The Rolling Stones / 14 On Fire Japan Tour@東京ドーム(2014年3月6日(最終日))

Mick Taylorが同行して、14 On Fireと題されたツアーの一環である今回の来日公演、3月6日は日本最終日、そして「特別ゲストあり・・・」と発表されていました。

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2階スタンドまで超満員の東京ドーム!!

この日も19時近くにライトダウン!!物凄い歓声!!ほとんど総立ち!!

打楽器のBGMとともに、ステージ中央に太陽のような映像!!(14 On Fireを意味するのでしょう。!!)

アナウンスとともに、メンバー登場!!

Keithと並ぶような感じでMickも登場!!「何から!?」と思いきや・・・

ジャッジャー!とあまりにも馴染みといえるイントロ!!

Jumpin’ Jack Flash♪

代表的ライヴ・アルバム”Get Yer Ya-Ya’s Out”と同様、これで始まることで場内絶叫!!

Mick、Keith、Charlie、Ronnie、そしてファミリーと言える6人!!

Mickはいつも通りパワー全開!!、スタジャンを着たKeithの音も冴えていて、Ronnieも然り、そして何といってもCharlie、赤いTシャツを着て物凄くパワフル!!

これを待っていました。!!

「カエッテキタゾ、トーキョー!!・・・」

Mickのお馴染みの挨拶に続いて、You Got Me Roocking♪、’90年代のVoodoo Loungeからのナンバーですが、ライヴでは定番だけに、場内も一斉に、Hey! Hey!・・・

Keithのギターから、It’s Only Rock’N Roll(But I Like It)♪、Mickはアリーナ真ん中の花道を行き来、時には軽やかにスキップ!!、そしてKeith、初日今一つの調子でしたが絶好調!!ここでもソロを聴かせ、Charlieのビートに合わせ、Mickが、I Like It~♪、観客が、Only Rock’N Roll~♪、早くも一体感!!気分最高潮、お馴染みのイントロから、Tumbling Dice♪、お馴染みのアニメ映像も、Mickだけでなく、Keithもステージ端まで!!Charlieもいつも以上にロールを決めていました。・・・

ステージはやや静まり・・・Mickがスローダウンというようなことを言って・・・

She Would Never Say~♪

場内からは悲鳴のような感嘆の叫び!!、何と!!、Ruby Tuesday♪、Keithはアコースティック・ギターを奏で、2コーラス目から歌も入れます。ホーンのTim Riesの木管の音も叙情的、感動の大喝采の後、Mickはギターを持って登場、新曲、Doom And Gloom♪、まだまだ現役なのです。

さてお馴染みのリクエストでこの日選ばれたのは、Respectable♪

ここでサプライズ、「トビキリノ、スペシャルゲスト!!・・・ホテイ!!」

そう、布袋寅泰さん登場!!

(実は自分自身、スペシャル・ゲストと聞いて、Eric Claptonは日本を離れたし、日本人の中なら、David BowieやRoxy Music、さらには何とChicagoの日本公演にまでゲスト出演した布袋さんではないか!!・・・と予想はしていました。・・・)

Keith、Ronnieとノリノリのロックン・ロール・ギターを!!場内は布袋さんより年代が上の人も多かったと思いますが大盛況!!Stonesのメンバーより背が高い彼、最後はメンバーとしっかり握手を交わしてステージを後にしました。

カウベルの音から、お馴染みのギター、Honky Tonk Women♪、もう何も言うまでもないでしょう。Mickは花道を通りセンター・ステージへ、今回はKeithやRonnieも動きます。バックのボンテージの女の子とゴリラのアニメ映像もすっかりお馴染みとなりました。

ここでMickによるメンバー紹介、Lisa Fissher、Bernard Fowler、ホーンのTim Ries、そしてレジェンドといえるBobby Keys、Ian Stewartの亡き後その座についているといった感じのChuck Leavell、ベースのDaryl Jones、もうすっかりお馴染みのメンバーです。

そして、相変わらず咥えタバコも決まっているRonnie Wood、続いてCharlie Watts、Mickは花道に引っ張って行きましたが・・・途中で照れくさそうに引き返し(^_^;)Charlieらしくて微笑ましく思いました。最後は勿論、Keith!、Mickは下がり、代わって登場したのがMick Taylor!!

Keithは不敵な笑みを浮かべ、Slipping Away♪、続いて、Before They Make Me Run♪、Ronnieと並んだ2人の姿は最高!!、今回はCharlieの絶好調のドラムスがさらにパワーを与えていました。

Mickがハープを吹きながら戻り、そしてMick Taylorとのかけ合い!!曲は勿論、Midnight Rambler♪、ギター3人が並んだ姿も圧巻!!、ただこの時は、KeithとRonnieはサイドに回り、Mick Taylorに主役を明け渡し、そこがまた何とも良く思います。途中のスロー・ダウン後のブレイクでのCharlieの一撃!!いつも以上!!正直、ライヴでは退屈することもある曲ですが(苦笑)今回はいつまでも続いてほしいと思っていました。

Mick Taylorのギターの後は、メロディアスなキーボード音が奏でられ、ギターを抱えたMickが、「イッショニウタッテ!!・・・」、お馴染み、Miss You♪、コーラス部分は満場の客席も、Bobbyのサックスもいい感じです。Mickはスクリーンに映った客席の女性に

「チョーカワイイネ、アトデデンワスル!!・・・」

場内の笑いを誘い、Keithがイントロを爪弾き、Charlieのタイコ!!、Paint It Black♪、Brianのスピリットもここにあり!!といったところ、続いてKeithがお馴染みの音を、Gimme Shelter♪、War Children! It’s Just A Shot Away!~、そして「待ってました!!」と言わんばかりに、Lisaが貫禄の動きで、センターステージへ!!Rape, Murder~、Mickとの歌は彼女が一番でしょう。!!

場内は最高潮に、Keithが手を振りおろし、Start Me Up♪、観客も一斉に天井へ手を振り上げ、ここではRonnieのギターが冴えます。

ステージ上はジャングルの映像に一転、少し火も焚かれ、Sympathy For The Devil♪、マントを羽織って登場のMick、観客も一斉に、Woo! Hoo!~、この一体感、素晴らしいものがあります。

ステージが明るくなってKeithのお馴染みのイントロから、Brown Sugar♪、ほとんどの観客も一緒に歌っているよう、Bobbyのサックスはいつ聴いても感動もの!!、Yeah! Yeah!  Yeah! Woo!~、この満場の一体感のドームを狭しと動き回るMick!!、大演壇のエンディングとなりました。

・・・

アンコールまでの間にステージ両サイドに、洗足学園の合唱団の人たちが登場、勿論、You Can’t Always Get What You Want♪、Timのホルンが響き、ギターを抱えたMick登場、Mickが、You Can’t Always Get~♪、場内が一斉に、Always Get What You Want~♪、後半のアップ・テンポになる部分では合唱隊の人たちも大ノリで嬉しい気分になりました。

そして最後は、(I Can’t Get No) Satisfaction♪、アコースティック・ギターを抱えたMick Taylorも登場!!、I Can’t Get No!~、満場の会場は放心状態!!、No Satisfaction!~、いやいや大満足!!、Charlieのドラムスも狂ったように!!最後は力の限り!!といった感じで、大フィナーレとなりました。!!

メンバー勢揃い、そして4人とMick Taylorだけ、精魂尽き果たした夢のロックン・ロール・ショーは幕を閉じ、満場の東京ドームは感動と興奮のルツボと化していました。・・・

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(全て日本国内ですが)今まで10数回、Stonesを見た中で、今回が一番!!といえるようなコンサートでした。!!

正直言うと、2月26日の公演を見た時、KeithとCharlieは年をとった!!と思いました。それが・・・この日はKeithは調子を取り戻し、さらにCharlieは近年見たことのないようなノリノリのドラムス、ライヴ・アルバム”Get Yer Ya-Ya’s Out”で、Mickが「Charlieは今夜のってるぜ!!」というようなことを言っているように、StonesのライヴはCharlieによって決まる!!とも言われているくらい!!・・・この日は最高でした。!!

「これが最後の来日!?・・・」そんなことも言われていますが、いつが最後なんてことは、本当は誰にもわからないでしょう。!!そう、そこにあれば、いつも転がり続けている・・・それが、The Rolling Stonesなのです。!!