4/26 最新全米ヒットチャート解説 / 佐藤直人の今週の洋楽この1曲!(第50回)

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4/26付。今週の全米アルバムチャートから。

 

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ついにサウンドトラック『Frozen』(『アナと雪の女王』)は、今週で10週目の第1位となりました。アニメのサウンドトラックとして、これまで1位最長が1994-95年の『The Lion King』の10週間。並びました。今週は149,000枚のセールス。1991年5月25日付から集計方法がサウンドスキャンに変わりましたが、それ以降で10週間の1位アルバムは11枚目です。そのうちサウンドトラックは4枚目。最長が『The Bodyguard』の20週間、『Titanic』16週、『The Lion King』10週です。

 

 

今週はTOP10内に4枚が初登場しました。

 

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第4位に初登場したのがクリスチャン・アルバム・チャート初登場1位のマーシーミー『Welcome To The New』。ポップでは3枚連続TOP10入りとなりました。テキサス州で1994年に結成されたクリスチャン・ロック・バンドです。インディーズで6枚のアルバムを発表した後、2001年にメジャー・デビュー。この時点でかなり人気がありました。デビュー・アルバム『Almost There』がコンテンポラリー・クリスチャン・アルバム・チャートで2位。セカンド・アルバム『Spoken For』も2位。その次の2003年の『Undone』からこのアルバムまでスタジオ・アルバムは7枚連続で第1位を続けています。

 

 

第5位はロック・アルバム・チャートで初の1位となったブラック・レーベル・ソサイアティの『Catacombs Of The Black Vatican』。オジー・オズボーンのギタリストだったザック・ワイルドを中心に1998年に結成。9枚目のスタジオ・アルバムです。TOP10は2010年の『Order Of The Black』(4位)以来2枚目です。

 
第6位に初登場したのが1987年9月11日生まれ、26歳のR&Bシンガー、SOMO(本名ジョセフ・ソマーズ・モラレス)のデビュー・アルバム『SoMo』です。2011年ごろから自らのパフォーマンスをYouTubeにアップしてじわじわと人気が広がり、2013年にリパブリック・レコードと契約しました。

 
第7位にはカントリー・シンガー、マルチナ・マクブライドの『Everlasting』が初登場。カントリー・アルバム・チャートでは5枚目のNo,1アルバムとなりました。

 
ところで、今週の2位は9位からアップしたファーレルの『G I R L』ですが、セールスは29,000枚でした。29,000枚のセールスで2位となったのは、91年5月25日から現在のサウンドスキャン集計になって以来史上最低記録です。これまでは、2011年5月14日付で2位のフー・ファイターズ『Wasting Lights』の34,000枚でした。

 

 

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32位にはリンダ・ロンシュタットの『Duets』が初登場です。この順位は90年に記録した『Cry Like A Rainstorm – Howl Like The Wind』の7位以来のハイ・ポジションです。35枚目のチャートインとなりました。このアルバムには、ドリー・パートン、エミルー・ハリス、ドン・ヘンリー、J.D.サウザー、ジェームス・テイラー、アーロン・ネヴィル、ジェームス・イングラム、ベット・ミドラー、フランク・シナトラなどとのデュエット曲が収録されています。

 

 
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4/26付。今週の全米シングルチャートから。

 

 

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今週も第1位はファーレル・ウィリアムスの「Happy」。8週連続第1位です。今週もエアプレイは2億人超の2億1750万人。ラジオ・ソングス・チャートで7週連続、デジタル・セールスでは9週連続、TOP40アダルトで4週連続、R&Bヒップホップ・ソングス・チャートで10週連続第1位です。

 
今週も1位から7位までが先週と変わらず、これで4週連続で上位7曲の順位が変わりませんでした。もちろん史上初の出来事です。上位の曲が前週と順位が変わらなかった週では、1978年8月19日付で1位のコモドアーズ「Three Times A Lady」から14位のアトランタ・リズム・セクションの「I’m Not Gonna Let It Bother Me Tonight」までが変わらなかったのが記録となっています。

 
上位は膠着状態です。2位のジョン・レジェンド「All Of Me」、3位のケイティ・ペリー・フィーチャリング・ジューシーJ「Dark Horse」、5位のイディナ・メンゼル「Let It Go」、6位のバスティル「Pompei」、そして7位のロード「Tream」が4週間同じ順位です。

 

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4位のジェイソン・デルーロ・フィーチャリング・2チェインズ「Talk Dirty」は最高位は3位ですが3/22から6週連続4位です。

 
またケイティ・ペリー・フィーチャリング・ジューシーJの「Dark Horse」は4週間1位のあと、4週間2位に留まり、そして今週まで4週間3位。

 
この辺の曲が今後の動きにもよりますが、かなり年間上位に入りそうです。

 
なお、「Talk Dirty」はメインストリームTOP40で今週初めて1位になりました。「Dark Horse」はストリーミングで8週連続第1位、「Pompei」はロック・ソングス・チャートで9週連続第1位となっております。

 

 

 

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佐藤直人の今週の洋楽この1曲!(第50回)

 
私が独断と偏見で毎週1曲ずつご紹介します。

 

 

先週ポップス・ベストテン番組を聴きだしたころのことを書きました。

 
番組を聴きだしてからしばらくして、ふと疑問に思うんですね。

 

まだ「全米TOP40」は聴いていなかった。

 
このラジオ局ではTOP3に入っているのに、こちらではTOP20にすら入ってこないとか、この局はソウル系が多いなとか、この局はアメリカのヒットチャートで流行っている曲が入ってくるなとか。

 
「全米TOP40」は聴いていませんでしたが、FM雑誌を買っていて、FMファンとか週刊FMとかですが、それでアメリカのヒットチャートは見る機会がありました。

 

 

それである日FM東京に手紙を出したんです。この曲“TBS今週のポップスベストテン”では1位、“ニッポン放送ポップスベストテン”でも1位、“文化放送東急オールジャパンポップ20”は7位まで上がったのに、“FM東京ダイアトーンポップスべストテン”ではなんで1週も入らないんですかって。

 
そうしたら、返事をいただけて、「リクエストが来ないんです」という回答と映画のチケットが2枚入っていました。

 
回答が返ってきたのはうれしかったのですが、同じ日本でそんなことってあるか?まさか、意図的にチャートを作っている?とか純真な高校生は悩んでしまったんです。

 
後から考えれば、この曲はたしか化粧品のコマーシャルで使われていてそれが「ダイアトーンポップスベストテン」の前の時間帯の番組が「コーセー歌謡ベストテン」だったので、他の会社のCMに使われている曲をかけられなかったのだろうって勝手に思いました。ちょっと寂しい気もしましたがチャートって作られている部分もあるのかなって。これは私が勝手に思ったことですが。

 
ということで「佐藤直人の今週の洋楽この1曲!」は、その時FM東京“ダイアトーンポップスベストテン”では1週もチャートインしなかったこの曲、スタイリスティックスの「16小節の恋」(Sixteen Bars)です。

 

 

こちらに収録されています。

 

Stylistics / Best Of 2

 

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スタイリスティックスのベスト盤はもう1枚あります。

 

 

Stylistics / Best

 

s_stylistics

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