Marcus Miller@Billboard Live Tokyo

音楽のジャンルを超越したベース奏者

Marcus Miller♪

日本でも大人気ですが、コロナ禍もあって、今回3年半ぶりの来日公演♪

Billboard Live Tokyo♪にて・・・

9月27日(火)ファースト・ステージです。

開演予定時刻18時を少し回ってライトダウン!!

メンバー入場!!

ドラムス、Cedric Moore♪、キーボード、Julian Pollack♪

サックス、Donald Hayes♪、トランペット、Russell Gunn♪

そして最後に、Marcus Miller♪登場!!

ステージ中央へ、フェンダーのエレクトリック・ベースを抱え、キーボードが響く中、静かに奏で始め、サックス、トランペットが躍動感のあるプレイに!!、そこからMarcus♪のスラップ・ベースが唸ります。

「コンバンワ、気分はどうだい、ここは我々のいるべき場所だよ・・・」

挨拶に続いて、軽快にベースを響かせ、曲は、3 Deuces♪

Donald♪のサックスがフィーチャーされ、続いてRussell♪、Marcus♪は先ずはバックアップ側に回り、そして後半、Julian♪のフェンダー・ローズをバックに、速弾きのソロを聴かせます。

ここでメンバー4人を紹介!!、続いて「David Sanborn♪に書いた・・・」と、Maputo♪

そう、Bob James & David Sanborn♪のアルバム Double Visionに収録されたナンバー!!、それだけに先ずは、Donald♪のサックスが熱いプレイ!!、バックには、Julian♪のフェンダー・ローズが響きます。続いて今度はそのローズがフィーチャー、さらにプロフェット(シンセサイザー)もプレイ、後半は勿論、Marcus♪、スロー・ダウンで静かにスラップ!!、最後はDonald♪のサックスが締めます。

次は、Marcus♪、5弦ベースに持ち替え、アルバム Laid BlackからのUntamed♪、最初はサックスもフィーチャーされ、静まったところへ、Russell♪のトランペット、続いてMarcus♪の5弦ベース、ドラムスに合わせて、高い方のフレットを自在に操って、Julian♪はピアノ音を奏で、最後はDonald♪のサックスの熱いプレイ、Marcus♪のベースと合わせて締められました。

「Miles Davis♪に書いた曲だよ・・・Jaco Pastorius♪に捧げたよ・・・」

曲は勿論、Mr. Pastorius♪、やはりRussell♪のトランペットから静かに始まり、Donald♪のサックス、Julian♪のピアノを挟んで・・・Miles♪を思わせる圧巻のプレイを聴かせてくれました。

続いてMarcus♪のベースが響いて、そしてお馴染みのフレーズで、Run For Cover♪、場内歓声!!

ライヴ♪では定番、元々David Sanborn♪に書いた曲だけに、Donald♪のサックスがフィーチャー!!、そしてMarcus♪、まさに水を得た魚のようにスラップ・ベースをプレイ!!大いに盛り上がりました。

「アリガトー」

ここで、Marcus♪、ベースを置いて、手にはバスクラリネット!!、曲は、Goree♪、Julian♪の奏でるローズに合わせて、静かにメロディアスに吹いて、場内もリラックス・ムード・・・

この後、Donald♪のサックスとのかけ合いがあり、聴き覚えのある曲調に・・・

Marcus♪は再びベース、高い音を弾いて・・・そう、Tutu♪

サックス、トランペットによるホーン・セクションに合わせて、ベースが奏でられます。

この後少しのブレイク、Marcus♪は客席に手拍子を煽って、それから曲はアップ・テンポに、サックスはかなりハードなプレイ、Julian♪はシンセサイザーを操り、そしてMarcus♪、両手を使って神技と言える奏法、再びサックス、トランペットが入り、後半にはドラム・ソロも!!・・・プレイもクライマックスに達してフィナーレとなりました。

「アリガトウゴザイマシタ・・・サヨウナラ・・・」

アンコールなしですが、何と1時間30分!!

Marcus♪、その他のメンバーは、力を尽くしてステージをあとにしました。・・・

今回も卓越したプレイで、オーディエンスを圧倒したMarcus Miller♪

自身のリーダー・アルバムからのナンバーも勿論ですが、今回プレイされた約半分のナンバーは、彼が他のアーティストのために書いて、そして自らベースもプレイしているナンバーです。

ベース奏者としてどうあるべきか、そんな真髄も心得ている、それがMarcus Miller♪という人でしょう。

それだけに今後のプレイ、また大いに期待したいと思っている次第です。