Procol Harum@Billboard Live Tokyo (Dec 7, 2012)

決して「一発屋」ではありませんが、イコール「青い影(A Whiter Shade Of Pale)」

そんなイメージのProcol Harum

9年ぶりの来日は松任谷由実さんとの共演が主目的!

そんな中、大阪と東京のBillboard Liveで単独公演が行われました。

 

2012年12月7日、Billboard Live Tokyoに於けるセカンド・ステージ

バンドの顔と言えるGary Brookerを含め、メンバーは5人

’90年代に再結成された時には参加していたオリジナル・メンバーのオルガン奏者、Matthew Fisherは音楽界を引退、今のオリジナル・メンバーはGary1人です。

2003年の日本公演の少し前にリリースしたアルバムThe Well’s On Fire収録のWall Street Bluesでスタート!

キーボードについて歌うGary、白髪ですが若々しい声!

ファンには人気のAs Strong As Samsonが続きます。

「Beatlesも歌ったDr. Robertの歌だ・・・」と言って、Robert’s Box

この後、かつてのメンバー(?)の誕生日、ということでHappy Birthday~と少し歌われました。

 

ステージの方は代表曲の一つ、Homburg

続いてThe Well’s On Fireの1曲目、An Old English Dream

この曲などProcol Harumの健在ぶりを示した曲でしょう。

 

ピアノのイントロが印象的なA Salty Dog

Robin Trower在籍時のハードなSimple Sister

ファースト・アルバムからのCerdes(Outside The Gate Of)

・・・と代表曲が続いたところで、Garyはお馴染みのバッハのメロディを奏で・・・

続けて、No Woman, No Cry~When A Man Loves A Woman~そう歌った後で

 

We Skipped The Light Fandanko~

 

勿論、A Whiter Shade Of Pale(青い影)

遂にこの時が来ました。!

満場のお客様も、やはりこれが目当て!

しっかり聴き入って、自然にスタンディング・オベイションとなりました。

 

ここでメンバー5人が整列、そしてもう1曲!

「青い影」が「静」であれば、「動」の代表曲であるConquistador

軽快なリズムとともに約70分のステージはここで幕となりました。

 

大阪ではゲスト参加したユーミン(松任谷由実さん)は、東京では登場されませんでしたが、限られた時間にProcol Harumの世界が凝縮された中身が濃いライヴでした。

Procol Harum Setlist (Dec 7, 2012)

2003年に四人囃子とのジョイント・コンサートに行ったのですが、メンバーのうち3人は割と若い人たち!

その3人は今回もメンバーですが、中でもベース奏者のMatt Peggは、Fairport ConventionのDavid Peggの息子で、自分よりも10歳以上若い!!

Procol Harumって、自分が洋楽を聴き始めた当初でもベテランだったのに、そこに自分よりずっと若い人がいる!!

・・・いやいや、これがバンド存続の秘訣なのでしょう。!

 

勿論、Garyが元気であることを願って、コンスタントに日本にも来てほしい、そう思っている次第です。