Paul McCartney@日本武道館 2017 (ネタバレ注意!!)

The Beatlesの聖地、そしてWingsの幻の公演会場であった日本武道館!!

その中心人物Paul McCartneyのコンサートがついに実現!!

2015年4月28日のこと!!

あれから2年・・・2017年4月25日、Sir Paul、再び降臨です。

今回も超満員となった日本武道館!!

Beatles、Paul関連の楽曲がBGMとして流れる中、The End♪になりライトダウン!!

Rusty Anderson、Brian Ray、Paul Wix Wickens、Abe Laborial Jr.・・・

お馴染みのメンバーとともにSir Paul McCartney登場!!

青いジャケットを羽織り、お馴染みヘフナーのバイオリン・ベースを抱えています。

Abeのカウントから、ジャーン!!

なんとA Hard Day’s Night♪でスタート!!

昨年よりスタートしたこのOne On One Tour♪、このナンバーで始まることは伝えられていたものの、日本では初披露だけに衝撃です。!!

「Johnがいれば・・・」そんなことを思う間もなくPaul、Beatlesワールドに引き込まれてしまうことでしょう。!!

2曲目はコンサートではお馴染みのJet♪

ここでPaul開口「コンバンワ、ブドーカン」

曲はDrive My Car♪、Paulのコンサートではオープニングとしてもよくプレイされます。

Paulはジャケットを脱ぎ・・・

「コンカイモ、ニホンゴ、ガンバリマス・・・」

「オッス!!」

曲はJunior’s Farm♪、これも日本初披露!!

Rustyがハードなギター・プレイ、やや短縮されましたが最後の部分は熱唱!!

Paulは派手なレスポールに持ち替え、Let Me Roll It♪

ここではベースはBrian、後半にはJimi HendrixのFoxy Lady♪を挿入!!

ここまでWings時代のナンバーが3曲!!

Wings♪の公演が実現しなかった場所で、感無量の思いの人も多いことでしょう。!!

曲はBeatles時代のI’ve Got A Feeling♪

2000年代半ばのセットリストには入っていましたが、その頃日本公演を行なっていないので、こちらも日本初披露と思います。

Johnの歌うパートはRusty、彼はギターでもフィーチャーされ、後半にはハードなインストゥルメンタルも挿入されていました。

Paulはステージ右側のピアノに移動!!

「オクサン、ナンシー・・・」とMy Valentine♪、今回映像はなし・・・

そして力強くNineteen Hundred And Eighty-Five♪

場内のファンの多くは両手でWingsのマーク!!

続いてMaybe I’m Amazed♪

亡きLindaさんへの思いが込められていて、ステージ両側にRustyとBrianが仁王立ちでコーラスを付けていました。

Paulはアコースティック・ギターに持ち替え・・・

「英語をわかる人はいるかい!?・・・」

曲はWe Can Work It Out♪、Abeはタンブリンも!!

そして地味ながらもよくプレイされるEvery Night♪が続きました。

さらにメンバーが中央に集まって、いわばアンプラグドの形!!

Paulは「ツギハ、ビートルズノハツレコーディング・・・」

わざと日本語風に「ザ・ビートルズ」と発音して場内の笑いを誘い・・・

曲はなんとThe Quarrymen♪時代のIn Spite Of All The Danger♪

10代の頃に作った曲なのに今歌ってもおかしくないロカビリー風なナンバー!!

Wixのアコーディオンも軽快に、Paulは場内へ、Wow Wowと歌うよう指示!!

そのセットでLove Me Do♪

かつてP.S. Love Me Do♪として歌われたことはありましたが、完全な形では日本初披露、Wixのハーモニカも力強く響いていました。!!

Pauは1人ステージに残り、Blackbird♪

お馴染みの光景ですが、後半にミスを・・・

それを場内が手拍子でバックアップ!!これも武道館ならではの光景!!

「ジョンニササゲマス・・・」とHere Today♪

Paulのギターがいつも美しく流れるナンバーです。

ここでお馴染みとなった派手な装飾のピアノがステージ中央に!!

Paulはそこに付いて、バンドが戻って、Queenie Eye♪

近年の定番曲だけに場内の一斉の手の振りもお馴染みに!!

そのままLady Madonna♪

ここではピアノにいつもの映像が映されていました。

再びベースを抱えたPaul

「ニホンハツコウカイ・・・」と言って、I Wanna Be Your Man♪

勿論、Ringoが歌っているナンバー!!

PaulとRingoの正規のリユニオンがさらに現実味を帯びている!!・・・そんな気がしました。

続いてMagical Mystery Tour♪

今回はベースを弾いて、そしてバックのライティングも華やかに!!

「Sgt. Pepper’s~から・・・」とBeing For The Benefit Of Mr. Kite!♪

ここではいつもながらレーザー光線による演出がその歌の通り、サーカスを思わせました。!!

コンサートも後半へ、「イッショニウタオウヨ・・・」

曲はOb-La-Di, Ob-La-Da♪

誰もが知っているような曲だけに、後半客席へマイクを向けたら大合唱です。

続いてSgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)♪

もうすぐ同アルバムの50周年記念盤が出るからかもしれません。

その勢いでBack In The U.S.S.R.♪が続きます。

そしてPaulはステージ右側のピアノへ、Let It Be♪

この曲が聴こえるとコンサート本編も終わりが近づいた感じになり、それぞれ色々な思いで聞いていることでしょう。

ややステージは暗くなり、サイレンのような音、Paulのピアノと歌から、Live And Let Die♪

お待ちかねの爆発、場内は最高潮、惨事が終わって耳を押さえるPaulのポーズに場内爆笑です。

そして中央のピアノに移動してHey Jude♪

もうお馴染みの光景、後半のNa, Na, Na~は場内大合唱!!

Paulは男性、女性と歌唱指導!!

東京ドームよりは小さいとはいえ、やはり満場の一体感は気持ちがいいもの、ここでいったん終演となりました。・・・

Paul、Wix、そしてRustyが日本や英国の旗を掲げて登場!!

この光景ももうお馴染み!!

Paulはアコースティック・ギターを抱えWixのストリングスをバックに・・・

Yesterday♪

もう何も言葉はいらないでしょう。

この後、ステージ上にはSgt.Pepperの衣装を身にまとったお客さん数名が登場!!

Paulが一人一人、名前と出身地を聞いて、そしてPaul自らの紹介で、Hi, Hi, Hi♪

ステージ上のお客さんだけなく、満場の場内も大ノリでした。!!

少し静かになってPaulはピアノへ!!

「モウソロソロ・・・」

「帰らなければいけない・・・」

場内からはNo!ですが、曲はGolden Slumbers♪

これが始まると何か「蛍の光」のような気持ちにもなります。・・・

Carry That Weight♪が続き、The End♪へ!!

お馴染みのAbeのドラム・ソロの間にPaulはギターを手に!!

Rusty、Brianと3人でのギター・バトル!!

延々と続くような中、文字通りThe End!!

最後は5人揃ってステージ中央へ・・・

「マタアイマショウ」とPaul!!

紙吹雪とテープが場内を舞い、夢のロック・ショー@日本武道館は幕を閉じました。!!

Beatles時代からのPaulの作り出す音楽については何も言葉にできることはないでしょう。!!

そんな中、今回は日本で初めて聴く曲というのも数曲あって、それにはただ感激、一方で今回聴けなかった曲、またこれから聴きたいと思う曲も数多!!

(勿論今回も大満足のコンサートですが)Paulに関して欲を言えばキリがなく、それがPaulがあまりにも偉大である所以であると思っています。!!

東京オリンピックによる改修につき、お馴染みの日本武道館でのPaulのコンサートは今回が最後かもしれません。

でも新たに完成した新日本武道館でのこけら落し公演には、是非Paulを!!そしてその時にはRingoも一緒に!!そんな夢の実現を秘かに期待している次第です。!!