佐藤直人の今週の洋楽この1曲!(第35回)
私が独断と偏見で毎週1曲ずつご紹介します。
1/12。私も54歳になってしまいました。
なんかまだまだやらなければならないこと、やりたいことがたくさんあるのになかなか思うように前へ進まない日々を過ごしています。時間だけがどんどん進んでいてちょっと焦る気持ちもありますが、それはさておき、私はこれまで結構、人に頼まれて、その人やその人のご友人などの誕生日のHOT100での1位の曲を集めて、カセット・テープやMD、そして今ではCDに入れてプレゼントしてきました。
でも自分の誕生日の週の1位の曲については今まで振り返ったことがなかったので今日はちょっと調べてみました。1/12が土曜日でない年は、その後の最初の土曜日の1位をチェックしました。
まずは1960年。生まれた年。前にも取り上げましたがジョニー・プレストンの「Running Bear」。
そして1962年がチャビー・チェッカーの「The Twist」。これはあとで触れましょう。
http://item.rakuten.co.jp/americanpie/a0115622101
1972年はドン・マクリーンの「American Pie」。これもこのコーナーで取り上げました。12歳の時の1位が今の店名ですからねえ。もちろん当時は全然知りませんでしたが。
ビートルズは2曲。66年の「I Feel Fine」と68年の「Hello Goodbye」。他に2曲あったアーティストがマドンナ、ジョージ・ハリスン、ポール・マッカートニー、マライア・キャリー、ボーイズ・トゥー・メン、マイケル・ジャクソン、バリー・マニロウ...
並べて聴いてみたいな。
これいつか自分の誕生日No.1ソング集を作らなければいけませんね。
そこでチャビー・チェッカーの「The Twist」ですが、昔この曲を手に入れるのに苦労したことを思い出しました。
チャビー・チェッカーの「The Twist」はHOT100で、唯一、1位を記録した後、一度チャートから消えて再びHOT100にチャートに戻ってきて、また1位を記録した大ヒット曲です。
最初の1位は1960年9月19日。その後11月28日の56位を最後に、一旦チャートから消えて、普通はこれで終わりなんですけど、1961年11月13日に55位に再びに登場すると、その8週間後の1月13日に1位。翌週も1位で通算3週間1位を記録しました。
年間順位では1960年が10位。1962年が9位です。1960年当時ティーンエージャーの間で大流行した“ツイスト・ダンス”が、1961年には再び大人の間で大流行して、シングルが再発売されたんです。
チャート番組を聴き始めた頃、当然この曲はリアル・タイムで聴いていませんから、関心もわかなかったんですが、記録に興味を持ち始めて、この“大記録”を知ってからは、もうこの曲を手に入れなくてはと必死で探しました。
でもなかったんですね、当時は。このレーベルは、パークウェイといって、もうひとつのカメオとともに、音源などの権利を持っている人がCD化を認めなかったんです。
そのため、まずこの曲が収録されているチャビー・チェッカーのカセットを買いました。それから次はヨーロッパ盤でCDが発売されていたのでそれを買いました。これはオリジナル・マスター・テープからの録音ではなく、LP音源からの録音、いわゆる“板おこし”なので音質は悪い。それでも欲しかった。
ようやくカメオ・パークウェイ・レーベルの音源が正式にCD化されて、チャビー・チェッカーだけでなく、タイムス、ディー・ディー・シャープ、ボビー・ライデルなどの曲が初CD化されたんです。
おそらく、この曲は私が持っている1934年からのチャートのデータを集計したらオール・タイムでNo.1でしょう。集計にはいろいろな要素が入るので、同じ順位でも今週と来週のポイントが変わるのですが。
ということで「佐藤直人の今週の洋楽この1曲!」は、チャビー・チェッカーの「The Twist」です。
Chubby Checker / Best Of Chubby Checker 1959-1963