Eaglesその他に多くの楽曲提供!!
またEagleの活動停止期間は、盟友Glenn Freyとともに多くのヒット曲を生み出したシンガーソング・ライター、Jack Tempchin!!
待望の初来日!!
・・・しかし2公演目である名古屋Tokuzo公演の前に、Glenn Freyの訃報・・・
悲しみと喪失感の中、ライヴは開催されました。
1月19日、第1部として音楽評論家翻訳家の五十嵐正先生とJackのトークショーで始まりました。
設けられた理由は、Jackのライヴではそのトークが面白いのですが英語なので、事前に多少わかっていた方がいいから、とのことだそうです。
最初はミュージカルの音楽に影響を受け、フォーク・ソングへ、音楽業界に入ったきっかけ、GlennやJackson Browneとの出会い、Peaceful Easy Feeling♪を書いた時の笑い話等・・・最後に質問のコーナーもありましたが、お客さんは敢えて、Glenn Freyに関することは避けていました。
最後にJackからのメッセージがありました。
・・・
少しの休憩の後、時刻は20時20分くらい・・・
Jackさん1人登場!!
ステージにはギターが2本、完全に1人のライヴ、椅子に腰掛け、ギターを抱え、ハーモニカを吹き
The One You Love♪でスタート!!
Glennと最初に書いた曲の一つ、今回はこのような時だけにお客さんは特別な思いで聴き入っていたと思います。
続いて「ブルースだよ・・・」
そう言って、Loneliest Piano In Town♪
彼のライヴ・アルバムにも収録、事前のトークでも話した通り、彼のルーツの一つはブルース!!
「父のことを歌った新しい歌だよ・・・」と新作に入っているRoom To Run♪が続きます。
「ラブ・ソングだよ・・・」と静かなピッキングから、やはり新作に入っているNothing With You♪、これは優しい歌です。
「Glennとの仕事は楽しかったよ、みんなでYeah!Yeah!と言ってほしい・・・」
そう言って、曲はGlennのファースト・アルバムに入っていたParty Town♪
お客さんはYeah!Yeah!とJackの指示通りですが、その部分では彼も手を上げるので、ギターから手が離れることも!!(^_^;)
ご愛嬌でしょう。
「Johnny Riversがヒットさせた・・・」
その通り、Slow Dancing♪、代表曲の一つがここに登場、場内から歓声も上がりました。
ここでエレクトリック・ギターに持ち替えたら、お客さんから
「Lightnin’ Hopkinsみたい!!・・・」との声
「彼の真似は誰にもできないよ・・・」とJack
ギターをスライドさせ、曲はライヴ・アルバムにも入っているBender♪
続いてハーモニカも吹きながら、新作収録のWhat If We Should Fall In Love Again♪、こちらも優しいラヴ・ソングです。
「お金とクスリの歌だよ・・・」
そう言って、Smuggler’s Blues♪
ギター1本だけに少し違った印象もありましたが、T.V.シリーズMiami Viceに使われたことで、Glenn自身ここから、役者にもなり、ヒットも続くのです。
静かなTrust Somebody♪をしっかり聴かせました。
「Glennとの最初の仕事だよ・・・」
そう言って、ギターを激しくカッティング!!
それに合わせて、I Found Somebody♪
場内も一斉に手拍子、サビの部分は多くのお客さんも一緒に歌っていました。
「EaglesのHell Freezes Overのために書いたカントリーの曲だよ・・・」
そう言って、The Girl From Yesterday♪
こちらも静かに聴かせました。
「今度はLong Road Out Of Edenに書いた曲・・・」
静かなギターのカッティングでSomebody♪
Eaglesが復活してからもGlennとのコラボは続いていたのです。
そして「MiamiViceから・・・」
聴き覚えのある歌詞、You Belong To The City♪
自身のライヴ・アルバムにも収録されていますが、このアコースティック・ヴァージョンも良いものです。
ライヴも終盤、「Oh!Oh!Oh!と歌ってほしい・・・」
これでお客さんは何かわかります。
そう勿論、Already Gone♪
「フォーク調のナンバーをGlennがロックンロールに変えた・・・」とトークでも言っていましたが、ここでは場内大盛り上がり、そしてやはり大方の予想通り、Peaceful Easy Feeling♪、I’m Already Standing On The Ground~♪、多くのお客さんは一緒に歌って、いったん幕となりました。
アンコールに登場!!
「Glennとの共作でまだレコーディングしていない曲があるんだ・・・」
そう言って、Privacy♪(?)
ノリのいい曲だけに新しい曲(?)にも関わらず、コーラス部分をお客さんに歌わせていました。!!
「Chris HillmanはByrdsとかで有名だけど、ブルーグラスの名主、自分のヒーローだよ、彼に書いた曲・・・」
そう言って、You Can Go Home Again♪
Jack自身、新作でもセルフ・カバーしていて、エンディングに相応しい曲、じっくり聴かせて、楽しい心温まるJack Tempchinの世界は幕となりました。!!
実はJack Tempchinさんは、Glenn Freyがもう長くは生きられないであろう覚悟はしていたようです。
とは言え今回の訃報・・・
本当に辛く悲しい、そして果てない喪失感だったと思います。
でも今回のライヴ、湿っぽいというよりはGlennとの楽曲を本当に楽しく活き活きと歌ってくれました。
そう、これが何よりのGlennへの見おくりでしょう。
Glenn自身、空の上で、きっと喜んで笑っていることでしょう。
そして改めましてJack Tempchinさんに心から感謝の意を表したいと思っています。