’70年代初頭、アメリカ人でありながら、イギリスで人気を博したSuzi Quatro
間もなく日本でも大人気に!!
ジャンプ・スーツ!!男性を従え、本人はベースを弾きながら歌うシンプルな独自のスタイル!!
女性ロッカーが少なかった当初、後のJoan Jett等に影響を与えました。
そのSuzi姐さん、何と20年ぶりに来日公演!!
場所は新しく変わりつつある歌舞伎町広場に隣接するビルの地下1階
Shinjuku BLAZE、5月30日、月末の金曜です。
この日は、先ず日本の女性ロッカー二組が登場!!
20時を回って、BGMでRutlesがかかる中、セッティングが進んでいます。
そして、アナウンスと同時にライトダウン!!
何と自らセッティングしていた人たちがバンド・メンバー!!
ギター2人、ドラムス、キーボードの4人、ステージ右側のギター奏者は女性です。
そしてドラムのビートが響き・・・
Suzi Quatro登場!!
ジャンプ・スーツ、勿論、ベースを抱えて・・・
The Wild One♪でスタート!!
場内はほぼオール・スタンディングで、場内絶叫!!No!No!・・・拳が上がります。!!
小柄なSuzi姐さん!!お年はだいたいわかっていますが、イメージは昔のまま!!
Mama’s Boy♪が続きます。
最初から飛ばしているステージは「恋するヤング・ガール」と邦題がついていた、I May Be Too Young♪、「恋はドッキリ」の邦題の、Tear Me Apart♪
ここで挨拶!!続いては割と新しい、15 Minutes Of Fame♪
Big Countryを思わせるバグ・パイプ風のギターの音が印象的です。
そのギター奏者がアコースティック・ギターに持ちかえ、「唯一のデュエット・ヒット!!」と、勿論、Stumblin’ In♪、「メロウなふたり」という邦題がついていて、今回Chris Normanのパートはキーボード奏者が歌っていました。
一転して、48 Crash♪
コーラス部分では観客が一斉に、48 Crash!!と声高々に歌っています。
ここでややスロー・ダウンというか、「2014年はショービジネスに入って50周年!!」と言って、静かに初期の、Cat Size♪
最初はハンド・マイクで歌い、バンドが加わって盛り上がっていきます。
ここからは割と新しい、A Girl Like Me♪、同じアルバムに入っているバラード、Spotlight♪と続き・・・シンプルな、Rock Hard♪、「Goldfrappの曲だけど、自分のものにした・・・」と言って、Strict Machine♪
「’78年だったか、’79年だったか・・・後で教えて!!・・・」と言って、She’s In Love With You♪、「愛のゲーム」と邦題がついたポップなナンバーが続きました。
ステージはよりハードに!!最近のアルバムでカバーしているNeil Youngの、Rockin’ In The Free World♪、場内も大ノリの中、ここで各メンバー少しずつソロをとってのメンバー紹介、そして最後は勿論、ベースのSuzi Quatro、チョッパーでのソロも聴かせてくれ、愛嬌のある表情は’70年代のままです。
いよいよ待ってましたとばかりに、Can The Can♪
場内は大ノリ、Suziの快進撃はここから始まったのです。
そして、もう一つの特大ヒット曲、「悪魔とドライブ」で日本でも大人気の、Devil Gate Drive♪、Suziは元々アメリカ人ですが、イギリスでNo.1のこの曲も考えてみれば、ドゥー・ワップ風なコーラスが入るアメリカ的な曲ですよね。
Yeah!Yeah!
大盛り上がりでいったん引き下がりました。
バンド・メンバーはそのままで、キーボード奏者がアコースティック・ギターを奏でる中、戻ってきて、曲は「涙のヤング・ラヴ」と邦題のついた、If You Can’t Give Me Love♪、アメリカでも少しヒットしたポップなナンバー、そして日本では最後の方のヒットかもしれません。
その流れで、Johnny B.Goode♪
Go! Go!・・・大盛り上がりのまま、80分のステージは幕を閉じました。・・・
・・・
エンディングBGMとして、The DoorsのThe End♪が流れても、場内のほとんどはすぐに帰ろうとはせず、アンコールを求めていました。
ヒット曲はほとんど歌われていたのですが・・・ここにいる人たちのほとんどは’70年代にタイムスリップしていて・・・まだもう少しこの世界に浸っていたい・・・きっとそんな思いだったのでしょう。
尚、今回の日本公演はこの1回だけ、小さな会場ではありますが、オールド・ファンを中心に全国から集結していたようでした。・・・