Slim Jim Phantom@Billboard Live Tokyo

ロカビリー・トリオとして’80年代前半、一世を風靡したStray Cats♪

日本でも大人気のBrian Setzerのことは言うまでもありませんが、他の2人もコンスタントな活動を続けています。

そんなドラマー、Slim Jim Phantom♪

やはりロカビリー・トリオにて来日公演!!

10月3日(月)Billboard Live Tokyoでのセカンド・ステージです。

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定刻21時30分となり、カーテンが閉まり、メンバー登場!!

ウッド・ベースがMark Halligan、ギターがAndrew Halligan

そしてSlim Jim Phantom!!

やや派手なジャケットでサングラスをかけています。

「セカンド・ショーにようこそ、クールなショーになるよ!!・・・」

スネア、バスタム、バスドラ、3枚のシンバルのシンプルなセットに着いて、立ったままドラミング・・・

Rumble In Brighton♪でスタート!!

Stray Cats時代のナンバーですが、Jim自らパワフルに熱唱!!彼の声はStonesのRonnie Woodに似ている気がします。

彼が力強く叩きながら、曲はC’mon Everybody♪

Eddie Cochranのあまりにも有名なナンバーだけに、C’mon Everybody!!と客席もシャウト!!

16 Tonnes♪はベースのMarkが重量感を込めて歌います。

再びJimの歌に戻って、Gene VincentのSay Mama♪

まさにロカビリー・ヒット・パレードです。!!

「今日は3人のシンガーがいるよ・・・」

曲はややハードにFlyin’ Saucers Rock & Roll♪

ここでCarl Perkinsからもらった(?)靴の話をして、Match Box♪

Markが歌うHello Josephine♪、ミディアム・テンポからハードな展開となりました。

「1981年に初めて日本に来た時、空港にまでファンが来てくれて光栄だったよ・・・新しいファンにも受け継がれているから嬉しいよ・・・」

そんなことを言って、Stray CatsのRunaway Boys♪

お馴染みのベース・ライン!!まだ立っている人は少ないものの場内は大ノリでした。

少し静まったと思いきや、曲はHoney Hush♪

Big Joe Turnerのナンバーですが、Elvis Costelloのカバーでも有名、こちらもパワフルにメンバー全員で歌っていました。

「MarkとAndrewはリバプール出身だよ!!・・・」

そう言って、BeatlesのOne After 909♪

彼らのスタイルに合っているナンバーでしょう。

続いて、It’s All Over Now♪

そういえば、Bobby Womackは生前、このBBLによく来ていました。・・・

彼らのプレイはStonesヴァージョンに近いようです。

Stray Cats時代のPlease Don’t Touch♪をパワフルにプレイして・・・

そしてお馴染みのイントロが聴こえると、場内のロカビリー・スタイルのお客さんたちがコーラスを合唱!!

Stray Cat Strut♪

まさにJimの言葉通り、Stray Catsの音楽は引き継がれているのです。

Gene VincentのHold Me, Hug Me, Rock Me♪が続き・・・

「トーキョーをロックしようぜ!!・・・」

Rock This Town♪

やはりこれ、最高潮に達し、一度メンバーはステージから去りました。

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アンコールにはメンバー1人増えて登場!!

何と1981年からの友人とのこと、彼がギターを持って歌うはRockabilly Guy♪

歌詞に東京と入れていたようです。

Jimと昔話をして

「もう1曲、ロカビリーの代表曲9曲の1つだよ!!・・・」

曲はJoe ClayのSixteen Chicks♪

歌い終え大喝采!!・・・ですが何と彼は客席に戻っていきました。

(どうも東京在住の方のようです。・・・)

「ロカビリーの王は誰か知っているか!?・・・」

客席から勿論、Elvis!!との声!!

「Don’t Be Cruel♪とか色々あるけれど、最初の方のナンバーだよ!!・・・」

That’s All Right♪

メンバーも客席に歌うよう指示!!

楽しいロカビリーの70分はこの曲にてお開きとなりました。

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まさにロカビリー・ヒット・パレード!!

好きな人にとってはたまらないステージだったのでは!!と思っています。

・・・と同時にやはりStray Catsのナンバーも!!

Brian Setzerは今も大スターですが、Stray Catsとしての活動を全くしないわけではないので今度は、またそれも期待したいと思っています。!!

余談ですが、彼(Slim Jim Phantom)は自分と同い年、終演後、少しだけ話をしましたが、いい感じに年を経ていっている気がして、自分の励みにもなり、本当に嬉しく思いました。