洋楽ファンならずとも誰しもが耳にしたことがある「悲しき雨音」♪
原題はRhythm Of The Rain♪
そのThe Cascades♪のリード・シンガーであり、その作者でもあるJohn Gummoe♪
なんと丸の内のCotton Clubに於いて奇蹟の来日公演が実現です。!!
8月5日、土曜ということで、ファースト・ステージの開演時刻は17時と少し早いですが・・・
定刻となり、メンバー登場!!
ギター、ベース、ドラムス、キーボード、バック・ヴォーカルの5人!!
アジア系の人たちのようです。
そしてゆっくりと御大John Gummoe登場!!
黒のジャケットで老紳士ぶりを示しています。
「歌う前から拍手、有難う、日本に来たのは50年以上前だよ、東京は変わったね、海軍にいた時、佐世保にいたので日本語は少しわかるよ、2日前に79歳になった、多くの人は死んじゃったけど、僕は元気だよ!!」
そんなことを言って、Dreamin’♪でスタート!!
軽い感じで歌われ、本当にお元気そう・・・
「マニラから来て、東京は2日間だよ・・・最初に書いた曲・・・」
ドラムのカウントからThere’s A Reason♪
ご本人の言われる通り、24歳の時と同じなのかもしれません。続くMy First Day Alone♪では観客にウエイヴを煽り、曲はThere’s A Kind Of Hush (All Over The World)♪
「誰の歌だったかな!?(Herman’s Hermits♪)シンガーはPeter Noone♪だったよね!?」
ここで少し遊びの時間・・・
「ゲームをやるよ、僕が最初を歌うから、続きを歌ってね!!」
先ずはDoo Wah Diddy♪、続いてThe Loco-Motion♪、Hallelujah♪、Puff♪、Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye♪、そしてDo-Re-Mi♪と・・・
「日本人が好きだと聞いているよ!!」
楽しい時間でした。
「Rhythm Of The Rain♪の次に出した歌、小さい子に歌わせたら、タイガー!?になったよ!!」
曲はShy Girl♪なのです。
続いて当時のレコーディング・スタジオでの話となり、そこで一緒になった若かりしCher♪
「彼女は変わった子だったよ、今も変わった子だけど・・・(笑)」
彼女との電話の話で笑わせ、またPhil Specter♪が隣の部屋で聴いていたこともあったとのこと!!
曲はI Wanna Be Your Lover♪
「Cascadesも3人亡くなった、ギターのEddie Snyder♪は白血病になったけど、骨髄移植を行なって、今は子供と孫とカリフォルニアで暮らしているよ!!」
「1961年のヒット曲をファースト・アルバムでカバーした・・・」
そう言って、Angel On My Shoulder♪が歌われ・・・
「Bruno Mars♪やBeyonce♪といった若い人たちも好きだし、ラップにも影響をうけているよ!!」
曲はLucky Guy♪、ここでも元気にウエイヴを煽っていました。
さて遂にこの時間が、といった感じです。!!
「Beatles旋風に多くは吹き飛ばされて、自分も1967年にCascadesをやめてソロになったよ・・・ABCとかいくつか契約した・・・ ‘70年代初頭に結婚して46年・・・その間、Rhythm Of The Rain♪のおかげで多くのロイヤリティがあったよ!!・・・映画にも3回使われて、多くの言葉でもカバーされた、アフリカから来た女性歌手がスワヒリ語で歌ったのには驚いたよ!!(笑)日本でも1位になったんだよね!?有難う!!誇りに思う!!Cascadesの証明の歌だよ!!」
そう言って・・・
「雷の音が必要だね!!」
そう、雷鳴が響いて、あのイントロからRhythm Of The Rain♪
悲しき雨音♪
それを本人の歌で!!
自然と目頭が熱くなってきました。
感動のあとはもう1曲
「O Henryの作品から取ったよ・・・」と、The Last Leaf♪
これはCascades♪で2番目に有名な曲かもしれません。・・・
ステージも終わりがけでメンバー紹介!!
キーボード奏者は直前に日本のミュージシャンに変わったよう、そして・・・
「Cascadesより前の時代の曲、多くの人が歌っているよ!!」
そう言って、You Don’t Know Me♪
Eddy Arnold♪という人の有名なナンバー!!
最後は重厚なピアノをバックにじっくり聴かせ・・・
「明日もまた来てね!!」
1時間強のステージはここに幕を閉じ、ゆっくりとステージを後にしました。・・・
あの「悲しき雨音」♪を本人の歌で!!
それだけでも奇蹟の感動ですが、本当に楽しい時間!!
それはJohn Gummoeさんが、50数年の時を通り越して、この場所では24歳のままであったからなのでしょう。!!
79歳のJohn Gummoeさん!!
アーティスト側も勿論、オーディエンス側も、そして全ての人が元気でいることが楽しいことであり、素晴らしいこと!!
そういったことも改めて教えてもらった、そんな1日であったと思っています。!!