Yes 『危機』50周年記念ツアー@オーチャードホール(ネタバレ注意!!)

1972年に発表されたクラシック・ロックを代表する名盤 Close To The Edge (邦題「危機」)

その50周年記念ツアー、Close To The Edge 50th Anniversary Tour 2022♪で来日した

Yes♪

3年半ぶりとなる日本公演♪

2015年、創始者のChris Squire♪が亡くなり・・・

そして今年5月、Chris♪と長年、Yes♪を支えてきたAlan White♪が急逝!!

全盛期のメンバーは、Steve Howe♪1人・・・

そのような中、日本初日は、9月5日(月)渋谷のオーチャードホールです。

開演予定時刻19時を少し回ってライトダウン!

先ず中央のスクリーンには、Alan White♪の元気な時の写真・・・

バックには、Alan♪が、Jon Anderson♪、Steve Howe♪と書いた Turn Of The Century♪

目頭が熱くなりました。・・・

そして、お馴染みのThe Firebird Suite♪が流れる中、スクリーンには華やかな映像・・・

メンバー登場!!

Steve Howe♪、Geoff Downes♪、Jon Davison♪、Billy Sherwood♪、Jay Schellen♪

Alan♪が、体調を崩して全曲は叩けないということで、この数年、Jay♪が多く叩いていたので・・・

結束の固いメンバーといえるでしょう。

定位置に着き、ドラムスから、Steve♪のギターが唸り、Jon ♪の歌・・・

On The Silent Wings Of Freedom♪、アルバムTormato収録のライヴでは珍しいナンバー!!

Billy♪のベースも響き、ノリのいいナンバーですが、静まり返る組曲となっています。

続いては、パワフルに Yours Is No Disgrace♪、こちらはライヴでは定番!!

Steve♪のギターは冴え渡り、Jon♪の歌を、Steve♪、Billy♪もコーラスでバックアップ!!

バックにはサイケデリック調の艶やかな映像、ベースに合わせて歌うところでは、Jon♪もギター

キーボードをブリッジに、ドラムスもパワフルに再びハードな展開、Steve♪は弾きまくります。!!

ここでSteve♪が開口

「有難う、帰ってこれて嬉しいよ、Alan White♪の想い出も!!、今日はYes♪の歴史をやるよ・・・」

そんなことを言ってBilly♪のベースが響き、曲は、Does It Really Happen?♪

アルバム Dramaから、近年のアルバム以外では、現メンバーはこの時に近いわけで・・・

パワフルなビートに合わせて、バックの映像は海底のイメージ、後半、Geoff♪がフィーチャーされます。

ここで、Steve♪が、メンバー4人を紹介、続いて、Jon♪がSteve♪を紹介・・・

Steve♪1人、アコースティック・ギターでソロ!!、いつもながら多彩なプレイを聴かせます。

セットリストでは、Clap♪となっていますが、ここでは色々な楽曲の抜粋のようでした。

「スイス、モントルーで書いたよ・・・」

Steve♪は、そう言って、リュートに持ち替え、Wonderous Stories♪

Geoff♪のキーボード音も効果的に、Steve♪、Billy♪は、コーラスでもJon♪をバックアップ!!

「最新アルバム The Questからやるよ、いいかい!?」Jon♪はそう言って・・・

Geoff♪が奏でるシンセサイザー音、Steve♪のギターが入り、The Ice Bridge♪

バックの映像は、アルバム・ジャケットに近いもの、終始、Steve♪のギターが光ります。

「最も成功したアルバムFragileから・・・」Steve ♪が、そう言って、そう、Heart Of The Sunrise♪

ハードなイントロから、Chris♪そっくりにプレイするBilly♪のベース、静まったところで、優しく歌うJon♪

ピアノとギターのかけ合い、最後はハードにフィナーレ、お馴染みのパワフルな演奏、場内熱狂です。

そしてここから、あの環境音(!?)そう、Close To The Edge♪の再現です。

Steve♪は、ギターを使い分け、躍動感のあるサウンド!!、叙情的なJon♪の歌・・・

I Get Up, I Get Down♪の部分では美しく、それを打ち破るようにキーボード・プレイ!!

最後盛り上がって、フィナーレ!!

続いて、Steve♪のアコースティック・ギター使い分けで、And You And I♪

フォーク調で進行し、途中 Steve♪のペダルスティールでドラマチックに!!

Chris♪のプレイをBilly♪は完璧に再現!!、最後は静かにエンディング・・・

そして、Steve♪が奏でるあのギターのイントロから、Siberian Khatru♪

アップ・テンポに場内も盛り上がり、バックの映像は氷の冷たいイメージに・・・

ハイテンションで、緊迫感のあるプレイ、イントロのリフレイン、最高潮でフィナーレへ!!

当時のメンバーはSteve♪1人ですが、アルバムClose To The Edgeを完璧に再現!!

場内ではスタンディングオベーション!!

ここでいったん終了となりました。

・・・

アンコールは、やはり、Steve♪のギターにスポット!!

そう、勿論、Roundabout♪

場内は本編のスタンディングオベーションに続いて、総立ちのまま大盛り上がり!!

バックの映像は、Fragileのジャケット画の映像・・・

キーボードもフィーチャーされ、後半、コーラスも、最後はSteve♪のギターで決めています。!!

「トーキョー、有難う、明日も会おう、もう1曲やるよ・・・」Steve♪はそう言って・・・

Starship Trooper♪、そう、ライヴのラストが多いナンバー!!

軽快にJon♪が歌い、他のメンバーもパワフルなプレイ!!、お馴染みカントリー風の部分も・・・

そして最後のWurm♪の部分、Steve♪のギターのストロークで盛り上げて、場内も手拍子!!

バックの映像も合わせて効果的に!!、Steve♪も最後とばかりに弾きまくり!!

ドラマチックにフィナーレとなりました。

長年に渡り、苦境の時もYes♪をずっと支えてきたChris Squire♪、そしてAlan White♪・・・

2人とももう居ません。・・・

ということで、今のYes♪は、YesナンバーをプレイするSteve Howe♪のソロ・プロジェクト!!

悪く言えば、そう思われても仕方ない、そうも思っていました。

しかし、確かにSteve♪中心のライヴ♪ではありますが、これは紛れもなく、Yes♪でした。!!

そう、それは・・・

Chris♪亡き後、その遺志を引き継いでいる愛弟子とも言えるBilly Sherwood♪

この10年以上、あらゆる Yesナンバーを歌ってきた Jon Davison♪

近年体調不良のAlan♪の代役をずっと務めてきたJay Schellen♪

そして、勿論、Steve♪とは、Asia♪でも盟友である Geoff Downes♪

・・・このメンバーが、Yes♪のスピリットを引き継いでいるからに他ならないでしょう。!!

Yesワールドを満喫できた!!そんな満足感で、オーチャードホールを後にしたのでした。・・・