8/23 最新全米ヒットチャート解説 / 佐藤直人の今週の洋楽この1曲!(第60回)

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8/23付。今週の全米アルバムチャートから。

 

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今週の第1位は、初登場ではなく、下から上がってきて1位になったサウンドトラック『Guardians Of The Galaxy: Awesome Mix Vol. 1』です。109,000枚のセールスです。先週3位に初登場、2週で1位になりました。初登場1位でない1位は今年2枚目で、前回は1/18で1位になったサウンドトラック『Frozen』でした。昨年は4枚ありました。1年間にサウンドトラックが2枚以上1位になったのは2009年以来とのことです。この時は『Hannah Montana: The Movie』、『The Twilight Saga: New Moon』、『Michael Jackswon This Is It』の3枚が1位になっています。

 

 

今週はTOP10内に4枚が初登場しています。

 

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第2位が、出せば必ずTOP10入り、NOWナンバー・シリーズの『Now 51』です。94,000枚のセールスでした。ナンバーシリーズは51枚すべてTOP10に入っています。『Now』シリーズでは57枚目のTOP10入り。今週『NOW That’s What I Call Party Anthems 2』が20位に初登場しましたので、『Now』シリーズとしては97枚のアルバムがBILLBOARD200に入りました。100枚目誕生は時間の問題ですね。

 

第3位が1995年結成のアメリカのメタルバンド、ゴッドスマックの6枚目のアルバム『1000HP』です。ゴッドスマックは『Faceless』(2003年)、『IV』(2006年)、『Oracle』(2010年)と前作まで3枚連続で初登場1位でした。

 
第4位はアメリカ、テキサス州オースティンで1994年に結成された4人組ロックバンド、スプーンの『They Want My Soul』です。4年ぶり8枚目のアルバムです。前作『Transference』(2010年)も最高位4位でした。3枚目のTOP10入りです。

 
そして第10位にはEPですが、ヴァンプスの『Somebody To You EP』が入りました。ソロ活動をしていたジェームス・マクヴィー(1994年4月生まれ)が同じくソロで活動していたブラッドリー・シンプソン(1995年7月生まれ)をYouTubeで見つけて、フェイスブックでコンタクトをとって一緒に曲作りを始めます。その後もYouTube、フェイスブックなどがきっかけでメンバーを見つけ、YouTubeで人気を集めて昨年9月「Can We Dance」でUKデビュー。このシングルは初登場2位でした。今回のアメリカ・デビュー盤は、CDはツアー中の会場と”Justice And Claire”というCDショップのみでの販売で、今週のセールスの82%がダウンロードによるものでした。8/20までオースティン・マホーン、フィフス・ハーモニーと一緒に全米ツアーをしておりました。

 

 

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http://item.rakuten.co.jp/americanpie/lrod25423

 

今週157位に初登場したのが、ビリー・ジョー・シェイヴァーの『Long In The Tooth』というアルバムなんですが、アメリカのラジオ・ニュース番組の『Morning Edition』で紹介されたことがきっかけで初登場したようです。もっとも現在100位以下は枚数が1000枚とか3000枚とかで、ちょっと売れればエントリーしますが翌週の順位の変動も激しいです。ともかくエントリーすれば記録として残ります。このアルバムはカントリー・アルバム・チャートには19位に初登場したのですが、ビリー・ジョー・シェイヴァーにとっては、BILLBOARD200、カントリーとも初めてのチャートインでした。1939年8月16日生まれ、75歳。まだプロのギタリストとして活躍する前に働いていた工場で機械に右手を挟まれ、2本の指を失う大事故に遭いました。その後ナッシュヴィルに移ってソングライター、バックバンドとして働き始め、ウェイロン・ジェニングスに認められて、彼に曲を提供します。エルヴィス・プレスリーやクリス・クリストオファソンにも曲を提供しました。1973年にアルバム・デビューしますが、これまでチャートとは全く無縁でした。今回が23枚目のアルバムです。

 
先週37年目にしてようやくNo.1アルバムを出したとご紹介したのがトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズでしたが、こんな人もまだNo.1アルバムをもっていないというアーティストをご紹介します。(年月日)はアルバム・チャート(BILLBOARD200)に初登場した日付です。

 

David Bowie (1972/4/15), Marvin Gaye (1964/5/16), The Who (1967/5/20), Cher (1965/9/18), Sheryl Crow (1994/3/19 シェリル・クロウは最高位2位を4枚連続で記録しています), Sting (1985/7/13 最高位2位が3枚あります), Aretha Franklin (1962/11/17), Willie Nelson (1975/7/26), Tina Turner (1975/9/20), Brad Paisley (1999/10/9 最高位2位が4枚、最近のオリジナル・アルバム3枚は連続で最高位2位でした), James Taylor (1970/3/14), Dr. Dre (1993/1/2), Kiss (1974/4/20), Jewel (1996/2/17), Bob Marley (1975/11/8) …

 
こちらもまだ1位がないカルチャー・クラブですが、80年代に大活躍していたメンバー、ボーイ・ジョージ、ジョン・モス、ミッキー・クレイグ、ロイ・ヘイで再結成します。11月から全米、全英のツアーが決まりました。

 
Teen Choice Award の受賞者、作品が決まりましたのでご案内します。8/10、ロス・アンゼルスのシュライン・オーディトリアムで授賞式が行われました。いろいろなジャンルがあるのですが、音楽部門の受賞者は以下のとおりです。

 
Male Artist:  Ed Sheeran
Female Artist: Ariana Grande
Group: One Direction
Single: Female Artist: “Problem,” Ariana Grande featuring Iggy Azalea
Single: Male Artist: “Sing,” Ed Sheeran
Single: Group: “Story of My Life,” One Direction
Break-Up Song: “Story of My Life,” One Direction

 

Country Artist: Female: Taylor Swift
Country Artist: Male: Hunter Hayes
Country Group: Lady Antebellum
Country Song: “This is How We Roll,” Florida Georgia Line featuring Luke Bryan

 

Electronic Dance Music (EDM) Artist: Calvin Harris
EDM Song: “Wake Me Up,” Avicii

 

R&B/Hip-Hop Artist: Iggy Azalea
R&B/Hip-Hop Song: “Fancy,” Iggy Azalea featuring Charli XCX

 

Rock Group: Imagine Dragons
Rock Song: “Pompeii,” Bastille

 

Love Song: “You & I,” One Direction
Music Breakout Artist:  Austin Mahone
Music: Breakout Group:  5 Seconds of Summer

 

Summer Music Star: Male: Jason Derulo
Summer Music Star: Female: Demi Lovato
Summer Song: “Really Don’t Care,” Demi Lovato featuring Cher Lloyd
Summer Music Star: Group:  5 Seconds of Summer
Summer Tour: One Direction, Where We Are Tour

 

 

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8/23付。今週の全米シングルチャートから。

 

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http://item.rakuten.co.jp/americanpie/rca308135
今週も第1位はMAGIC!の「Rude」。5週目の第1位となりましたが、デジタル・セールス、ラジオ・ソングス、ストリーミング・ソングス、オンデマンドの主要4部門ですべて1位ではありませんでした。オンデマンド・チャートがスタートしたのが2012年3月24日。ストリーミング・ソングス・チャートが2013年1月26日。このHOT100のランキングの要素である部門すべてで1位じゃないのに、HOT100で1位になったのは、11回目なんです。けっこうありますね。以下のとおりです。

 

14-8-23 Rude / MAGIC!
14-2-1  Timber / Pitbull Featuring Ke$ha
14-1-25 Timber / Pitbull Featuring Ke$ha
13-6-15 Can’t Hold Us / Macklemore & Ryan Lewis Featuring Ray Dalton
13-5-11 Just Give Me A Reason / P!nk Featuring Nate Ruess
13-4-13 Thrift Shop / Macklemore & Ryan Lewis Featuring Wanz
13-4-6  Thrift Shop / Macklemore & Ryan Lewis Featuring Wanz
12-9-29 One More Night / Maroon 5
12-9-15 Whistle / Flo Rida
12-8-18 Call Me Maybe / Carly Rae Jepsen
12-8-4  Call Me Maybe / Carly Rae Jepsen

 
その反対にすべての部門で1位になったのはたった3回しかありませんでした。

 

14-6-28 Fancy / Iggy Azalea Featuring Charli XCX
13-1-5  Locked Out Of Heaven / Bruno Mars
12-4-21 We Are Young / fun. Featuring Janelle Monae

 

 

先週大記録間近とお伝えした「Fancy」イギー・アザリア・フィーチャリング・チャーリーXCXですが、ストリーミング・ソングス・チャートで今週も第1位。ということで歴代1位のマイリー・サイラスの「Wrecking Ball」と並ぶ13週連続第1位となりました。また、ラップ・ソングス・チャートでも17週連続第1位となり、歴代1位の記録まであと1週です。

 
このストリーミング・ソングス・チャート1位を狙えるのが、HOT100では28位→8位→4位と急伸している“Mトレイン”ミーガン・トレイナーの「All About That Bass」。デジタル・ソングスで2位から1位、ストリーミングでは13位から5位へ躍進しています。

 
先週の6週目の4位から今週は5位に下がったニコ&ヴィンズの「Am I Wrong」ですが、ペプシと組んだオフィシャル・ビデオを発表しました。ペプシのCMにこのビデオが使われるということで、現在ストリーミングでは13位ですが、これが加わると上位に伸びていくのでは。ちなみにUK・シングル・チャートでは52位から一気に1位になりました。ノルウェー出身のアーティストのUKチャート1位はアハの「The Sun Always Shines On TV」(1986年)以来とのことです。

 
先週いきなり6位に初登場した「Bang Bang」ジェシーJ、アリアナ・グランデ&ニッキー・ミナージュですが、今週は9位です。ニッキー・ミナージュは今週「Anaconda」が19位に初登場して、HOT100ヒットが51曲となりました。これはミッシー・エリオットの31曲を大きく引き離して女性ラッパーでは歴代1位独走中です。ラッパーとしては歴代1位のリル・ウェインの122曲から数えて、エミネムと並んで歴代7位タイ。オール・アーティストでは、マイケル・ジャクソン、ロッド・スチュワートのHOT100ヒット数と並びました。

 
35位には新曲「Love Runs Out」が23位(最高位15位)にあるワンリパブリックの「Counting Stars」(最高位2位)が入っています。今週HOT100登場週数が60週となりました。これでHOT100で60週以上ランクされた曲は全部で14曲になりました。最長は今年記録されたイマジン・ドラゴンズ「Radioactive」の87週です。

 
55位から41位に上がったのがティム・マックグロウと奥様フェイス・ヒルのデュエット「Meanwhile Back At Mama’s」です。カントリー・ソングス・チャートでは今週11位から7位に上がってTOP10に入りました。この曲でティム・マックグロウはカントリー・ソングス・チャートで50曲目のTOP10ヒットとなりました。初TOP10は1994年3月26日付で9位に入った「Indian Outlaw」です。カントリー・ソングス・チャートで50曲以上のTOP10ヒットがあるのは6人目。歴代1位はジョージ・ストレイトの86曲です。

 
6秒動画VINEで一躍スターとなったジャック・ギリンスキー&ジャック・ジョンソン(ハワイ出身のフォーク・シンガーとは同姓同名)の「Wild Life」が87位に初登場しました。ともに17歳。VINEでは420万人のフォロワーがあるそうです。R&Bヒップホップで25位、ラップ・ソングスでは16位に初登場しました。

 

 

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佐藤直人の今週の洋楽この1曲!(第60回)

 
私が独断と偏見で毎週1曲ずつご紹介します。

 

 

8月16日。

 

今週のアルバム・チャートのところでご紹介したビリー・ジョー・シェイヴァーの誕生日。

 

1958年にはマドンナもこの日に生まれました。

 

そして今年はクリスティーナ・アギレラの長女が誕生。

 

 

忘れられないのが1977年8月16日火曜日。

 

8月17日のニュースでその悲報を知りました。

 
エルヴィス・プレスリーが亡くなったのです。

 

まだ42歳。

 
初めて聴いた洋楽アルバムが、中学1年の時に父親と一緒に見に行った映画『エルビス・オン・ステージ』のサウンドトラックでした。「ポーク・サラダ・アニー」がかっこよかった。

 
1977年、私は高校3年でした。

 
東京で聴けるラジオの洋楽ヒットチャート番組すべてを毎週欠かさず聴いて、ノートにそのランキングを記録していました。

 
このニュースを聞いて、「これはとんでもないことが起きた!」と思って、そのノートに新聞の切り抜きを貼っていったのです。

 
今改めてそのノートを見ると、8/17夕刊から、8/23夕刊までエルヴィスの死に関する記事が貼ってありました。

 
朝日新聞、読売新聞、デイリースポーツ、報知新聞。

 
当時、8/17のポートランドを皮切りに11日間のコンサートが組まれていたんですね。もちろんすべてソールド・アウトでした。

 
カーター大統領は「我が国の一部をもがれた。」と追悼していました。もっとも追悼声明をすぐに出さなかったので全米からホワイトハウスに抗議の電話が殺到してのことだったようです。

 

葬儀には3万人が集まって、並んでいる最中に暑さで倒れても、回復したらまた列の後ろに並ぶといった人たちが数百人もいたそうです。

 
当時私は、湯川さんはエルヴィスの大ファンだから、8/20の全米TOP40はどうなっちゃうんだろうと思っていました。

 
その時の全米TOP40の湯川さんのコメントを録音したテープがあります。(きっと我が家のどこかに。)

 
そのヒットチャートをつけて、エルヴィスの記事を貼っていたノートに、そのテープから湯川さんのコメントの一言一句を書いていました。6ページびっしり。鉛筆で書いていました。あとでこのページが、鉛筆ですれて真っ黒にならないようにトレーシングペーパーが挟まっていました。

 
8月18日に東京国際空港特別待合室にて収録とありました。

 
間に曲をいれてくれて、「ムーディー・ブルー」、「ハートブレイク・ホテル」、「ブルー・ハワイ」、「アンド・アイ・ラブ・ユー・ソー」、「マイ・ボーイ」、「アンチェインド・メロディ」、「リトル・ダーリン」の7曲がかかりました。

 
「こんばんは、湯川れい子です。今週もまたお休みするような形になって本当にごめんなさい。エルヴィスが亡くなって、もういてもたってもいられなくなって、ファンの人たちからも是非とも私たちの代わりに湯川さんがメンフィスまで行ってくださいというようなお電話を、本当に北海道から九州までたくさんいただきまして…」

 
この収録の放送が終わると生放送で坂井さんがメンフィスに着かれた湯川さんと電話で話している模様もありました。

 
最後は「はい、来週は泣かないでしゃべれると思います。じゃあねえ。」

 
この放送を聴いて、改めてエルヴィス・プレイスリーに興味をもち、レコードをたくさん聴いた思い出があります。

 

 

ということで「佐藤直人の今週の洋楽この1曲!」は、1977年8月20日付では当時の最高位31位から47位へダウン。その後亡くなってからのオンエアとシングルのセールスでTOP40に戻って、最高位18位、ミリオンセラーとなったシングル「Way Down」です。

 

 

こちらに収録されています。

Elvis Presley / Elvis 30 #1 Hits

 

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Elvis Presley / Moody Blue

 

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