの声の調子も良さそう、映画のテーマ曲(?)とはいえ、すっかり近年のライヴでは定番、満場のお客様もわかっているようです。
メンバーは、ギター、ベース、ドラムス、ペダル・スティールとバイオリン等を担当する4人と、Dylanの真後ろにいるのが・・・
Charlie Sexton!!
かつてはソロで天才少年としてデビューした彼も、’90年代後期からDylanのグループに!!多彩なギター・プレイで今やDylanの音楽的ブレインといえるでしょう。
曲は、She Belongs To Me♪、ハーモニカの音に場内絶叫です。
ピアノに着いて、割と新しい、Beyond Here Lies Nothin’♪
再び中央に来て、Oh Mercy収録の、What Good Am I?
Dylanのバラードは、時にゾクッとくるものがあります。
再びピアノに着いて、Waiting For You♪、ワルツ調のこのナンバーも映画に使われたもののよう、今回、新作Tempestからが中心とのことですが、先ずは軽快なビートから、Duquense Whistle♪、続いて、Pay In Blood♪、この曲は個人的に気に入っているのですが、今回はやや暗い感じにも聴こえました。
軽快なアコースティック・ギターが響き、Tangled Up In Blue♪、自分も馴染みのナンバーなのですが、Dylanのライヴでは、歌詞をしっかり聴いていないとわからないこともあります。(笑)
独自のカッティングで、Love Sick♪、こちらも近年のライヴでは定番、満場のお客さんにもお馴染みのようです。
この曲で「15分の休憩・・・」となりました。
・・・
第2部もギターの音が聴こえ、ライトダウン!!
High Water (For Charley Patton)♪でスタート、続いても立ったままで、Simple Twist Of Fate♪、このようなナンバーでのハーモニカも心地よく感じます。
ピアノに着いて、新作からのブルージーな、Early Roman King♪、割と新しいTogether Through Life収録の、Forgetful Heart♪、日本人好みの曲調なのか、場内の受けが良いようです。
続く、Spirit On The Water♪、このナンバーは軽快な感じで、このライヴでもリラックスした雰囲気になります。
Dylanらしい曲調の、Scarlet Town♪、ここからは新作からが続き、ややスローな、Soon After Midnight♪、そして、Long And Wasted Years♪、このナンバーでは数個のライトが降りてきて、やや明るくなり、同じフレーズの繰り返しながら、力強く、今回のクライマックスと言えそうです。
力強く、いったん終了となりました。
アンコールからは・・・メジャーなBob Dylanといった感じでしょうか!?、All Along The Watchtower♪、ギターのカッティングも力強く、そして、Charlie Sexton!!
バックに徹する彼もここでは目立っていました。
そして、Dylanはピアノに着いて、ポップな(?)曲調で・・・
Blowin’ In The Wind♪
誰もが知っている歌、大喝采でエンディング!!
最後はメンバー全員で整列、トータルで2時間のライヴは幕となりました。
’60年代から’70年代にかけては神と目されたBob Dylan!!
何とそのDylanが日本でライヴ・ハウスに!!
しかも落ちぶれて、というのではなく、今も進化していて・・・そして、Charlie Sextonの存在も大きく感じた次第です。
・・・
72歳のBob Dylan、今後はどうするのでしょうか。?
その答えは、「風に舞っている」のでしょう。!!