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4/13付。今週の全米アルバムチャートから。
今週も第1位はジャスティン・ティンバーレイク『The 20/20 Experience』。先週が100万近いセールスだったので今週は大幅にダウン。といっても318,000枚売れて、2013年最初のミリオン・セラー・アルバムになりました。
今週はTOP10内に6枚が初登場です。
まずは第2位がデジタル・アルバム、ラップ・アルバムでは初登場1位、R&Bでは初登場2位のリル・ウェインの『I Am Not A Human Being II』。2010年の『I Am Not A Human Being』の続編ですが、こちらも初登場は2位でした。この時はダウンロードのみでの発売で2週間後にCDが発売されて1位になっています。さらに2011年には『Tha Carter』シリーズの『IV』が最高位1位。2010年には『Rebirth』というアルバムも出していてこちらが今回同様2位。その前の『Tha Carter III』が2008年1位と、もう人気は安定していますね。出せば大ヒットです。ちなみに今列挙した最近のリル・ウェインのアルバムはラップ・アルバム・チャート、R&Bアルバム・チャートではすべて最高位1位でした。
3位がカントリー・アルバム・チャートで2枚目の1位となったブレイク・シェルトンの『Based On A True Story…』。199,000枚のセールスは、彼にとってファースト・ウィーク・セールスで過去最高となりました。4/7に彼とルーク・ブライアンの司会で第48回ACMアワードの授賞式が行われました。結果などは「今週のおまけ」でお伝えします。
4位はワン・リパブリックの『Native』。シングル・ヒットは結構あるのに意外にもサード・アルバムで初のTOP10入りです。
5位はカントリーのスーパー・スター、アラン・ジャクソンのクリスチャン・ソングを集めたアルバム『Precious Memories: Volume II』。このアルバムは『Precisou Memories』の続編ですが、こちらは2006年最高位4位でした。ともにクリスチャン・アルバム・チャートでは1位で、最初のアルバムは22週間1位を記録しました。
6位に初登場したのが、イギリスのエレクトロ・ポップ・バンド、デペッシュ・モードの『Delta Machine』。アルバム・チャートには81年『Speak & Spell』(最高位192位)でデビューしましたが、90年の『Violator』からこのアルバムまで7枚連続でスタジオ・アルバムでTOP10入りを果たしています。
そしてもう1枚が10位に初登場したストロークス『Comedown Machine』。1999年に5人でニュー・ヨークで結成されたガレージ・ロックの代表的バンドです。今回のアルバムは通算5枚目で、ファースト・アルバム『Is This It』こそ最高位は33位でしたがその後の3枚はすべて最高位4位でした。ギタリストのアルバート・ハモンド・ジュニアはソングライターとして、そして「カリフォルニアの青い空」のシンガーとして有名なアルバート・ハモンドの息子です。
下の方では、ピンク・フロイドの『Dark Side Of The Moon』が114位から28位に急上昇していますが、アマゾンMP3で2ドル99セントセールをやったおかげです。この順位は2011年10月にピンク・フロイドのアルバムをリマスター盤で再発売して以来の順位で、その時は12位にいきなり再登場していました。
先週フィル・ラモーン関連ソングのTOP50をご紹介しましたが、今週は関連アルバムのTOP50をご紹介します。順位は最高位順で、1位の場合は週数、それも同じ場合はチャート登場週数順、最高位2位以下のアルバムは登場週数順にランキングされています。
1. 52nd Street / Billy Joel (78/1)
2. Glass Houses / Billy Joel (80/1)
3. A Star Is Born / Soundtrack (77/1)
4. Flashdance / Soundtrack (83/1)
5. Genius Loves Company / Ray Charles (2005/1)
6. Still Crazy After All These Years / Paul Simon (75/1)
7. Duets II / Tony Bennett (2011/1)
8. The Stranger / Billy Joel (78/2)
9. Getz/Giberto / Stan Getz/Joao Gilberto (64/2)
10. As Time Goes By…The Great American Songbook Vol. II / Rod Stewart (2003/2)
11. There Goes Rhymin’ Simon / Paul Simon (73/2)
12. Duets / Frank Sinatra (93/2)
13. Ram / Paul McCartney (71/2)
14. Blood on the Tracks / Bob Dylan (75/2)
15. Graceland / Paul Simon (87/3)
16. Duets: An American Classic / Tony Bennett (2006/3)
17. An Innocent Man / Billy Joel (83/4)
18. It Had to Be You…The Great American Songbook / Rod Stewart (2002/4)
19. Phoebe Snow / Phoebe Snow (74/4)
20. Rhythm of the Saints / Paul Simon (90/4)
21. So Beautiful or So What / Paul Simon (2011/4)
22. Into the Light / Gloria Estefan (91/5)
23. Viva Duets / Tony Bennett (2013/5)
24. Greatest Hits / Volume I and Volume II / Billy Joel (85/6)
25. Dionne Warwick in Valley of the Dolls / Dionne Warwick (68/6)
26. The Concert in Central Park / Simon and Garfunkel (82/6)
27. Rock of Ages / The Band (72/6)
28. ‘Get Yer Ya-Ya’s Out!’/ The Rolling Stones (70/6)
29. The Nylon Curtain / Billy Joel (82/7)
30. Breakaway / Art Garfunkel (75/7)
31. Cuts Both Ways / Gloria Estefan (89/8)
32. Songs in the Attic / Billy Joel (81/8)
33. The Band / The Band (70/9)
34. The Dirty Boogie / Brian Setzer Orhestra (98/9)
35. Greatest Hits – Vol. III / Billy Joel (97/9)
36. Yentl / Barbra Streisand/OST (84/9)
37. Duets II / Frank Sinatra (94/9)
38. Till I Loved You / Barbra Streisand (88/10)
39. Colour Me Free! / Joss Stone (2009/10)
40. 11-17-70 / Elton John (71/11)
40. Vision Quest / Soundtrack (85/11)
42. Raindrops Keep Fallin’ on My Head / B.J. Thomas (70/12)
43. Sit Down Young Stranger / Gordon Lightfoot (71/12)
44. Hot Streets / Chicago (78/12)
45. One-Trick Pony / Paul Simon (80/12)
46. Peter / Paul & Mommy / Peter / Paul & Mary (69/12)
47. What’s New Pussycat? (Soundtrack) (65/14)
47. Late Again / Peter / Paul & Mary (68/14)
49. Jon Secada / Jon Secada (93/15)
50. Album 1700 / Peter / Paul & Mary (67/15)
かかわったアーティストは実に多彩です。そして1960年代から2010年代まで常に活躍していたことがわかります。
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4/13付。今週の全米シングルチャートから。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/mkmr52229
今週の第1位はマックルモア&ライアン・ルイス・フィーチャリング・ワンズの「Thrift Shop」。通算6週目の1位です。バウアーが1位の時5週連続で2位でした。この曲を上回る曲がこの後登場するでしょうか。楽しみです。ストリーミング・ソングス・チャートでは7週連続2位なんですが、先々週、先週と増えています。今週も5%アップの990万ストリームス。R&Bヒップホップ・ソングス・チャートでは遂に12週連続1位となってラップ・ソングでの最長1位となりました。
2位にはピアノ/ヴォーカル・スタイルのバラード、ブルーノ・マーズの「When I Was Your Man」が4位からアップ。来週は遂に1位の予想が出ています。HOT100よりも一足先に1位になって記録を作ったのがメインストリームTOP40チャート。このチャートではこの曲が1位となって通算6曲目の1位。これは男性ソロ・アーティストでは最多1位獲得曲数となりました。5曲でネリーとジャスティン・ティンバーレイクと並んでいたんですね。オール・アーティストでは9曲1位が最多でケイティ・ペリーとリアーナ。なおチャートの歴史は20年です。
驚異的なストリーミング数で初登場1位から5週間1位を続けたバウアーの「Harlem Shake」ですが、先週は2位、今週は4位です。頼みのストリーミングこそまだ1400万あってストリーミング・ソングス・チャートでは第1位を続けていますが、もう他はポイントになるべき要素がなく、ストリーミング数が減ればあっという間に下がっていくことは必至です。それでも驚異的なポイントを5週間で稼ぎ出しましたから、年間チャートではかなり上位にいるんでしょうね、きっと。もっともビルボードが年間チャートの集計を変えなければの話ですが。究極の一発屋となるのでしょうか。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/iscb001806802
TOP10ではイマジン・ドラゴンズの「Radioactive」が15位から7位へアップ。イマジン・ドラゴンズとして初のTOP10入りを果たしました。登場週数は実に31週目です。ダウンロードが236,000を記録してデジタル・ソングス・チャートで8位から一気に3位に上がりました。映画『The Host』の宣伝で使われたり、ビデオ・ゲーム『Defiance』で使われたことが効いたようです。
そして今週一番の注目は10位にいきなり飛び込んできたアリアナ・グランデの「The Way」。ラッパーのマック・ミラーがフィーチャリングされています。アリアナ・グランデ、知っている人は知っている。あの人気TVドラマ『Victorious』でキャット・バレンタイン役で出演している19歳の女優です。1993年6月26日生まれ。フロリダ出身で15歳の時にブロードウェイ『13』でデビューしました。今回はこの秋に発売されるデュー・アルバムからのファースト・シングルということで、HOT100のデビュー・ソングがいきなりTOP10に初登場した新人女性アーティストは、ヤエル・ナイムの「New Soul」(2008/2/16付、9位)以来とのことです。
さて、4/1は“April Fools’ Day”とのことでビルボードはタイトルに「Fool」が入っているHOT100ヒット曲のオールタイムTOP20を発表していましたのでご紹介します。1位はちょっとどうなの?って感じですが。
20位 The Fool on the Hill / Sergio Mendes & Brasil ’66 (68/6)
19位 What Kind of Fool / Barbra Streisand & Barry Gibb (81/10)
18位 Don’t Want to Be a Fool / Luther Vandross (91/9)
17位 Foolish Little Girl / Shirelles (63/4)
16位 Everybody Plays the Fool / Aaron Neville (91/8)
15位 Nobody’s Fool / Kenny Loggins (88/8)
14位 She’s a Fool / Lesley Gore (63/5)
13位 Kissing a Fool / George Michael (88/5)
12位 (Now and Then There’s) A Fool Such as I / Elvis Presley with the Jordanaires (59/2)
11位 Why Do Fools Fall in Love / Diana Ross (81/7)
10位 Fool #1 / Brenda Lee (61/3)
9位 Everybody Plays the Fool / Main Ingredient (72/3)
8位 Chain of Fools / Aretha Franklin (68/2)
7位 Poor Little Fool / Ricky Nelson (58/1)
6位 Fooled Around and Fell in Love / Elvin Bishop (71/3)
5位 Foolish Beat / Debbie Gibson (88/1)
4位 What a Fool Believes / Doobie Brothers (79/1)
3位 Everybody’s Somebody’s Fool / Connie Francis (60/1)
2位 Foolish / Ashanti (02/1)
1位 You Were Meant For Me/Foolish Games / Jewel (97/2)
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今週のおまけです。
★今年もオルタナ・ロックの祭典、ロラパルーザが開催されます。場所はシカゴ・グラント・パークで8/2から8/4までの3日間。そして出演アーティストも発表されました。ヘッドラーナーでは、8/2がキラーズとナイン・インチ・ネイルズ、8/3がマムフォード&サンズとポスタル・サーヴィス。そして8/4がキュアとフェニックスです。総勢120組のアーティストが出演します。おもな出演は次の通りです。ヴァンパイア・ウィークエンド、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ、ルミニアーズ、ケンドリック・ラマー、ニュー・オーダー、エリック・チャーチ、スティーヴ・アオキ、エリー・グールディング、グリズリー・ベア、バンド・オブ・ホーセズ、トゥー・ドア・シネマ・クラブ、テガン&サラ、イマジン・ドラゴンズ、キャット・パワー、2チェインズ、ヴァクシンズ、アレックス・クレア、バウアー、エミリー・サンデーなど。昨年は嵐に見舞われながらも25万人以上が集まったそうです。
☆4/7にラス・ヴェガス・MGM・グランド・ガーデン・アリーナで授賞式が行われた第48回ACM(Academy Of Country Music)アワード。TV視聴は過去最高の1538万人と発表されました。総勢24組のアーティストがパフォーマンスを繰り広げました。このメンバーだけ見ても「ザ・ベストテン」状態でいいですねえ、アメリカは。カントリー・ファンにとってはたまらないアーティストたちです。名前のアルファベット順にご紹介しちゃいます。
Jason Aldean, Dierks Bentley, Garth Brooks, Luke Bryan, Kenny Chesney, Eric Church, Kelly Clarkson, Florida Georgia Line, Brantley Gilbert, Hunter Hayes, Jana Kramer, Jewel, Lady Antebellum, Miranda Lambert, Little Big Town, John Mayer, Tim McGraw, Brad Paisley, Blake Shelton, George Strait, Taylor Swift, The Band Perry, Carrie Underwood, Stevie Wonder
そしてプレゼンターが次の方々。本当に豪華です。
Gary Allan, Beth Behrs, Michael Chiklis, Sheryl Crow, Kaley Cuoco, Eli Young Band, John Fogerty, Kevin Frazier, Faith Hill, Colin Kaepernick, Tori Kelly, Miranda Lambert, LL Cool J, Scotty McCreery, Reba McEntire, Kacey Musgraves, Nancy O’Dell, Jake Owen, Willie & Korie Robertson, Shania Twain, Keith Urban, Trisha Yearwood, Chris Young
司会はルーク・ブライアンとブレイク・シェルトン。ガース・ブルックスとジョージ・ストレイトの初共演!すごいですねえ。見ることが出来た人がうらやましい。司会者が最高の賞をもらったり、もう一人の司会者の奥さんが3つも獲っちゃったり、新人の2人は婚約中だったり、いろいろありました。受賞者は以下の通りです。
Entertainer of the Year:
Luke Bryan
Male Vocalist of the Year:
Jason Aldean
Female Vocalist of the Year:
Miranda Lambert
Vocal Duo of the Year:
Thompson Square
Vocal Group of the Year:
Little Big Town
New Male Vocalist of the Year:
Brantley Gilbert
New Female Vocalist of the Year:
Jana Kramer
New Vocal Duo or Group of the Year:
Florida Georgia Line
New Artist of the Year:
Florida Georgia Line
Album of the Year:
Chief / Eric Church
Single Record of the Year:
Over You / Miranda Lambert
Song of the Year:
Over You / Miranda Lambert (Miranda Lambert, Blake Shelton, songwriters)
Songwriter of the Year:
Dallas Davidson
Video of the Year:
Tornado / Little Big Town (Producer: Iris Baker // Director: Shane Drake)
Vocal Event of the Year:
The Only Way I Know / Jason Aldean With Luke Bryan & Eric Church